学校生活(ブログ)

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笑う もう一つの母校へ

 本日(6日)の6校時、2年生が体育館に集まって写真を撮っていたので、「こんなに早く卒業アルバムの全体写真を撮るのか」と思ってのぞいてみました。すると実際は、分離元の合志中・西合志南中及び転出元の西合志中(1人在籍)への「もう一つの母校への手紙」を書くため、その手紙に添付する写真を撮っていました。
 本校が開校して、はや3ヶ月が経ちました。多くの生徒が本校での学校生活に慣れてくれていることと思いますが、中には「分離元校等の方が良かった」という思いをひそかに抱いている生徒がいるかもしれません。それを責める気持ちはなく、むしろ校長として「新設校に来て良かった」と思わせ切れていないことを申し訳なく思います。ただ、そういった生徒たちの心の機微を察知して、こういう活動を仕組む深水学年主任をはじめ2年部職員。なかなか粋なことやりますね
 社会人となれば、自分の意思に関係なく異動や転勤があるのも世の常です。「もう一つの母校」での思い出を大事にしながらも、今の居場所で踏ん張って前に進んでくれることを願っています。

戸惑う・えっ テスト返しが始まっています

 先週の木・金は中間テストでしたが、本日(5日)には、既に各クラスの授業でテスト返しが始まっています。
 1年1組の社会科の授業では、担当の町田教諭から、テストの後にどんな手続きをとって正解・不正解や点数を確認するのか、また今後に(最終的には高校入試に)活かすため、どのようなテスト後の勉強をすればよいのかなど、丁寧に説明されていました。生徒たちの〇(マル)・✕(バツ)に一喜一憂したくなる気持ちは分かりますが、なぜ〇でないのか、どこで間違ったのか、どんな勉強が足りなかったのかなどをしっかり考え、後でもう一度解き直しをしてみる。このように「テストの後を大切」にできる生徒は、今回は満足いく結果でなくても、徐々に力がついてくるものと思います。

我慢 臨時の合同帰学活

 本日(2日)の6校時終了後、臨時の合同帰学活を行いました。これは、生徒指導主事の後藤教諭の進言によるもので、今朝の出来事を受けて実施しました。
 学べる広場からローソン交差点の途中に立たれている交通指導員の方が、東門で登校指導をしている後藤教諭の所までわざわざ来られて、次のような要旨の話をされました。

 横に広がっている4人の中学生に、交通指導員の方が「横に広がらないこと、車道側はあけること」を注意し、「学校の先生から言われてないのか?」と聞いたところ、中学生は「知りません。聞いていません。」と返答した。

 交通指導員の方は、中学生にもっと素直に聞いてほしかったと残念がられていました。おそらくとても不愉快な思いにさせる返答だったのではないかと推測します。
 ローソン近くの登校時の状況については、心配をする声を多方面からいただき、このようなルール(リンク先を参照)を、全ての学級で指導してきたところです。それにもかかわらず、このような認識や態度の生徒がいることついて、私(校長)も強い危機感を持っています。中学生だけでなく、場合によっては小学生の安全をも脅かす状況と言わざるを得ません。言うまでもなく「事故は起きてからでは遅い」のです。また、私が一番初めに生徒たちにお願いした「小学生に誇れる中学生に」の真逆の行為とも言えます。「子どもたちの安全」ただその願いのために、雨の日も風の日も暑い日も寒い日も毎朝、ボランティアで立たれている指導員の皆様へ、敬意の欠片さえ感じられません。
 後藤教諭は「ハインリッヒの法則 = 1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在する」を例に生徒たちに訴えてくれました。当該生徒だけでなく、全ての生徒たちの心に響いてくれることを願っていますし、児童生徒の生命や安全に関することは、今後も躊躇なく、かつ妥協なく指導していきたいと思います。
 なおその後、当該の生徒たち(実際は5人)は自ら名乗り出てくれました。もちろん後藤教諭から厳しく指導を受けたこととは思いますが、名乗り出てくれたこと自体は偉かったと思います。

驚く・ビックリ 定期テスト(中学校)と授業参観(小学校)

 本日(2日)は、中間テストと授業参観が、同日・同時間に行われるという、世にも珍しい光景が見られました。
 小学校の先生方には、例えば中学校と同じ階の6年生については、東端の職員用階段を保護者に使っていただくことで動線を分けるなど、様々な工夫や配慮をしていただき、小学校の保護者の皆様にはそれに併せて、新型コロナ感染防止対策にもご協力いただいたので、特に大きな問題もなく両行事は行われました。むしろ校長室にいると、授業参観があっているのか分からないぐらい静かで、小学校保護者の皆様の参観マナーの良さに感心したところです。

試験 今年度初の中間テスト

 

 本日(1日)と明日(2日)、今年度初の定期テスト(中間テスト)があります。と言いますか、合志楓の森中初ですし、1年生は人生初です。実施教科は、本日が国語・理科・英語で、明日が社会・数学・保体となり、国・理・英・社・数については、熊本県立高校入試の日程と同じにしています。
 小学校では、「単元テスト」という業者テストを使うのが一般的ですが、中学校は各教科担当が自身でテスト問題を作成します。つまり、授業で学習したことが、そのままテスト問題に反映するわけで、これを専門的には「指導と評価の一体化」と言ったりもします。
 過去にこんな生徒がいませんでしたか? テスト前にガリガリ勉強をやってるように見えないのに、テストの結果が良い生徒。おそらくこんな生徒は、教師の指導からこの単元ではどの部分が大事なのか(テストに出るのか)、授業中だけで把握できていたのだと思います。そう思うと、授業は大事ですね。
 ところで、本校のある教師から面白い話を聞きました。この付近の学習塾に、各中学校の過去のテスト問題を収集して、その教師が授業を行っている学校・学級の塾生に配付して、テスト対策をさせている塾があるそうです。これっていかがなものでしょうか? 仮にそれで良い点が採れたとしても、本当の実力がついているとは言えません。それに近年、「知識偏重の学力」を是正するために文部科学省が求めている「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善の流れにも逆行しています。
 なお、すべての塾がそうではないと申し上げておきますし、実際、業績を上げている学習塾は、そのあたりも十分認識し、生徒に本来の実力を身に付けさせるプログラムで運営されているようにも思います。