湯浦中ブログ

2020年9月の記事一覧

【曼殊沙華】020917

 昨日から雨が続いています。土曜日の天気はテレビ局によって雨だったり、曇りだったり。晴れとはならない予報です。昼ごろに雨がやみ、体育のH先生は運動場から水を抜く水路掘りに励みました。もしかしたら当日早朝からの準備ということもあるかもしれません。その場合は準備にご協力いただきますと大変助かります。

 校門付近に彼岸花(ひがんばな)が咲いていました。曼殊沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれますが、それはサンスクリット語のmanjusakaから。別名は死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、蛇花(へびのはな)等々、お墓の近くに咲いているとか、毒があるとか言うことで、子どもの頃は摘んでくるなと言われたことを思い出します。大人になった今は気にしない、気にしない。(H)

【冬の学生服】020916

 今回の体育大会の応援演舞は時期の変更もあり体育服で行うという計画でした。両団の団長を中心に、コロナ対策・熱中症対策をどのように行うかを決め、担当の先生方に相談した上で、冬の制服着用への計画変更について昨日の放課後に私にお願いに来ました。

 再現ドラマで「生徒指導の先生に言ったけれども、許してもらえなかった。」という話もよくあります。これは当然のことです。「ほんの少しスピード違反をしたけど、対応した警察官が許してくれなかった。」、「願書提出が5分遅れただけなのに、高校の事務の先生が受け付けてくれなかった。」と同じことです。ルールを個人の裁量で決めることができるなら不公平感が生じ、信頼を失います。そこに不正も生まれます。

 「数人の生徒が訴えたら変わった。」、「ある先生が生徒の味方をして生徒指導の先生に訴えたら変わった。」などはありえないことです。「生徒指導の先生」はあくまでも職務上の役割。全員で話し合い、違う考えがあればその時に発言し、確認したら自分も決定に関わった一人として、共通理解・共通実践することが組織の基本です。

 これは、ルールを「断固として変えない」ということは意味していません。大人の感覚では気づかないこともあるでしょう。課題があれば、自分たちが主体となって「こうしたらできないでしょうか?」を考え変えていくのが生徒会の自治力です。

 さらに進めば、湯浦中は「ルール」ではなく「モラル」や「マナー」で成り立つ学校に成長していきます。先生方はきっと相談に乗ってくれます。(H)

 

 

【美化作業】020913

体育大会前の美化作業、大変お世話になりました。今年は三密を避け、7時から17時の都合のつかれる時間で1時間程度というお願いをしましたが、多くの保護者・生徒の皆さんに協力いただき大変きれいになりました。残暑厳しい中、大変お世話になりました。(写真の影は気にしないでください。)

 

 

 

【体育大会の練習】020910

今日は天気も良く、運動場での練習ができました。役員は開閉会式の練習、みんなは校歌の練習。そのあと100メートル走の確認を行いました。団長2人の笑顔が良いですね。本番が楽しみです。

【重陽の節句】020909

 今日は季節の節目となる五節句の一つ、重陽(ちょうよう)の節句(菊の節句)です。古代中国では奇数を陽、偶数を陰と考えたので、縁起の良い奇数の中で最も大きい数字が重なる9月9日は重陽ということになります。菊酒を飲んだり、栗ご飯を食べたりして無病息災や長寿を願ったそうです。

 重陽の節句と聞くと、「雨月物語(上田秋成)」の中の「菊花の約(ちぎり)」という話を思い出します。

 出雲へ密使として旅の途中、病に倒れた宗右衛門は、左門に助けられました。それを縁に意気投合、義兄弟となった2人でしたが、宗右衛門はどうしても果たさなければならない役目がありました。「重陽の節句に戻ってくる。」と約束をして旅立った宗右衛門でしたが、役目を終え、出雲を去ろうとしたときに捉えられてしまいます。約束の日が近づきますが、牢から出してもらえるような様子はありません。

 ついにその日、準備をして待つ義弟の左門でしたが、夕方になっても義兄、宗右衛門の姿は見えません。左門の母は、家に入りまた明日待てばよいと促しますが、左門は「兄上は信義ある武士だから、決して約束を破ることはない。」と待っています。

 時間がたち、日も落ちあきらめて家に入ろうとしたときに、風に吹かれる陽炎のようにやってくる人影が…。

「雨月物語」には怪異小説9編が収められています。秋の夜長にどうでしょう。(H)

 そうそう、今日学校では緒方SCの「トキ」のフィギュアの近くに「gaga(がぁがぁ?)」と書かれているという不思議な出来事がありました。こんなことをするのは校長先生だと疑われています。何という学校だ!

 

【台風一過】020908

「台風一過」を「台風一家」と勘違いし、「台風のようにあちらこちらに迷惑をかける家族のことか。」と思ったとか、思わなかったとか。今回の台風は、家の周りのどこが危険か、避難の際に何が足りないかを確認するきっかけになりました。湯浦中の問題個所も随分見えました。

 さて、「熊本市が台風10号に備えて、ペットを同伴できる避難所を『アクアドームくまもと』に初めて設置した。」というニュースが話題になっていました。熊本市は、当初はペットの同伴は禁じる予定でしたが、「ペットが心配で避難できない」との声が多く寄せられたため、条件はあるもののペットの同伴を容認した。とのことでした。

 我が家も黒猫「おはぎ」をどうするかが大きな問題でした。避難所の駐車場で車中泊を選択された方も多かったように聞きます。

 今回は湯浦中が避難所になったため、私も学校に泊まり込みました。夕方、お腹がすいた、晩御飯にしようと校長室の時計を見るとまだ午後4時45分。早すぎるなとしばらく我慢することにしました。1時間くらいたって「それにしては外が暗い。」すっかり忘れていました。例の時計を見ていました。PTA本部役員さんにはわかる話です。(H)

 

【台風10号】020907

 甚大な被害をもたらす恐れのあった台風10号が通過しました。10時現在で湯浦中生徒・職員の被災報告は受けておりません。一安心です。湯浦中学校も6日の朝に避難所になることが決まり、私も緊急時の対応のため朝9時には出勤、台風対策を万全にして校長室で過ごしましたが眠れない一夜でした。近隣の約50名の方が図書室と空き教室に避難されました。役場職員2名は夜通し対応されました。ご苦労様でした。

 今日から湯浦中学校の先輩2名が教育実習生としてやって来ました。担当は1年1組の担任・道徳・学活と全学年の国語、2年1組の担任・道徳・学活と全学年の理科です。写真の背景が台風の備えのままです。