校長ブログ「秘密の部屋」

2019年12月の記事一覧

【猫のいる暮らし1/5】011226

 「猫のいる暮らし」と題して5日間連載します。毎朝9時更新です。猫好きの方も犬好きの方も、一緒に暮らしている、いままで暮らした猫や犬、他の動物のことを思いながら毎日読んでいただくとありがたいです。

 勝手に家の中に入ってくるし、引っ掻くし。呼んでも来ないし。実家でも猫を飼っていた頃があったそうですが、あまり記憶として残っていません。

 6年前に猫と暮らすようになり、猫について完全に私の中でリフレーミングがされました。身の回りは猫グッズだらけです。特に黒猫と白黒のハチワレの猫グッズがたくさんあります。長男からも「お父さんは、猫はそんなに好きじゃない。と言っていたのにね。」と言われます。記憶にございません。

 長男が大学3年生の頃、猫を引き取って良いかという電話を掛けてきました。実は、我が家では猫を飼う予定はありませんでしたが、高校生の頃に田浦から高校に通っていた長男が、八代に住むいとこが拾ってきた、生まれたばかりの子猫を数日で亡くしたという経験をしていたため、飼いたいという気持ちが分かり認めることにしました。

 仕事を終えて長男のアパートに行くと真っ黒な子猫がいました。その姿から「おはぎ」と名付け、その日のうちに水俣に連れ帰り一緒に暮らし始めました。

  半年ほど経った頃でしょうか。シャム猫とタヌキが混ざったような白と茶色のとても汚れた子猫が迷い込んできました。ノミだらけで捨て猫のようです。「おはぎ」で猫と暮らすハードルが下がったので、お風呂に入れきれいにして、病院に連れて行き、「こむぎ」と名付けて暮らし始めました。

 猫が寄りつきやすい環境になったのでしょうか。同じ頃、白黒の模様の野良猫が家に遊びに来るようになりました。牛みたいな模様だったので、我が家では「うしちゃん」と呼んでいました。しばらくして、小柄な八チワレの野良猫も見かけるようになりました。「うしちゃん」に似ていたので、「こうしちゃん」と呼びました。

 次男が高3の5月頃、家を訪ねてくる「こうしちゃん」のおなかが大きくなっていることに気づきました。次男が箱を用意し、その中で3匹の赤ちゃんを産みました。野良猫ですが放置はできないので、子育てができるようなスペースを作り、長毛のハチワレを「ふわり」、短毛のハチワレを「こうしちゃん」にそっくりな子猫なので「こうしのこ」から「ここちゃん」、黒猫を「くろちゃん」ととりあえず呼ぶようにしました。

 しばらくすると走り回れるまで成長しており、人が近づくと警戒してダッシュで逃げていました。その中で、「ふわり」は自分から足下に寄ってくる人懐っこい性格でした。

 ある日、次男が「こうし」と3匹の中で一番小さい「くろちゃん」が亡くなっていることに気づきました。泣きながら一人で埋葬したそうです。すでに家には「おはぎ」と「こむぎ」の2匹がいるため無理かと思いましたが、我が家を選んで寄ってきたのだと思い、残された「ふわり」と「ここちゃん」も一緒に暮らすことにしました。

 「ふわり」は前からいたような顔で生活を始めましたが、「ここちゃん」は警戒して馴染むまで時間がかかりました。3人と4匹の暮らしが始まりました。(H)

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【生徒会リーダー研修】011225

 「生徒会リーダー研修会をするのですが、校長講話をお願いします。」担当、M先生の一言。本校の職員はなかなか厳しい要求をしてきます。「余裕たい。」たいていの事にはそう返事をするようにしています。

 私からは「田浦中の良さを伸ばそう発信しよう」、「現状維持は停滞」、「当番活動ばかりじゃつまらない」という話と、F中のN先生から紹介された、幻冬舎の「はぁって言うゲーム」をしました。お題の一言を声と表情だけで表現するコミュニケーションゲームです。なかなかの盛り上がりでした。

 その後は生徒会担当のM先生、K先生による研修。積み残した課題を3学期にどう解決し、次年度につなぐかを考えました。

 互いを再発見する取組、人間関係の結び直しが単学級の学校ではよくある課題です。「先生、そう言うけど○○ちゃんは保育園の時にね…。」そんな昔のことは忘れましょう。職員と生徒が両輪となって学校の課題を解決する空気が今の田浦中にはあります。牽引するのは今日集まった生徒会リーダーですが、田浦中の全員が主役です。

 さて、今月のホームページの平均閲覧数は300件弱と11月までから倍増しています。残り97話、猫の話は明日からの5日間を最後に封印するので、新学期に困らないよう冬休みはネタ探しや書きだめをします。紅白やお正月番組、箱根駅伝の合間に読んでいただくと嬉しいです。(H)

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【とても嬉しかった】011224

 20日(金)に、1年間の生徒会活動を振り返り、次年度につなげるための総括生徒総会を行いました。最後はK前会長以下、全役員・委員長が後輩への思いを伝えるあいさつをして終わりました。執行部のリーダーシップにより、田浦中PRIDEあふれる生徒会活動を行うことができました。いよいよ新執行部へバトンタッチです。

 今日は終業式。3年生に「1・2学期で心に残った出来事は?」というアンケートとってみたところ、上位にきたのが

 体育大会:雨で順延になったけれども、初めての地方団による対決で競技も地域の皆さんの応援も盛り上がった。終了後の片付けの時に土砂降りに見舞われたことも強烈に印象に残りました。

 合唱コンクール:指揮者のTくんは演奏前から号泣。3年生が一つになって金賞を勝ち取りました。郡音楽会でも素晴らしい歌声を披露しました。

 郡市駅伝大会:男子が13年ぶりの優勝・女子が2年連続準優勝で、田浦中としては初の男女揃っての県大会出場を果たしました。

 坂本先生のこと:誕生日サプライズ成功、号泣した。(その他にも3回号泣)、研究授業が多かった。たくさんの生徒が書いていたのが、3年担任が坂本先生だったのでとても嬉しかった。

 担任は良かねぇと羨ましい限りです。楽しい生活も残り3ヶ月です。(H)

 

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【クリスマス2001】011223

 平成13年。長男は8歳、次男は5歳になりました。

父「サンタさんはいると思う?」

子「いるよ。」

 思いがけない答え。ほう、小学生になっても信じているか。嬉しいな。

子「セント=ニコラウスだよね。」「プレゼントをくれるのはお父さんで、サンタさんはセント=ニコラウス(サンタクロースのモデルになったギリシア人の司教)。」

 またもや思いがけない答え。そう言うことか。であれば話が早い。イブが近づいているのに、今年は次男が何を欲しがっているのかわからない。私が何度聞いても「サンタさんにお願いした。」と繰り返すばかり。言動を観察しても分からない。このままでは「サンタさんはいない。」と言いかねない。

 長男に「何とか聞き出して欲しい。」と言うと、「俺も何回も聞いているけど、サンタさんにお願いしたと言って教えてくれない。」とのこと。妻、じいちゃん、ばあちゃん、本当に誰にも言っていない。今までになかったこと。

 イブ直前、長男が走って私のところへ。「わかった!〇〇だった!」

 さすが、頼るべきは長男でした。「兄ちゃんと一緒にサンタさんにお願いしよう。」と言って聞き出したそうです。

 ところで、あんなに苦労して聞き出したのにそれが何だったのか今では思い出せません。グローブだったような、違うような。(H)

 

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【クリスマス1998】011222

 平成10年。長男は5歳、次男は2歳になりました。作戦の効果もあり、サンタさんはまだいます。保育園で後輩に「サンタさんの正体はお父さんだ!」と教えたりもしていないようです。

 クリスマスイブ。「うちには煙突がないからサンタさんが来ないかもしれない。」ことが長男の今日の悩みです。「〇〇をプレゼントしてくれるかなぁ」、「靴下に入らんよねぇ。」悩みは尽きません。大丈夫。準備は完璧です。

 ご飯を食べて、ケーキの前で写真を撮って。欧米の習慣のようにサンタさんのためにカップ1杯のミルクとクッキーも用意しました。

 夜も遅くなり、そろそろ寝たかなと思って覗くと、次男はぐっすり、長男は毛布から顔が出ていません。息苦しいだろうと毛布をめくってみると、隠れて目を開けていました。「サンタさんが来たら、パッ!て捕まゆっと!」やる気満々でした。

 しばらくすると、熟睡。チャンス到来。プレゼントを置いて、ミルクを飲んで、クッキーをかじってサンタさんが来たという証拠を残したら、サンタさんの仕事は完了です。

 明日は子どもは早起きです。先に起きて、寝たふりをしてプレゼントを開けて大騒ぎする瞬間を待ちます。その時の笑顔が子どもたちから私へのプレゼントです。(H)

 

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