学校生活(ブログ)

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笑う 頑張りは我のみの為ならず(前期の終業式)

 本日(7日)は、1校時に大掃除をした後、1校時の途中から2校時にかけて、体育館で前期の終業式を行いました。
 終業式に先立ち、表彰を行いました。以前の「学校生活(ブログ)」にも書いていますように、最近本校の部活動はとても調子がよく、たくさんの団体・個人の表彰を行いました。
 終業式では、まず各学年代表および生徒会執行部代表の生徒4人が、「前期の振り返りおよび後期へ向けた抱負」を発表してくれました。4人とも原稿やタブレットを手にはしていましたが、それを読むのではなく、自分の言葉でしっかりと発表してくれました。内容的には。特に自分の弱さや足りなかった部分にも目を向け、本音で語ってくれていたので、聞いている生徒たちにも共感できる部分がたくさんあったのではないかと思います。
 校長の話では、始めに2つの嬉しい報告をしました。その1つ目は、令和4年度熊本県教育功労(優秀教職員)表彰に本校の 光永 万美 先生が選ばれたことです。その功績として評価された一番大きな部分は、壁新聞作成を通した国語教育です。ご承知のとおり、昨年度本校から出品した壁新聞の作品は、熊日賞、最優秀賞、優秀賞(1席~3席)を受賞しました。光永 先生のご指導を受けながら、現3年生の壁新聞チームの生徒たちが頑張ってくれたことが、今回の表彰につながったのではないでしょうか。なお、この表彰は、過年度に 髙橋 教頭先生と保健室の 橋爪先生も表彰されています。
 2つめは、文部科学省が発行している「中等教育資料」という月刊誌のグラビアページに、本校で取り組んでいるプレゼン教育が紹介されることです。そこで使われる写真は、昨年度の学習発表会の様子(壁新聞「楓の軌跡」チームの発表場面)になりました。これも、生徒たちが日頃からプレゼンテーションを通じて意欲的に学習活動に取り組み、豊かで確かな力を高めてきたおかげです。「合志楓の森中学校」の知名度が、熊本県を超え全国に広がりつつあることを生徒たちに紹介しました。
 このように、本校の生徒たちは先生方とともに、様々な実績を残してきました。生徒たち一人一人の頑張りが、合志楓の森中学校の歴史と伝統を創るのに大きく貢献していることを踏まえ、私から自作の「頑張りは我のみの為ならず」という格言を生徒たちに送りました。
 生徒たちの数々の頑張りが見られる中ですが、最後にさらに頑張ってほしいこととして「英語」をあげました。TSMCの熊本県進出の動きを受け、熊本市内にインターナショナルスクールの中等部ができる予定だそうですが(これまでは幼稚部・小学部のみ)、「インターナショナルスクールに行かなくても、英語力を高められる学校にしたい」、先日の知事出前ゼミを振り返り、「逆境の中で夢を実現した 蒲島 知事も英語でコミュニケーションできる自信がなかったら、アメリカに渡ることはなく夢を叶えることもなかったはず」、「英語が使えれば、皆さんの人生の選択肢が増え、夢を叶えやすくなる」という旨の話をしました。
 「英語で他校、他郡市、他県を凌駕する」という校長の夢(もはや野望)が、この合志楓の森中の精鋭たちになら不可能なことではないかもしれない。そんな気持ちになっています。

笑う 「自治」の精神が溢れている(生徒集会)

 本日(6日)の7校時、体育館において生徒集会を行いました。もちろん進行から発表まですべて生徒たちで行いました。
 本日の内容は、主に各委員会で話し合った内容の発表でしたが、そのほとんどが小中合同の委員会で取り組む活動の紹介やお願いで、すべてプレゼンテーション形式で行いました。各委員会の発表者(委員長又は副委員長)のプレゼンテーションについては、まあ見事なものです。大人の世界でも十分通用するレベルだと思いますし、中には「これって結婚式の司会者?」みたいに勘違いするほどの言葉使いも‥‥。
 また、内容的にも一生懸命練ったと思われるユニークな内容が多く、小中合同で行うことに対する様々な配慮も聞かれました。あえて一つ注文を言うなら、「してください」的な言い方より「一緒にやりましょう」的な言い方の方がさらに良かったかなと思います。
 とにかく本校の生徒会(委員会)活動には、「自治」の精神が溢れています。それがとても嬉しいし、誇らしい校長でした。

興奮・ヤッター! 逆境の中にこそ夢がある(知事出前ゼミ)

 本日(4日)の5・6校時、本校体育館で、 蒲島 郁夫 熊本県知事をお迎えし、知事出前ゼミを実施しました。
 この出前ゼミは、蒲島 知事がご就任以来、続けてこられたことで今回で71回目になりますが、ここ数年はコロナ禍のため中止していたので、久しぶりの実施となります。
 知事のお話を全てここに書き出すことはしませんが、極貧生活の幼少時代からいわゆる「落ちこぼれ」だった高校時代。農協職員からアメリカでの農奴のような生活を経て、ついに東大教授へ。さらには熊本県知事への転身を図られた紆余曲折の人生を、プレゼンテーションのスライドに実際のエピソードを交え、語っていただきました。
 また、熊本地震や熊本豪雨に見舞われる中、県民の最大幸福量を目指して取り組まれている県政の概要や、TSMCに象徴される熊本の未来像についても語られました。
 最後には、① 人生の可能性は無限大、② 逆境の中にこそ、夢がある、③ 夢を持ち、夢に向かって一歩を踏み出す、④ 期待値を超える(120%の努力)とまとめられ、まさしく子供たちに勇気を与え、夢を大きく膨らませる一助になる有意義な体験だったと思います。
 後半には、サプライズで熊本県営業部長兼しあわせ部長のくまモンが登場し、会場を沸かせてくれました。ちょっとした不手際で、ダンスの曲が途中でとまるハプニングがありましたが、それも上手なフォローでみんなの笑顔につなげてくれる、さすが「しあわせ部長」くまモンです。
 終盤に2人の生徒が質問をしましたが、「皿を割れ」のお話からチャレンジすることの大切さや、ふるさと熊本の素晴らしさを伝えていだくことになるナイスな質問だったと思います。また、三村 生徒会長のお礼の言葉では、このゼミのお話を自分たちの今後につなげていく決意が述べられ、知事から「立派な挨拶」とお褒めの言葉をいただきました。質問した2人と三村 会長はくまモンのバッチもらえてラッキーでしたね!!
 ご多忙の知事は、講演が終わると直ちに次の公務へ向かわれましたが、知事をお見送りする際、知事が私(校長)に「素直ないい生徒たちですね。」とお褒めを言葉をかけていただきました。「その通りです」とはなかなか言えないので、謙遜して「ありがとうございます」と申し上げました。

ほくそ笑む・ニヤリ 英語検定

 今週26日(月)に全校生徒を対象に実施した英検IBAに引き続き、本日(30日)の6校時、3年生は全員、1・2年生は希望者が英語検定を受検しました。3年生については、公費による受検料全額補助があり全員受験となりますので、英語の授業としてカウントしました。また、2年生については、教育公務員弘済会から一部補助があります。
 中には2級(高校卒業程度:3年生3人)や準2級(高校中級程度:3年生17人・2年生1人)のハイレベルにチャレンジした生徒もおり、そのことがまずは「凄いな!!」と思います。準2級の問題をちょっと見せてもらいましたが、正直、私(校長)はお手上げでした。また、それ以下の級であっても、各自がそれぞれのレベルにあった級を受検し、自分の英語力の向上につなげてくれることに大きな意義があると思っています。もちろん合格した場合は、その人が(履歴書等で)一生使える自分の能力を示す指標になりますし、高校入試の調査書等にも記載します。
 また今回も、小学生(3級:2人)が受検しました。小学生の場合、通常は自分の学校とは別の会場に行って受検することになるのですが、これも小中校舎一体型のメリットと言えるでしょう。
 私(校長)が日頃から唱えている「国際的視野を広げる」ためには、国際的な公用語である英語は必要不可欠だと思っています。このことについては、学校便り(楓の誉(第10号)R4.1.14楓の誉(第5号)R4.8.31 等)でも言及していますので、よろしければそちらもご覧いただければ幸いです。

期待・ワクワク フラワーアレンジメント教室

 本日(29日)の3・4校時、もみじ学級は合同で、「出張フラワーアレンジメント教室」を行いました。これは、熊本県花き協会が、花き園芸の振興発展を目的として、小中学生を対象に実施している事業です。
 ご提供いただいた花きは、ガーベラ(2種類)、リンドウ、スプレーカーネーション、トルコギキョウ、宿根カスミ草などの定番から、ヒペリカム、レザーファンという珍しい花もあり、主に熊本県産で一部海外から輸入された花がありました。園芸が趣味の私(校長)の見立てでは、結構お高い花も含まれているように思いました。
 生徒たちは、短く枝を切ってコンパクトにまとめたり、左右非対称にして変化をつけたり、思い思いにアレンジメントを楽しんでいました。それぞれ個性はありましたが、もともとの花が綺麗なので、どれも素敵な作品に仕上がっていたと思います。
 このような活動を通じて、生徒たちの興味や関心が広がったり、才能が開花したりすることもあるのではないでしょうか。やはり実際に体験してみることは、とても大事だなと思いました。

ニヒヒ 美味しかった豚のショウガ焼き(2年家庭科)

 本日(27日)の4校時、2年3組の男子生徒2人が、家庭科の調理実習で作った豚のしょうが焼き(+ピーマンともやしの塩昆布炒め)を持ってきてくれました。
 せっかくなので、試食をしながら2人と話をしてみると、コロナ禍の影響のため、中学生になってからの調理実習は今回が初めてだそうです。また、作り方、特に味付けについて質問してみました。しょう油、みりん、砂糖と擦ったショウガだそうです。お世辞抜きに本当に美味しかったです。やっぱりショウガがポイントですね。さらに、「擦ったショウガは茶色かった? それとも白かった?」とたずねると、「茶色っぽかったです。」と答えてくれました。それを聞いた私は、「茶色いショウガは、古ショウガと言って2年物。白っぽい1年物は新ショウガと言って、ショウガそもものを食べて、古ショウガは今日みたいに味付けとして使うことが多いんだよ。」と、ついウンチクを話してしまいました。しかし実は、一昨日、生姜が有名な八代市東陽町の東陽交流センター「せせらぎ」へ行って、新生姜を買ってきた際、家庭科の教員免許を持つ妻に教えてもらったことの受け売りでした。
 なお、上の調理場面の写真は、2年3組担任の 森 先生が撮ってくれたものです。

興奮・ヤッター! 野球部の大活躍

 昨日(26日)の「楓の森の舎窓から」にも載せていましたが、保護者の方に撮っていただいた写真が届きましたので、改めて紹介します。
 この前の三連休に、第11回味岡旗軟式野球熊本県大会の合志市予選及び菊陽町すぎなみき旗争奪中学生野球大会で、見事W優勝を果たしました。なお、味岡旗の県大会は、全日本春季大会の予選を兼ねており、10月8日から人吉球磨の会場で開催されます。全国大会出場を目指して、さらに頑張ってほしいと思います。
 人間の成長には、「失敗を教訓」にする場合と「成功を自信」にする場合があると思いますが、できれば後者の方がいいですよね。今回の野球部の優勝だけでなく、先日の男子ソフトテニス部の優勝、男子バスケットボール部の優勝、女子バスケットボールの3位入賞など、本校の部活動はとても調子がいいです。これらを自信にして、部活動以外の学習面や生活面での成長にもつなげてくれたら嬉しいです。くれぐれも「うぬぼれ」や「気の緩み」につなががらないよう、「勝って兜の緒を締めよ」でお願いしたいと思います。

驚く・ビックリ 歴史資料館の見学(3年生)

 本日(22日)、3年生は菊池恵楓園の歴史資料館の見学を行いました。人数制限があるため、1・2校時に1組、3・4校時に2組、5・6校時に3組に見学しました。私(校長)が様子を見に行ったのは3・4校時ですので、上の写真は2組の様子です。
 歴史資料館がリニューアルオープンしてから、授業として全員が資料館を訪れるのは初めてになります。3年生はあと半年で卒業ですから、今の時期に見学できて良かったなと思っています。見学は初めてでも、3年生は昨年度の総合的な学習の時間に、ハンセン病問題について、かなり深いところまで学習しています。ここにある展示品等が何を意味するのかよく分かっているからでしょうか。生徒たち学習態度はとても真剣でした。
 とは言っても、資料館ではとうしても「モノ」の方に目が行きます。そのことを踏まえ、学年部の先生方からは、事前にキャプション(展示品等の説明)をしっかり読むことや、特に入所者の皆さんが詠んだ短歌をしっかり味わうよう指示がされていました。ですから、一つ一つの展示の前で足が止まり、2時間の授業では全然時間が足りない様子もうかがわれました。
 3年生は今後、合志楓の森小学校・中学校の9カ年にわたるハンセン病問題学習「Kaede's Pride Project」の集大成として、「人権回復とこれからの生き方」というテーマで学習を行う予定です。
 また、1・2年生も、今後歴史資料館の見学を含め、ハンセン病問題についての学習を系統的に実施する予定です。

期待・ワクワク 道徳の公開授業(2年1組)

 前の学校生活の記事にも書いてありますが、東野 先生が行った道徳の公開授業については、こちらに掲載します。
 この授業は、「『正念場』だモン」という平成28年熊本地震関連教材「つなぐ」からの資料を用い、「よりよく生きる喜び」という内容項目の授業でした。
 東野 先生は、この授業に向けて学習構想案の作成等、夏休み前から準備を進めてきました。いろんな工夫を取り入れられていましたが、特に、
① 生徒たちが自分たちの実態を把握するために、「テキストマイニング」と呼ばれるICTを活用した意見の集約(意見の可視化)を取り入れる
② 本時の主発問である「あなたにとって『正念場』は何でしたか? また、それをどのように乗り越えましたか?」に対する生徒の意見を「フッシュボーン」という方法を用いて整理する
などは、参加された先生方に多くの示唆を与えるもので、新進気鋭の授業だったと思います。
 このように多くの先生方が参観される授業では、授業者は相当緊張するものです。そのような中でも、果敢に授業にチャレンジした 東野 先生に、まずは拍手を送りたいと思います。また、2年1組の生徒たちは「こんなに発言するクラスだった?」と思うぐらい、積極的に意見交換をしていました。もしかしたら「緊張している先生を支えたい!!」という生徒たちの気持ちの反映だったかもしれません。担任の先生と生徒たちの信頼関係の強さにも感心しました。
 なお、この授業は、1年から3年までの他の全クラスにZoom配信しました。視聴した生徒たちの反応は、後ほどワークシート等で確認したいと思いますが、2年生の真剣に道徳の授業に向かう姿は、特に1年生にとって意識改革につながるものではなったかと、私(校長)は思っています。

にっこり 第62回熊本県道徳教育研究大会菊池大会

 本日(21日)の午後、合志楓の森小学校・中学校を会場に、第62回熊本県道徳教育研究大会(菊池大会)が開催されました。コロナ禍のため、3年ぶりの開催となったそうですが、約160人のご来賓、役員、一般参加の皆様をお迎えし、無事実施することができました。
 まず、体育館での全体会で、大江 会長のご挨拶があったあと、研究発表がありました。その後、公開授業となり、中学校では2年1組の道徳の授業を担任の東野先生が行い、中学校部会にご参加の先生方に公開しました。その後、この事業の授業研究会及び各学年別の分科会があり、本校の先生方も道徳に関する校内研修の一貫と参加して、研修を深めることができました。
 ご参加の先生方は、口々に校舎や施設の凄さに驚かれていましたが、生徒たちの授業を頑張っている姿や落ち着いた生活態度等へのお褒めの言葉もたくさんいただき、校長としてとても機嫌の良い1日となりました。
 なお、2年1組の公開授業については、別記事に特出し(ここをクリック)していますので、こちらをご覧ください。