2021年7月の記事一覧
小中合同の職員作業
本日(30日)の9:00から、小中合同で職員作業を行いました。作業は大きく2つで、西合志東小からの机・椅子の移管作業とエアコンのフィルター掃除でした。
児童生徒用の机・椅子は、小1~中3の9学年分の新品を揃えてもらっています。しかし、少人数教室等については、机・椅子が整備されていない教室があったため、現時点の応急措置として、来年度の中学校3年生分の机・椅子を使っていました。しかし、このままでは来年度困ることになるので、この夏休み中に、分離元で机・椅子に余りがある西合志東小学校から移管し、必要な教室にはそれらの机・椅子を充てて、来年度3年生分の机・椅子は本来の場所に戻すことにしました。途中から気温が上がり、大変な作業になるかと思いましたが、前半は練習を終えた陸上部の生徒たちも手伝ってくれ、思ったより早く作業が終わりました。
また、エアコンのフィルターもきれいになり、前期後半もエアコンの効きが維持できるのではと思います。
なお、今回も小学校・中学校の先生方が合同で協力しながら作業を行いました。何事も一緒に行えばコミュニケーションが生まれ、お互いの気持ちが近くなります。合志市が進めている小中一貫教育の発展・充実のためには、このような活動の積み重ねも大事だなと感じています。私(中学校長)は、軽トラの運転にかかりきりだったので、この写真は小学校の角田校長先生に撮ってもらいました。校長間の連携もバッチリです!!
夏休み中の小・中合同研修
本日(29日)、合志楓の森小学校・中学校の教職員は、終日研修の1日でした。
教育公務員特例法第19条に「教育公務員は、その職責を遂行するために、絶えず研究と修養に努めなければならない。」と定められています。つまり、教員にとって「研究と修養」つまり「研修」は職務そのものであり、教職員にとって、夏季休業中は研修の稼ぎ期でもあります。
午前中はまず、特別支援教育の研修で、菊池支援学校の職員で本校の特別支援教育コーディネーターである荷方先生から「卒業後の生活がイメージできるといま必要なことが見えてくる」と題した講話がありました。
次は、テーマ研修ということで、合志市の小中一貫教育で中学校区ごとに定めている「育ちのものさし」の合志楓の森版を策定するためのグループセッションを行いました。
午後は、合志市教育講演会ということで、今年度はオンデマンド研修で、中島教育長の「志合わせて夢実現プロジェクト」についての講話を視聴しました(約半数の職員は前日に視聴済)。豊富な内容でここに書き出しはしませんが、中島教育長もスマホ・インターネット使用のルールについては特に心配されており、この他にも保護者の皆さんにも聴いていただきたい内容がたくさんありました。
合志市長を表敬訪問(九州大会出場の空手道)
本日(29日)、県中体連大会の空手道競技で女子団体形及び女子団体組手でダブル優勝した3人が、九州大会を前に合志市長を表敬訪問しました。この表敬訪問は、合志中及び西合志南中から別競技で九州大会・全国大会に出場する選手たちと合同で行われました。
私(校長)からの選手紹介、代表で山田さんからの誓いの言葉の後、荒木合志市長から激励の言葉をいただきました。市長からは、勝つことも大事だか、この機会を通じて精神的に成長してほしい。また、オリンピックでの選手の活躍を例に、プレッシャーを楽しさに変えられるよう頑張ってきてほしいとのお言葉をいただきました。
合志市当局には、このような選手の活躍に対して様々な配慮や支援をいただいており、3人の選手には感謝の気持ちも大切にして、精一杯競技してきてほしいと改めて思いました。
なお、空手道の九州大会は、8月8日(日)に沖縄県那覇市で開催されます。大会参加に当たっては、万全の感染防止対策とともに、事後の経過観察(行動自粛)をお願いすることとしています。
黒石原区からのテント寄贈
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21日(水)の午後、黒石原区から合志楓の森小学校・中学校に贈られるテント2張の寄贈式がありました。 |
大健闘! 県中体連大会(卓球・水泳)
24日(土)、25日(日)に、熊本県中学校総合体育大会(県中体連大会)が各会場で開催されました。
水泳競技では、本校から、髙橋君、野中君、西野君(全員2年)が出場し、西野君が200背泳ぎ及び100m背泳ぎで見事、決勝に進出しました。
卓球競技では、個人女子で、松本さん(2年)がベスト16まで勝ち上がりました。
いずれも大健闘です。来年がますます楽しみになってきました。
なお、県大会の最終結果は、トップページのトピックから下に移しました。
お守り(電話相談の相談窓口)を配付しました(SOSの出し方に関する教育)
21日(水)の夏休み前集会の後に時間をとって、保健主事で養護教諭の橋爪先生から「SOSの出し方に関する教育」の一環として生徒に配付する電話相談の相談窓口を記載した「お守り」についての説明がありました。
まずはじめに、「自分を大切にしよう~ストレスへの対処~」というビデオを視聴し、その後、生徒指導部の後藤先生と上林先生が寸劇を熱演し、「お守り」を紹介してくれました。
残念ながら日本は、自殺者数がOECD加盟国の中で韓国とならぶ最高水準であり、全体に占める割合は小さいものの児童生徒の自殺も毎年度起きています。児童生徒の場合は、特に学年末・学年始めや長期休業開けに起きやすいと言われており、熊本県教育委員会も「困難な事態、強い心理的負担を受けた場合等における対処の仕方を身に付ける等のための教育(いわゆる「SOSの出し方に関する教育」)」を重視するよう、夏休みを前に学校に求めています。そこで今回、このような活動を行ったところです。
この「電話相談の相談窓口一覧」は、お守りのような形をしており、財布や手帳、筆箱などに納め、いつでも見ることができるよう工夫しています。なお、宗教上の理由等で「お守り」の印がない方がよい場合は、遠慮無く学校にお申し付けください。また、下にこのお守りの型紙のファイルを添付していますので、複数枚ほしい場合や紛失した場合などは、印刷してご使用ください。おって、お守りに記載していない相談窓口(保護者向けもあります)も添付しておりますので、併せてご活用ください。
夏休み前集会
21日(水)の1校時、体育館で夏休み前集会を行いました。合志市立小中学校では、2学期制を試行しているため終業式ではありませんが、終業式と同じように、まずは各学年及び生徒会の代表の前期前半の反省及び夏休み(今後)の抱負の発表、次いで校長講話、校歌静聴(新型コロナ対策でまだ斉唱はしていません)という流れで行いました。
代表の発表では、そのしっかりした内容もさることながら、タブレットを活用したり、NO原稿で発表したりと、「さすが合志楓の森中の生徒!!」とても感心しました。それに引き換え私(校長)は、プレゼンテーションの設定に手間取り、生徒たちを待たせてしまいました。しかし、話の内容は生徒たちにしっかり伝わってくれたのではないかと期待しています。下にプレゼンテーションのスライドを添付していますので、ご覧いただければ講話の要点がご理解いただけると思います。
菊池郡市中体連大会校内表彰式並びに県中体連大会及び NHKコン(合唱)熊本県コンクール出場者推戴式
19日(月)の帰学活後、郡市中体連の校内表彰式、並びに令和3年度熊本県中学校総合体育大会及びNHK全国学校音楽コンクール(熊本県コンクール)出場者推戴式を行いました。
県中体連の推戴式については、日程の関係で先行開催された新体操(16日)及び空手道(18日)と前後してしまいましたが、空手道については、県中体連大会の女子団体形及び女子団体組手でW優勝したので、いみじくもその表彰も行うことができました。
25日(日)に熊本市総合体育館で開催される卓球競技は2年生の松本さん、24日(土)、25日(日)に熊本市総合屋内プール(アクアドームくまもと)で開催される水泳競技は髙橋君、西野君、野中君(全員2年)が計5種目に出場します。また、音楽部のNコンは8月4日(水)に県立劇場で開催されます。
選手・出場者の紹介の後、髙橋教頭先生からの激励の言葉、次いで選手・出場者の誓いの言葉があり、最後には音楽部がリハーサルも兼ねて、当日の合唱曲を全生徒の前で披露しました。
県中体連大会 空手道競技 W優勝!!
県中体連大会空手道競技の写真を空手道の保護者の方から送っていただきましたので、少し遅れましたが掲載します。
私(校長)は、当日の午前中、会場に行って応援していましたが、個人の形については、男子・女子ともに惜しくも入賞できませんでした。午後は別の要件かあるので会場を去ったのですが、大会終了後に引率の町田教諭から、女子団体形・組手のW優勝の知らせが飛び込んできました。
要件を午前と午後入れ替えておけば、この感動的な場面に立ち会えたのにとちょっと後悔したところですが、本当に嬉しいビッグニュースでした。
NHK全国学校音楽コンクール(熊本県コンクール)へ向けて
本日(16日)の朝、体育館をのぞいてみると、音楽部の生徒たちが顧問の矢野教諭とともに、NHK全国学校音楽コンクール(熊本県コンクール)へ向けて朝練をやっていました。歌声もさることながら、指揮者にむかって「前のめり」で歌う姿、なかなかいい感じです。
実は私(校長)は、Nコン(NHK全国学校音楽コンクールの通称)ファンです。そうなったのは、東日本大震災の1年後、原発事故の影響で風評被害に苦しむ福島県郡山市の中学校PTAと、似たような経験をもつ水俣市の中学校PTAの交流の一貫で、郡山市の中学校を視察した際、Nコン合唱の強豪校、郡山第二中学校の合唱を聴いてからです。はっきり言って鳥肌が立ちました。「前のめり」な感じがガンガン伝わってきました。
本校の音楽部の合唱メンバーは15人。練習を開始してまだ3ヶ月です。熊本県コンクールの中でどのレベルにいるのか想像がつきませんが、少なくと私は、校長室に放課後、聞こえてくる歌声に癒やされています。
合志楓の森中学校では、運動部に負けないぐらい文化部にも頑張ってほしいと思います。そして「楓の森」の名にふさわしい「文化の香りがする学校」にしていく先頭に立ってくれたら嬉しいです。
完璧に整列!(みんなの玄関の靴箱)
みんなの玄関の中学生の靴箱を見ると、靴がいつもきれいに並んでいます。特に午後になると、「完璧に整列」しています(左写真)。その理由は、毎日掃除の終わりに、みんなの玄関の掃除を担当している1年生が、右の2枚の写真のように、並べ直しをしてくれるからです。
みんなの玄関は、小学生と中学生が一緒に掃除していますので、このような中学生の善良な行動は、小学生にも良い影響を与えていることは間違いありません。「小学生に誇れる中学生に!」を毎日実践し、「誇れる合志楓の森中学校」にするため、地道にそして健気に貢献している生徒が本校にたくさんいることが「校長の誇り」です。
第4回目の小中合同研修(研究テーマ研修)
本日(14日)、第4回目になる小中合同研修を行いました。
今回は、研究テーマに係る研修と言うことで、本中学校区の小中一貫教育のグランドデザインについての共通理解と今後の研究の可能性に係るグループセッション、3つの研究部会とその中のトータル7つの研究チーム分け(①学力向上、②集団づくり、③人権教育、④授業づくり、⑤タブレットの活用、⑥委員会活動等、⑦調査・集計・分析)を行いました。令和6年度(4年目)に予定されている小中一貫教育の研究発表会へ向け、「はじめの一歩」を確実に踏み出したという思いがしています。
小学校の角田校長先生からのまとめでは、「この3ヶ月で小中間の先生方の交流がずいぶん進んだ。小中学校間の文化の違いを理解し合い、合志楓の森小学校・中学校だからこそできる研究を進めてほしい」という旨のお話をいただきました。
楓の森の匠たち(技術・1年)
本日(14日)の3校時、本校舎唯一の1階にある中学校用の教室「技術室」に行ってみると、1年2組の生徒たちが木材加工をしていました。製作しているのは本棚。私(校長)も、遠い遠い昔の45年程前、全く同じ製作をした記憶があります。
日本の高度経済成長を支えたのは、まさしく技術力です。これは伝統工業だけではありません。一方で近年その衰退を危ぶむ声も聞こえます。そのような中、技術の授業を見て、「今も釘とげんのう(打撃部分の片側が平らで、片側がわずかに凸状に膨らんでいる金槌)を使っているのか?」と思いました。なぜなら、最近の大工さんは、木材の接合にはほとんどビスを使いますし、釘を使う場合でも電動釘打ち機だからです。しかし、教科書には「はじめは平らな方で打って、最後に膨らんだ方で打つ」と書いてあって、生徒たちはちゃんとその通りにやっています。その方が真っ直ぐ打てるし、木材に傷がつかないからです。「そうか! 原理や原則、知恵や工夫を学んでいるんだな!」 将来、建築関係の仕事に就いても就かなくても、生徒たちは「生きる力」につながる大事な勉強をしているんだと感じました。
オンライン教室に着席!!
本日(12日)の、5・6校時、本校の生徒は全員帰宅し、実験的に各家庭でオンライン授業を受けました。
すでにオンライン接続実験は終了しているので、今回は "Microsoft Teams” のビデオ通話機能を利用し、各学級の担任が作った「チーム」に生徒が参加する形で行いました。つまり、授業としては「学活」のようなもので、とにかくこのビデオ通話に、学級全員が同時に参加できることが、今回の目標でした。
担任の中にも、ICTの活動が得意な先生とあまり得意でない先生がいて、お互いサポートし合いながらオンライン授業を行っていました。その結果、テクニカル的に参加できなかった生徒は最終的に「0」で、「生徒のオンライン教室での着席」を全ての学級が達成しました。中には画面に映る顔の大きさが大小様々であったり、ミュート(消音)にしていないため声が聞き取りにくかったりなど、いろいろ課題はありましたが、これも今回の実験ができて分かったことです。今後、繰り返し行う中で要領は分かっていくものと思います。
今回の実験により、本校ではいつ新型コロナウイルスや自然災害等による臨時休校となっても、生徒たちに教育を保障できる環境を手に入れたと言ってよいでしょう。
なお、一部の保護者の皆様に自宅側の様子も情報提供のご協力をいただき、オンライン上での生徒たちの状況について、貴重なサンプルをいただきました。対面よりオンラインの方が、生徒たちはより自然に活発なコミュニケーションが促されるなど、ポストコロナには「対面教育とオンライン教育のハイブリットを」と唱えている文部科学省の意図の一端が垣間見えました。新しい教育の世界に一歩足を踏み入れたという感じもしています。
授業参観へのご参加、ありがとうごいました。
昨日(9日)は、今値の初めての授業参観でした。1年は4クラスとも6月から行ってきた人権学習のまとめの授業を行いました。また、2年生は各担任の担当教科の授業を行い、各教科の専門性を発揮した授業を行いました。
密を避けるため、1年を5校時、2年を6校時に、特別教室も入れながら行いましたが、ご参加いただいた保護者の皆様には、小学校の授業への配慮をいただくとともに、新型コロナウイルスへ感染防止対策にご協力いただき、誠にありがとうございました。また、雨で足元の悪い中でしたが、徒歩でのご来校にご協力いただき、1年生保護者75人、2年生保護者60人、合計135人(64%)のご参加で、保護者の皆様の学校教育への関心の高さにも併せて感謝申し上げます。
もう一つの母校へ
本日(6日)の6校時、2年生が体育館に集まって写真を撮っていたので、「こんなに早く卒業アルバムの全体写真を撮るのか」と思ってのぞいてみました。すると実際は、分離元の合志中・西合志南中及び転出元の西合志中(1人在籍)への「もう一つの母校への手紙」を書くため、その手紙に添付する写真を撮っていました。
本校が開校して、はや3ヶ月が経ちました。多くの生徒が本校での学校生活に慣れてくれていることと思いますが、中には「分離元校等の方が良かった」という思いをひそかに抱いている生徒がいるかもしれません。それを責める気持ちはなく、むしろ校長として「新設校に来て良かった」と思わせ切れていないことを申し訳なく思います。ただ、そういった生徒たちの心の機微を察知して、こういう活動を仕組む深水学年主任をはじめ2年部職員。なかなか粋なことやりますね!
社会人となれば、自分の意思に関係なく異動や転勤があるのも世の常です。「もう一つの母校」での思い出を大事にしながらも、今の居場所で踏ん張って前に進んでくれることを願っています。
テスト返しが始まっています
先週の木・金は中間テストでしたが、本日(5日)には、既に各クラスの授業でテスト返しが始まっています。
1年1組の社会科の授業では、担当の町田教諭から、テストの後にどんな手続きをとって正解・不正解や点数を確認するのか、また今後に(最終的には高校入試に)活かすため、どのようなテスト後の勉強をすればよいのかなど、丁寧に説明されていました。生徒たちの〇(マル)・✕(バツ)に一喜一憂したくなる気持ちは分かりますが、なぜ〇でないのか、どこで間違ったのか、どんな勉強が足りなかったのかなどをしっかり考え、後でもう一度解き直しをしてみる。このように「テストの後を大切」にできる生徒は、今回は満足いく結果でなくても、徐々に力がついてくるものと思います。
臨時の合同帰学活
本日(2日)の6校時終了後、臨時の合同帰学活を行いました。これは、生徒指導主事の後藤教諭の進言によるもので、今朝の出来事を受けて実施しました。
学べる広場からローソン交差点の途中に立たれている交通指導員の方が、東門で登校指導をしている後藤教諭の所までわざわざ来られて、次のような要旨の話をされました。
横に広がっている4人の中学生に、交通指導員の方が「横に広がらないこと、車道側はあけること」を注意し、「学校の先生から言われてないのか?」と聞いたところ、中学生は「知りません。聞いていません。」と返答した。
交通指導員の方は、中学生にもっと素直に聞いてほしかったと残念がられていました。おそらくとても不愉快な思いにさせる返答だったのではないかと推測します。
ローソン近くの登校時の状況については、心配をする声を多方面からいただき、このようなルール(リンク先を参照)を、全ての学級で指導してきたところです。それにもかかわらず、このような認識や態度の生徒がいることついて、私(校長)も強い危機感を持っています。中学生だけでなく、場合によっては小学生の安全をも脅かす状況と言わざるを得ません。言うまでもなく「事故は起きてからでは遅い」のです。また、私が一番初めに生徒たちにお願いした「小学生に誇れる中学生に」の真逆の行為とも言えます。「子どもたちの安全」ただその願いのために、雨の日も風の日も暑い日も寒い日も毎朝、ボランティアで立たれている指導員の皆様へ、敬意の欠片さえ感じられません。
後藤教諭は「ハインリッヒの法則 = 1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在する」を例に生徒たちに訴えてくれました。当該生徒だけでなく、全ての生徒たちの心に響いてくれることを願っていますし、児童生徒の生命や安全に関することは、今後も躊躇なく、かつ妥協なく指導していきたいと思います。
なおその後、当該の生徒たち(実際は5人)は自ら名乗り出てくれました。もちろん後藤教諭から厳しく指導を受けたこととは思いますが、名乗り出てくれたこと自体は偉かったと思います。
定期テスト(中学校)と授業参観(小学校)
本日(2日)は、中間テストと授業参観が、同日・同時間に行われるという、世にも珍しい光景が見られました。
小学校の先生方には、例えば中学校と同じ階の6年生については、東端の職員用階段を保護者に使っていただくことで動線を分けるなど、様々な工夫や配慮をしていただき、小学校の保護者の皆様にはそれに併せて、新型コロナ感染防止対策にもご協力いただいたので、特に大きな問題もなく両行事は行われました。むしろ校長室にいると、授業参観があっているのか分からないぐらい静かで、小学校保護者の皆様の参観マナーの良さに感心したところです。
今年度初の中間テスト
本日(1日)と明日(2日)、今年度初の定期テスト(中間テスト)があります。と言いますか、合志楓の森中初ですし、1年生は人生初です。実施教科は、本日が国語・理科・英語で、明日が社会・数学・保体となり、国・理・英・社・数については、熊本県立高校入試の日程と同じにしています。
小学校では、「単元テスト」という業者テストを使うのが一般的ですが、中学校は各教科担当が自身でテスト問題を作成します。つまり、授業で学習したことが、そのままテスト問題に反映するわけで、これを専門的には「指導と評価の一体化」と言ったりもします。
過去にこんな生徒がいませんでしたか? テスト前にガリガリ勉強をやってるように見えないのに、テストの結果が良い生徒。おそらくこんな生徒は、教師の指導からこの単元ではどの部分が大事なのか(テストに出るのか)、授業中だけで把握できていたのだと思います。そう思うと、授業は大事ですね。
ところで、本校のある教師から面白い話を聞きました。この付近の学習塾に、各中学校の過去のテスト問題を収集して、その教師が授業を行っている学校・学級の塾生に配付して、テスト対策をさせている塾があるそうです。これっていかがなものでしょうか? 仮にそれで良い点が採れたとしても、本当の実力がついているとは言えません。それに近年、「知識偏重の学力」を是正するために文部科学省が求めている「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善の流れにも逆行しています。
なお、すべての塾がそうではないと申し上げておきますし、実際、業績を上げている学習塾は、そのあたりも十分認識し、生徒に本来の実力を身に付けさせるプログラムで運営されているようにも思います。
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(~ 2027年3月31日)
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