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学校生活(ブログ)
ボックスティッシュカバーの作製(1年家庭)
現在、1年の家庭科では、吊り下げ型のボックスティッシュカバーを製作しています。本日(21日)の2校時には、1年2組が、テッシュの取り出し口の部分をミシンでに縫っているところでした。
本校には2人で1台の割合で最新型のミシンがあり、結構手の込んだ裁縫も可能となる環境があります。そのため、現在行われている合志市歴史資料館の「原田茂特別展(外部リンク)」に関連する三つの木の家の事業にミシンを貸し出したりもしています。
生徒たちも小学生から何回か経験していると思いますのでは、とても上手に縫っている生徒が大勢いました。このような技能を小物作り等の趣味レベルにするのか、それとも本格的なアパレル関係の職業レベルにまで高めるかはその生徒次第ですが、様々な経験をすることによって日常生活が豊かになったり、進路の選択肢が増えたりすることはよいことだと思います。
担当している小山教諭は、熊本県中学校教育研究会技術・家庭部会の主要メンバーであり、幾度となく他の教育機関からヘッドハントされそうになっている家庭科教育のエキスパートです。比較がないので分からないとは思いますが、そういう先生に指導いただいている本校の生徒たちは、実はとても恵まれていると思っています。
走れメロス(2年国語)
現在、2年生の国語では「走れメロス」の学習をしています。ご承知のとおり「走れメロス」とは、「処刑されるのを承知の上で友情を守ったメロスが、人の心を信じられない王に信頼することの尊さを悟らせる」というストーリーの 太宰 治 作の短編小説です。全教科書会社の国語教科書に採用されている名作なので、記憶に残っている人も多いのではないでしょうか?
私(校長)が見たのは、本日(20日)の2校時の2年3組の授業で、ちょうど王様が「どうか、わしも仲間に入れてくれまいか」と言ったクライマックスの場面でした。生徒たちはその時の王様の心情を思い浮かべ、意見を交換していましたが、なかなかいい意見が出ているように思いました。
ただし、ひねくれものだった私の中学生当時を思い出すと、「こんなにも心の腐った王が、そんな簡単に改心するものか」と思った記憶があります。それに、「自分はメロスのようにはなれない」とも感じていたように思います。そうは心の中で思っていても、実際に授業で発言はしませんでした。私のような生徒は「悪い生徒」と否定されるべきでしょうか? 「友情」や「信頼」が美しく尊いのは当たり前です。しかし、物事を「白」と「黒」に収斂するような学びはからは、多様性を認める感性は育たないようにも思います。
「走れメロス」という作品が、生徒たちに衝撃を与える作品であることは間違いないようです。そうでなければ、50年以上も使われる定番教材になるはずはありません。その衝撃が生徒たちの脳内を活性化し、「人間はどう生きるべきか」という生涯にわたって問い続ける命題に対する、現時点での自分の考えにつながってくれればいいなと思います。あとは生徒一人一人の「自立」と「自律」、そこに期待したいと思います。
初任者研修の研究授業(1年音楽)
本日(19日)の2校時、矢野教諭が自身が担任する1年3組の音楽の授業で、初任者研修の研究授業を行いました。初任者研修として研究授業を行うのはこれが最後となります。
教材は「赤とんぼ」。♪ ゆうや~けこやけ~の あかと~ん~ぼ~♫ 誰もがどこかで聞いたり歌ったりしたことがあるであろう、三木 露風 作詞、山田 耕筰 作曲の日本を代表する唱歌です。本来であれば、歌唱の指導として実施するものですが、新型コロナウイルス感染の拡大局面にあるため、「曲想と歌詞の内容の関わりを理解し、歌唱表現の工夫について考える」という目標の鑑賞中心の授業となりました。
矢野教諭は、ICT活用についてとても優秀です。どこが優秀かと言えば、電子黒板(デジタル教科書)やタブレットを当たり前のように自然に使っています。「スマホ世代」の教員ということもあるのかもしれませんが、もはや鉛筆やノートと同じ感覚なのです。何か特別なことをしている感じが全く無いゆえに、ICT活用がなかなか進まない学校やタブレットを授業でどう使ってよいか悩んでいる先生方の参考となる部分がたくさんあったと思います。県立教育センターや菊池教育事務所の指導主事にも見て欲しいと思うぐらいでした。
また、音楽の授業としても深まりがありました。歌詞に含まれる作者の思いを、生徒たちは自分の言葉で表現し、意見交換し合っていました。一言で言えば「切なさ」や「懐かしさ」等なのでしょうが、作者の生い立ち、時代背景、情景描写、‥‥、それらを生徒自身の生活とも重ねながら、多様でしかも結構長い文章で表現している生徒が多かったことには正直驚きました。それらの思いを込めて実際に歌ってみることができなかったのが、仕方ないことですがとても残念に思いました。
全国・九州大会への出場(空手・バドミントン)
クラブチーム(社会体育)への所属ですが、本校生徒が全国・九州大会へ出場しますのでお知らせします。
1.バドミントン
◎出場者:2年 祇園田 君
○ 第5回九州中学生バドミントン大会
期日:2月26日(土)、27日 会場:牧園アリーナ(鹿児島県霧島市)
○ 第22回全日本中学生バドミントン選手権大会
期日:3月25日(金)~27日(日) 会場:アミノバリューホール(徳島県鳴門市)
2 空手道(第16回熊本県中学生空手道新人大会〔予選大会〕を受けて)
◎出場者:1年 佐野君(個人形3位)、1年 荒木君(個人組手3位)、2年 山田さん(個人組手4位)
○ 第16回全国中学生空手道選手権大会
期日:3月28日(月)~30日(水) 会場:京都市体育館 (京都府京都市)
出場者の生徒たちには、熊本県の代表として、また合志楓の森中生徒としての誇りを持って思い切り競技をしてきてほしいと思います。本校の教職員、他の生徒とともに応援しています。
なお、大会当日頃の新型コロナウイルスの感染状況にもよりますが、大会が終了した帰熊後の数日間の行動については、配慮をお願いすることとしています。
ポップを作成しよう(1年国語)
現在、1年生の国語では「ポップ」を作成する授業をしています。「ポップ」とは、身近な所で言うとスーパーマーケットなどで商品を分かりやすく紹介しているカードのことです。
本日(18日)の1校時、1年3組ではお奨めの本を紹介するポップを完成させているところでした。伝えたいことがたくさんあると、どうしても文章を長く書いてしまいがちですが、「ここは!!」というポイントを短く、目に飛び込みやすい(いわゆる「キャッチーな」)言葉を使い、しかも分かりやすい文章で伝えなければなりません。さらに、本の紹介の場合は「ネタばらし」にならないよう注意も必要です。生徒たちは友達の作品を参考にしたり、意見を交換しながら楽しそうに活動していました。
余談ですが、同時間に他のクラスも見て回っていると、ほとんどの授業で電子黒板(デジタル教科書)やタブレットを活用する「デジタルな」活動が行われていました。この国語の授業のような「アナログな」活動を見ると、そちらの方につい飛びつきたくなる校長でした。
学校情報化認定校
(~ 2027年3月31日)
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 | 校長 髙田 幸伸 |
運用担当者 | 教員業務支援員 森 李佳 |
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