校長ブログ「秘密の部屋」

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【ノブレス・オブリージュ】010927

 今朝、自宅のホテイアオイが今年初めての薄紫の花を咲かせていました。今日はきっと良い日です。

 昨夜は、芦北町役場で海外派遣事業報告会(カンボジアスタディ―ツアー・英国派遣事業)が開かれました。それぞれの団長の概要説明の後、グループごとに学んだこと、感じたこと、日本と外国との違い、経験をこれからどう生かしたいかということについて発表しました。両国とも日本大使館の表敬訪問をしたそうです。観光旅行ではできない経験です。

 田浦中の卒業生で、現在芦北高校3年生のHさんは両事業に参加しました。日本古美術収集家のチャップマンさんの自宅訪問では、日本刀を持たせてもらったそうです。11年間剣道をしていただけあって、凛とした姿でした。

 英国派遣事業のコ―ディネーター角田さんは、イギリスで「小さな町だけで、カンボジアに学校を造ることができるのはなぜか。すばらしいことだ。」と聞かれたそうです。これは、現在でも貴族がいるイギリスでは、「ノブレス・オブリージュ(身分の高い者には義務が伴う)」が根付いているからだろうと話されていました。

 私が最初にこの言葉を聞いたのは仮面ライダー「カブト」でした。特撮は勉強になります。(H)

 

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【I”ll be back】010926

 今日、教育研究実践論文と全国中学校長会での発表資料の送付を終え、ホワイトボードの10月中にすることリストが2つ消えました。パソコンから離れると頭も休まります。リストの中に楽しいことを1つは入れるようにしていて、今月は文化祭の作品と書いています。文化祭の作品展示会場にはキッズコーナーもつくる予定です。

 久しぶりにターミネーターシリーズを見ています。T-800が未来からやってきたのが1984年5月12日のロサンゼルス。米ソ対立による核戦争の危機が映画の背景にあったようです。作品を重ねるごとの映像技術の進化を見るのも楽しみです。昔の映画は、未来を描きながらコンピューターが古い。スマホも無ければ、パソコン本体も大きく重い。想像と現実が、互いに進んでいたりいなかったりを見比べるのも面白いことです。

 昨日、パソコン室にタブレットにもなるパソコンとiPadがそれぞれ35台入りました。芦北町の学校すべてに同様の環境が整いました。私が採用された昭和63年の4月。退職された前任の校長先生が学校に来られた時に一言。「これからはパソコンちゅうやつが学校に入ってくる。先生たちも大変なぁ。」あれから30年以上たち、黒板とチョークの授業から、ICT機器を活用した授業が通常になってきました。ずらっと並んだタブレットを見ると頭の中でターミネーターの音楽が流れました。タブレットをひっくり返しましたが「サイバーダイン社製」とは書かれていないようです。(H)

 

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【ランタナ】010925

 昨日、M先生が園芸店に立ち寄ったところ、「なんさま、あ~っか、ま~るか花」と同じ花があったそうです。写真を撮って、朝から学校で確認すると「間違いない!」ついに「ランタナ」という名前が分かりました。和名は「七変化」と言い、鮮やかな花の色がだんだん変化するという特徴があります。丈夫で育てやすい花で、特に手入れもせずほっといていますが、職員玄関周辺で元気に来校者を出迎えています。

 M先生は私に名前を教えてくれた時に「ランタンと覚えとけばよかですね。」と確認されましたが、しばらくたつと、何と覚えておけばよかったのか、肝心のヒントを忘れてしまったようです。「モリ」教頭先生が着任された時に、人に「ウラ」教頭先生と教えたことがあるらしく、「2文字でも思い出せなかったのに、4文字が思い出せるわけがない。」とのことでした。8文字もある「アメジストサージ」は今後も「なんさま、あーおか花」で行きます。

 今日は3年生の卒業アルバムの集合写真と授業風景の撮影がありました。生徒と3年部の先生は駐車場に集合し、カメラマンの「1・2・3・イェーイ!」でパチリ。早いもので、中学校生活も残り半年になりました。

 ホームページトップ画面の田浦中学校遠景はフジ写真館様からいただいたものです。田浦中の遠景が映えるベストポジションを求めて、随分回られたとのことでした。(H)

 

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【田浦中生の良さ】010924

 今日は小学生4人が、田浦小運動会のポスターを持ってきてくれました。早速、校内に掲示しました。小中連携の取組の中で顔見知りになっているので、自分の学校の子どものような感覚です。29日(日)は「曇りのち雨」の予報ですが、ポスターに描かれた天気は晴れ。きっと晴れます。

 午後は、芦北教育事務所から指導主事に来ていただき、T先生の英語の研究授業を行いました。英語で紹介文を書くと言う内容でしたが、ピクチャーカードをよく見て、気付いたことを英語で表現していました。

 指導主事から「校内研修は、子どもたちの良さをさらに伸ばすために行う。」という言葉がありました。職員からあがったのは行動面では「明るさ」、「真面目さ」、「素直さ」、「屈託のなさ」、「「メリハリがある」、「チャレンジ精神がある」など。授業中は「学習意欲がある」、「学び合いがしっかりできる」、「指示に従って活動ができる」、「男女のペアでも遠慮せず話し合いができる」など。

 田浦中卒業生の私としては、自分の事を誉められているようでこそばゆい。そう「謙虚さ」、「思慮深さ」も加えましょう。たいぎゃなこちょばいか。(H)

 

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【秋分の日】010923

 今日は祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ「秋分の日」。秋の彼岸の中日です。ラグビー日本代表が、「試合開始4時間前の食事で、選手が希望した『おはぎ』を食べて出陣した。」という記事がとても気になりました。

 赤には、災難が身に降りかからないようにする力があると信じられ、赤いあずきからつくられるおはぎ(ぼたもち)を供えることが、ご先祖様の供養と結びついたようです。

 今は年中「おはぎ」と呼ぶことが多いかと思いますが、春の彼岸の頃、「牡丹の花」に見立てたのが「牡丹餅」、変化して「ぼたもち」。秋の彼岸の頃、「萩の花」に見立て、丁寧な言い方をしたのが「おはぎ」だと言います。萩の花は見たことがあるでしょうか。よければ画像検索をしてみてください。牡丹の花はともかく、萩の花とおはぎを結びつける風流さは私にはありません。

 昔、放送されていた「まんが日本昔ばなし」には、ぼたもちが登場する話がいくつかあります。久し振りに見てみました。

『首ひねり』:菊池を旅した行商人が、一軒の民家に泊りました。疲れて眠っていると、隣の部屋から「今晩は手打ちにしようか?半殺しにしようか?」という声が聞こえてきました。

『かえるになったぼたもち』:嫁と姑が、田植えの後にぼたもちをつくって食べました。腹いっぱい食べて、残りは4つ。これを翌朝独り占めして食べようと思った姑は、「嫁の顔を見たらかえるになれ。」と言って、鍋の中に隠して寝ました。

さて、2つの話の続きは…。(H)

 

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