学校生活(ブログ)

にっこり 情報モラルの指導

 本日(22日)の朝の会のおいて、短時間ではありますが全学級で情報モラルの指導を行いました。
 使ったテキストは、公益財団法人「日本公衆電話会」から、生徒全員分いただいた「スマホ時代のキミたちへ ネット安全Guide book(60.52MB データ量にご注意ください)」で、本日は「ネットいじめ/同調圧力」の内容を学習しました。このテキストの良いところは、見開きの左側に解説、右側に「中学生事件簿」という若干脅し気味で、しかしどの生徒にも起こり得る具体的事例が掲載されていることです。
 本校でも、すでにいくつかのネット上でのトラブルや問題が発生し、その都度指導を行ってきています。その際、生徒に貸与したタブレットは、その使用状況を学校や教育委員会がモニタしていますので、仮に問題等が発生してもその場で指導できます。この程度の、言い換えるなら「教師の手のひらの上で起きた」問題は、むしろ実感の伴う貴重な情報モラルの指導場面と言えるかもしれません。「小さなケガをして危険予知・危険予防の力を身に付けた子供は、命に関わるような大きなケガをしにくい」これと同じです。
 一方心配なのは、生徒が各自所有しているスマホの方です。生徒が話さない限り、そこで何が起きているのか学校は知る余地もありません。その部分に対しては、各家庭で行うフィルタリングや使用制限、スマホの家庭ルール等にお任せすることになります。せめて、学校でできる「生徒たちの一人一人の意識を少しでも高めておくこと」、これだけはやっておきたいということで、今回の情報モラルの指導を行った次第です。また今後は、このような指導を定例化、日常化することも検討していきます。