校長ブログ「秘密の部屋」

2020年1月の記事一覧

【読書】020126

 読書量の増加が田浦中の課題の一つです。田浦小の毎月の一人あたり読書数は2.1冊、田浦中は1.4冊。年間で9冊の差があります。中学生になって勉強や部活動で読書の時間がなかなかとれないと言いますが、情報機器やゲーム機器を使う時間を読書にどう振り向けるかが肝要です。

 灰谷健次郎氏の『太陽の子』の中に、「本は買って読め。家は借りて住め。」という一節があります。小学6年生の頃は学校と旧役場の図書館にあった推理小説を中心に毎日3冊は読むのが習慣で、教室の後方に貼られたグラフが伸びていくのが楽しみでした。ただ、推理ドラマの犯人が早く予想できてしまうのが残念です。

 高校生の頃は日本史と世界史の教科書に登場する本は一通り読みましたが、高校3年の通知表の所見には、「すごい読書量だが、入試を前に本を読んでいる場合ではない。」文系なので、もっと英語に時間を使えというありがたいアドバイスだということは分かります。しかし、その時の貯金が今の仕事に効いています。大学生の頃は「岩波文庫」をかなり集めていました。カビが生え、最近大量に処分しました。しくじりました。加えて今は、情報誌やネットニュース、HPもかなり読みます。

 ふと気づくと、商品パッケージ裏の成分表示やテレビに次々と表示される文字も隅々まで読んでいます。間違いなく文字中毒です。(H)

 

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【セブン・新マン(帰マン・ジャック)】020125

 少し前の話になりますが、1月2日、「ウルトラセブン」、「帰ってきたウルトラマン」等の特撮作品を手がけられた、シナリオライターの上原正三さんが亡くなられました。私はブログの最終回のタイトルもすでに決めているくらいセブン好きです。セブンと新マンから作品をいくつか紹介します。物語の内容と怪獣の姿が浮かんだ方は仲間です。(H)

ウルトラセブン

9 アンドロイド0指令(チブル星人・ゼロワン)…知能指数50,000 

17 地底GO! GO! GO! (ユートム)…モロボシ・ダンのモデルとなった勇敢な地球人、薩摩次郎が登場します。

31 悪魔の住む花(ダリー)…少女役は松坂慶子さんです。 

43 第四惑星の悪夢(ロボット長官他)…未来観のある話です。

45 円盤が来た(ペロリンガ星人)…イソップ寓話のようです。

46 ダン対セブンの決闘(にせウルトラセブン・サロメ星人・アギラ)…「どっちがセブンだ?」偽物くらいすぐに気づけ。

47 あなたはだぁれ?(フック星人)…密かに地球が侵略されています。

帰ってきたウルトラマン

33 怪獣使いと少年(ムルチ・メイツ星人)…道徳の授業に使ったことがあります。

37 ウルトラマン夕陽に死す(ナックル星人・ブラックキング他)…大人の事情とは言え、衝撃の内容。

38 ウルトラの星 光る時(初代ウルトラマン・ウルトラセブン)…前話の後編、ラストの郷秀樹には子供心に「オイオイ」でした。

51 ウルトラ5つの誓い(ゼットン2代目・バット星人)…これで良いのか5つの誓い?天気の良い日は布団を干します。

 

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【平成28年の今日】020124

 「なぁ~ん、そぎゃんな降らんよ。」前日の天気予報は大雪。台風や大雨は信じるのに、大雪に関してはバイアスがかかっているようです。人吉勤務の頃、吹雪の中の帰宅で大変な思いをしています。津奈木太郎は越えられません。もしもの時の対応のために前日から田浦に泊まりました。

 24日(日)の天気予報は見事的中、大岩出身の母は子どもの頃にはかまくらを作ったこともあるとのことでしたが、「こぎゃん降ったとはいつね。」と聞くと、「田浦に嫁いできた頃。」との答え。50年ぶりの大雪でした。実家に車を置き、施設管理と連絡のため歩いて学校まで行きました。

 雪の中、最初は駐車場に大の字になって跡を写真に撮ったり、先生方にラインで実況報告を行ったりとまだ雪を楽しむ余裕がありました。昼頃は駐車場の雪を定規で測ると24㎝!夕方には30㎝!とつけみにゃー降り方でした。午後には奄美大島で115年ぶり、久米島で39年ぶり、沖縄本島の名護市では観測史上初の初雪を観測しました。

 25日(月)は臨時休校。雪は降りやみましたが、タイヤチェーンをつけていない車が3号線をふさぎ、全く動くことができない状態。委員会の指示で先生たちには休みをとってもらいました。田浦にいるのは松本校長と私の2人。生徒には今日、私立高校一般入試の受験票を渡す予定でしたが難しく、対象の家庭に私が電話を掛け、その後、担任のN先生は列車を乗り継ぎ出勤、学年主任のS先生と2人で個別対応をしました。

 また、午後には生徒玄関の水道管が破裂、水を止める栓は降り積もった雪の下。業者による応急処置をするもそれから1週間の断水。時間断水の地域もありました。

 26日(火)も臨時休校。入試は無事に実施されました。大雪はやおいかんです(H)

 

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【受験は団体戦】310123

 今日、明日が私立高校合格者発表の第1弾です。受験日から今日まで、学級には独特の雰囲気がありました。受験生はドキドキの朝を迎えることと思います。放課後に私が一人一人に結果を渡します。先輩たちに聞くと、控え室で待っているときが一番緊張したそうです。

 良い結果が出たら、家族へ感謝の気持ちを伝えること。高校ですることが決まっている人は、走ったり、体を鍛えたり、勉強したり。期待に応える準備を怠らないこと。これから受験する友達を支えること。後輩を育てること。他に何ができるでしょうか。間違っても「スマホを使いこなす練習」などではないと信じています。合格内定者の過ごし方次第では、後味の悪い中学校生活最後の学期になってしまいます。入試は団体戦です。

 また、明日の正午には公立高校前期選抜の願書受付が締め切られます。夕方のニュースや夕刊、明日の朝刊、熊本県教育委員会のHPには出願状況が掲載されます。(H)

 

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【啄木鳥】020122

 今日は多くの私立高校で推薦・特待等の入試が行われています。昨日まで作文や面接の練習を重ね、自信を持って今日の入試に臨んだことと思います。ドアをノックして部屋に入る習慣は生徒の日常生活の中でそう多くはありません。面接練習はその場面からスタートします。

 ところで皆さんはノックは何回しますか。昔読んだ本には、「日本人は農耕民族なので、畑を耕すときの『イチ、ニ』のリズムが染みついておりほとんどの人がノックは2回する。欧米人は狩猟民族なので、弓に矢をセットし、引いて、放つ『イチ、二、サン』のリズムが染みついておりほとんどの人がノックは3回する。」とまことしやかに書かれていました。学級でノックをさせると、ほとんどの生徒が2回ノックをするので、その後にこの話をすると大半の生徒が「なるほど。」と信用しますが、もちろん眉唾物です。

「世界的なマナーでは、2回のノックは、トイレ用。3回のノックは、家族・友達・恋人など、親しい相手。4回以上のノックは、初めて訪れた場所や礼儀が必要な相手。」等と書かれたものもありました。これも根拠がないそうです。

 私の感覚としてはドアを4回もノックされると「礼儀が必要な相手と思ってくれたんだね。」ではなく、「あーいた、せからしか。啄木鳥(キツツキ)か。」と言いそうです。校長室のドアはノックをしなくてもよいようにこれからも開けたままにしておきます。(H)

 

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