校長ブログ「秘密の部屋」

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【あふれる】310405

 今日で年度初めの職員会議が終わりました。午後からは始業式・入学式の準備が進んでいます。毎年のことですが、部活動に来ている生徒の一番の関心は「担任は誰か?」に尽きます。生徒の間では様々な予想がされています。職員室の座席配置や教室の設営状況など情報戦が繰り広げられています。先生方も違う席に座ったり、いろいろな情報をまことしやかに流したり、「かく乱作戦」実施中です。生徒も職員もお互いに楽しんでいます。誰が担任しても全力を尽くします。発表では拍手をよろしくお願いします。

 学校教育目標は「潤いと輝きのある学校」から、文言は少し、内容は大きく前進させ、「潤いと輝きにあふれる学校」としました。生徒会執行部は新しい学校教育目標の具体的実践である「無限大の発想で、感動と笑顔を広げる生徒会活動」もと、24名の新入生を迎える準備や、小学校との合同遠足、生徒総会に向けての準備を着々と進めています。(H)

 

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【小中合同歓迎会】310404

 今日、小中学校合同で歓迎会を開きました。平成28年度から年に2回ほど合同で懇親会を開いていましたが、学期が始まってしまうと全員が参加するのは困難でした。また、4月の段階で両学校の職員全員が顔を合わせ、協力して「田浦っ子」を育てようと言う意識を高める機会を持つことが大事だと考えていました。今回はスクールカウンセラーのO先生にも参加していただき、充実した会になりました。

 小学校はM校長先生、K先生、中学校は私、Y(旧姓:H)先生、O先生が田浦出身。M校長先生からは、「昔は小学生から中学生になるのにとてもギャップがあった。」という話を聞きました。確かに、中学校は宇宙や深海のような未知の世界でした。「中学生はみんな二人乗りをしていたので、中学生になったら二人乗りをしてよいと思っていた。」という話もされました。中学生になって、それは違反行為だということが分かったそうです。中学生の姿を小学生はしっかり観察しているんですね。

 田浦中生のみなさん、そういうことです。よろしく頼みます。(H)

 

 

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【YY、TT】310403

 今日、本年度第1回の職員会議でした。最初に転入された先生を紹介しましたが、数学のY先生は田浦中出身、中学生時代は保健体育をT前校長先生から、社会科をK先生から習ったそうです。私のいとこも同級生でした。体育のY先生、新一年生の担任だったY先生とはY高校時代の同級生。YYきょうだいです。

昨日の教科書に載っている「万葉集」の続きです。とても有名な長歌です。

天地の 分れし時ゆ 神さびて 高く貴き 駿河なる 富士の高嶺を 

天の原 振りさけ見れば 渡る日の 影も隠らひ 照る月の 光も見えず 

白雲も い行きはばかり 時じくそ 雪は降りける

語り継ぎ 言ひ継ぎ 行かむ 富士の高嶺は

その反歌

田子の浦ゆ うち出でてみれば 真白にそ 富士の高嶺に 雪は降りける (山部赤人)

 田子の浦は静岡県なのですが、昔からなぜか親しみを感じてしまいます。TTきょうだいです。(H)

 

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【万葉集】310402

「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫らす」

「平成」「令和」一文字ずつ取ると「平和」になる。なるほど。

 新元号「令和」の出典である「万葉集」が売れているようですね。1200年以上前に編纂された和歌集が簡単に手に入る。正直、こんな時ではないと沢山は売れないだろう本が絶版にならずに売られ続けている。日本は本当にすごい国だと思います。葦北水俣郡市で使っている3年生の国語の教科書には短歌8首と長歌1首、反歌1首が載っています。

 君待つと 吾が恋をれば 我が屋戸の すだれ動かし 秋の風吹く (額田王)

 近江の海 夕波千鳥 汝が鳴けば 心もしのに 古思ほゆ (柿本人麻呂)

 あしひきの 山のしづくに 妹待つと 我立ち濡れぬ 山のしづくに (大津皇子)

 吾を待つと 君が濡れけむ あしひきの 山のしづくに ならましものを(石川郎女)

 銀も 金も玉も 何せむに まされる宝 子にしかめやも (山上憶良)

 新しき 年の始めの 初春の 今朝降る雪の いやしけ吉事 (大伴家持)

 多摩川に さらす手作り さらさらに 何そこの児の ここだ愛しき (東歌)

 父母が 頭かき撫で 幸くあれて 言ひし言葉ぜ 忘れかねつる(防人歌)

 知り合いの長女の名前は「万葉」、時代が来たようです。(H)

 

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【令和】310401

 新元号「令和」が発表されました。しばらくは菅義偉官房長官が「令和」の額を持った姿が、繰り返し放送されることと思います。この後、安倍晋三内閣総理大臣の談話がある予定です。詳しい情報は新聞やテレビ、ネットなどのメディアをご覧ください。

 中学生・卒業生の皆さんは、次の(  )に言葉を入れながら読んでみてください。

 「令和」は日本で(  )番目の元号です。最初の元号は(  )皇子と(  )が中心となって、(  )年に(  )氏を打倒した「(  )の変」の後、改新の詔をもとに646年に始まった一大政治改革で有名な「(  )」です。

 現在、日本で最も長生きの方は、福岡県にお住いの田中力子(カネ)さん(116歳)ですが、(  )戦争の前の年の1903年にお生まれなので、今日で「(  )」から数えて(  )つの時代を生きることになります。凄いですね。(H)

 

 

 

 

※解答:248・中大兄・中臣鎌足・645・蘇我・乙巳(いっし・おっし)・

大化・日露・明治・4(「令和」は5月1日からですね)

 

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【平成30年度終了】310331

 201回目のブログです。担任として毎週学級通信を書いていた時もそうでしたが、自分の考えを公開する場を設定することは、生徒や学校、地域、先生方をよく(いつも)見て、良く(肯定的に)見て、欲(もっと伸ばしたい)見る機会になります。

 HPにアップする前は『3年A組』の教えのように「ぐっ、くるっ、ぱ!」です。と言いながら、内容がすっきりせず、アップしたものを修正したこともままあります。

 さて、今年度もあと数時間で終わります。赴任される先生の机上には、歓迎のカードを置き、靴箱やロッカーの名札を張り替え、新しい出勤簿とタイムカードを準備し、お迎えする準備が整いました。

 学校教育目標「潤いと輝きのある学校」T前校長先生から受け継ぎ具現化に努めてきましたが、ここ3年間で「ある」のは当たり前と職員も生徒も捉えています。「ある」の先は何でしょう。2文字ほど加えただけですが、目標を大きく前進させたいと思います。(H)

 

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【鼠経ヘルニア】310330

 10歳離れている弟が左右の鼠経ヘルニア(足の付け根付近)の手術をしました。私も10年以上前に左側の手術をしています。聞くところによると、いとこも小さいころ手術をしたようです。私の子どもたちも「自分たちもそのうち?」と少し心配していました。

 私の時は1週間ほど入院しました。手術方法の進歩3日で退院し、1週間ほど自宅で療養するようです。片方なら1日入院で済むそうで驚きです。今は改装されていますが、当時は病室の近くには洋式トイレが一つしかなく参りました。力んではいけない、重いものを持ってはいけないなどしばらくは制限がかかると思います。義妹から「小学生の子どもたちにとっては、パパのいる幸せな春休みです。」とのメールが入りました。姪のMちゃん、甥のMくんのにこやかな顔が浮かびます。

 実は、私の時は1回目の手術がうまくいかなかったようです。いつまでたっても手術の跡が痛いと気になっていました。部活の指導中も激痛が走ることがありました。どうしても痛みが取れず1年後くらいに再検査をすると、手術をやり直すことになりました。幸い2度目はうまくいったようですが、両方手術をする人もいると言うことで、次がないかと気にしています。(H)

 

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【最終出勤日】310329

 30日、31日は土・日なので、今日が今年度の最終出勤日です。

異動されるN先生が退任式の後に渡された色紙には、ほとんどの生徒から「最初は怖かったけど…。」と書かれていたそうです。その後の2年間の熱い指導が子どもたちに浸透しました。「厳しさは優しさ」の意味が理解できたようです。

 ただ、「お礼の色紙に、みんながみんな書かんでも…。」と笑いながら言っていました。最後に、学校の田んぼの草刈りをして行かれました。気付き、行動できる先生でした。

 退職されるN.N先生が来校されました。そのことを聞きつけた、今年高校を卒業した生徒たちも駆けつけてくれました。とても成長していました。「今から就職で旅立つ友達を駅まで送らないといけない。」と言いながら、ギリギリまで話をして行った生徒もいました。嬉しいですね。

 ただ、今日来校することを友達に連絡した本人は、寝坊で間に合わなかったようです。(H)

 

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【退任式】310328

 今日は退任式でした。先生方と生徒の集合写真を撮った後、アーチをつくって見送りました。その後、小学校、郵便局、交番、教育委員会、校医さん、学校歯科医さん、農協をあいさつで回りました。

 予定にはありませんでしたが、最後にお世話になった心の教室相談員のO先生の家のポピーを見に行きました。国道3号線からも見えていますが、近くで見たいと言うことでしたので連絡なしに伺わせていただきました。O先生はご不在でしたので、ご主人からお話を聞かせていただきました。「言うてされくとはうちんと、手入れは自分。」と笑いながら話されていました。手入れをされた庭一面に広がった色とりどりの花の前で集合写真を撮りました。

 事務職員のH先生は、他の先生からお昼ごはんに「道の駅の『たばくまん』で“太刀魚丼(たちうおどん)”を食べましょう。」と誘われました。H先生は「立うどん?わざわざ?田浦にも立ち食いうどんのお店があるのか?はやっているのかな?」と思ったそうです。

 最後の最後まで笑わせていただきありがとうございました。大野小学校での大勘違いを楽しみにしています。(H)

 

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【1本足打法】310327

 王貞治さんの大ファン、ご本人に言わせると単に「尊敬」しているという言葉では言い表せないという校長先生が退職して芦北水俣を立たれることになりました。どうしてもお渡ししたくて、王さんが監修した本を買いました。少し前に出版されたものですが、《永久保存版》の文字に心惹かれました。

 お渡しして帰ろうとしたのですが、しばらく読まれた後、ぜひ先に読んで欲しいと言うことでしたので一旦持ち帰りました。中には直筆の手紙や足型など、貴重な資料のレプリカがたくさん入っていましたが、一本足打法を指導された荒川博コーチの王選手専用「コーチ日誌」が目に留まりました。

「私から、2本脚打法をやれと言われて、渋々バットを振っていたと思う。一カ月たっても自分の思うようにバットが振れず、成績は芳しくなく、本当に気の毒なキャンプにしてしまった。コーチの理想を無理やり押し付けられた感じで、私自身反省しなければならないと思った。1本足のスウィングになって、王は本当に一流の打者だと感じた。スウィングそのものに風格はあるし、一分の隙が無い。足を上げて、一瞬静止した時は、静中の動で、本当に絵になる。」

 自分への反省の弁、弟子を認める言葉。自分の中学生に対する指導と照らして読みました。同時に、子どもの頃にテレビで見た、1本足打法の空気が止まるような雰囲気を思い出しました。(H)

 

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