学校生活(ブログ)

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喜ぶ・デレ 生徒会執行部からの申し入れ

 本日(6日)の昼休み、生徒会執行部の役員5人が、「校長先生、折り入ってお願いがあります。」と校長室へやって来ました。「何事ぞ」と思い、話を聞いてみると、生徒会室は本来1階にありましたが、その部屋は「生徒支援室」として使用することになりました。そのため、生徒会室は3階の教材室を充てることになりましたが、必要な備品が揃っていないため、生徒会室として必要な備品のお願いでした。具体的には、①電子黒板、②ホワイトボード、③棚、④時計、⑤ちり箱です。
 5人が、とてもかしこまって来たので、「なーんだ、そんなことか。」と若干、安心はしましたが、確かに生徒会活動を本気でやろうと思った時、必要な物ばかりです。しかし、予算上、すぐに揃えられる物とそうでない物があります。それを何とかするのが校長の仕事ですね。執行部のみんなの期待に応えられるよう、私も頑張ろうと思ったところです。
 その一方で、私から執行部の5人に、「今、何か気になっていることはない?」や「今の楓の森中の課題は何と思う?」などの質問をさせてもらいました。また、「〇〇委員会に、こんなこと働きかけて!」とお願いもしました。どちらがお願いする場面か分からなくなりましたが、とにかくこの5人の「やる気」には、校長としてとても頼もしさを感じているところです。

お辞儀 使用済みバスタオル・タオル等の寄贈のお礼

   6月2日に安心安全メールで「使用済みバスタオル・タオル等の寄贈のお願い」をしていたところ、早速たくさんの使用済みタオルは集まってきています。
 連休明け(9日)に行う避難訓練では、全員上履きのまま避難することにしていますので、土で汚れた上履きの対応に苦慮していたところでした。本当に助かります。
 学校のこのような呼びかけに、お応え頂くご家庭が数多くあることを、とても心強く感じているところです。誠にありがとうございました。

 

期待・ワクワク 短歌を一首完成させよう(2年国語)

 本日の1校時、2年3組の国語の授業では、「短歌を一首完成させよう」ということで、短歌の学習を行っていました。
 先週、3年生は俳句の学習をしていることを、この「学校生活」に掲載していましたが、2年生の方は短歌で、俳句よりは文字数(五・七・五・七・七)が多いので、少しは詠みやすいかもしれません。修一 先生の話では、本時は短歌を一首完成させ、タブレットでTeamsにアップロードするところまでやり、次時は「短歌会」を開き、お互いの作品を鑑賞し合うそうです。タブレットを使うと、互いの作品を共有し合えるのでとても便利ですね。それを使いこなせている 修一 先生も大したのです。
 ところで、俳句は一句二句と数えるのに、なぜ短歌は一首二首と数えるのか気になったので、さっそくググってみました。すると「首を単位とする理由は、中国の漢詩の数え方に由来すると言われています。」と書いてありました。そういえば、昨年度、2年生の授業で漢詩の学習(ここをクリック)していたことを思い出しました。
 国語の授業は、日本の文化や伝統を学ぶ良い機会です。このような授業を通して、日本の伝統文化に興味・関心を持ち、日本の文化や日本人であることに誇りを持てる生徒になってくれたらいいなと思います。

興奮・ヤッター! 休日の予定を伝えたり、だずねたりしよう!!(2年英語)

 本日(6日)の1校時、2年2組の英語では、「休日の予定を伝えたり、だずねたりすることができる」というねらいで授業があっていました。担当は、東野 先生に小学校からの兼務の 岡田 先生に加え、ALTのラルフ 先生もいて、3人のT・Tで行われていました(2年生の英語は、今後コース分けをし、少人数指導を行う予定です)。
 文法的には「be going to ~(~をする予定です)」の使い方の学習ですが、実際、東野 先生とラルフ 先生が、デモンストレーションを行ったのち、生徒たちはペアになって、あらかじめ考えてきた休日の予定を英語で伝えたり、たずねたりしていました。
 それにしても、今の英語の授業って日本語を使わないですよね。いろいろな指示も、ほとんどがクラスルームイングリッシュで進みます。それで何をするのか分かっているのかと、英語に不慣れな私(校長)は心配してしまいますが、生徒たちはちゃんと分かっているようで、指示通り動いています。本来、コミュニケーションとは、一言一句、意味が完全に理解できなくても(何となく)通じれば成立するものですよね。その「何となく」こそ、慣れによって培われるものかもしれません。
 実は、東野 先生は、本年度、県教育庁の義務教育課が実施する「中学校英語授業づくりプロジェクト」の授業づくり推進教員に推薦している前途有望な英語教師です。また、同じく英語担当の 別府 先生は、「菊池の風」推進事業の授業公開者ともなっている菊池教育事務所お墨付きの先生です。その上、ベテランで昨年度の英語(県学調)の好結果の立役者である 深見 先生、小学校からの兼務で授業をしていただく 岡田 先生、ALTのラルフ先生もいますし、今年度は初任者研修拠点校指導教員ですが、昨年度の6年生(現1年生)の英語を担当した 坂本 先生のサポートもあります。とても充実した英語スタッフなので、すでに県平均を超えている生徒たちの英語力が、さらもパワーアップするのではないかと、校長は大きな期待をしているところです。

驚く・ビックリ 不戦の誓い(3年社会)

 先週に引き続き3年生の社会科の様子をのぞいてみると(校長は社会科の教員だったもので‥‥)、「不戦の誓い」というタイトルの学習をしていました。具体的に言うと、第一次世界大戦後のベルサイユ体制についての学習です。
 喜納 先生は、対面授業においてもTeamsを用い、電子黒板に提示するものと同じ資料をタブレットPCに共有して授業を進められます。手元で資料や指示を確認しながら学習できるので、生徒たちは、今自分がすべきことが明確となりますので、「これはいいな!」と思います。また、その資料は各自のタブレットにダウンロードして復習や家庭学習にも使えるそうで、生徒たちに実力をつける工夫をされているなとも感じています。
 ところで右の写真は、第1次世界大戦後に「民族自決の原則」に基づき、数多くの独立国が生まれたことを読み取るためのヨーロッパの地図資料です。生徒たちは読み取った結果を意見交換し合った後、発表しました。発表した生徒からは、「東ヨーロッパや旧ロシア領に独立国が多い。」と、高校入試の記述式問題であれば、完璧の回答が出ました。今年の3年生なら、「なぜ、そうなったのか?」や「それは、以後どのよう影響を与えたのか?」まで考えさせても、それなりの議論ができそうだと思います。他民族が混住する地域で、1つの民族が自決を唱え独立したらどうなるのか? 現在のロシア・ウクライナ戦争の背景とも重なります。「不戦の誓い」は全く無視されているのが、現代の国際社会と言ってもよいでしょう。
 「日本人でよかった。」、「日本に生まれてよかった。」今日のような歴史の内容を深く学べば、そんな発想になっても不自然ではありません。ただし、その上で国際社会にはおいて日本は何をなすべきか、日本人はどう生きるべきか、なども考えられるようになったらと思います。

喜ぶ・デレ 俳句を作ろう(3年国語)

 現在、3年生は俳句の学習をしています。本日(5/2)の3校時、3年3組は単元の3時間目で、自分で実際に俳句の作品を作ってみる学習活動のところでした。
 ご承知のとおり、俳句は五・七・五の十七音の中に季語を入れ、自然の風景や人の心情を表すものです。最近は「プレバト」で、夏井先生が芸能人が詠んだ句をバッサリ切るのがお馴染みになっていますね。
 まずは材料集めからということで、生徒たちは付箋紙に思いつく語句を書いていました。渕上 修一 先生の話では、それらを並べ替えたり、語句を削ったりして、俳句に仕上げていくそうです。今なら「中体連」「体育大会」など、中学生ならではの素材に溢れていますが、俳句の中に「中体連」や「体育大会」と書かずに、「中体連」や「体育大会」をモチーフにした句とするのが難しいところです。その分、できれば深みや趣きのある句となるのでしょう。どんな作品ができるか楽しみです。

期待・ワクワク 今年度もやります。不祥事防止研修

 本日(28日)の夕会時に、今年度第1回目の不祥事防止研修を行いました。今年度も各月のテーマと担当者を決め、プレゼンテーションを通した不祥事の研修を行います。
 今回は、昨年度のプレゼン研修から、グランプリ(髙橋 教頭先生による個人審査で)を受賞した 森 先生に、本年度本校に転入した先生方へのデモンストレーションも兼ねて、プレゼンを行ってもらいました。
 合志市の学校では「プレゼン教育」に力を入れていくことになっていますが、まずはその指導を行う教師がプレゼンスキルを身に付ける必要があります。つまり、プレゼンを使ったこの研修を行うことによって、不祥事防止とプレゼン教育の「一石二鳥」を狙っています。
 本日の 森 先生のプレゼンは、昨年度10月に行った「【体罰等防止】生徒や保護者がどう受け止めるかを考え、言葉を吟味した声かけに努めよう。」をテーマにしたもので、①電話一本、切り取り防止、②分かりやすく、行為について指導しよう の2点を提案する内容でした。TEDのプレゼンによれば、「起・結・承・承・結」が最適とのことで、森 先生のプレゼンもそれに即したものとなっており、とても分かりやすく説得力がありました。
 参考までに、下に同プレゼンのスライドを添付しておきます。他校でもやられてみてはいかがでしょうか。

不祥事防止(10月:体罰等防止).pdf

ほくそ笑む・ニヤリ どう間違えるのか?(3年数学)

 本日(27日)の4校時、3年2組の教室をのぞくと、数学の授業があっていました。電子黒板やタブレットは使わず、「問題を黒板に書き、指名された生徒がそれを解いて、教師が解説する」というトラディッショナルな授業だったので、スルーしようと思ったところ、授業者の 後藤 先生の解説から、妙に耳に残る言葉が複数回聞かれたので、しばらく足を止めてしまいました。それは「どう間違えるのか?」という言葉です。
 黒板に書かれていた5問は、すべて正解だったのですが、後藤 先生は、あえて「どう間違えるのか?」と問いかけ、生徒がよくやりがちな間違いを例示し、解説していました。そして、そういうミスをしないためのテクニック、例えば「隙間が空いてもあえて真下に計算の結果を書く(中央写真)」や「X(エックス)と×(かける)は混同しやすいので、Xはあえて大きく書く(右写真)」などを教えていました。テストの点数に直結するので、そんな時、生徒はちゃんと話を聞いているものです。しかし、決して「現金な奴ら」ではありません。
 この授業で学習していた「多項式の計算」は、高校入試等の数学のテストで、大問 1⃣ に必ずといってよいほど出る問題です。これを確実に正解にするのか、あるいはミスして取りこぼすのかは、1点差で合否が決まる入試結果を大きく左右することもあります。「やっぱりテクニックも大事だよな!」と、思わずうなずいてしまいました。

興奮・ヤッター! 「吹奏楽部」始動!!

 本校の音楽部は、令和3年度は楽器がないために「音楽部」として活動してきましたが、後援会がおこなった募金活動に対する寄付や企業版ふるさと納税のおかげで、必要数の管楽器・打楽器等を揃えることができ、晴れて令和4年度からは、「吹奏楽部」として活動を開始することになりました。
 部の顧問としては、昨年度からの 矢野 先生と 川内 先生に、新たに今年度転入してきた 東野 先生が加わりました。実は、東野 先生は以前、大津中学校が吹奏楽コンクールで全国大会に出場した時の顧問で、矢野 先生はその吹奏楽部の部員でした。つまり、かつての師弟が、現在は同じ部の指導者としてタッグを組んでいることになります。凄い巡り合わせですね。また、いずれ全国大会への出場も夢でのないかも‥‥。
 現時点で1年生も7人入部しており、担当することになった管楽器もちゃんと音が出ています。曲を合わせるにはもうしばらくかかるかもしれませんが、今後が楽しみです。
 それにしても、放課後に管楽器の音を聞こえてくると、何かしら心が癒やされる校長なのでした。

にっこり 過去を現在に重ねて(3年社会)

 前回(今回の1回前)の学習指導要領の改訂から、3年生の社会科は歴史的分野の内容を一部を残すことになっています。これは、公民的分野との関連性が高い近現代史を重視することから、そのような措置になりました。
 本日(27日)の1校時、3年3組の授業をのぞくと、ロシア革命の頃、日本で言うなら「大正デモクラシー」の時代について学習していました。資本主義、社会主義、民主主義、帝国主義‥‥。様々な概念が登場してきます。もしかしたら、この辺りから歴史の学習を難しく感じ、社会科嫌いが多くなるのかもしれません。しかし、これらはまさしく現在の国際情勢に直結する内容です。これらの意味がある程度、理解できないと、おそらく現在、ロシアとウクライナの間で起きている出来事も、その背景は理解できないでしょう。もちろん「戦争反対!!」と声を上げることは大事です。ただし、平和を守り、平和を維持するためには、政治家任せにするのではなく、私たち国民も不断の努力が必要です。そして、基本的な知識(公民的資質)があってこそ、自分は何をどう努力すべきかという考えにも及ぶことでしょう。
 今年度は、喜納 先生の授業を受けることになった3年生には、「過去を現在に重ねる」という視点を持ちながら、社会科の学習を続けてほしいと、授業を見ていて思いました。