校長ブログ
消費生活学習
本日の6校時、3年生は社会科の学習として『消費生活学習』を行いました。令和4年4月から成年年齢が18歳に引き下げられたことで18歳から自分で契約できる能力があるとされ、高額な商品購入やローンを組むことができるようになりました。
その一方で、これまで20歳まで認められていた未成年者契約の取消権が17歳までとなり、有効な契約を簡単に取り消すことができなくなります。「契約」によって社会に主体的に参加できるようになると同時に、消費者トラブルに巻きこまれる危険性も高まっているのです。そこで重視されているのが、「自立した消費者」を育成する消費者教育です。
そのような中、高森町役場消費生活相談員の 平田恭朗 様 を講師としてお招きし、3年生生徒を対象に『ネット通販』『スマホ等に係る課金』等々のことがらについて、具体的な事例をもとにお話をしていただきました。
自分を語ることから
28日(木)「阿蘇郡市人権・同和教育授業研究会」が本校で開催されました。町内外(高校の先生方も)から60名を超える教職員等の方々が3年生の授業を参観されました。
受験を控えた3年生一人一人が、進路選択等にかかわって考えていること(悩みや不安)についてクラスメイトに伝えていく学習でした。普段、表面的には見えないことについても信頼できる仲間や担任の先生の存在に勇気をもらい手を挙げ、前に出て伝えていきました。そしてそれを聞いた仲間が自分のことと重ねて発表した友だちに返しを行っていきました。
悩みや不安は誰しも持っています。特にこの時期の生徒たちは、私たちが考える以上だと思います。しかし、仲間の存在が勇気を与えてくれ、また一歩前に進んでいくことができます。子どもたちのつながりの強さそして絆の強さを感じた瞬間でした。すばらしい時間と学ぶ機会を与えてくれた3年生の子どもたちと先生方に感謝です。
素敵な時間 地域交流会
22日(金)の3・4校時、3年生は地域にお住まいの高齢者の方々をお招きし、体育館でボッチャやゲームに取り組んだり、給食をいっしょに食べたりする時間を過ごしました。この取り組みは、生徒たちが地域の高齢者の方々とのふれあいを通し、交流を通して少しでも元気を与えることができればと考え実現したものです。
まず、ボッチャをいっしょに取り組みましたが、ここはお年寄りの方々が上手で生徒たちが教えてもらう場面も、互いに声をかけあうなど楽しい時間となりました。その後のゲームでは、ステージ上のスクリーンにランダムに出された文字を見て、並び替えてできる言葉のカードを見つけるゲームでしたが、生徒たちとともに考えたり、生徒が優しく答えを伝える様子も見られました。中には生徒自身が必死になる場面もありましたが笑い声があちらこちらから聞こえ、笑顔も見られる素敵な時間でした。最後は、3年生全員から12月に予定している音楽祭で披露する歌を聴いていただきました。4校時終了後は給食を生徒たちと一緒に食べていただきました。
生徒たちの発案から今回実現した取組ですが、とても素敵な時間でした。最後になりますが、今回の取組にお力添えをいただいた待ち住民福祉課の皆様、ほんとうにありがとうございました。
人が幸せに暮らしていくために必要なこと
2年生は総合的な学習の時間(高森ふるさと学)の学習として、『福祉』について学習を進めています。昨日(20日(水))の午前中はその学習の一環として「福祉疑似体験活動」を行いました。高森町社会福祉協議会の方をはじめ阿蘇や菊池の事業所からもお越し頂きました。最初に『福祉』について改めて説明をしていただきましたが、私が印象に残った言葉は、「ふくしとはふだんのくらしをしあわせにするためのもの」と言う言葉です。なるほどと再認識させていただきました。その後、生徒たちは
◇高齢者体験 ◇視覚障がい体験 ◇パラスポーツ体験 ◇車いす体験 ◇妊婦体験
と5つの体験をグループごとに時間を分けて行いました。子どもから大人まで全ての人が安心して暮らせる社会がさらに充実するようにみんなで取り組んでいきたいと思いました。
本物から学ぶ ~素敵な空間・時間でした~
19日(火)の午後、高森町を本拠地として活躍されている『096K歌劇団』の方々に来校いただき、「前田慶次かぶき旅〜肥後の虎・加藤清正〜編」を上演していただきました。地元熊本の内容ということもあり、生徒たちも先生たちも興味を持って、楽しく観劇することができました。やはり、生でみる演技には迫力があり、引き込まれるものがあります。あっという間に時間も過ぎ、終了後は生徒たちからの質問の時間もありました。質問でるかなぁと思っていましたが、どんどん手が挙がり、いろいろなことを教えていただきました。最後には全校生徒とともに記念撮影も行いました。
ほんものから学ぶことには大きな意味があると思います。すばらしい時間を提供していただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
生徒会役員改選に向けて
令和6年度生徒会役員改選の時期となりました。今年度は、2年生から11名、1年生から6名の生徒が立候補してくれました。本日から本格的に活動が始まり、今朝は生徒昇降口で立候補した生徒と応援者の生徒がタスキをかけ呼びかけ等を行っていました。12月12日の立合演説会までの期間しっかりと自分の思いを伝えていってくれることと思います。高森中学校のさらなる充実と向上に向けて、皆さんの活躍を応援します。
2年生 認知症サポーター養成講座で学ぶ
本日の5・6校時、2年生は、高森町地域包括支援センターより3名の方を講師としてお迎えして「認知症サポーター養成講座」を開きました。最初に認知症についての説明を聞き、その後ワークショップ形式で、課題に対して班ごとに考え、その後全体で協議していきました。
日本に限らず多くの国で高齢化が進んでいます。周りの人たちの理解が今後ますます大切になってきます。そんな中、本日2年生の生徒たちが、しっかりと考えてくれたことをぜひ日常の生活に生かしていってもらえればと思います。
今日から2学期中間テスト
高森町の学校は2学期制となっており、10月から2学期が始まっています。本日から明日にかけて『2学期中間テスト』が行われています。1校時のテストの時間に教室をまわると、どの学級でも真剣に問題に向かう姿が見られました。まだ明日まで続きます。しっかりと復習をして、持てる力を存分に発揮していきましょう。
学びの姿が見られた時間
先週の金曜日(8日)に高森町公開授業が行われました。県内外から多くの方々の参加があり、午前中は高森東学園、午後は高森中央小学校でそれぞれ授業公開が行われました。午後の授業後には体育館に参加された方々が集まり、町の取組やこの日の授業等についての質疑応答の時間があり、今回は中学生にもその会に参加してもらいました。本校からは、生徒会執行部の5名が参加してくれ、ステージ上で参加された方々からの質問に答えていきました。
150人ほどの大人の方々の中で、しかもステージ上でということで、緊張も大きかったと思いますが、堂々と自分たちの考えを伝えてくれました。難しい質問については、5人でサッと顔を付き合わせ相談する姿、これこそ、日頃学校で取り組んでいる姿で、「一人で解決が困難なときは、仲間と相談して解決する。」まさにその姿を何回もステージ上で見ることができました。高森中・高森東学園の生徒たちのそういう姿はほんとうに立派で、頼もしい限りでした。
自分にできること
私は、毎朝7時過ぎに学校に出勤し、7時35分ごろに東側門に出ていくというのが日課となっています。出勤後は、校長室でメール等の確認をしたりしているのですが、今朝の7時過ぎに校長室のドアをノックする音が聞こえてきました。ドアが開くと3年生男子生徒が立っていました。
私: 「おはよう。 どうした?」
生徒:「校長先生、3日間休みだったこともあり、校長室も埃等があるのではと思い掃除をしにきました。掃除をしてもよいですか?」
私: 「え~!! 貴重な時間に、大丈夫だよ。」
生徒:「いや、早く登校したので、時間がありますので。してもよいですか?」
私: 「いや、ありがとう。」
とこんなやりとりをしていると、早速ほうきとちりとりを持ってきて、校長室内を掃除してくれました。朝の時間って、何かと自分のことで精一杯のはずなのに、この行動には感動しました。先日の郡市音楽会でもそうであったように、高森中にはこういった素敵な生徒が大勢いることに感動するとともに、こういった学校で仕事をさせてもらっている自分に感謝の気持ちを一層強く持った今朝の出来事でした。