2019年1月の記事一覧
【前日に言われても】310131
明日は公立高校の前期選抜です。自分をしっかりアピールしてきてください。
まず、面接官に体を向けてしっかり話を聞くこと。何を聞かれているのか正確に把握すること。自分の考えをまとめること。面接官に伝わるように話すこと。結論と理由を明確にすること。丁寧な言葉で。語尾ははっきり。
集団面接の場合は、前の人の意見に賛成か反対か立場を明確にすること。賛同した時は頷き。「同じです」と単に賛成せず、さらに意見を補強できるとこはないか考え。「間違っていると思います」と単に反対せず、同意したり歩み寄ったりできる部分はないか考え。
笑顔を絶やさず。時には圧倒的な熱量で。時には氷の中に入れた銘菓「陣太鼓」のような冷静さを保って…。「アメニモマケズ」のようになってきました。
そんな、前日に言われても…。
いいえ、面接官を「友達」や「先生」に置き換えれば、中学校入学時から毎年1015時間の授業の中で「田浦中スタイル」として取り組んできたことです。
「陣太鼓」のようには、今言いました。(H)
【集中できる時間】310130
2月は公式の場で挨拶をする機会が4回(立志式、新入生説明会、PTA役員会、PTA臨時総会)あります。入学式や卒業式の式辞は別ですが、他の挨拶の原稿はA4用紙1枚以内、3分程度で話せる内容と決めています。
元NHKのアナウンサー堀尾正明さんは、「ニュースは1分10秒~1分半の長さにまとめられている。視聴者はこれ以上だと長すぎると感じ、これ以下だと物足りなく感じる。『一言お願いします。』と言われた時も、たいていの人は話が15秒や20秒で終わってしまい時間が余り過ぎたり、逆に3分、5分と長く話しすぎたりしてしまうことが多い。短すぎれば印象に残りにくいし、長すぎれば飽きられてしまう。特に長すぎるのは禁物で、悪い印象しか残さない。」と話しています。
水俣二中でお世話になったF校長先生からも、「どんな良い話でも、長い話は拷問」と教えられました。来賓・保護者・地域の皆様へのお礼の後、「私の思いはこれです。」と、ジャージを開け、中のTシャツの「完全燃焼」の文字を披露。体育大会の30秒程度の挨拶にはあっけにとられましたが、拍手喝采だったことを思い出します。(H)
【雑記】310129
〇田浦小T校長先生は、毎朝集団登校に回られています。先日、私の実家の近くを通ると、母が家の外に出ていたようです。校長先生が「お早うございます。」とあいさつをしたところ、母から「おはよう」と返ってきたとのこと。近づくと「あらっ!すみません、息子と間違いました。」しょんなか、しょんなか。児童に間違えられ、母に間違えられ、こんなところでも小中連携が進んでいます。
〇1月18日に、横綱稀勢の里が引退しました。17日の相撲を見た母が「膝に力が入っとらん。」「膝を一回ケガすればわからん。」と、手術をした自分のヒザを見ながらしみじみ語っていました。まるで親方のようです。
〇今日は小学校の持久走大会でした。最後まで頑張る姿は良いものですね。田浦中男子チームは、昭和62年度に県中体連駅伝大会で3位入賞の好成績を残しています。生徒のお父さんたちが選手だったようです。いつかはその成績を超えさせたいと思います。
〇私が高校生の時の持久走大会は16㎞のロードでした。当日はペンを数色持ち、速い人がチェックされた色を確認し、自分で手に印をつけ途中で折り返す先輩。途中にジュースを隠している先輩。最下位集団で手を繋いでゴールした先輩。その後の先輩方の無残な姿に、真面目に取り組むことの大切さを学ばせてもらいました。(H)
【黄緑、緑、深緑】310128
シャープペンシル、定規、コンパス、カッター…。ペンケースを開いた瞬間、黄緑、緑、深緑。まるでバッタ!
スマホケース、タイマー、ペン立て、ドアストッパー、ホチキス、計算機…。周りを見渡すと黄緑、緑、深緑。まるで草むら!
MA-1、カーゴパンツ、セーター…。冬場の服は戦車の色、まるでザク!
緑色の持ち物が多くなったきっかけは、5月の誕生石がエメラルドだということを知ったこと。人の意見を良く信じ、影響を受けやすい純粋な子どもでした。
持ち物の色を統一すると、無断で借りて行かれたモノ(そもそも間違っていますが)が行方不明になると言うことがなくなりました。学校のどこそこに緑色の忘れ物があると「H先生のでしょ?」と生徒が届けてくれるようになりました。(H)
【ぜんざい】310127
水俣第二中学校のホームページをよく見ています。内容構成がとても参考になります。水俣二中は教諭で8年、教頭で3年、計11年勤務し、最後の担任生活を送った思い出深い学校です。HP運用担当者のI先生とは、縁あって水俣二中と佐敷中、さらに水俣二中で勤務しました。
10年ほど前の事、PTA学年委員さんと行事の計画を立てる時、ぜんざいを作るのに小豆と砂糖をどのくらい準備すればよいか誰もわからないということがありました。「ばあちゃんに電話してみれば。」、「家庭科の先生に聞けば。」、「図書室に本はないか。」ああだこうだの中、I先生が「調べましょうか。」の一言。ぜんざいづくりもインターネット検索の時代になったと感じた瞬間でした。今ではまずネット検索となりますが、そんな頃もありました。
たぶん、私がパソコンの前で困った表情を見せていたのでしょう。「しましょうか。」、「つくっておきました。」、「設定は済ませておきました。」等々、痒いところに手が届くとはこのことです。今もパソコンのことで困ったことがあると、常にキャンペーン期間で対応をしていただいています。(H)
【鍋鍋鍋おでんおでんカレーカレー】310126
今夜の献立は鍋、明日・明後日の献立も鍋、その後、数日間はおでんが続くでしょう、日によりカレーやシチューのこともあるでしょう。冬場は献立予報士にとって、予報しやすいメニューが続きます。
私と妻で、仕事が休みの日だったり、早く帰宅したりした方が晩御飯をつくるようにしてきました。この時期に書店に行くと、変わった鍋の本が多くて参考になります。鍋の時期は調理も片付けも楽でいいですね。ところで、
問1:豆のしぼり汁を型に流し込んで(箱に納めて)作る食べ物は何でしょう?
問2:豆を発酵させて(腐らせて)作る食べ物は何でしょう。
このような聞き方をされると、もともとは豆腐が納豆で、納豆が豆腐?どこかで名前と作り方が入れ替わったのでは?と考えてしまいます。
豆腐は中国から伝わった食べ物、納豆は日本でつくられた食べ物。腐は柔らかい食べ物と言うような意味で、豆を加工して柔らかくしたものが「豆腐」、豆を納所に置いて発酵させてつくったものが「納豆」のようです。(H)
【前期選抜出願状況・私立合格発表】310125
今日の新聞に公立高校前期選抜の出願状況が掲載されました。県の平均競争率は1.75倍、本校生徒が受検する学校の中には2.70倍という学科もあります。単純に考えると、前期選抜で定員の50%の合格内定者が出ますので、現時点で競争率が2倍を超える学校は、後期選抜の定員をすでに満たす志望者がいると考えられます。後期だけ受検する人もいます。放課後の教頭先生の面接でも随分気合が入っていたようです。
また、今日は2つの私立高校の合格発表があり、高校の先生が通知書を届けに来られました。放課後、私から一人一人に結果の入った封筒を渡しました。「別室で待っている間が一番緊張した。」「封を切る時に手が震えた。」来週水曜まで私立高校の合格発表は続きます。
家族へ感謝の気持ちを伝えること。走ったり、体を鍛えたり、勉強したり、高校ですることが決まっている人は期待を裏切らないための準備を怠らないこと。これから受験する友達を支えること。後輩を育てること。他にどんなことができるでしょうか。間違ってもお祝いにスマホなどないことを信じています。
合格内定者がずんだれとったら、みんなでやかましゅうおごったくりましょう。(H)
【とつけみにゃー】310124
平成28年1月23日(土)、「なぁ~ん、そぎゃんな降らんよ。」台風や大雨は信じるのに、大雪に関してはバイアスがかかっているようです。私は用心深い方なので、前日から田浦に泊まりました。
24日(日)の天気予報は見事的中、母に「こぎゃん降ったとはいつね。」と聞くと、「田浦に嫁いできたころ降った。」との答え。田浦は50年ぶりの大雪でした。
午後には奄美大島で115年ぶり、久米島で39年ぶり、沖縄本島の名護市では観測史上初の初雪を観測しました。
雪の中、施設管理と連絡のため出勤。最初は駐車場に大の字になって跡を写真に撮ったり、先生方にラインで実況報告を行ったりと雪を楽しむ余裕があったのですが、昼頃は駐車場の雪を定規で測ると24㎝!夕方には30㎝!とつけみにゃー降り方でした。。
25日(月)は臨時休校。雪は降りやみましたが、タイヤチェーンをつけていない車が3号線をふさぎ、全く動くことができない状態。翌日は私立高校の一般入試だったため、受験票渡しに苦労しました。また、生徒玄関の水道管が破裂、水を止める栓があるはずなのですが、降り積もった雪の下。応急処置をしていただきましたが、それから1週間の断水を余儀なくされました。
26日(火)も臨時休校。私立高校の入試は無事に実施されました。大雪はやおいかん。それ以来、いつでも学校に泊まれる準備をしています。(H)
【習慣化】310123
今日は多くの私立高校で推薦・専願・特待生等の入試が行われ、先ほど受験生全員から入試完了の連絡が入りました。
ほぼ全ての入試で面接が実施されましたが、多い人で7回の面接練習に取り組んできたこともあり、「緊張したけれど、質問にはしっかり答えることができました。」という感想も聞こえてきました。
服装、ドアの開け閉め、礼儀、姿勢、言葉遣い、受け答えの仕方、一つ一つの問いにしっかり考え答えを出すこと等々。習慣化していれば何のことはないものです。
余談ですが、数年のうちに全員が就職面接を受けるでしょう。SNSの情報を誰もが簡単に見ることができる時代、今まで何を書き込んできたか、どんな姿であったかバレバレです。その時だけ整えても見抜かれます。
来週の合格発表の後は、2月1日に公立高校前期選抜、中旬に私立高校の一般入試、3月6日・7日の公立高校後期選抜と入試が続きます。友達が合格を決めていくと、嬉しい反面、自分は合格できるのだろうかと不安な気持ちが高まる人も出てきます。ここからが団体戦、学級力の見せどころです。(H)
【T(Teacher)・S(Student)】310122
「おくのほそ道」の授業を参観していると…。
T:「どんな俳句を知っていますか?」
S:「カエルがいっぱいいて、頑張れ!頑張れ!みたいな俳句がありましたよね!」
T:「忍者で有名なのは何県でしょう?」
S:「手裏剣!」
本人は至って真剣に、忍者並みの抜群の反応の速さで授業を賑わわせてくれました。今回だけではなく、他の授業や全校集会等の場でも進んで発言をしてくれます。とてもありがたい存在です。
カエルの俳句は、「やせ蛙負けるな一茶これにあり(小林一茶)」のこと、本人も「あぁ~」と頷いていました。忍者で有名な県は「三重県(伊賀市)」です。
授業の前には、発問に対する生徒の反応や考えを予想して流れを組み立てるのですが、生徒の発想は数段上です。初任の頃の研究授業で、冒頭で生徒からいきなり解答が出てしまい、次の展開に焦ったことを思い出します。どんな発言も端から否定しない、無碍にしない。指導者の力量が試される場面です。(H)
【諸説あります】310121
「今度『おくのほそ道』の授業をするのですが、ゲストティーチャーとして奥州藤原氏についての話をしてもらえますか。」
本校の職員はなかなか厳しい要求をしてきます。
「余裕たい。」たいていの事にはそう返事をするようにしています。
誤った情報を伝えるわけにはいかないので、本やインターネット等で調べますが、これは史実か、定説か、都市伝説かを判断するのに、授業をしていた頃の教材研究が活きます。楽しんでプレゼンテーションをつくりました。
松尾芭蕉は忍者だった。年齢から考えると1日に歩いた距離がおかしい。行った場所も幕府に目をつけられているところが多い。どうも怪しい。何といっても芭蕉は忍者の里『伊賀上野』出身だ。
義経は幼いころ過ごした鞍馬山で天狗に鍛えられ、凄い武士になった。
義経は生き延びて中国に渡り、騎馬民族を従えチンギス=ハンと呼ばれるようになった。鎌倉幕府に恨みを持っていたので、孫のフビライ=ハンに日本を攻撃させたのが『元寇』だ。
胡散臭いけど楽しい情報も沢山あります。でも紹介するときっと興味を引くだろう…。
『諸説あります。』魔法の言葉です。(H)
【ニャンだ?】310120
私の家には黒ネコの「おはぎ」と、八割れの「ふわり」という2匹のネコがいます。私が帰宅すると、「ニャアニャア」とすり寄ってきます。癒される瞬間です。
ところで、家ネコはなぜ「ニャア」と鳴くのでしょう。ネコ科のトラやライオンは「ガオー」と鳴くし、ネコと骨格が似ている犬は「ワン」と鳴きますよね。ちょっと考えてみてください。
実は、人が赤ちゃんを可愛がっているのを見て、赤ちゃんの泣き声に似せた可能性があるという説があります。「お腹がすいた。」とか、「撫でてくれ。」とか、どうやったら要求が通るのかを考えた末なんですね。あくまでも説の一つです。
私は、子どもの頃にネコにひどく引っ掻かれたことがあり、ネコはあまり可愛いとは思っていませんでした。
しかし今、私の回りにはネコに関するものだらけ、モンハンのアイルーにも「おはぎ」と名付ける始末です。ぜひ、校長室にネコグッズがいくつあるか数えに来てください。
ちなみに、愛読書は「猫語大辞典」と「猫語レッスン帳」。ブログがネコ語になる日が近づいています。(H)
【笑顔が一番】310119
昨日、心の教室相談員のO先生の『息子らの姿、花に重ね』という話題が新聞に掲載されました。息子さんが26年前に旧田浦町の成人式でもらった記念品の『ツバキ』が、これまではあまり咲かなかったのに、今年は70~80の花を咲かせたという記事でした。写真も大きく載り、花とO先生のにこやかな笑顔が満開でした。
実は、1月10日付けの新聞にも少年補導員として、田浦中学校の校門にあいさつ運動に立つ写真が載りました。芦北警察署の皆さんや補導員の皆さんが正面を向かれる中、O先生のみ、ばっちり笑顔でカメラ目線でした。新聞社も写真を撮られた中で、これこそベストショットと選ばれたんだと思います。笑顔はみんなを幸せにしますね。
心の相談室では子どもたちと一緒に悩み、励まし、気合を入れ、時には保護者とも向かい合い。いつも笑顔で子どもたちと学校を支えていただく大先輩です。
O先生によると、「次はテレビデビュー」だそうです。(H)
【アジフライ】310118
4時間目、廊下にとてもおいしそうな匂いが漂ってきました。今日、1年生は調理実習でアジフライづくりに挑戦、校長室にも料理が届けられました。
最初に「骨せんべい」、カリっと揚げられ、塩味も効いてとても美味しくいただきました。カルシウムが吸収され、ストレスが解消されました。
次に「アジフライ」、教科書の見本では綺麗に開いて、三角形の美しいフォルムが見られますが、たぶん、あえてバラバラにして、二口程度で食べられる大きさにする工夫が見受けられました。オリジナリティがありました。衣もは薄く、サクサクとした食感がありました。あえて、黄身をゴロゴロと残したタルタルソースと相まって、こちらもおいしくいただきました。
最後に「ミニトマト」、良く熟しており、甘さがありました。たぶん、切り口を少しつぶすことにより素材の味を感じられるようにしていました。
調理室は実験室の様相。楽しくも、悪戦苦闘の調理実習だったようです。味は抜群でした。アジだけに。
ぜひご家庭でもチャレンジさせてください。(H)
【天災は忘れられたる頃来る】310117
手元に色あせた平成7年の明日の新聞があります。1面のトップは『死者1456名』『阪神で直下型大地震』『震度6・M7.2』、開くと横倒しになった阪神高速道路の高架の写真。被害の凄まじさが記録されています。
午前5時46分頃発生、出勤前に見た朝早くのニュースでは、「地震があったんだなぁ」というレベルの理解でしたが、時間がたつにつれ、どんどん被害状況が分かってきました。関西方面に住む親戚の無事に一安心したことを覚えています。
昨日は田浦小学校のY先生の授業を参観しました。めあては「大きな地震が起きた時、放送局はどのようにして情報を伝えているのだろうか。」授業の冒頭で、緊急地震速報から始まる東日本大震災と熊本地震のニュース映像が流されました。授業を通して、子どもたちは、阪神・淡路大震災の教訓がその後の災害の報道にどう生かされたかについて考えることができていました。
『天災は忘れられたる頃来る』防災科学を語るときに、寺田寅彦氏(科学者で随筆家、熊本にあった第五高等学校在学時代は夏目漱石の生徒)が、しばしば口にした言葉です。(H)
【レンガ積み(イソップ寓話)】310116
旅人が、とても辛そうな顔をしてレンガを積んでいる一人の男に出会いました。「ここでいったい何をしているのですか?」と尋ねると、
「見ればわかるだろう。暑い日も寒い日も、風の強い日も、来る日も来る日も、朝から晩までレンガ積みさ。腰は痛くなるし、手はこのとおり。」
「なんで、こんなことばかりしなければならないのか、楽に儲けている奴らがいっぱいいるというのに。」と答えました。
隣を見ると、先ほどの男のようには、辛そうには見えない表情でレンガを積んでいる男がいました。「ここでいったい何をしているのですか?」と尋ねると、
「大きな壁を作っているんだ。これが俺の仕事でね。この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。」と答えました。
さらに隣を見ると、活き活きと楽しそうにレンガを積んでいる男がいました。「ここでいったい何をしているのですか?」と尋ねると。
「歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ。」「ここで多くの人が祝福を受け、悲しみから救われるんだ。何て素晴らしいことだろう。」と答えました。
旅人は、その男にお礼の言葉を残して、また元気いっぱいに歩き続けました。(H)
【ちはやふる】310115
今日、校内百人一首大会を行いました。
先生方に聞くと、中二の時に八代大会と県大会で2位、小四の時は札を取りに行き、対戦相手の女の子の指を脱臼させたY先生のような強者から、「反射神経で勝負してきました。相手の目と手の動きを見ていて、相手が反応したらその下に手を入れます。」まで様々です。
知っているは「この世をば~」 …? それは藤原道長の例の歌ですね。
大会の人気札は一字決まりの「む・す・め・ふ・さ・ほ・せ」と、マンガの影響もあり「ちはやふる~」、なぜか「うかりける~」など。それらの札に狙いを定め、上の句が読まれるやいなや「ハイっ。」という声が一斉に響きました。よく練習していました。「ちはやふる~」は古今亭志ん生の演目にも有名な噺がありますので、ぜひ聞いてみてください。
私は高校生の頃のテストで全部覚えて、人吉三中勤務の時に2人の先生方と勝負するために再度覚え直しました。大会の1か月前になると、うろ覚えの札を右のポケットに入れ、覚えたら左のポケットに移すということを繰り返し、片道70分の通勤中もCDをかけ…。行事にはまず先生がのぼせんばね。(H)
【家族遺産】310114
私は妹、弟、弟の4人きょうだいなのですが、下の弟とは10歳離れています。子どもの頃、私と妹が「甘やかしすぎ。」と言うと、母から「すったれは親と過ごす時間が短かけん、甘やかさんば。」と返されました。なるほどと納得させられましたが、母も子どもの頃、大岩の祖母に同じことを言ったようです。受け売りでした。
私の長男は小さい頃、唐突に「お母さんは、俺には『こうき』って言うけど、だいきには『だいちゃん』て言うよね。」
確かにその通り。子どもはちょっとした差に気付いています。普段はとても仲が良いのですが、やきもちや不満が弟に向かうことがあります。時折「こなして」いたようです。
ある日、押入れを開けると、壁にたどたどしい字で「おにいちゃんのバカ」と書かれていました。面と向かって言えない弟のささやかな抵抗です。わが家の家族遺産に登録しています。(H)
S先生は、お正月に大学生の妹さんと、高校生の弟さんにお年玉をあげてきたそうです。さすがお兄ちゃんです。
【熊日三太郎駅伝競走大会】310113
県内で最も歴史のある駅伝大会「熊日三太郎駅伝競走大会」が開催されました。田浦中からも22名が選手・サポート役として参加し、水俣市役所をスタート、芦北町役場田浦支所をゴールとする10区間40.2kmでタスキをつなぎました。
今年度から、町でチームを編成しての参加でしたが、中学生チームは芦北Aが5位、芦北Bが2位、芦北Cが3位という成績、田浦中選手では3区のCくんが区間賞を取りました。応援ありがとうございました。
毎朝の練習。もう少し、あと5分、布団が恋しい朝もあったでしょう。選手発表でサポート役を指名された日。悔しかったでしょう、走りたかったでしょう。そして今日。きつくてスピードを緩めたかった場面もあったでしょう。我慢、我慢の積み重ねが、走ることの楽しさ、仲間との信頼につながったという声も聴きました。
今夜は三太郎駅伝の頑張りを思い出しながら「いだてん」を見て過ごすこととします。
ところで、マラソンの父と呼ばれる金栗四三氏の第5回ストックホルムオリンピック大
会マラソン競技の記録は、世界最遅の『54年8か月6日5時間32分20秒3』です。
その理由は?(H)
【しょっちゅう連携】310112
昨夜は、田浦小と田浦中の先生同士の懇親会でした。9年間のスパンで「たのうらっ子」の健全育成を図るため、平成27年度から月に1回の情報交換会(教頭・教務・研究主任)と、平成28年度から年に2回の懇親会(全職員)を開いています。
その他にも、毎月1回、1週間交代で互いの授業を参観する授業参観Weekや、合同歓迎遠足、合同あいさつ運動、小学校の夏休みの学習会に中学生が教えに行く、小学校の水泳や図工、卒業式前の合唱の練習に中学校の先生が協力するなどの小中連携の取組をしょっちゅう行っています。
いろいろな取組を重ね、中学校の先生の顔をあらかじめ知った上で入学しており、今の1年生は、入学後すぐに前から中学生だったような馴染み具合でした。
田浦小のY先生は、私が水俣二中に赴任した時の中学3年生でした。当時話したことをよく覚えていてくれて、とても嬉しく思いました。16日に研究授業だそうですので、お礼に参観をしたいと思っています。
昨年末、私が小学校の授業参観に行ったところ、突然、ある児童に組み付かれ押し出されました。その児童は顔を上げると、「はっ!間違えた!」と一言。誰と間違えたのかすぐにピンときました。
いつも小学校のT校長先生としている遊びだったようです。(H)