校長ブログ「秘密の部屋」

【もったいなか】310411

 朝8時半、水俣市総合医療センターに到着。受付に貼られた『診察カードを水俣市出身の江口寿史氏のデザインに変えることができます』というポスターが気にかかる。よく見ると、今住んでいる『湯の児』デザインのカードの交付期間は6月から8月とある。まだその時ではない。心に留めて目的地に向かう。

 消化器内科へ到着。自慢ではないが2月末の人間ドックで再検査のハガキをもらった。いつも母から人間ドックの結果を聞かれるが、返事は「別に。」と決めている。親思う心の現れである。

 3月末に再検査を受け、今日はその結果が分かる日だ。診察室に入る。常に余裕ある表情は変えない。結果は、大きな心配は無し。「よしっ!」と安心するが、さも当然と言う表情で、医師には気取られないように心がける。

 お酒は通常飲まない。タバコも吸わない。改善策は「痩せること」聞き慣れた言葉が返ってくる。「身長が184㎝なので適正な体重にはあと10㎏くらい減らすとかなり改善できるはずです。」それも知っている。知ってはいるが…。

 昔、私たち兄弟が、母に「痩せれば」と言うと笑いながら必ずこう答えていた。「せっかく肥えたとに、もったいなか。」親の言いつけは守らなければ。(H)