湯浦中ブログ

2020年12月の記事一覧

【明日ありと】021231

 親鸞聖人が9歳で仏門にはいる決心をし、夜に天台座主の慈円僧正を訪ねたとき、「時刻も随分遅いし、疲れているでしょうから、明日の朝に得度の式をしましょう。」と言われたそうです。その時、幼い親鸞聖人が、返事として「明日ありと思う心の仇桜 夜半(よわ)に嵐の吹かぬものかは」という歌を詠まれたそうです。

 平成28年の今日、父が脳梗塞で倒れてから丸3年が経ちました。前日の30日、私は次男を熊本市のアパートまでに迎えに行っており、帰りに実家に寄ろうとも考えたのですが、随分遅くなったため、「どうせ元日には田浦に行くから、今日はそのまま水俣に帰ろう。」という話をしながら、田浦ICを通過しました。

 翌31日、母から「父の様子がおかしい、反応がない。」との電話がありました。私は、すぐに救急車を呼ぶように伝えました。

 『何かあったら救急車』平時はそう考えるのですが、緊急時は動転して『まずは子ども』となってしまうようです。妻の父が倒れた時も、義母が最初に電話したのは自身の息子でした。同じように「すぐに救急車!」と言ったようです。

 搬送された水俣医療センターでは、明日はどうなるか分からないような状況でした。その後、最悪の事態は脱しました。それから4年、芦北町の病院に入院中です。

 虫の知らせでしょうか、30日はいつになく実家に帰った方が良いような気がしていました。「明日ありと」思ってしまった自分の判断を後悔しました。以降、母のところには用はなくとも「生きとっか~い。」と息子なりの愛のある言葉を掛けながら行くようにしています。

 

【入試に向けて頑張ろう!】021226

職員で「入試に向けて頑張ろう!」の寄せ書きカードを作り、終業式に3年生に渡しました。裏は3年生の集合写真。苦しいときは友だちのことを思い出し、受験勉強を乗り切りましょう。

【2学期終業式】021224

  今年の流行語大賞は『三密』、今年の世相を表す漢字は『密』でした。湯浦中の、各学級の流行語、今年を表す漢字は何でしょう。それぞれで考えてみてください。各学年を振り返ると、

  1年生はRKKのきらきらメッセージが浮かびます。学級のまとまりを感じる映像でした。見るたびに私も元気をもらっています。再生回数は現在530回です。今日また増やしたいと思います。

 湯浦中・田浦中校区の5小中学校の先生が集まっての人権教育の授業では、皆さんが短い時間で自分の考えをまとめ、発表する力に驚いて帰られました。湯浦小学校のK先生は、皆さんの成長した姿を見てとてもうれしそうでした。これからも熊本県で2番目にすごい学級を目指して頑張ってください。何で2番ですかと聞かれたときの解答は分かっていますね。

 2年生は何と言っても、前日の2時に出発が決定した修学旅行が心に残りました。特に2日目のバス内での皆さんの反応の良さに感心しました。京都市内の班別自主行動はできませんでしたが、清水寺では今年の漢字「密」の本物を見ることができたり、GOTOクーポンでお土産の爆買いをしたりなど、コロナ対策と合わせいろいろな意味で心に残る修学旅行になりました。

 2年生は生徒会役員選挙を経て、自分たちが学校を動かしていこうとする決意を見せてくれたこともうれしく思います。合唱コンクールの歌声から2年生の湧き出るエネルギーを感じています。夢に向かって学校を動かす機関車としての無限の可能性を感じます。午後のリーダー研修でいよいよ本格始動です。期待しています。

  3年生は体育大会の応援団演舞はもとより、郡市駅伝大会での最後まであきらめない走り、心を表出させた美術の作品など、姿で下級生を牽引してくれました。また、応援団の服装については、対策を考えた上で正当な手段で学生服の着用を訴えるなど、自治意識の高まりを感じました。

 12月に入り、校長面談を行いましたが、緊張しながらも一人一人が将来の夢について語ってくれました。皆、とても良い表情でした。

 3年生の皆さん。中学生生活もいよいよ残り3ヶ月を切りました。コロナ禍の中、登校してみんなと会えることが保障された3か月ではないかもしれません。一日一日を大切に、やりきった感のある毎日を過ごしてください。

  最後に、今年のお正月は三密を避け、ステイホームという過ごし方になるのでしょうか。よもやよもやが当たり前の時代を生きることになります。ゆっくり自分を見つめ、将来について考える機会にしましょう。

それでは、長期休業前のいつもの締めを。4つの車にお世話にならないようにして、元気で始業式に会いましょう。

【到着しました】021215.6

お迎えありがとうございました。家に帰り着くまでが修学旅行です。今夜はしっかり休みましょう。明日は代休ですが、体調が悪くなった場合は学校まで連絡をお願いします。行動記録表の旅行後の分も記入開始です。

【新八代駅を出ます】021215.5

お世話なった添乗員の西田さんにお礼の挨拶をしていよいよ新八代駅を出発、ヘルシーパークに向かいます。バスの中で解散式も済ませました。明日からの確認事項に真剣に耳を傾けています。では、お迎えよろしくお願いします。

【旅の終わり】021215.4

修学旅行団は予定通り14:51発ののぞみ31号に乗車しました。旅行を続けたい生徒もいたようですが、大量のお土産を抱えて全員帰ってきます。ヘルシーパーク到着も予定通りです。到着予定時刻は連絡メールでお知らせします。新幹線の車内ではしおりにまとめを書いて過ごしています。ただし、8割方は爆睡中です。

【波を打ったような】021215.3

ホテルの大宴会場での昼食。空気を読んだと言うよりは、慣れない場の雰囲気に呑まれたと言う感じで、波を打ったような静けさでした。デザートが通る時に目が輝いた子どもがいたのを見逃しませんでした。食べた心地がしなかったようですので、晩御飯をよろしくお願いします。

この後はいよいよ帰途に着きます。

【最終日】021215.1

最終日のスタート、昨日歩いた距離は私の万歩計では12、4㎞。子どもたちは映画村や清水寺参道の買い物などでもっと歩いているようです。疲れいっぱい、昨夜のすき焼きでお腹いっぱい。しっかり眠って今朝は元気いっぱいで出発しました。代表あいさつもしっかりできました。

【今年の漢字】021214.6

今日最後のアップです。清水寺に着きました。今年の漢字は「密」でした。本物を見ることができ、良い記念になりました。事前の予想が的中した2年生は9名でした。今回の旅行でここが最後の土産物を買う場所、地域クーポン券を使い切りみんな大きな袋を抱えていました。

【慈照寺銀閣】021214.5

足利義政縁の慈照寺に到着。銀閣を間近で見学しました。高い場所から見る京都市内の紅葉がきれいでした。この時期まで紅葉が残っているのは珍しいそうです。

【二条城】021214.4

大政奉還が行われた二条城を見学しました。二の丸御殿への入り口にある唐門を通るときに、彫刻の見事さ、美しさに思わず感嘆の声が出ていました。

【映画村】021214.3

映画村に到着しました。空いています。お化け屋敷を出た直後にエヴァ初号機の前で記念撮影。昼食も映画村で食べました。残念ながらドラマの撮影に遭遇することはありませんでした。

【平等院鳳凰堂】021213.2

藤原頼道縁の宇治の平等院に到着しました。紅葉がとてもきれいでした。鳳凰堂は10円硬貨のデザインにも使われていていますが、N先生は「知らなかった。1万円札しか持ったことがないので。」と話していました。みんな聞かないふりをしていました。資料館の中は、鳳凰堂の部屋を再現した展示があり、子どもたちも美しさに感動していました。

【おはようございます】021214.1

2日目のスタートです。体調不良者もなくみんな元気いっぱいです。空は少し雨模様。今日は今年の漢字の発表日、清水寺で本物を見る予定です。ちなみに、旅館は東本願寺の向かい側でした。

【東大寺】021213.4

東大寺南大門の金剛力士像、大仏殿の廬舎那仏を見学しました。いつもは通り抜けることができる柱の穴はコロナ対策で塞いでありました。さて、子どもたちと写っているこのゆるキャラの名前は何でしょう。

【法隆寺】021213.3

「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」と正岡子規が詠んだ、聖徳太子縁の法隆寺に到着しました。子規が法隆寺に立ち寄った後に、茶店で一服して柿を食べると、ちょうど法隆寺の鐘が鳴り、その響きに秋を感じた。ということのようです。教科書でも有名な玉虫厨子も見学することができました。かなり空いていました。

【駅弁タイム】021213.2

新幹線の車内では読書をして過ごしました。その後、少し早いお昼ご飯。俵むすび弁当でした。具材は梅、おかか、昆布、シャケの4種類。おかずは写真を見てのとおりです。

【修学旅行団出発】021213.1

修学旅行団は6:30にヘルシーパークを出発しました。バスの中の出発式ではNくんが行動目標を確認しました。子どもたちはまだまだ眠気が残っているようです。旅行中HPは随時更新して修学旅行の様子をお伝えします。お楽しみに。

【去年の今日】021211

 令和元年12月11日(水)、昨夜も妻のふとんに潜り込み、朝はカリカリを食べたらファンヒーターの上がベストポジション。今日も「ふわり」は相変わらずです。いつものように「おはぎ、ふわり行ってきます。」と声を掛け、出勤しました。昨日と同じが一番幸せです。クリスマスプレゼントは高級「カリカリ」です。

 仕事を終え帰宅「おはぎ」も「ふわり」も帰宅するや否や「ご飯をくれにゃ。」とついて回ります。私はご飯をくれる人、撫でてくれる人というポジションのようです。

 夜8時半頃、「ふわり」は外に出る息子がドアを開けようとした瞬間をねらって脱走しようとしますが、あえなく確保され家の中に連れ戻されました。今夜は妻も帰宅が遅くなる日、一人と2匹でしばらく過ごします。

 息子が外出し10分も経たない頃、突然、「ふわり」が叫ぶような鳴き声をあげ苦しみ出しました。目がまん丸になり、口が開き。抱きかかえたまま動物病院に電話を掛けましたがつながらず、「ふわり」は1~2分の内に息を引き取りました。

 何が起こったのか、頭の中が真っ白なまま、家族4人にメールを入れました。みんな冗談で、続けて変な格好で寝っ転がっている画像が送られてくるかと思ったそうです。

 長男、妻が相次いで帰宅し、ぐったりとなった息をしない「ふわり」を抱きかかえて声を掛けました。自分が保護した猫です、次男は電話の先で泣きじゃくっていました。

 しばらく経ち、汚したところをお湯で洗い、ドライヤーで乾かし、ブラッシングをし、3人で言葉を掛けながらお別れの準備をしました。暖かいところが好きな「ふわり」を寒いところに置くのは忍びなかったけれども、遺体が痛まないように保冷剤と一緒に安置しました。ふとんの「ふわり」のいつもの場所は空けておきました。思い出すと眠れませんでした。「ふわり」のいる暮らしが突然終わるとは、納得できませんでした。

 12日(木)、いつもの風景がありません。冷たくなった「ふわり」を撫で、声を掛け仕事に出ました。仕事が終わってからすぐに、「ふわり」大好きなカリカリを買って帰宅しました。いつものよりもずっと高級なカリカリです。長男も仕事を終えすぐに帰宅し、義母と3人で埋葬しました。最後にもう一度ブラシングし、息子と2人で抱きかかえた後、土をかけました。あまりにも突然で、「ふわり」自身も今頃「ここはどこにゃ?」と不思議がっているかもしれません。たぶん、妖怪「ふわにゃん」となって近くにいるはずです。

 家族のスマホはやんちゃな「ふわり」の画像で一杯です。たった5年半でしたが、楽しい時間をくれた「ふわり」には心から感謝しています。

 11日は修学旅行の引率でしたが、数週間前に別な業務のため教頭先生と交代することとなりました。きっと「ふわり」が引き留めたのでしょう。「ふわり」が天国に行くときに、ひとりぼっちにさせなかったことが私たちの心の救いです。(H)