南小国町立南小国中学校 | |
校訓『自主 礼節 健康』 |
行事
1年生防災食体験
昨日(12/12(日))1年生は、防災食体験学習を行いました。
食生活改善推進委員の方々のご指導の下で、災害時の炊飯等を行いました。
8名の推進委員の方が参加をしていていただき、休日にもかかわらず
生徒たちもたくさん参加しました。
写真は、蒸しパンを作るための小麦粉、牛乳、ココアパウダー等を袋に入れて
混ぜようとしているところです。
委員の皆様の丁寧なご指導をいただきました。
最初は、手探りだった生徒たちも、徐々に慣れていきました。
炊飯したご飯は、レトルトカレーと一緒に食しました。
災害は、ないほうがいいですが、いざという時の備えはやはり必要です。
今回の学習について、ご家庭でも話題にしていただければと思います。
活動の最後には、代表生徒によるお礼の言葉を伝えました。
食生活改善推進員の皆様には、休日にも関わらずご指導いただき、ありがとうございました。
材料の準備から段取り、そして当日の指導、片付けまで無事に終えることができました。
これからも防災意識を高めていきたいと思います。
(教頭 高田)
修学旅行1日目(広島市)
2年生修学旅行1日目の様子。
予定通り、博多駅に到着しました。
笑顔が見られ、元気そうな様子です。
これから始まる旅に気持ちの高まりが感じられます。
広島に到着しての平和学習。
ガイドさんとともにフィールドワークをしている様子です。
メモを取りながら、一生懸命に取り組んでいる様子がわかります。
事前学習を経て、現地でのフィールドワークで直接人々から話を聞き、現地を歩くことによって
さらに学びが深いものになります。
宿泊先のホテルに到着後、
「8時15分」の著者の美甘 章子(みかも あきこ) 様が
ホテルを訪れてくださり、著書に出てきた「現場」を案内していただきました。
生徒たちは、直接美甘 様に会うことができ、喜びもひとしおだったとのことです。
真剣な表情で、話を聞いています。
現地のメディアの取材も行われています。
広島から遠く離れた熊本、南小国の中学生が、一冊の本から、劇化を通して
平和学習に取り組んでいることに美甘様は、感激しておられました。
2年生の平和への思いと具体的な行動が、美甘様との出会いを引き寄せ、さらに大きな
つながりとなっていることを感じました。
美甘様、ご多用な中、日程等を調整していただきありがとうございました。
また、急な日程の変更にもご対応いたたきました旅行会社、ホテルの関係者の皆さま、心より感謝いたします。
2年生は、2日目は厳島神社を見学し山口に向かいます。 (教頭 髙田)
2年生修学旅行出発!!
本日(12/12(日))、午前7時半に、2年生が2泊3日の修学旅行に出発しました。
1日目は、広島市方面で、平知学習を中心に学習します。
先日、リモートでお話しした美甘様ともホテル到着後、実際にお会いして
現地散策をすることになっています。
保護者に皆さまには、朝暗いうちから、準備や食事、そして送迎までしていただきありがとうございました。
学校指導支援員の倉岡先生や髙宮先生、ALTの久保田先生もお子様と一緒に見送りに駆けつけていただきました。
保護者の皆さまも2泊3日、お子様から離れることはあまりないことだと思います。
心配そうに見送られている様子がとても印象的でした。
2泊3日の旅で、生徒たちがどんな経験を積み、どれほど成長してくるのか
とても楽しみです。
いよいよ出発です。
保護者の皆さまが、バスの近くに来て見送りをされています。
2年生いってらっしゃい。
(教頭 髙田)
あきらめない心、許す心
本日(12/9(木))4校時に、2年生では南中文化の日に演じた劇「8時15分」のもと
になった本の著者である美甘 章子(みかも あきこ) 様とのリモート学習会を行いました。
今回の取組は、2年部が平和学習として取り組んだ「8時15分」の取組や動画を見られて
感銘を受けられた美甘様や著書の講談社の協力のもと実現しました。
美甘様は、本来アメリカのサンディエゴで生活されているとのことです。アメリカ第8番目の都市で、人口約350万人、軍港の都市です。
そのサンディエゴで、広島のことや世界平和について考える集会を開かれているそうです。
毎年8月6日、8時15分には広島と同じように鐘を鳴らし、世界平和を訴えられています。
今回は、東京にいらっしゃるところを都合をつけていただき、リモートをしていただきました。
生徒たちは、今日のリモートを楽しみにしていると同時に、緊張感もあるようでした。
美甘様が、画面に映り、声を聞いた瞬間「わぁー」と歓声が上がりました。
話が始まった瞬間から、生徒たちは熱心にメモを取る姿が見られました。
許す心について、科学的に様々な視点で解説していかれました。
許す心について根拠をもって、話されるのでとても分かりやすく納得できるお話でした。
美甘様が国連に行った際、国連に展示されているはずのおじいさまの懐中時計が「なくなった」という事実を伝えられ、ご本人は激怒されたそうです。そして、父である進示様に、電話でその事実を伝えると「許す」との返事。
それから、多くの時間が経ち、世界中の様々な人々との出会いを通して、美甘様自身も「許す」という心持ちになったと話してくださいました。
父の進示様は、戦後アメリカに渡り、現地にたくさんの友達をつくり、76歳でサーフィンを始められた。そんな風に健康で人生を過ごすことができたのは、「許す心」を持っていたからだと話されました。
美甘様の話の中で、同情と共感の意味を話されました。
同情は、その人と同じ立場になって、感じること…。素晴らしい、楽しい、悲しい等。
共感は、立場が違っても、その人の考えや行動を受け入れて考え、行動すること。
と話してくださいました。
これは、まさに違いを受け入れることにつながると感じました。
50分という時間はあっという間に過ぎ、最後にお礼を言ってリモートは終わりました。
修学旅行1日目、宿泊するホテルが、偶然にも「8時15分」で登場する場所の近くということで
美甘様が実際に案内していただきます。何よりも貴重な体験です。
美甘様、本日はありがとうござました。(教頭 髙田)
校内人権子ども集会
本日(12/8(水))、5、6校時に後期校内人権子ども集会が行われました。
体育館に全校生徒が集まり、生徒会執行部が主催して行われました。
今回は、毎年行われている熊本県人権子ども集会は、コロナ禍でオンデマンド配信となり、
その動画を見て、生徒たちが考えたことや感じたことを意見交流していきました。
以前、熊本県人権子ども集会は、熊本城二の丸広場で行われていました。部落差別をはじめあらゆる差別をなくすために、高校生や中学生が企画・運営し、県内各地から8000人以上が参加して行われていた集会です。
最近は、場所をパークドームにかえて行われていましたが、今回は、校内で動画を見る形をとりました。
実行委員長の高校生が、自らの体験と思いを語りながら、集会の意味を語っていきました。
大会のテーマは「愛 ~なかまを愛し、自分を愛する勇気~」です。
鹿本小学校、県立宇土中学校、黒石原支援学校の3校からの発表と、県立翔陽高校の個人発表がありました。
それぞれの発表に対して、感じたことや思ったことを発表していきました。
各学校や地域で、差別をなくすための取り組みは、違いますが、差別をなくしたい、という思いは同じだと感じました。
「自分がされて嫌なことは、人にはしない。」ことはよく言われることですが
「自分がされてうれしいことを、ほかの人にする」という取り組みをしている学校がありました。
柔軟な発想だと思いました。
校長先生からは、言葉の大切さと2年生の「8時15分」の取り組みが広がりを見せていること
などを話していただきました。
最後に、集会のメッセージを確認して、集会を終えました。
生徒会執行部の皆さん、そして、全校生徒の皆さん、あたたかな時間をありがとうございました。
(教頭 高田)
、
図書券と人権の花
本日(12/6(月))、夕方役場のきよらホールで、図書券と人権の花の贈呈式が行われました。
コロナ禍で、きよら祭りや人権の花の行事等が中止となるなかで
子どもたちを少しでも励ましたい、との思いから町で企画していただきました。
各小学校と本校から代表者が贈呈式に参加しました。
本校からは、生徒会長が参加しました。
高橋町長と岩切教育長からごあいさつと感謝が述べられました。
日頃の子どもたちの頑張りを褒めていただきました。
図書券も人権の花も、町内の全児童・全生徒分を配付していただきます。
とても有難いことです。人権の花は、ひまわりの種です。
たくさんのひまわりが南小国町で咲くことを願っています。
児童・生徒を代表して、本校生徒会長がお礼の言葉を述べました。
「コロナ禍で制限の多い中でも、できることを工夫して生活してきました。これからも
様々な工夫をしながら生活していきます。」
と力強く語っていきました。
高橋町長様、岩切教育長様をはじめ、関係者の皆さま、ありがとうございました。
(教頭 髙田)
どうやったらできるのかを考える…。
本日(12/4(土))は、授業参観が行われました。
授業参観の後、全校音楽で全校合唱が行われました。
ハーモニーがとてもきれいで、各パートの声がまとまっていました。
曲の歌詞や曲調も感動的で、とても素晴らしい合唱でした。
これまでコロナ禍で、全校合唱等できませんでしたが、
現在リスクレベルが下がっており、今回の全校合唱を行うことができました。
その後、パラアスリートの山本 浩之 様、妻の山本 美也子 様をお迎えして
講演を行いました。
今回は、社会福祉協議会の協力で実現できたものです。
山本様は、若い頃の交通事故で脊髄を損傷し、下半身不随となられたとのことです。
車いすバスケットに取り組んだ後、陸上に取り組まれていること。
お子様を、相手の飲酒運転で亡くされたこと等をご夫婦で話してくださいました。
印象に残ったことばがありました。
「障がいを持っている人に対して、周りの人は、あれこれできないと思っているかもしれない が、できる、できない、は自分で決める。」
「だめだと思わずに、どうやったらできるのかを考える。1人ではできなくても、みんなで考 ればできることがある。」
などです。 本当に胸に突き刺さりました。いろいろな理由をつけて、諦めている自分に気づかされました。
いろいろあっても、前向きに生き抜く力強さに圧倒されましたし、とても刺激になりました。
帰り際に、山本様が運転されている自家用車を見せてもらいました。
アクセルやブレーキ、シフトレバー等様々な工夫がされており、運転席の中に頭を突っ込んで
仕組みを見せていただきました。
山本様、遠方からはるばるありがとうございました。
保護者の皆さまにおかれましては、厳しい寒さの中にご参加いただき心より感謝申し上げます。
(教頭 高田)
ドローン体験(1年生)
昨日(11/30(水))は、1年生は1日ドローン体験が行われました。
映像作成を仕事にされている稲田さんを中心に、同業の方3人、計4人で
1年生に、映像作成の意味やポイント、方法を丁寧にレクチャーしていただきました。
稲田さんのドローンで撮影され動画は、いくつものテレビ番組で流れているとのことです。
体育館は極寒でしたが、寒さに負けずに意欲的に活動しました。
子どもたちは、ドローン自体は小学生のときに、操作等を学んでいるとのことでした。
今回は、映像をつくるのがメインで、必要ならばドローンを使用するというものでした。
最初に、学校を紹介するために4コマの絵コンテを個人で描きました。
その後、班に分かれて学校生活のどの部分を担当するのかを話し合い、撮影担当や演者、
動画の内容等を検討していきます。
3、4校時に撮影を行い、編集作業に入っています。
ああでもない、こうでもないといいながら楽しんでいます。
スタッフの方も丁寧にアドバイスをされています。
最後に、編集した動画をみんなで見合いました。
子どもたちの考え方や作業等の飲み込みは、予想以上に早く
余裕をもって発表まで終えることができました。
発表を見終わった後に1日の感想を交流しました。
1年生は、積極的に挙手して発表していきます。
最初に個人で考えたものを、班で考えたり、修正したりして作り上げたことが
面白かったという感想を述べていました。
最後に学年代表の生徒がお礼を述べました。
このお礼の言葉も、自らの学習したことを交えながら丁寧に話していきました。
素晴らしかった。
ここまで、充実した時間を送ることができたのも、稲田さんをはじめスタッフのみなさんや教育委員会のみなさんの入念な準備があってのことだと思いました。
心より感謝申し上げます。 (教頭 高田)
全校合唱へ向けて
本日(11/26(金))、4校時に全校合唱に向けての練習が行われました。
12/4(土)に予定されている授業参観で全校合唱を行うために、全校で練習を行いました。
女声パートは、2年生教室と1年生教室で、パート練習を自主的に行っていました。
女声パートは、ソプラノとアルトです。
3学年が集まってのパート練習ですが、3年生を中心にして
まとまって取り組んでいます。
男声は、体育館で整列の確認をして、パート練習に入りました。
声変わりの時期にさしかかる生徒もおり、難しい部分もありますが一生懸命に練習しました。
曲は「あなたへ」です。指揮者と伴奏者も3年生がつとめ、早くから練習しています。
本番まで、あと1週間あまりです。
残り数回の練習を大切にして、授業参観当日、自信を持って歌い、保護者の皆さまにしっかりと思いが届くように取り組んでいきます。
(教頭 高田)
小国郷人権学習授業研究会
本日、5校時、小国郷人権教育授業研究会が2年生でオンラインで行われました。
題材は、日本で最初の人権宣言といわれた「水平社宣言」を作り上げた「全国水平社」創設者の一人である西光万吉さん(本名は、清原一隆さん)と差別をなくす運動に協力するために西光のもとを訪れた新聞記者の話です。
今回の2年生の人権学習の目的は、「差別のない、みんなが喜びを分かち合える社会をつくるために」です。
そして、学習のめあては「新聞記者は、どのような思いで水平社に加わったのだろ。」です。
まず、差別をなくすために協力を申し出た西光のもとを訪れた新聞記者の話を聞きながら、西光はその申し出を断ります。新聞記者が西光に語った内容から、その理由を考えました。
隣のクラスメイトと意見を交わしています。
積極的な会話が印象的でした。
生徒たちは、新聞記者の中にある差別心に気づき、そのおかしさを指摘していきました。
新聞記者の、差別の問題は、差別される側に問題があり、それを改善すれば世の中の同情があつまり、差別はなくなる、という考えてす。
しかし、西光と新聞記者は協力していくことになります。
その理由を、西光と新聞記者の言葉や姿勢から、生徒たちは考えていきました。
新聞記者は、弱い人、貧乏な人に同情するのは立派なことだと思っていた。しかし、やがて自分がやっていることは間違いだと気づいた、と述べていきます。
西光は、「かわいそう」という姿勢が私たちを見下している。尊敬する気持ちをもって同じ人間として見てほしいのです、という思いを持っていました。
新聞記者、西光、それぞれの立場で考え、まとめた内容を発表していきました。
新聞記者については、「間違いに気づきやりなおしたいと思った。」、「西光に共感した。、そして、差別をなくしたいと思った。」とまとめていきました。
西光については、「差別をなくしていきたい。」、「みんなに理解してほしい。」、「新聞記者が自らの姿勢を振り返り、差別をなくしたいという思いを受け入れた。」、「異なる立場や意見でも、それを受け入れていくことが差別をなくしていくことにつながる、と考えた。」などの意見が出されました。
授業のまとめでは、「相手のことをより深く知り、違いを受け入れていくことが大切だと感じた。」と発表していきました。
井島先生の差別をなくたい、そして、どうすれば差別をなくしていけるのかを生徒たちとともに考えていきたい、という思いが詰まった授業でした。
今後も、水平社の学習、そして差別をなくすための学習は続いていきます。
井島先生をはじめとする2年部の先生方、人権担当の髙宮先生、2年生のみなさん、心に響く授業をありがとうござました。
(教頭 高田)