学校生活(ブログ)

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笑う ストレスに上手に付き合いましょう

 本日(9日)の「楓の森の舎窓から」でも触れていますが、3階の西側ギャラリー(展示スペース)のガラスには、「リフレーミングカード」が掲示されています。これは、本校の 橋爪 養護教諭(保健主事)が大本を作成されたもので、坂井 教諭(特別支援教育コーディネーター)により掲示していただきました。また、橋爪 養護教諭は、前任の小学校で小学生版も作られており、それが小学校の 山下 養護教諭に提供され、小学校の保健室前にも掲示されています。このように、校内の各担当の連携や小・中学校間の情報共有などが活発に行われていることは、学校が組織として、またチームとして機能する原動力になっているのではないかと思っています。
 ストレスへの対処については、ほけんだより(2月号)に掲載されていますので、そちらをご覧いただきたいと思いますが、私は本年最初の始業式でも述べたように(楓の誉(第1号)R3.4.16も参照)、ストレスはその人の成長にとって必ずしもマイナスではないと思っています。事実、本校には、新設校であること(途中で移籍したこと)や小・中学校が同じ校舎であることなど、他の学校にはないストレスを自分の糧にして、大きく成長してくれている生徒が大勢います。その一方、ストレス等に影響され、不登校や登校渋りの状況が見られる生徒がいることもまた事実です。そういう生徒については、関係機関との連携を図りながら、可能な限り個別に対応もしていきたいと思っています。

喜ぶ・デレ 品詞(接続詞)の学習(1年国語)

 現在、1年生の国語は「品詞」の学習をしています。国語の授業と言えば、小説や説明文の読み取り、詩歌の鑑賞などを思い浮かべる方が多いと思いますが、このような国語文法の学習を通して、修辞的なスキルを高める題材も年間計画の中に配当されています。本日(7日)の3校時、1年1組の授業を見た時は、ちょうど「接続詞」について、内田 教諭が説明している場面でした。
 タイトルは忘れましたが、私(校長)が以前、「わが子を東大に行かせる子育て」的な内容の本を読んだ時、「日常会話に『接続詞』や『副詞』を使いましょう」という内容がありました。たしかに文章と文章の間に接続詞や副詞が使えるということは、文章前後の関係が頭の中できちんと整理できているということですね。言い換えれば「論理的思考力」があるということにもなるでしょう。
 中学生ともなれば、順接(「だから」など)や逆接(「しかし」など)だけではなく、並列(「ならびに」など)、累加(「そのうえ」など)、対比・選択 (「あるいは」など)、説明・補足(「すなわち」など)、転換(「ところで」など)の接続詞も使えるようになってほしいですし、「要するに」や「ひときわ」のような副詞も、時と場合によって使えたら、「ことさら」格好いいなと思います。
 なお、例に違わず、この授業もオンライン配信されていました。本日の文法のような授業であれば、自宅からでも教室にいるのと遜色ない学習ができるのではないかと思いました。

期待・ワクワク 県学力学習状況調査の結果を活かして

 昨年12月に実施した県学力学習状況調査(県学調)の結果が、各学校に戻ってきています。
 本校では早速、各教科ごとに結果を分析し、良かった観点・領域、もう一歩だった観点・領域を洗い出し、今後の学習指導の工夫・改善に活かしていくことにしています。
 また、生徒たち一人一人には個人シートが配付されており、自分の良くできたところや頑張らなければならないところを、レーダーチャートで確認することができるようになっています。これにより生徒たちは、一目瞭然で自己診断ができ、補充すべき学習内容がある場合は、QRコードをタブレットで読み取り、表示されるフォローアップシートを使って個別に学習に取り組むことができるようになっています。(もちろん学年・各教科で弱い観点・領域がある場合は、全体でも取り組みます。)
 さらに、県学調に併せて行われた学校生活や学習習慣等に関するアンケート「i-check」の結果も、学校・学年・学級単位での分析表とともに、個人シートが配付されています。本日(7日)の3校時、2年2組では個人シートを使って担任と生徒が個別に教育相談を行っている姿が見られました。

ニヒヒ 「コラム的な話」が面白い(1年社会歴史的分野)

 現在、1年生の社会科は歴史的分野で中世の学習をしています。本日(8日)の3校時、1年4組の授業をのぞくと、南蛮文化の部分を学習していました。私が見たときは、ちょうど熊本城の「武者返し」について、町田 教諭が「コラム的な話」をされていました。こういう話は面白く(町田 教諭の話術によるものが大きいですが)、生徒たちも興味を持つので、自然に顔が上がり話に聞き入るようになります。社会科は教科の特性上、ペーパーテストを意識すれば、どうしても暗記が必要になってきます。しかし、このように興味を持って聞いた歴史的な事柄は、テスト前に詰め込んで暗記しなくても、自然に頭の中に残っているものだと思います。

興奮・ヤッター! 世界遺産への旅(2年英語)その2

 一昨日、2年生が英語で「世界遺産への旅」という学習をしていることを記事にしていましたが、本日(4日)の6校時、2年3組の英語の授業をのぞくと、出来上がったプレゼンの発表会をしていました。
 私(校長)が見た時は、ちょうど「The Statue of Liberty」のプレゼンをしてくれている生徒の場面でした。プレゼンそのものは、事前に準備したものなのでうまく発表できていましたが、面白かったのはその後の質問コーナーです。「How much wight is it?」に対して、「It’s 225t(two hundred twenty five ton).」と答えることができた質問もあるかと思えば、「What mean is the Statue of Liberty?」と聞かれたら何と答えればよいでしょう。「自由の女神とは何を意味するのでしょうか。」という意味で聞かれたのなら、さすがに中学生が英語で説明するのは難し過ぎますね。おそらく質問した生徒は、自由の女神に関する歴史的背景や文化的価値を質問したのではなく、「Statue」や「Liberty」の日本語の意味を知りたかったんだと思います。そこを察して、深見 教諭が「Statueは像」、「Libertyは自由」と助け船を出していました。ただ私は、「このような概念的な内容まで英語で話せるようになったら凄いだろうな。いずれはそこまで目指してほしいな。」とも思いました。