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【田浦中】020327
A・B「こんにちは~。あまなつボーイです。」
A「あ~、ありがとうございます。今、保護者の方からデコポンの皮ばもらいました。こぎゃんたどぎゃしこあったって良かけんですね。」
B「たいぎゃなありがたかですね。3年担任の卒業式のネクタイごたるオレンジ色ですね。」
B「あんたい、うちの母ちゃんが、好きな学校があっとやばってんが、学校の名前ば忘れてしもたて言うとたいね。」
A「そらどぎゃんこつね?」
B「いろいろ聞くばってん分からんとたいね。」
A「特徴ば言うてみらんね、一緒に思い出してやっけん。」
B「そっが、校長が在のもんらしかったいね。」
A「田浦中たい。そん特徴は完全に田浦中じゃろ。今年は小学校長は町のもん、中学校長は在のもん。小中学校とも田浦のもんが校長ばしとるけんね。こぎゃん地域はあんまりなかばい。」
B「ばってん、校長は標準語ばしゃべらすらしかったい。」
A「なら、田浦中じゃなかね。小田浦出身ならやばってんか、在のもんは田浦弁まっだしやっで。どぎゃんよそで暮らしてきたって、ところどころに田浦弁の出てくるはず。田浦中じゃなかねぇ。もちっと詳しゅう教えてくれんね。」
B「ここ3年ぐらい、駅伝も強なったごたっとたいね。」
A「やっぱ田浦中たい。今年は学校ができて初めて男女揃って県大会に出たけんね。」
B「そるが、たまがっごて足の速か、県トップレベルのいっぴゃおるごたっとたいね。」
A「なら田浦中じゃなかねぇ。一人一人は特別でなくても、チームの絆で毎日地道に練習ば積み重ねて勝負しとる学校やっでな。継続は力なりがキーワードたい。高校生になったっちゃ中学校に走りに来おっとのおるけんね。もちっと何か言わっさんやったね?」
B「文化祭で、1年生が田浦の昔話ば劇にしたらしかったいね。」
A「そら田浦中やがね。1年の学年主任も田浦のもんやっでね。江上トミさんの百年カレーば再現したてばい。総合的な学習の時間を口実にしてカレーば作って食う。あれは主任が食をごたっとやもんね。俺の目はごまかせんよ。」
B「それが、劇に出てきた言葉が流行語大賞にノミネートされたごたっとたいね。」
A「なら、田浦中じゃなかね。『ずいきのこうき』は鬼塚先生が新聞にも載せたばってんか、じいちゃんばあちゃんも「どぎゃん意味かい?」て聞きなるくらい流行っとらんでね、校長がHPや学校だよりに載せて流行らせようとしとる最中ばい。」
B「うちん父ちゃんに聞いたらな、そらメダカの学校やろて言うとたいね。」
A「そら絶対違うど。もうよかばい。」
A・B「ありがとうございました~。」