校長ブログ「秘密の部屋」

2019年4月の記事一覧

【にぎわいました】310420

 前事務職員のH先生が昨日の放課後に来校されました。早速、事務室から笑い声が聞こえてきました。「何か?」と尋ねると、玄関から入る時に今までの習慣で、元は自分の靴箱だったK先生の靴箱を開けてしまったようです。

 先日の歓送迎会にも参加されたので、お土産にチョコレートを渡しました。特に美味しいものが一つ入っていたので、「これは必ず食べてくださいね。」と言ってお渡ししました。以前、大福を我慢しきれず車中で食べ、口の周りと服に粉をつけて帰り、子どもさんたちに「何食べてきた?」と、ばれてしまったこともあります。今回は家まで持ち帰り、テーブルに置いていたそうです。

 翌朝、食べようとすると中身がありません。「誰が食べたんね!」子どもさんたちに大人げない一言を放ってしまったとのことでした。食べ物に関しては親も子も関係ありません。 

 H先生は、人差し指にいつも可愛らしい指サック(本人談)をしているのですが、今日は紅茶を飲んだ後、カップの取っ手に指サックを残していくという高等テクニックを見せました。

 放課後の事務室が大変賑わいました。(H)

 

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【赤団・青団】310419

 体育大会に向けての練習が始まります。昼休みはみんなで長縄跳びの練習で盛り上がっています。

 毎年していた団編成を、全学年1クラスになったことを契機に、今年から赤団(旧田浦小校区・旧井牟田小校区)と青団(旧小田浦小校区・旧海浦小校区)に分けることとしました。これは

①3年間を通して、同じ団に所属することができるため連続優勝に嬉しさが出る。
②兄弟姉妹が同じ団に所属するため、テント内での家族や地域での応援が盛り上がる。
③地域の先輩が後輩を指導するため、縦のつながりが出る。
④来年の体育大会に向けて、新団長を決めて早くから取り組むことができる。
ことなどをねらいとしたものです。多少、両団の男女比に違いが見られますが、出場種目で対応することとしました。「地域の心の拠り所となる学校」は田浦中の目指すところの一つです。当日は、ぜひご近所にもお声掛けの上ご来校ください。5月19日(日)は、生徒・保護者・地域・職員のみんなで盛り上がりましょう。(H)

 

 

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【そんがーしゅうちー】310418

 今日の午後、中学生の時に社会科を教えていただいた、競 元校長先生が来校されました。今週火曜に佐敷中に行く機会があり、校長肖像写真で見たばかりでしたので、不思議な縁を感じました。喜寿の祝いを兼ねた、昭和31年度田浦中卒業生の同窓会を開かれるということで、その役員をされているそうです。校歌と当時の校舎の写真などをお渡ししました。

 日奈久在住の先生だと聞いていたのですが、お父さんの勤務の関係で田浦に引っ越してこられ、田浦中を卒業されたとのことです。中学生の頃は、まさかずっと上の先輩とは知りませんでした。

 初めて授業を受けた時は、垂直と斜め30度の直線からなる、整った、刻印されたかのような筆圧の強い板書が強く印象に残りました。先生の文字を黒板で練習している友達もたくさんいました。ノートに文字真似のまま書き写している友達も結構いました。当然、私も今でも書くことができます。子どもはすぐ影響されます。

 3年生の公民の授業では、法的な話を良くされていました。興味がある内容だったので、毎回とても真剣に受け、「憲法前文暗唱のテスト」は予告の翌日に受けに行きました。授業をされる先生が好きと言うことは、学習意欲につながりますね。

 当時の教育課程にあった必修クラブ(授業の一コマに入っている活動)では、「中国語」クラブを担当されていました。同級生のS中M先生はその時習った中国語の歌を今でもあらゆるところで歌っています。影響を与え、記憶に残る先生はすごいなと思います。(H)

※今回のタイトルはM先生の名前の中国語読みです。しょっちゅう聞かされ覚えました。 

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【職員講話】310417

 田浦中では、生徒集会で職員講話を行っています。今年度の第1回はS先生が担当しました。

「ディズニーランドのキャスト(従業員)のゴールはゲスト(お客様)のハピネス(幸福感)。キャストの重要な行動指針の一つは『礼儀正しさ』で、具体的には、あいさつ・スマイル・言葉遣い・アイコンタクトの4つを実行することを従業員に教えているそうです。あいさつは人間関係を円滑にします。」という導入から入り、人より先に挨拶をすることと、「はい」の返事をはっきり言うことの意味についての考え方、会釈・敬礼・最敬礼・座礼の演習と熱のこもった話が続きました。

 S先生は初任2年目ですが、今年は生徒指導主事を任せています。毎日、先輩の助言を受けながら、事後指導に追われるのではなく、人間関係づくりに重点を置いた積極的な生徒指導に力を入れようと苦心しています。今日も生徒指導部会で多くの提案をしてくれました。

 Y先生からは「生徒との日常の関わりがすべて」との助言を受けていました。キーワードは「そこに愛はあるんか。」です。

 5月には、管内の新規採用と臨時的任用の先生方の前で公開授業を行うことになりました。本人もやる気満々です。

 生徒指導の一番の機会は授業です。生徒同士がつながる授業に期待しています。とにこにこ笑顔でプレッシャーをかけてみます。(H)

 

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【くまもと家庭教育支援条例】310416

 熊本県では、「家庭は、教育の原点」と重視し、全国に先駆けて「くまもと家庭教育支援条例」を制定しています。そこには保護者、学校、地域、事業者それぞれの役割が明記され、県民みんなで家庭教育の支援に取り組む体制づくりを行なっています。「親の学び」プログラム講座もその取組の一つで、田浦中では生徒によるスマイル集会や、PTA総会、学級懇談会などの場で活用しています。(支援条例はPTA総会資料とHPにも添付していますのでご覧ください。)

  今年はPTA総会の冒頭に、「親の学び」プログラム講座を授業参観と関連づけてSNSについてのサイコロトークをしました。どのグループも話しが弾んでいたようです。毎回、学級懇談会で「親の学び」プログラム講座を行っていますので、ぜひご参加ください。

 私は学校に勤め、たくさんの子供達と関わってきたはずですが、わが子は難しい。特に中学生頃の反抗期に入ると難しい。妻は特に「なんで?」「昔はこんなんじゃなかったのに。」と思うことも多々あったようです。次男は「兄が反抗したり、怒られたりする姿を見て学習したのでそんなに反抗期はなかった。」と自分で言っています。子育ての悩みは一人で抱えず、保護者同士で共有することが大切ですね。

 息子達も今は大人なので、しっかり話しができます。台風が去った後のようです。子育ての悩みももうしばらくです。今は私が妻に反抗期です。(H)

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【四十九日法要】310415

 7日に、義父の49日法要を行いました。説話で親鸞聖人が9歳の時に詠んだ歌「明日ありと 思う心の仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは」が紹介されました。身につまされます。

 今年の正月に義母と息子夫婦、娘夫婦と孫たちで撮った写真がスマホに残っていますが、最後の集合写真になりました。

 体調を崩して救急搬送されてから亡くなるまでの時間が、思ったよりも短かったため、義母や孫たちの落胆は特に大きいものがありました。亡くなる時に、全員が間に合ったのが救いでした。

 先日、義母と妻、次男の3人で「一文字のぐるぐる」を作り食べたらしいのですが、義母はあまり良く噛まなかったため、喉に詰まらせてしまい、危うく窒息するところでした。妻が引き出し、事なきを得ましたが、義母は「哲っちゃん(義父)が迎えに来た。」と笑ってました。亡くなってすぐはとても気を落としていましたので、笑いに変えられるようになり良かったと家族で話したところでした。(H) 

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【信頼と信用】310414

 今日の授業参観では、どの学級も大きな課題である『スマホやパソコン、ゲーム機などの情報端末の使用に関する家庭のルールづくり』をしました。

 本校でもオンラインゲームを遅くまでやっている生徒の話も聞きます。過去5年間の生徒指導の内容を振り返ると、ほぼすべての事案はSNSが発端になっています。

 昨年度、バイトテロと称される不適切な動画による事件が相次いで報道されましたが、彼らは、自分たちの動画を全世界に向けて発信しているという意識はないはずです。仲間内だけの悪ふざけが、他者によって全世界に発信され、自分のみならず家族まで特定され全世界にさらされる。就職の際に、過去にアップした発言や画像がすべて調べ上げられている。そのような時代です。本人は匿名のつもりでも、たどっていけば、どの手段よりも確実に本人が特定できるのがネットの特性です。

 SNSで知り合った人に実際会ったことがある人の割合は29%。約3人に1人ですから、自分の子どもは関係ないというレベルではありません。わが子も巻き込む、巻き込まれる可能性があると疑ってかかることが、子どもの安全を担保することになります。

 買い与えた者として、責任と覚悟は必要です。自動車はそれぞれが好き勝手に運転すると事故につながります。人の命を奪うこともあります。だからルールがあり免許が必要です。SNSも命を奪うことにつながることがあります。免許にあたるのは家庭でのルールです。

 免許を取って安全運転をしていても事故は発生します。誤解がないように聞いていただきたいのですが、SNSに関しては子どもを「信頼」はしても「信用」はしないことが大事です。それが、子どもの命を守ることにつながります。(H)

 

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【予防接種】310413

 今日は「おはぎ」と「ふわり」の予防接種の日だ。病院には約7分で到着、診察開始は9時。早くかごに入れると「にゃあにゃあ」大騒ぎになる。8時40分から50分の間が確保のゴールデンタイム。カゴの扉は開けたままで準備。昨年、病院に行こうとした時、「おはぎ」は流し台の下のドアを開けて隠れていた。機器管理能力が高い。 ご飯を食べさせ、家から出ないよう撫でたり遊んだりしながらその時を待つ。8時30分、「おはぎ」はこたつの中に潜り込む。しめしめ。「ふわり」は隣の部屋に行くためドアを開けようとするので、捕まえて撫でまくる。まだ騙されている。「今日はやけに待遇が良いな。」くらいであろうか。

 40分、いよいよその時。「ふわり」を確保、カゴに入れる。「おはぎ」は危険を察知、台所に逃げる。確保に成功し、カゴに入れようとするが激しい抵抗にあう。カゴの入り口に足を突っ張り、中に入ろうとしない。数分後、カゴに入れることに成功。車に運ぶが「にゃあにゃあ」大合唱。「何てひどいことするにゃあ。」と聞こえる。

 移動中も「にゃあにゃあ」、9時前に病院到着。診察までしばらく鳴いていたが、犬が入ってきたことに気付き、沈黙。機器管理能力は高い。

 予防接種終了。財布が空になる。飼い主の子どもたち2人は「出世払い」と言う。にゃあにゃあ泣きたくなる。(H) 

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【小中合同歓迎遠足】310412

 今日は年度初めの小中連携行事『合同遠足』でした。中学校は遠足の前に新入生歓迎式を行いました。先日発表された執行部の3案から、全校生徒の投票により、平成31年度生徒会スローガンは、『田浦中PRIDE(P:ポジティブ・R:礼儀・I:あいさつ・D:団結・E:笑顔)』に決定しました。

 その後、小学校に移動して簡単な開会行事を行った後、小中学生がペアとなり、御立岬公園へ出発しました。海岸沿いと公園の桜は、先日の雨風でずいぶん散っていましたが、新緑が美しい季節が近づいています。小学生は替え歌、言葉のゲームなど元気に声を出しながら歩いていました。お腹がすいたと言う声もあちこちから聞こえました。

 会場では生徒会主催のレクリェーションを行いました。尻尾取りを小・中ペアで行いましたが、小学生に引っ張られる中学生も沢山いました。

 合同遠足も今回で3回目、生徒会執行部のメンバーも企画運営のノウハウが随分蓄積されてきました。生徒・児童がニコニコして活動する姿を見て、メンバーもニコニコしていました。人に喜びを与えることは、自分に返ってくるんですね。両校の児童・生徒・先生の結びつきが強まった遠足でした。(H)

 

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【もったいなか】310411

 朝8時半、水俣市総合医療センターに到着。受付に貼られた『診察カードを水俣市出身の江口寿史氏のデザインに変えることができます』というポスターが気にかかる。よく見ると、今住んでいる『湯の児』デザインのカードの交付期間は6月から8月とある。まだその時ではない。心に留めて目的地に向かう。

 消化器内科へ到着。自慢ではないが2月末の人間ドックで再検査のハガキをもらった。いつも母から人間ドックの結果を聞かれるが、返事は「別に。」と決めている。親思う心の現れである。

 3月末に再検査を受け、今日はその結果が分かる日だ。診察室に入る。常に余裕ある表情は変えない。結果は、大きな心配は無し。「よしっ!」と安心するが、さも当然と言う表情で、医師には気取られないように心がける。

 お酒は通常飲まない。タバコも吸わない。改善策は「痩せること」聞き慣れた言葉が返ってくる。「身長が184㎝なので適正な体重にはあと10㎏くらい減らすとかなり改善できるはずです。」それも知っている。知ってはいるが…。

 昔、私たち兄弟が、母に「痩せれば」と言うと笑いながら必ずこう答えていた。「せっかく肥えたとに、もったいなか。」親の言いつけは守らなければ。(H)

 

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