日誌

2022年12月の記事一覧

「薬物乱用防止教室」自分の将来、日本の将来を考える。

12月1日、2年生対象に薬物乱用防止教室が行われ、学校薬剤師の牟田先生に「薬物」「たばこ」「アルコール」について話していただきました。最後に「日本では大麻の規制に関してどうなっていきそう?」というテーマで班協議をしました。生徒たちは、自分のこととしてしっかり協議していました。牟田先生、本当にありがとうございました。3人の感想の一部を紹介します。

タバコには200種類の有害物質が入っていたり、発がん物質が40種類以上入っていることを知りました。また、大麻が入っているタバコは、普通のタバコの20本分の発がん物質があることに驚きました。
今からの時代で誘われたりするかもしれないけど、誘われた時の対処法をやって身を守っていきたいです。そして、薬物を乱用している人や乱用しようとしている人に注意して、乱用者をもっと減らしたいです。
今後、日本は世界と同じようにいろいろな人が大麻を吸ったり、違法な行為を許してしまったり、もしくはずっと変わらないままだったりするかもしれません。その時には、自分たちがどのような世の中を望んでいるのか考えていきたいです。

 

 

熊本県学力・学習状況調査実施。学力向上や授業力向上に活用!

12月6日、熊本県学力・学習状況調査を行いました。1年生と2年生で、国語・数学・英語の3教科です。生徒側からのねらいは「自分の学力について現状を知り、今後に生かすこと」です。教師側からのねらいは「生徒を『学びの主体』とするための指導の充実」です。先生たちは、研究授業等を通して「授業力の向上」を図っています。生徒を学びの主体とするために、「自分で考える場面」「自分の考えを工夫して発表する場面」「自分の学びを振り返る場面」等を授業の中に設定しながら、日常の授業を行っています。この熊本県学力・学習状況調査も学力向上や授業力向上の一環として効果的に活用していきます。

心のアンケート、いじめの早期発見と早期対応。

12月5日、「心のアンケート」を行いました。これは、いじめをなくし、楽しく学校生活を送るために行う県下全体で行っているアンケートです。これ以外にも、本校では「仲間との関わりアンケート」を毎月行っています。これらのアンケートからいじめの早期発見と早期対応、そして解消のスタートにつながったこともあります。いじめの解消は、すぐに一件落着とはなりません。見守りが3カ月ほどは必要です。いじめは絶対にダメです。しかし、集団の中で摩擦やいざこざ等を通して、折り合いをつける体験や自己の気持ちを調整する力等を身に付けていってほしいとも強く思っています。

人権感覚を磨く。「知識」+「雰囲気」

12月5日から12月22日まで、2学期の人権旬間が行われています。メインは人権学習(2時間)です。1年生は「ハンセン病回復患者等の人権(正しく学ぶ)」と「北朝鮮拉致被害者の人権」、2年生は「ハンセン病回復患者等の人権(深く学ぶ)」、3年生は「同和問題についての学習(進路保障)」です。また「学級の人権宣言の見直し」も行いました。「人権感覚を磨く」とよく言われます。人権感覚とは、「自分の大切さと同じように、他人の大切さを認めること」です。つまり「思いやる力」です。さて、どのように育てていくか。例えば「いじめはいけない」という「知識」だけでは不十分です。もう一つの方が大事です。それは「雰囲気」です。「いじめを許さない雰囲気」が浸透するクラスや学校で生活することを通して、生徒は「いじめを許さない人権感覚」を身に付けていくものです。道徳の授業を中心に、すべての教科等で「知識」と「雰囲気」を身に付けながら、人権感覚を身に付けているところです。それが学校です。

生徒集会での生徒代表発表 内容・目線・心がGood!

12月1日、第4回生徒集会が行われました。生徒集会は、年間5回行われます。内容は、生徒代表発表、2つの委員会からの発表、〇〇先生の話という構成で、朝の10分間、体育館で行われます。今回の生徒代表発表を紹介します。

 私が文化祭で学んだことや成長したことは、チャレンジ精神です。今回のテーマは「挑戦」でした。そこで私は今までやったことがない重要な役を演じました。練習前は「私がこの役を演じられるのか。」ととても不安でした。そして、練習中も課題が出てくるたびに、「本当に大丈夫かな。」と不安が大きくなりました。でも、同じ場面の人たちと一緒に補い合うことができ、最高のものを作り上げることができました。終わった後は、たくさんの先生方からほめていただき、とてもうれしかったです。

 12月から受検に向けてもっと忙しくなるので、気を引き締め、後回しにならないようにしていき、最高の卒業式を迎えられるようにしていきたいです。

 発表内容も素晴らしかったのですが、私がもっと素晴らしいと思ったのは、「目線」でした。ゆっくりと四隅を見ながら話していました。本人に四隅を見ながら話していた理由を聞くと、「全体に内容がよく伝わるように」とのこと、この「心」が、更に素晴らしかったです。