校長ブログ「秘密の部屋」

2019年9月の記事一覧

【最優秀賞おめでとう】010930

 昨日は田浦小学校の運動会に来賓として出席しました。早く到着したので、グラウンド側の窓から教室を眺めていると、1年生が気付き、一緒に「エイ!エイ!オー!」で盛り上がりました。開会式では下山PTA会長に合わせ、子どもたちが大きな大きな声であいさつ。元気いっぱいの運動会でした。

 1年生の玉入れでは「チェッチェッコリ チェッコリサ リサンサマンガン サンサマンガン ~。」という不思議な曲に合わせたダンスと玉入れが組み合わさっていました。アフリカのガーナ民謡が元だそうです。息子たちが小学生の頃はピストルか笛と、太鼓の合図だったので新鮮でした。テレビでも使われていたそうですが知りませんでした。

 運動会の席で、元PTA会長の大岩さんから「卒業生が写真コンテストで最優秀賞を受賞した。」という話を聞きました。土曜日の熊本日日新聞を読むと、熊本県高校文化連盟写真専門部2019年度前期写真コンテストにおいて、県内748点の作品の中から、最優秀賞の熊日賞に田浦中卒業生の伊藤愛子さん(八代白百合3年)の「雨の動物園」(4枚組)、優秀賞3点の内の一つに池邉奈央さん(同3年)の「丹精込めて」(3枚組)、優良賞15点の内の1つに植田英愛さん(同2年)の「夏」が選ばれたとの記事がありました。おめでとうございます。田浦中の先輩の活躍、すごいですね。

 作品は10月9日(水)~14日(月)、鶴屋百貨店東館8階ギャラリーで展示されるそうで楽しみです。見に行きます。(H)

 

0

【出水兵児修養掟】010929

 全校集会後、ベテランの先生の間では「什の掟」とあわせ、「出水兵児修養掟(いずみへこしゅうようおきて)」が話題に上りました。さすが知識が豊富です。地理的には出水市(薩摩藩)は水俣市(肥後藩)との境に位置し、防衛上の重要な拠点でした。

出水兵児修養掟は、江戸時代の後期に、青少年をたくましく育てるために作られた、武士の心構えを示したもので、かなり厳しいことも書かれていますが、今日でも生きる心構えとして通用するところが多く、今でも多くの人に親しまれているそうです。

 人は正しいことをしないといけない。

 正しいこととは、嘘を言わないこと、自分よがりの考えをもたないこと、素直で礼儀正しく、目上の人にぺこぺこしたり目下の人を馬鹿にしたりしないこと、困っている人は助け、約束は必ず守り、何事にも一生懸命やること、人を困らせるような話や悪口などを言ってはいけないし、自分が悪ければ首がはねられるようなことがあっても弁解したり恐れたりしてはいけない、そのような強い心を持つことと、小さなことでこせこせしない広い心で、相手の心の痛みが分かるやさしい心を持っているのが、立派な人と言えるのです。

「嘘を言わない」、「人を困らせない」、「相手の心の傷みが分かる優しい心を持つ」。普遍的な価値ですね。詳しくは「鹿児島県出水市役所」のHPをご覧ください。(H)

 

0

【什の掟】010928

 先週、全校集会でモラルやルールについての話をしましたが、その中で「什の掟」を紹介しました。詳しくは会津藩校「日新館」のHPをご覧ください。

 会津藩(現在の福島県西部と新潟県および栃木県の一部)では、同じ町に住む6歳から9歳までの藩士の子供たちが、十人前後で「什 (じゅう)」という集団をつくっていました。毎日順番に、什の仲間のいずれかの家に集まり、什長(年長者・座長)が

一、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ

一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ

一、弱い者をいぢめてはなりませぬ   ならぬことはならぬものです

 といった「お話」を一つひとつみんなに聞かせ、昨日から今日にかけて「お話」に背いた者がいなかったかどうかの反省会を行いました。

 そして、背いた者がいれば、什長はその者を部屋の真ん中に呼び出し、事実の有無を「審問」し、事実に間違いがなければ、年長者の間でどのような制裁を加えるかを相談して、無念(むねん)、竹篦(しっぺい:田浦弁で“すっぺ”)、絶交(ぜっこう)といった制裁を加えました。

「お話」も「制裁」もすべて大人たちに言われてつくったものではなく、子供たちが制約や強制を受けずに自分たち自身でつくり、「会津武士の子はこうあるべきだ。」ということを互いに約束し、励み合ったそうです。「絶交」もいつまでも引きずらず、許される手段があるのがさすがです。(H)

 

0

【ノブレス・オブリージュ】010927

 今朝、自宅のホテイアオイが今年初めての薄紫の花を咲かせていました。今日はきっと良い日です。

 昨夜は、芦北町役場で海外派遣事業報告会(カンボジアスタディ―ツアー・英国派遣事業)が開かれました。それぞれの団長の概要説明の後、グループごとに学んだこと、感じたこと、日本と外国との違い、経験をこれからどう生かしたいかということについて発表しました。両国とも日本大使館の表敬訪問をしたそうです。観光旅行ではできない経験です。

 田浦中の卒業生で、現在芦北高校3年生のHさんは両事業に参加しました。日本古美術収集家のチャップマンさんの自宅訪問では、日本刀を持たせてもらったそうです。11年間剣道をしていただけあって、凛とした姿でした。

 英国派遣事業のコ―ディネーター角田さんは、イギリスで「小さな町だけで、カンボジアに学校を造ることができるのはなぜか。すばらしいことだ。」と聞かれたそうです。これは、現在でも貴族がいるイギリスでは、「ノブレス・オブリージュ(身分の高い者には義務が伴う)」が根付いているからだろうと話されていました。

 私が最初にこの言葉を聞いたのは仮面ライダー「カブト」でした。特撮は勉強になります。(H)

 

0

【I”ll be back】010926

 今日、教育研究実践論文と全国中学校長会での発表資料の送付を終え、ホワイトボードの10月中にすることリストが2つ消えました。パソコンから離れると頭も休まります。リストの中に楽しいことを1つは入れるようにしていて、今月は文化祭の作品と書いています。文化祭の作品展示会場にはキッズコーナーもつくる予定です。

 久しぶりにターミネーターシリーズを見ています。T-800が未来からやってきたのが1984年5月12日のロサンゼルス。米ソ対立による核戦争の危機が映画の背景にあったようです。作品を重ねるごとの映像技術の進化を見るのも楽しみです。昔の映画は、未来を描きながらコンピューターが古い。スマホも無ければ、パソコン本体も大きく重い。想像と現実が、互いに進んでいたりいなかったりを見比べるのも面白いことです。

 昨日、パソコン室にタブレットにもなるパソコンとiPadがそれぞれ35台入りました。芦北町の学校すべてに同様の環境が整いました。私が採用された昭和63年の4月。退職された前任の校長先生が学校に来られた時に一言。「これからはパソコンちゅうやつが学校に入ってくる。先生たちも大変なぁ。」あれから30年以上たち、黒板とチョークの授業から、ICT機器を活用した授業が通常になってきました。ずらっと並んだタブレットを見ると頭の中でターミネーターの音楽が流れました。タブレットをひっくり返しましたが「サイバーダイン社製」とは書かれていないようです。(H)

 

0

【ランタナ】010925

 昨日、M先生が園芸店に立ち寄ったところ、「なんさま、あ~っか、ま~るか花」と同じ花があったそうです。写真を撮って、朝から学校で確認すると「間違いない!」ついに「ランタナ」という名前が分かりました。和名は「七変化」と言い、鮮やかな花の色がだんだん変化するという特徴があります。丈夫で育てやすい花で、特に手入れもせずほっといていますが、職員玄関周辺で元気に来校者を出迎えています。

 M先生は私に名前を教えてくれた時に「ランタンと覚えとけばよかですね。」と確認されましたが、しばらくたつと、何と覚えておけばよかったのか、肝心のヒントを忘れてしまったようです。「モリ」教頭先生が着任された時に、人に「ウラ」教頭先生と教えたことがあるらしく、「2文字でも思い出せなかったのに、4文字が思い出せるわけがない。」とのことでした。8文字もある「アメジストサージ」は今後も「なんさま、あーおか花」で行きます。

 今日は3年生の卒業アルバムの集合写真と授業風景の撮影がありました。生徒と3年部の先生は駐車場に集合し、カメラマンの「1・2・3・イェーイ!」でパチリ。早いもので、中学校生活も残り半年になりました。

 ホームページトップ画面の田浦中学校遠景はフジ写真館様からいただいたものです。田浦中の遠景が映えるベストポジションを求めて、随分回られたとのことでした。(H)

 

0

【田浦中生の良さ】010924

 今日は小学生4人が、田浦小運動会のポスターを持ってきてくれました。早速、校内に掲示しました。小中連携の取組の中で顔見知りになっているので、自分の学校の子どものような感覚です。29日(日)は「曇りのち雨」の予報ですが、ポスターに描かれた天気は晴れ。きっと晴れます。

 午後は、芦北教育事務所から指導主事に来ていただき、T先生の英語の研究授業を行いました。英語で紹介文を書くと言う内容でしたが、ピクチャーカードをよく見て、気付いたことを英語で表現していました。

 指導主事から「校内研修は、子どもたちの良さをさらに伸ばすために行う。」という言葉がありました。職員からあがったのは行動面では「明るさ」、「真面目さ」、「素直さ」、「屈託のなさ」、「「メリハリがある」、「チャレンジ精神がある」など。授業中は「学習意欲がある」、「学び合いがしっかりできる」、「指示に従って活動ができる」、「男女のペアでも遠慮せず話し合いができる」など。

 田浦中卒業生の私としては、自分の事を誉められているようでこそばゆい。そう「謙虚さ」、「思慮深さ」も加えましょう。たいぎゃなこちょばいか。(H)

 

0

【秋分の日】010923

 今日は祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ「秋分の日」。秋の彼岸の中日です。ラグビー日本代表が、「試合開始4時間前の食事で、選手が希望した『おはぎ』を食べて出陣した。」という記事がとても気になりました。

 赤には、災難が身に降りかからないようにする力があると信じられ、赤いあずきからつくられるおはぎ(ぼたもち)を供えることが、ご先祖様の供養と結びついたようです。

 今は年中「おはぎ」と呼ぶことが多いかと思いますが、春の彼岸の頃、「牡丹の花」に見立てたのが「牡丹餅」、変化して「ぼたもち」。秋の彼岸の頃、「萩の花」に見立て、丁寧な言い方をしたのが「おはぎ」だと言います。萩の花は見たことがあるでしょうか。よければ画像検索をしてみてください。牡丹の花はともかく、萩の花とおはぎを結びつける風流さは私にはありません。

 昔、放送されていた「まんが日本昔ばなし」には、ぼたもちが登場する話がいくつかあります。久し振りに見てみました。

『首ひねり』:菊池を旅した行商人が、一軒の民家に泊りました。疲れて眠っていると、隣の部屋から「今晩は手打ちにしようか?半殺しにしようか?」という声が聞こえてきました。

『かえるになったぼたもち』:嫁と姑が、田植えの後にぼたもちをつくって食べました。腹いっぱい食べて、残りは4つ。これを翌朝独り占めして食べようと思った姑は、「嫁の顔を見たらかえるになれ。」と言って、鍋の中に隠して寝ました。

さて、2つの話の続きは…。(H)

 

0

【6か年の歴史2】010922

 卒業文集より「6か年の歴史」5・6年生。ところどころ覚えています。文集中の室村先生の似顔絵「宇宙からの使者・かくされた秘密」。これは描いた覚えがあります。学校の先生になって改めて読んでみると…。広い心で受け止めていただき、大変感謝しています。大変申し訳ありませんでした。

 もう時効ですが、ウサギ狩りの時は、猟友会に入っていた私の父が前日までに罠で獲ったものを、当日こっそり放っていました。知っていて「今年は何匹獲れるかなぁ。」と友達と会話する空気の読める子どもでした。6年生の時は、前日の夕方になっても家にウサギがいなかったので、収穫無しかと思っていたところ、当日はタヌキが獲れたので驚きました。予定外でした。(H)

  5年生:1組室村先生・2組小田先生。遠足を兼ねて「十条製紙八代工場」を見学。弁当は球磨川の麦島にある公園で。寒かった。回旋遊具に乗り、目を回したものが多かった。社会科見学「阿蘇旅行」こづかい銭1000円也。草千里での弁当、おいしかった。

 6年生:1組室村先生・2組水由先生。修学旅行「鹿児島市内と指宿」こづかい銭3000円也。家族への土産いろいろ買いこむ。桜島の噴煙ものすごく、鹿児島市内まで火山灰が降っていた。指宿の旅館での「枕投げ」が一番楽しい思い出である。

 引率の先生方は、上田・池辺・山本・室村・水由の5人の先生であった。早朝ランニングをしておられた池辺先生を見て驚く。

 秋の遠足は「国民休暇村」往復5kmをよたよた歩く。しかし、ソフトボール、魚釣り、ターザンごっこ、木登りやテープで音楽を聴いたり。楽しかった。

 12月のウサギ狩りで収穫はタヌキ2匹。ウサギがタヌキに化けたのかも…。

 

 

0

【6か年の歴史1】010921

 前述の卒業文集に「6か年の歴史」が載っていました。文字を見比べてみると、6年1組担任の室村先生がまとめられたようです。

 1年生:1組担任先生・2組担任先生。遠足「大木場」でイチョウの大木に驚く。

 2年生:1組百原先生・2組金子先生。遠足「佐敷」へバスで行く。警察署、青木パン、田中牛乳など見学。風邪大流行。クラス6名出席の日もあった。

 3年生:1組西嶌先生・2組金子先生。クラス替えがあり、新しい友達ができた。八代市へ社会科見学旅行に行く。「太洋デパート」が楽しかった。こづかい銭500円也。田浦小学校100周年の年

 4年生:1組松田先生・2組小田先生。熊本市へ社会科見学旅行。こづかい銭1000円也。「動物園」が一番楽しかった。学級新聞「星の子」と「山びこ」づくりに頑張った。1と2組競走するように。叱られることも多かった。

 2年生の「風邪」は、「おたふく風邪」だったような記憶が。

 「1000万円あったら」のページを見ると、買いたいものとして「ランボルギーニ・カウンタック」、「ランボルギーニ・ミウラ」、「フェラーリ308GTB」、「ランチア・ストラトス」、「ロータス・ヨーロッパ」などなど、スーパーカーブーム真っただ中でした。今、それらのミニカーが校長室の棚にあります。1台800円です。(H)

 

0

【学校の花と華】010920

花と華の写真は18日の「学校生活」をご覧ください。

『彼岸花』プール・技術室付近。真っ赤な花が群生しています。曼殊沙華(まんじゅしゃげ)はサンスクリット語のmanjusakaから。別名は死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、蛇花(へびのはな)等々、お墓の近くに咲いているとか、毒があるとか言うことで、子どもの頃は摘んでくるなと言われたことを覚えています。大人になった今は気にしない気にしない。

『アメジストセージ』職員玄関、技術室側。唇のような形をした紫色の小さな花が集まって咲いています。手触りはベルベットのようです。

『オシロイバナ』生徒玄関の「継続は力なり」の碑付近。濃いピンク色の花を咲かせています。南アメリカ原産で、江戸時代の始めに日本に入ってきたそうです。子どもの頃は、種を割って、中の白い粉を顔に塗ったくって遊んでいました。

『?』職員玄関の両脇。残念ながら名前が分かりません。とても色鮮やかです。Siriに「なんさま、あ~っか、ま~るか花たい。(とにかく、赤くて丸い花です。)」と聞きましたが、「お探しの場所は見つかりませんでした。」との回答でした。

『M先生』年中、学校のあちらこちらに咲きます。美しく咲くには、1日1本のミニ羊羹が必要だそうです。(H)

 

0

【とろーりとろける】010919

 校長室の隣が職員室です。ドアは開いているので、先生方の話が良く聞こえてきます。ある日、YS先生の「CもDも変わらん。」、「Aなんかおらんよね。」、「3か月後ば見てみらんば。」というような声が聞こえてきました。「生徒の評定?教務主任ともなると厳しい話をしているな。」どれどれ会話に参加しようと、職員室に入ってみると…。YS先生の手には自身の健康診断の結果が握られていました。「頑張れ!」心の中で励まし、にこやかな表情で校長室に戻りました。

 各団体・事業所のご協力により、今日は「赤ちゃんふれあい体験学習(1年)」。今日と明日の2日間は「職場体験学習(2年)」を8つの事業所で行います。今後も3年生の「認知症サポーター研修」と「福祉体験」、「うたせ船体験」。1年生の「地域理解講話」と続きます。1年YY主任が職員会議で「100年カレーを作ります。」という提案をした時の嬉しそうな顔。「とろーりとろける」表情でした。(H)

 

0

【モラル・ルール】010918

 中国の秦の時代の終わり、都を制圧した劉邦は「殺すな」、「傷つけるな」、「盗むな」の3つの法を施行しました。混乱の時代ですから、シンプルな法が効果的であったと思います。学校に置き換えると、「殺すな」、「傷つけるな」は人を死に追いやることや一生消えない心の傷をつくることにもつながる「いじめ」や「差別」、「からかい」にあたり、「盗むな」は人の物を隠したり、本人の許可なく人の物を使ったりということにあたるのではないでしょうか。

 江戸時代、会津地方では同じ町に住む6歳から9歳までの藩士の子どもたち10人前後で「什(じゅう)」という集まりをつくり、掟(「嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ。」、「卑怯な振舞をしてはなりませぬ。」、「弱い者をいぢめてはなりませぬ」など)を守った生活が1日できたかどうかという点検をして、決まりを破った者には自分たちで罰を与えていました。決まりの最後は「ならぬことはならぬものです。」で締めくくられていますが、これは「決まりは守るものである。」というような意味だそうです。将来、戦場に出ることが義務付けられた子どもたちですから、自分たちの命を守るために、「規律」を第一義にしたということが分かります。

 さて、私たちの言動を縛るものに「ルール」、「マナー」、「モラル」、「タブー」等があります。いろいろな学校に勤務しましたが、田浦中はいわゆる「校則」の少ない学校です。さらに、生徒会では毎年「校則の見直し」を行っています。「ルール」で縛るのではなく、普遍的な「モラル」を大切にして将来の自立に繋ぐ学校。人と人との信頼関係を大切にする学校。生徒会スローガン「田浦中PRIDE」の根幹です。(H)

 

0

【表彰】010917

 昨日、プール周りの雑草を刈ろうと思い学校に来たところ、学校応援団の村中さんに綺麗に刈っていただいていました。ありがとうございました。

 今朝は全校集会で、郡市新人バドミントン大会と郡市陸上競技大会の表彰を行いました。バドミントン部はシングルスで2位と4位、ダブルスが1位と4位、陸上大会は女子走り幅跳び、2年女子800m、オープン競技の2年男子1500m・2年女子800m・代表女子800mが1位でした。県陸上には女子走り幅跳び、2年男子1500m、代表男子1500m、2年女子800m、代表女子1500mの5競技に出場が決まり、集会の中で選手5名が紹介されました。

 最後に、お盆休みに長崎県で開かれた全国教職員バドミントン大会で団体戦準優勝に輝いたM先生を表彰しました。これまでに、優勝と3位の経験があるため、今大会で金・銀・銅メダルが揃いました。生徒も活躍、先生も活躍、過去には県大会優勝、全国大会出場の実績があるバドミントン部ですが、現在は部員が4名しかおらず、団体戦には出場できない状況です。1・2年生で学校の部活動に入部していない皆さん、ぜひバドミントン部へ。基礎から丁寧に指導します。(H)

 

0

【エリザベスカラー】010916

 10日(木)、「ふわり」が1日見当たりませんでした。外に出たような形跡はないとのこと。とても心配していました。夜になっても、翌朝になっても帰って来ません。

 9時過ぎ、妻が「ふわちゃ~ん」と声を掛けながら探し回ると、押入れの奥の方で、か細い鳴き声が聞こえたとのこと。抱きかかえると、噛みつかれるのではないかと思うくらいの大声で鳴いたので驚いて離しそうになったそうです。ご飯を食べてからまたいなくなりました。

 その後、帰って来ません。車にはねられていないかが心配です。22時過ぎ、外に出た長男が見つけました。「ふわり」と声を掛けたところ、出てきたそうです。右足の付け根付近が血だらけでした。朝、妻が抱きかかえた時に鳴いたのは、傷に触ってしまったからかもしれません。ネコは大きなけがをしたり、命が終わりに近づいていると感じると、安全なところに隠れるそうです。よくぞ出てきてくれました。

 11日(金)、動物病院で検査。かなり傷口は大きく、膿が一度破裂したような跡があったそうです。数日前に、朝から近所の白猫に追われ、毛が随分落ちていたことがありました。叫ぶような鳴き声も聞こえました。その時にけがをさせられたようです。数針縫ってその日は入院。翌日、傷口を舐めないように「エリザベスカラー」をつけられて退院してきました。かなり不満そうな表情でした。ひげセンサーが働かないので、あちこちにぶつかりながら家の中を歩き回っています。「外してくれにゃー」連発です。

 治療費は家族で割り勘だそうです。生きていたからこそ笑い話になります。(H)

 

0

【クラブの思い出】010915

 先日、お借りした卒業文集。「廊下を走った罰」、「忘れ物」、「しかられたこと」、「初めてのビンタ」、「最後の罰」、「げんこつ」、「授業をサボって」、「ガラスを割ったこと」タイトルを読むだけでも面白い。その中からある児童の文を紹介します。このブログと文章の流れがあまり変わらないことをおかしく思います。

「今まで僕が入ったクラブの中で、いま一番心に残っているのは、4年生の時の工作クラブだ。そのクラブには、武志くんと美紀哉くんと好昭くんと一緒に入った。そのクラブに入ってから作った物の中では竹とんぼが一番おもしろかった。山から切ってきた竹をいくつかに分けてから、四つ割りにして一人一人削り始めた。

その時は、ナイフでけがをしたり、削り損ねたりした人が多かった。僕は途中まではよくできていたが、羽を薄く削りすぎて失敗してしまった。

次の週のクラブの時、担当の松田先生は懇談会で来ることができなかったので、6年1組の教室で竹とんぼで遊んだ。だが、後ろの方で6年生がチョークを投げ出したので、もう竹とんぼ大会か、チョーク投げ大会か分からなくなってしまった。それからは、全員が人をねらってクラブが終わる時間までチョークを投げていた。

こんなクラブだったが、飛行機づくりや竹とんぼづくりなど楽しいことも一番あったと思う。その時作った竹とんぼはもうないが、今度はそれに負けないくらいよく飛ぶのを作ってみたいと思う。」(6年1組HM)

 

0

【付録】010914

 「小学館の学習雑誌『幼稚園』の付録がすごいことになっている。」ということが巷ので話題です。企業とコラボしたユニークな付録は、meijiの「お菓子すくい」、SEGAの「メダル落としゲーム」、幸楽苑の「ラーメン」、タカラトミーアーツの「ガチャマシン」、牛角の「焼き肉リバーシ」、セブンティーンアイスの「自販機」、セブン銀行の「ATM」など、本物そっくり。子どもだけでは決して完成させることができない付録ばかり。あっという間に完売になったと言う「ガチャマシン」のHPを見ると「おうちの方が組み立て係、お子さんは台紙から部品を外す係、という風に手分けして作っていただけたら。」とありました。

 「本物には触らせてもらえないもの」が子ども心をくすぐるようです。いや、一番くすぐられているのは「大きなおともだち」のようです。

 そこで、本題。今月号はタカラトミーとのコラボ。色を塗れるようになっている真っ白のフェアレディZ(トミカ)とトミカショップの販売棚。トミカ仲間の卒業生Hくんに、中2の妹経由で情報のメモを渡しました。

 すでに知っていたと思います。翌日、組み立てた棚と、自慢のトミカコレクションの写真と一緒に「早速ゲットしました。」との手紙をもらいました。(H)

 

0

【魔王】010913

 10日、K先生が研究授業をおこないました。題材は私たちも中学生の頃に習ったシューベルトの歌曲「魔王」。力強さ、不安感、楽しさが交互に現れる旋律と、ゲーテの詩をもとにした「子はすでに息絶えぬ」という突き落とされて終わる歌詞。ドイツ語の力強さも相まって、特に多感な時期の中学生には一度聴いたら忘れられない曲だと思います。

 シューベルトは31年間の生涯で600曲もの歌曲を作曲し、「歌曲の王」とも呼ばれていますが、そのうちの70曲ほどはゲーテの作品をもとにしています。

 「18歳のシューベルトは、ゲーテの魔王の詩を朗読しながら、興奮していた。本を手に行ったり来たりしていたが。突然坐りこんだかと思うと、ごく短時間のうちにすばらしい曲が紙に書きつけられた。」という魔王を作曲した時の様子が友人の記録に残っているそうです。

 最初、ゲーテは曲が前面に出すぎているとして気に入らなかった様子ですが、晩年に聞いたときは「イメージが絵のように浮かんでくる。」と絶賛したそうです。そういえば、中学生の時、音楽の授業でこの曲を絵にした覚えがあります。魔王は優しそうで怖いロバート・デ・ニーロでどうでしょう。(H)

 

0

【太田の浜の白波に】010912

 先日、学校評議員の宮本達也さんが来校され、相撲甚句全国大会グランプリ受賞の話をして行かれました。手にはオレンジ色の冊子が。タイトルは「昭和52年度卒業記念アルバム文集」。私が6年生の時の文集です。宮本さんの弟、章二くんは私の同級生。家にあった文集を持ってきたとのことでした。小6担任の室村一成先生、小2担任の金子勲子先生。学級写真や委員会の写真。1学年下のバレー部島本和彦コーチ、二見小の中田慎哉校長の顔も見つけました。

 さすがに小学校6年生で171cmはでかい。集合写真では隣の同級生が肩までしかありません。行事の写真は、1年生の時はペンを口にくわえ、6年生の遠足では友達の頭の上に手を載せ。自分ではおとなしかったと思っているのですが、ふざけた一面も随分あったようです。

 今は新しくなった田浦小学校の校歌を久しぶりに目にしました。下線は中学校の校歌と共通です。「田浦小学校」という言葉はなくとも、田浦だとわかる歌詞は良いですね.(H)

1 太田の浜の白波に 野坂の浦の歌を聞き もかけの松の宮代に 

  歴史のあとを仰ぎ見て 学ぶよわれら 朝夕に

2 伝えも古き牧山に 見おろす村のいとなみや さざ波寄する殿島

  漁(いさ)りの舟と競いつつ 励むよ我ら雨風に

 

0

【郡市陸上競技大会】010911

 11日(木)、水俣市のエコパーク陸上競技場で郡市中学校陸上競技大会が開催され、田浦中からは選手・役員47名が参加しました。女子中・長距離の部は今年も大健闘。郡市で2番目に生徒数の少ない学校ですが、2位に輝きました。男子も上位入賞者が相次ぎ、郡市駅伝大会、三太郎駅伝大会に向けて弾みがつきます。オープン競技の2年生女子800m走の1・2・3フィニッシュはかっこよかったですね。層の厚さを感じました。

 天候に恵まれすぎ、日差しが強く、気温も上がる中でしたが、田浦中生は競技、応援はもちろん、会場の片付けにも最後まで頑張ってくれました。嬉しい限りです。

 各校の選手の中に、複数の種目で1位となった選手がいるのですが、県大会には1人1種目しか出場できないため、明日の体育担当者の会議を経て、上位入賞者の中から郡市の代表選手が決定します。選考結果が楽しみです。

 ところで、昨年9月12日に開始した校長ブログも、今日で365話目です。今日、田浦中出身の他校の先生から「読んでいます。」と言ってもらえたのはとても嬉しかったです。こんなに長く続いたのは息をすることくらいです。(H)

 

0

【あちゃ~】010910

 田浦中では職員のグループラインを活用して日常の連絡や、全国の不祥事の事案、学校や教育に関する情報などを共有しています。正しく使えば、有効な情報伝達手段です。

 さて、昨夜は家に私一人とおはぎ・ふわりの2匹でした。寝っ転がっていると、足元におはぎがスリスリ。スマホを取り出して、パチリ。ブラシをかけたり、撫でたりして良い表情を狙ってパチリ。私の足を枕にしている姿や、上目遣いの表情などベストの写真が撮れました。早速、家族に画像を送りました。すぐに反応があるはずです。

 しばらくするとスマホの画面に田浦中ラインへの着信通知が。「動物は癒されます。」Y先生からです。「?、遅い時間に何の連絡だろう?」

 誤爆(ごばく):本来の意味から転じて、ネットの用語では、SNSなどで予定とは別の人やグループに連絡や画像などを送信してしまうこと。普段は厳しいと思われている人物の、優しい面を垣間見ることができるが、送った本人はとても恥ずかしい。まれに、本人が送信に気づいていないこともあるが、さらに恥ずかしい。スルーするよりも、気の利いたジョークで返すと悪くない。田浦中では「〇〇、今日は魚を持って帰るね。」が過去(平成28年10月)の最高の誤爆であるとされている。(田浦中辞典より)

 「あちゃ~。」でした。威厳が…。(H)

 

0

【重陽の節句】010909

 今日は季節の節目となる五節句の一つ、重陽(ちょうよう)の節句(菊の節句)です。古代中国では奇数を陽、偶数を陰と考えたので、縁起の良い奇数の中で最も大きい数字が重なる9月9日は重陽ということになります。菊酒を飲んだり、栗ご飯を食べたりして無病息災や長寿を願ったそうです。

 重陽の節句と聞くと、「雨月物語(上田秋成)」の中の「菊花の約(ちぎり)」という話を思い出します。

 出雲へ密使として旅の途中、病に倒れた宗右衛門は、左門に助けられました。それを縁に意気投合、義兄弟となった2人でしたが、宗右衛門はどうしても果たさなければならない役目がありました。「重陽の節句に戻ってくる。」と約束をして旅立った宗右衛門でしたが、役目を終え、出雲を去ろうとしたときに捉えられてしまいます。約束の日が近づきますが、牢から出してもらえるような様子はありません。

 ついにその日、準備をして待つ義弟の左門でしたが、夕方になっても義兄、宗右衛門の姿は見えません。左門の母は、家に入りまた明日待てばよいと促しますが、左門は「兄上は信義ある武士だから、決して約束を破ることはない。」と待っています。

 時間がたち、日も落ちあきらめて家に入ろうとしたときに、風に吹かれる陽炎のようにやってくる人影が…。

「雨月物語」には怪異小説9編が収められています。秋の夜長にどうでしょう。(H)

0

【金メダル】010908

 郡市陸上大会記録には田浦中Kさんの1年男子200m(S51)とTさんの1年女子200m(S58)他、合わせて9つの昭和の記録。(※今は実施していない種目もあります。)が残っていますKさんは私の2学年上の生徒会長。すごい先輩だったと言うイメージが残っています。平成15年の1年男子と平成16年の2年男子の400mRの記録も田浦中。ジャイアンツの立岡選手がメンバーでした。

 体格、練習方法、道具は大きく進化しています。1896年のアテネオリンピック(男子のみの参加)に、葦北水俣郡市の大会記録ホルダーが出場してみると…。

100m。Sくん(H23水二中)がスピードに乗り勝利。2年生のTくん(H27津奈木中)も銀メダル(オ:11秒09) 

400m。Yくん(H08水二中)が最後に振り切り勝利(オ:54秒02)

1500m。Iくん(H27佐敷中)が最初から引き離し余裕の勝利(オ:4分33秒02) 

110mH。Tくん(H24水二中)が流れるようなハードリングで圧勝(オ:17秒06) 

走り高跳び。Oくん(S59水三中)・Nくん(H08水一中)ともに2位の記録は上回るが、惜しくも銀メダル。(オ:1m81cm、ただし挟み跳び

走り幅跳び。Nくん(H01佐敷中)がわずかに上回り劇的勝利(オ:6m35cm) 

という結果でした。金メダルおめでとう!(H)

 

0

【児童虐待防止法】010907

 町の生徒指導担当者会でも話題になりましたが、児童虐待のニュースが絶えません。先日は、鹿児島県出水市で発生した虐待死が報道されていました。「虐待の連鎖(虐待されて育った子どもが大人になった時に、自分の子どもを虐待する)」もよく聞きます。新米の親にとって、子育てのモデルは自分の親です。

 ご存じのとおり、児童虐待防止法は平成16年の改正で「虐待を受けた児童」から「児童虐待を受けたと思われる児童」に改められました。

 さらに、学校、児童福祉施設、病院その他児童の福祉に業務上関係のある団体やその従事者は、より積極的な児童虐待の早期発見及び通告が義務付けられています。

 また、児童及び保護者に対して、児童虐待の防止のための教育又は啓発に努めなければならないこともうたわれています。

 田浦中では学校だよりとPTA総会、HPなど複数の手段で周知を行っています。子どもたちには虐待を訴える力を、保護者には躾という名の虐待をしない、させない、人の子どもの虐待に気付いたら行動することが当たり前だという意識をもってもらうことがねらいです。

 バットを振らなければボールには当たらない。空振り覚悟で虐待を疑い、通告することが大切です。不作為、見逃し三振は私たち大人の最大の罪です。(H)

 

0

【好きこそ物の上手なれ】010906

 校内を巡回していると、2年生は国語「枕草子」の授業中でした。「春はあけぼの~」で始まる清少納言の随筆で、私と同世代の方は授業中に暗唱した記憶があるのではないでしょうか。社会科を教えていたずっと以前は、学力検査等も知識を問う出題が多かったため、「紫式部」と混同しないように「枕の掃除(草紙)で清(清少納言)潔に!」と教えていました。知識の注入で、音として残るだけです。

 国語担当のH先生から聞こえたのは「春は“三色団子”、夏は“かき氷”、秋は“きのこの山”、冬は“雪見大福”」という言葉。枕草子を下敷きにして、子どもたちそれぞれが感じる春夏秋冬の「をかし」、「あはれ」、「わろし」を随筆にした「令和版枕草子」だそうです。Mさんの作品の「きのこの山」は「お菓子」、本来の「をかし」に掛けるとは、なかなかユーモアのセンスがあります。

 全国学力・学習状況調査のアンケートで「国語の勉強が好き」と回答した生徒は全国平均をはるかに上回っていました。結果も良好。好きこそ物の上手なれ。

ちなみに、数学も同様のアンケート結果でした。たぶん、「三角形はおにぎりせんべい。」と教えています。田浦中の国語も数学もいとをかし。(H)

 

0

【100年カレー】010905

 目の前で1年生の学年会が開かれています。総合的な学習の時間の取組が主な議題のようです。「学習を通して、どのような力をつけさせたいか。」ということが大切ですので、生徒の実態と学力の分析から話が始まりました。

 1年生は料理研究家の江上トミさんの実家である「赤松館(せきしょうかん)」を中心に、田浦の特産品である甘夏みかんやデコポン、地域で作られている漬物、御立岬公園などについて調べて、郷土の良さについて知り、発信する学習を行います。

 研究熱心な1年部の先生方は、夏休みに「100年カレー(江上トミさんが残されたレシピをもとに再現されたカレー)」を赤松館に食べに行きました。普段食べているカレーより色が黄色く、玉ねぎの甘さが最初に来る味だったそうです。学習の中でミカンや漬物など田浦で作られるものもセットにした、100年カレーの再現を予定しているそうです。塩はもちろん、集団宿泊教室の時に「塩むすび館」で作ったものを使います。

 「それぞれが、自分のよいところをみんなの前で発表できるような子どもたちになって欲しい。」田浦中の卒業生であるY学年主任の思いです。(H)

 

0

【共通テスト終わる】010904

 昨日の午後は町の生徒指導担当者会でした。夏休み中に町内の小中学生が巻き込まれた事故や事件はありませんでしたが、昨日の新聞には、県内の高校生がわいせつ画像の拡散で摘発されたという記事が載っていました。被害者は「軽いノリ」を後悔していると語っているそうです。スマホの約束6か条「あとがこわい」を思い出してみましょう.

 また、夜中に某トンネルを動画投稿チャンネルにアップしようと集まっている県内外の若者がいるとの情報もありました。先日書きましたが、「お化けは土地に憑き、幽霊は人に憑く」と言います。やめましょう。「化け物の 正体見たり 枯れ尾花」

 今日は共通テスト2日目。いつもは朝練習に参加している長距離走チームの3年生も昨日・今日はお休みです。登校時に「昨日はだいぶ勉強したろ。」と聞くと、ニコっとしました。「睡眠は十分とりました!」という満足そうな笑顔でした。

 3年生の教室に行くと、早く登校して勉強している生徒も沢山いました。1時間目は社会です。「金栗四三」、「オリンピック」など、熊本県に関連のある予想問題が飛び交っていますが、実際はどうだったでしょうか。たぶん、最初の解答は「くまモン」です。

 朝の会が終わったころ、2時間目の数学のテストで使うコンパスの忘れ物が届きました。あっ、これはナイショでした。(H)

 

0

【選手登録】010903

 3年生の共通テストが今日・明日の2日間実施されます。問題配付から開始までの時間を緊張した面持ちで待っていました。初めの合図で一斉に問題用紙を開き、後は集中。今日は国語・理科・英語、明日が社会・数学。終了後に「明日に掛ける!」という声も聞こえてきました。

 久し振りに晴れの日が続いていますが、台風13号(レンレン)が接近中です。連続して台風14号(カジキ)も発生したとのこと。エコパークでの練習を予定している日曜日は週間天気予報では曇り。先週は雨中の練習でしたので、台風がそれてくれるとよいのですが。

 午前中に郡市陸上競技大会の選手登録が締め切られました。練習を続けてきたけれども選手に選ばれなかった生徒。本人の希望とは異なる競技に出場する生徒。最後は納得して競技に臨むとのことでした。田浦中は芦北水俣で2番目に生徒数の少ない学校ですが、選手団と応援団が一体となって頑張る田浦中生の姿を魅せましょう。(H)

 

0

【待合室】010902

 昼休みの校長室・事務室前はいつも、職員室に用事がある生徒の待合室として賑わっています。今日は前の廊下からクイズが聞こえてきました。数年前に爆発的なブームを巻き起こし、メダルの争奪戦になった「妖怪ウォッチ」からの問題でした。

「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげるさんによると、特定の場所に出るのがお化け(妖怪)で、あちこち移動できるのが幽霊だそうです。お化けは土地に憑き、幽霊は人に憑くので、「妖怪ウォッチ」の設定は原則と異なるようです。

交通事故で地縛霊になったネコの妖怪。必殺技のひゃくれつ肉球で、敵を攻めまくる。

犬と伯父さんが融合して生まれた妖怪。後姿を見て近づいてきた人を驚かせる。

とりついた相手に秘密を無理やりしゃべらせる妖怪。

つっぱることが生きがいな妖怪。真面目な人にとりついてワルの世界に引き込む。

鼻から何かが漏れそうで、いつももじもじしている。限界を超えると大量の水を発射。

とりついた相手にめらめらと燃える心をそそぐ獅子妖怪。

周囲におならをふりまく妖怪。とりつかれると、おならが止まらなくなってしまう。

小中学生には分かるかな。問題は2年生バレー部Mさんのチョイスでした。(H)

0

【防災の日】010901

 今日は政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する「防災の日」です。

 今から100年近く前の1923(大正12)年9月1日11時58分32秒。大きな被害をもたらした関東大震災が発生しました。

 内閣府の防災情報のページには、「マグニチュード7.9と推定される、近代化した首都圏を襲った唯一の巨大地震であり、南関東から東海地域に及ぶ地域に広範な被害が発生した。死者105,385、全潰全焼流出家屋293,387に上り、電気、水道、道路、鉄道等のライフラインにも甚大な被害が発生した。」「地震が昼食時に起こったこともあり竈(かまど)、七輪から同時多発的に火災が発生し、水道が断水したため最新の装備も役に立たず、おりからの強風によって火災はたちまち延焼し、消防能力を超えた。」と書かれています。

 9月1日前後は二百十日にあたり、台風の襲来が多い時期とされています。防災の日制定の前年である1959年9月26日には伊勢湾台風が上陸し、大きな被害をもたらしています。教訓を生かし災害に備える日にしたいですね。(H)

 

0