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校長ブログ

朝の読書に関する作文①「読書は一つの成長の素」

全国配付の「YA2024朝の読書ガイドブック」等に掲載された、朝の読書に関する作文の1人目を紹介します。

「読書は一つの成長の素」 相良中学校2年生

私は、どちらかといえば、一人より大勢でいる方が好きだ。そのため、休み時間は、友達と遊んで過ごす事が多かった。しかし、中学生になると『朝の読書』が始まった。その時間は私に、一人の時間の大切さを教えてくれた。中学生になってからのこの2年をふり返ってみると、本と向き合った時間が私の成長の時間になっている気がする。本を読むと新たな知識、考えの他に自分の新たな一面を知ることができるような気がする。その度に私は、本の大切さを実感する。もっと早く出会っていれば、もっと多くの発見があったのではないかと、何度も思った。この考えを作り出してくれたのも全て、『朝の読書』のおかげだ。私は今、『異世界食堂』という本で新たな出会いを待っている。この本は私が中学生になって一番最初に心を奪われた本だ。あれから2年経った今でもこの本からは、たくさんのことを学んでいる。人に対する考え方や、今生きている「世界」との向き合い方など、本を読むことでしか得られないことばかりだ。楽しい学校生活の中にある『朝の読書』は私にとって一つの学習であり、経験である。この時間一つ一つを、私の一部としてこれからも大切に過ごしていきたい。

避難訓練、火災1日100件

2月19日、火災の避難訓練を行いました。下球磨消防署中分署から3名来校していただき、避難訓練を観察後に、「すばらしい。落ち着いて、しゃべらずにできていました。」と評価していただきました。その後、火災の現状や消火器の正しい使い方についても指導して頂きました。火災は1日100件おきているそうです。学校でも、大切な命を守る避難訓練を継続していきます。

全国配付の「YA2024朝の読書ガイドブック」等に、作文掲載

2月13日、大きな封筒が届きました。開けると「YA2024朝の読書ブックガイド」「YA2024図書総目録」が5冊ずつ入っていました。毎年、全国の中学校と高校へ配付される冊子です。しかし、今年は、なんと本校の生徒(2名)の作文が掲載されているのです。出版社から10月中旬に朝の読書に関する原稿依頼がありました。そこで、図書司書の先生と相談し、2名の生徒に原稿を依頼しました。そして、完成し送られてきたのが下の冊子です。小冊子には152冊、大冊子には約1600冊の本の紹介があります。そして、生徒の「朝の読書」の感想として、中学生が2名、高校生が2名が掲載されています。その2名の中学生名が、相良中学校の生徒です。「朝の読書」への思いがしっかり綴られており、11月に原稿を読んだ時、関心し、冊子が送られてくるのを楽しみにしていました。2月14日に2名の生徒を校長室に読んで、冊子と図書カードを渡しました。後日、2名の作文を紹介します。お楽しみに!

後期期末テスト、復習の場としてポジティブに!

2月14日、1・2年生の後期期末テストが始まりました。今日から3日間です。2週間前にテスト範囲を配付しました。学校の中でも復習の場(帯タイム、PUタイム)はありますが、多くの時間は家庭学習となります。復習とは、「できないを探して埋める作業」です。勉強と向き合うことは、学校でも家庭でも大変なこともありますが、復習の「時期」と「時間」と「方法」を工夫しながら、復習をポジティブにとらえてほしいと思っています。自分の中に新しい知識が入ること、その知識を活用することは、実に楽しいものです。

驚きの数字? 対応は本人→親、だめらな医療!

先日、本校の研修の中で、全職員で驚いた数字がありました。

「1時間29分」と「2時間24分」です。

何だと思われますか?これは、熊本県学力・学習状況調査の結果の中の数字で、相良中の1・2年生の家庭での平均学習時間と平均SNS時間(ゲーム、電話、動画含む)です。SNSは、これからの時代に必要不可欠であることは承知していますが、このSNS時間の実態には本当に驚きました。村の教育機関で協議したSNS時間の基準は、「メディアコントロール1H(ワンエイチ)」です。つまり1時間です。「スマホ依存症」がここ数年、大問題になっていますが、相良中にも「スマホ依存症」の生徒が複数人いると思われます。保護者からも「スマホをずっと使っている」「スマホに関して親の言うことを聞かない。」「いつ寝たのかわからない。」等の相談もあります。このような子は確実に、スマホに支配されていますし、スマホに使われています。「メディアをコントロールできない→昼夜逆転→心の元気力損失→不登校」というレールが待っているのは確実です。子供がコントロールできない場合は、親がコントロールをしてやる必要があります。それでもだめならば、医療です。限られた時間(1H)の中で、上手にSNSを活用したいものです。

ディベート、「発表力」と「学ぶ意欲」

この写真は、何をしている写真でしょうか?

この写真は、2月9日の1年生国語の物語教材「少年の日の思い出」の授業の様子です。教材をどのように活用して授業を行うかを構想するのが、教師の大きな仕事の1つです。国語の先生は、「ディベート」という方法を用いて、教科書の言葉を根拠にしながら、考えを伝え合う学習を構想しました。ディベートとは、2つの立場に分かれて、司会の進行をもとに、考えを伝え合う学習です。生徒たちのディベートをする表情が素敵でした。そして、それを見守る先生の表情が素敵でした。主体的な学習は、「発表力」を育てるとともに、「学ぶ意欲」を高めます。

学校評価(後期)の結果報告、保護者用学校評価のお願い

1月30日、学校評価(後期:生徒・教職員)の結果報告と、保護者用学校評価のお願いについての文書を配付しました。「5つの育む力」の現状を保護者の皆様とも共有し、子供の成長、そして学校の成長につなげていきたいと考えています。そこで、ご覧いただいたうえで、下のQRコードをもとに、2月7日(水)までに保護者用学校評価アンケートについてご協力をよろしくお願いいたします。(数分で終わります。)

R5学校評価結果報告(後期)、保護者学校評価のお願い.pdf

 

調理実習、4名のゲストティーチャーも応援

1月30日、学校中に香ばしい匂いが漂ってきました。匂いに誘われて調理室に行くと、1年生が今年2回目の調理実習を行っていました。調理は「麦たきハンバーグ」「人参グラッセ」「粉ふきいも」「ミネストローネ」の4種類です。地域の方4名にゲストティーチャーとしてお手伝いいただきながら、実に楽しそうに調理をしていました。今年は4年ぶりに調理室を使用しています。また、ゲストティーチャーも4年ぶりです。ご指導ありがとうございました。

学級の雰囲気づくりには、①対話・話合い②学級の絆③友達のささえ

1月30日、本年度2回目の学級経営向上研修を行いました。球磨教育事務所の指導主事の先生に来校いただき、3年1組と2年1組の2つのクラスの授業を見て学級経営の更なる向上のためにアドバイス等を頂きました。今後に生かしていきます。また、事前に「学級で大切にしたいこと」の9項目について生徒にアンケートを行いました。結果は、2クラスともに一番良かったのは「対話・話合い」でした。あとは、「学級の絆」「友達のささえ」が続きました。子供たち自身も、このようなことを大切にしながら、クラスの雰囲気づくりを行っています。

 

勝米とお守り、地域の応援も受験に追い風!

1月29日、相良役場にて、3年生の代表生徒2名が、村長と十島地区営農生産組合長から勝米とお守り、お米ストラップを頂きました。勝米は十島菅原神社の奉納米であり、受験必勝の祈願が込められたお米です。そのお米を食べ、お守りを身に付けて、相良村の地域の皆さんからの応援も、しっかり受け止めて、追い風にして受験に臨んでほしいです。ありがとうございました。

「注文をまちがえる料理店」、失敗を許すとは?

1月26日、2年2組の道徳の授業は「注文をまちがえる料理店」という教材を使った授業でした。この教材は、「認知症を抱えた人が接客をするレストラン」という実話をもとに書かれた感動的な内容です。課題は「失敗を許すとはどういうことだろう。」でした。「間違いを受け入れ、いっしょに楽しむ。」という言葉がキーワードです。生徒たちは、教材を見つめ、そして自分たちの生活を見つめ、しっかり考え、協議し、共有しながら、考えを広げていました。このような道徳の授業が、「思いやる力」をしっかりと育むのです。

 

 

 

新入生説明会、不安と楽しみどっちが多い?

1月25日、新入生説明会を行いました。校長挨拶の始めに、「『不安』と『楽しみ』どちらの方が多い?」という質問をし、挙手してもらいました。ちょうど半分ぐらいでした。小学校卒業、そして中学校入学は「大きな節目」です。節目は大きな成長につながります。相良北小学校と相良南小学校で、最上級生として学校を創ってきた子供たちです。各小学校で培った力を基に、相良中学校3年間で更に人間力に磨きをかけてほしいと願っています。入学を楽しみにしています。

 

生徒会執行部任命式、感謝と2つのお願い

1月24日、生徒会執行部任命式を行い、感謝状や委嘱状を渡しました。旧役員の皆さん、1年間本当にありがとう。学校の雰囲気は、生徒が作ります。それも、3年生が作ります。そして、生徒会が作ります。この1年間で、私の心に新しく刻まれた言葉は「考動」です。とってもいい言葉でした。「目標に向かって、積極的に考えて動く」を作ってくれた旧役員の皆さん、本当にありがとう。

新役員の皆さんには、2つのことをお願いしました。「①みんなが成長できるスローガンを考えてほしい。」「②みんなが元気になり、挑戦できる企画を考えてほしい。」です。新役員と新3年生を中心に、更なる「元気と挑戦で、成長できる学校の雰囲気」を創っていってほしいと願っています。

 

前期選抜の面接練習、将来を見つめる機会

1月23日で前期選抜の面接練習が終わりました。私も全員と面接練習を行いましたが、受験する生徒の志望動機や将来の夢、高校で頑張りたいこと、中学校で頑張ったこと等が聞けて、私にとって、とても楽しい時間でした。生徒には、「合格するための面接練習だけど、それだけにとどめず、自分の思いや考えをまとめる機会、伝える機会、そして将来を見つめる機会にしてください。」と話しました。生徒たちの頑張りをたたえるとともに、合格を心から願っています。

部活動後援会臨時総会、令和6年度からの「休日の運動部活動の地域移行」のスムーズな実施を目指して!

1月22日、部活動後援会臨時総会を開きました。1.2年生の保護者の60%が参加され、関心の高さを感じました。「休日の部活動の地域移行」について、下の7点について説明をし、質疑応答後に、承認をいただきました。今後も、村の検討委員会で、2つの課題である「指導者の確保」と「費用」について協議を進めながら、令和6年度からの「休日の運動部活動(5つ)の地域移行」がスムーズに実施できるように、環境を整えていきたいと思います。当日の説明資料も添付しておきますので、地域の皆様等も、ご一読いただき、是非ご協力を宜しくお願いいたします。

① 国の方向 ②R5年度末ビジョン ③現在の部活動の課題 ④「休日の部活動の地域移行」のスムーズ化を目指して ⑤「休日の部活動の地域移行」の課題 ⑥大会等 ⑦今後の流れ

 20230122部活動後援会臨時総会(休日の部活動の地域移行).pdf

 

主体的や選択制のある家庭学習、帰りの会とタブレットの活用

1月19日、タブレットの定期的な持ち帰りを開始します。昨年度も新型コロナウイルス対応としてタブレットの持ち帰りを行っていましたが、今回は、「生徒が能動的に取り組める家庭学習」の一環として「帰りの会で行う『家庭学習の計画』」と「タブレットの活用」を行っていくことにしました。本来家庭学習は、家庭教育の一環ですが、授業と家庭学習の連携という意味からも、現在家庭学習への指導を学校で行っているのが現状です。しかし、家庭学習を本来の姿に少しずつ戻そうと考えています。「全員が同じ家庭学習の内容」から「主体的や選択性のある家庭学習」への変換です。まずやってみよう精神で、本日からスタートします。課題も出てくると思いますが、その都度対応していこうと考えています。「タブレット持ち帰りのルール」もありますので、ご理解・ご協力を宜しくお願いします。

タブレットの持ち帰りルール.pdf

何をしている写真でしょうか?

次の写真は、何をしている写真でしょうか?

実は、この写真は「朝の会」の様子です。「朝の読書」が終わると、すぐ「朝の会」が始まります。私は生徒の机に座り「朝の会」まで参加します。1月18日は2年2組に参加しました。日直が「班で『新研究』のチェックをしてください。」と言いました。つまり、この写真は、家庭学習の「新研究」を4人分チェックしている写真です。チェックの基準は、「すべてやっているか。」と「やり直しをしているか。」だそうです。「OK」と書いて4冊を重ねました。時間にして1分です。「友達チェック」は、簡潔で自治的な取組です。また、量を「選択制」にしているのも特筆です。量を基準に3つのコースを設定し、自分で選択して家庭学習を行っていました。2年生で12月末から始めた、家庭学習のシステムです。家庭学習の目指す姿は、「自ら計画を立てて、自ら学ぶ」です。

学級人権宣言の見直し、「思いやり言動」は自他共の成長に!

1月16日、3学期の人権集会を行いました。事前に学活等で、1学期に立てた学級人権宣言を振り返り、見直しを行いました。そして、この集会で、各学級が新たな人権宣言を行いました。まさに、人権宣言のPDCAサイクルです。各学級でしっかり考えられた人権宣言です。日常生活の中で、意識化し、習慣化され、「思いやり言動」が増え、自他共に成長するビジョンになることを願っています。

面接練習開始、巨大絵馬も受験を見守る

1月10日、前期選抜入試の面接練習が始まりました。生徒たちは放課後に、本番を想定しながら6回の面接練習を行います。先生方が面接官になり、質問をしたり、改善点を伝えたりします。私も来週から4回面接練習に入ります。楽しみです。早い生徒が来週に受験をし、そして3月まで受験は続きます。受験は個人戦ですが、団体戦でもあります。巨大絵馬も、校長室前廊下で、3年生の合格を祈願して見守っています。3年生ファイトー。

3学期の「個人ビジョン」を立てる

1月9日、3学期初日の3時間目の学活では、全てのクラスで個人ビジョン(目標)を考える時間を設定していました。2年1組では、2学期始めに立てた自分のビジョンをもとに、新たなビジョンを考えていました。その中から3名のビジョンを紹介します。

 何かを思いついたら手を挙げ、きつくてもすぐあきらめないポジティブハキハキな自分
今、自分が持っている「発表力・挑戦力」のレベルを上げ、積極性のある自分になる。 
時間の使い方を考えて、勉強と睡眠の時間を確保する。