2025年2月の記事一覧
令和6年度合志市教育論文審査 本校養護教諭が特選を受賞!
本校の 岡野 香子 養護教諭が、「令和6年度合志市教育論文審査会」で「特選」に選ばれました。今回の論文では、菊池郡市の養護教諭がより充実した研修を受けられるようにするための工夫や取り組みについてまとめられています。
最近では、子どもたちの健康を守るうえで、心のケアや救急処置の対応、専門機関との連携など、養護教諭に求められる役割がますます広がっています。そこで岡野養護教諭は、郡市の養護教諭同士が学び合いながら、それぞれの学校で役立つ知識やスキルを身につけられるよう、研修のやり方を見直すことを提案しました。
論文では、研修を「観察・判断・決定・実行」の流れで組み立てる「OODAループ」という方法を使い、実際の現場にすぐ活かせる内容にする工夫が紹介されています。また、若手の先生が学びやすい場を作ることや、ベテランの先生の経験を共有する機会を増やすことなど、養護教諭のスキルアップにつながる研修の仕組みについてもまとめられています。
岡野養護教諭の研究は、学校での健康管理をより良くするための大切な取り組みです。この研究成果をこれからの学校生活に活かせるよう学校全体でも取り組んでいきたいと思います。
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2月20日(木)オンライン集会
本日、全校生徒が参加するオンライン集会が実施されました。画面越しではありましたが、一人ひとりが真剣に臨むことができていました。
始めに、各部大会や作品展に関する表彰が行われました。努力を重ねて成果を上げた生徒たちの姿は、まさに学校全体の誇りです。集合した部屋の前を見ると、きちんとそろえたスリッパが並べられておりました。仲間とともに励まし合いながら成長してきた姿とともに、大きな称賛が送られました。
続いて、校長先生の講話では、「『ありがとう』と『ごめんなさい』が言える人になろう」というお話がありました。この1年間を振り返り、自分の言動を見つめ直す中で、人との関わりの中で感動し感謝の気持ちを持つことや素直な気持ちであやまったりできることが、よりよい生活を送るための第一歩であることを改めて考えさせられる時間となりました。
その後、生徒会からは卒業生を送るためのプロジェクトについての説明がありました。3年生の教室にはカウントダウンカレンダーが飾ってあり「卒業まであと10日」となっています。残り僅かの期間ですが生徒全員の気持ちが一つになってくれればと思います。
また、松浦生徒指導主事の講話では、クラスの雰囲気づくりやSNSの使い方についてお話がありました。
テレビなどで見かける、誰かの失敗などを「イジったり」することで面白おかしくしようとする「笑い」は差別と隣り合わせです。それと同じことが学校の中で起きるとどうなるのか?例えば、教室で誰かが何かを失敗したりしたときに起きる「笑い」は、誰かを傷つけることがあります。その「笑い」を「明るさ」と勘違いすると、調子に乗ってどんどんエスカレートしてしまい、生徒の安心・安全が守れないようになります。
さらに現在ではSNSなどでそのような動画等であふれている状況になっています。それらに触れているうちに気付かない間に人を傷つける側に立ってしまい、誰かの人権を脅かすことになってしまうのです。
上記の主旨の話を細かくかみ砕いて説明しました。合志市では、PTA協議会の申し合わせ事項により、夜10時から朝6時まではスマートフォンを親が預かり、子どもに使用させないということで取り組みを行っています。生徒たちは、今回の講話を真剣に受け止めていました。ご家庭でもぜひ話題にしていただければと思います。
もうすぐ今年度も終わりを迎えます。現在の学年での生活はあとわずかですが、最後まで充実した学校生活を送り、新たな年度へとつなげていけるよう指導していきたいと思います。
令和6年度第2回 西合志南中学校区総合会議(学校運営協議会 兼 生徒指導ネットワーク会議)を開催しました~制服変更を本格的に行うこととなりました
令和7年2月7日、西合志南中学校にて「第2回 西合志南中学校区総合会議」を開催しました。本会議は、西南中校区における学校運営協議会及び生徒指導ネットワーク会議、地域学校共同推進委員会の合同会議として実施しております。各校の取組報告や地域の課題について共有し、今後の方向性について協議を行いました。
各校からの報告では、挨拶の定着や小中一貫教育の推進、いじめ防止対策の強化が進められていることが伝えられました。西南中でも、生徒の主体性を伸ばす取り組みを進めており、県学力調査でも一定の成果が見られます(詳細は後日お伝えします)。一方で、SNSトラブルや不登校児童・生徒の増加が校区共通の課題として挙げられ、早期発見や適切な対応の必要性が確認されました。
また、本会議では西合志南中学校の制服変更についての議論が行われました。性別を問わず選択できる制服とすることで、生徒がより快適に過ごせる環境を整えることや、保護者の経済的負担を軽減することを目的としています。小学校5年生の家庭(児童・保護者)対象アンケートでは多くの方が変更を希望しており、本校職員も賛成の方向です。また、移行期間を設け、従来の制服も一定期間併用可能とすることで、多様な意見に配慮しながら、新しい制服の設定を進めることとなりました。
本会議を通じて、学校・地域・保護者が協力し、より良い教育環境の実現に向けて取り組んでいくことを改めて確認しました。今後ともご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
2月5日(水)道徳の研究授業を実施
2月5日(水)に、本校にて道徳の研究授業が行われました。今回の授業は、4時間目に1年生と2年生の学級でそれぞれ実施され、本校職員もそれぞれ参観を行いました。
1年3組では、橋崎 教諭が「ゆうへ―生きていてくれてありがとう―」を教材に、「つながる生命」をテーマにした授業を行いました。阪神・淡路大震災を背景にした物語を通して、生徒たちは命の尊さや、自分たちが多くの人に支えられて生きていることについて深く考えました。授業では、映像資料を活用したり、活発な意見交換を行うことで、生徒一人ひとりが「命の大切さ」について改めて向き合う時間となりました。
一方、2年2組では、岩崎 教諭が「足袋の季節」を教材に、「強く気高く生きる」をテーマにした授業を行いました。物語の中で、主人公が貧しさの中で道徳的な葛藤を抱えながらも成長していく姿に触れ、生徒たちは「人間の弱さとどう向き合うか」について意見を交わしました。班活動では、自分の経験と重ねながら考えを深める場面も見られ、道徳的価値観をより多角的に捉える機会となりました。
生徒下校後には研究協議を行い、授業の意図や展開について活発な意見交換がなされました。指導方法や生徒の反応を振り返ることで、今後の授業づくりに向けた新たな学びを得る貴重な機会となりました。
また、生徒たちの様子を見ていると、積極的に授業に参加する様子が見られ、大きく成長を感じました。来年の西南中を担う生徒たちとして非常に心強く感じました。