校長ブログ「秘密の部屋」

2019年11月の記事一覧

【静かな昼休み】011120

 今日から3日間の期末テストです。授業時数確保のため3年生は5・6時間授業、1・2年生は3時間テスト、1時間授業の後、給食、掃除、下校です。3年生は、下級生の下校を羨ましそうに眺めています。今日明日は3年生だけの静かな昼休みです。

 校長室は事務室と職員室の間です。職員室はドア1枚でつながっていて話し声がよく聞こえます。今日の昼休みはテストの採点をしている先生もいますが…。

 K先生とU先生の間では年金の話が交わされています。K先生は来週、教科等研究会の社会科部会で年金の授業を行います。自分のこととしての捉えがよくできています。

 YS先生は、選挙立候補者と打ち合わせを行っています。その公約にしたのはなぜか?質問を重ねて、立候補者自身の言葉で語らせています。生徒は困った表情ですが、選挙当日は立候補者による討論会を行います。困るまで学校のことを考えて準備することが大事です。

 I先生は、昼休みに赤松館横の溝からメダカを8匹すくってきました。思いがけない大漁でした。最後の1匹は大きく満足していました。左隣の事務室からいつもの笑い声が聞こえてきます。

 M先生は、年末ジャンボ10億円の話をしています。早い時期に買うのが良いか、残り物には福があるか、芦北弁で熱弁を振るっています。平和な昼休みです。(H)

 

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【赤松館(せきしょうかん)】011119

 昨日は町校長会の研修会で保存会の松本さん、町生涯学習会深川係長(学芸員)の案内により、赤松館の見学を行いました。

 余談ですが、私の父は庭師でしたので、入院するまでは赤松館の庭の手入れを行っていました。江上トミさんの生涯が平成18年にテレビ熊本でドラマ化された時も、撮影中に手入れを行っており、主演の細川ふみえ(江上トミ)さんと榎木孝明さん(トミの夫、山田巌)からのサインをもらって喜んでいました。

 HPによると、『赤松館(せきしょうかん)は明治26年(1893年)、熊本県県南の大地主として財をなした藤崎家5代目当主藤崎彌一郎により建造されました。1,000坪の広大な敷地の周りを塀で囲み、敷地内に主屋・味噌蔵・長屋・篭部屋を建造し、周囲に池・庭園を造営した配置となっています。

 赤松館の名前の由来は赤松太郎峠です。赤松太郎峠は天険として名高い三太郎峠の一つで、赤松館の座敷から庭の木立越しに望むことができ、それを庭園の借景としていました。その赤松(あかまつ)を赤松(せきしょう)と読み替え、館の名称としました。県南の地に文化人を招く迎賓館を作ろうとしたようです。

 各所に銘木を用い、高い大工技術によって建造されている赤松館ですが、一階部分が完成し二階部分の内装に取り掛かった翌明治27年(1894年)、日清戦争が勃発。これにより赤松館の建造は中断を余儀なくされ二階部分は未完成のままの状態です。(中断後、内装がほどこされ、使用さていた部屋が一部屋だけ存在しています。)以来、藤崎家の住居として代々引き継がれ、今日に至っています。

 建物のうち米蔵については、昭和7年に現在地に移築されています。米蔵の建造自体は明治7年で、昭和6年に発生した八代・天草・芦北を襲った地震のため解体・移築したものです。

 平成12年(2000年)10月、「高い水準の大工技術を 有する近代和風建築である」として、主屋をはじめとする9件の建造物を国の登録有形文化財に登録されました。平成21年(2009年)11月、生きた文化財として一般公開を開始しました。』

子どもの頃、父たちは「せきしょかん」と発音していたので、ここに「関所」があったと思っていました。(H)

 

 

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【阿蘇神社例大祭】011118

 今日は田浦阿蘇神社の例大祭でした。御由緒にはこう記されています。

『御祭神』健磐竜命(たけいわたつのみこと) 阿蘇都比咩命(あそつひめのみこと)

『御由緒』健磐竜命は阿蘇外輪山を跳破ってたまっていた水を流し、現在の阿蘇谷(平野)を拓かれた神様として、熊本県においては最もご信仰の篤い神様です。この田浦阿蘇神社は、一ノ宮町宮地の阿蘇神社(肥後一ノ宮)からの御分祀であり、約500年前(推定)にこの地に御鎮座されたものと思われます。

『御神徳』五穀豊穣 商工業の発展等 子孫繁栄 田浦郷の総鎮守

 あいにくの雨天のため、会場を境内から田浦中学校武道場に移し、田浦祝いうた、田浦保育園遊戯、田浦中空手演武、各地区親子会による御神輿担ぎ、女性演舞、俵踊り、棒踊り、臼太鼓、田浦小海龍太鼓等が奉納され、最後に餅投げで例大祭を終えました。武道場での開催で、畳席があったことが好評だったそうです。

 私は午後から出張のため見ることはできませんでしたが、地域からもたくさんの見物客が集まり、大いに賑わったとのことでした。

小田浦・宮浦地域は旧小田浦小学校体育館で行事を行い、小学生の相撲大会で大変盛り上がったという話を聞きました。小学校の先生同士の対決もあったそうです。

祭りが終わると寒くなるといいます。いよいよ季節は冬です。(H)

 

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【彩り】011117

 芦北町立大野小学校のHPを見ています。「芦北の地で、地域の彩りとなる学校経営を」~児童・保護者・地域・教職員の思いを形に~という渡邉校長先生の実践発表の中に「ホームページ閲覧数が1年間で8000件から40000件に増えた。」という一文がありました。閲覧数は1日平均90件ですが、PTA数の3倍近く。田浦中HPの閲覧数がPTA数の2倍の150件程度なので内容が気になり開きました。

 HPでは子どもたちや学校、地域とのつながりの様子が1日何度も更新されています。これが閲覧数3倍の秘密か。

 「忍者の森観察日記」、「図書室へGo!」。タイトルが気になります。「とうとう昆虫ランドができました!腐葉土やカブトムシの幼虫を募集していますので、よろしくお願いします!」何のことかとさらに気になり画像を探します。HP自体がみんなで楽しめる「大野小ランド」です。

 地域に住む皆さんにとって、学校が「彩り(例えれば、人生の中で楽しみや生きがいのようなもの)」になればという思い。発表にもHPにも、渡邉校長先生の「気合いだぁ~!」を感じました。

 校区が広い学校では、HPは子どもたちの普段の様子を伝える重要な手段です。関心を持っていただくことで次のステップにつながります。

 しまった、ブログを読んで大野小のHPが気になった人が閲覧するかもしれない。いや、ここは味方に塩を送ると言うことで。芦北は一つです。(H)

 

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【進路希望調査】011116

 昨日は3年生の進路希望調査の締め切り日でした。随分悩んだ家庭もあるかと思います。「前期選抜を受けたい。」、「スポーツ推薦で行きたい。」、「学力特待にチャレンジしたい。」いろいろな声が聞こえてきます。高校合格は単なるハードルの一つです。ゴールはいくつものハードルを越えた先にあります。ただ、私のゴールもまだ見えていません。

 大学3年の頃、『新しい仮面ライダーの主役を募集します』との雑誌広告。全てのライダーの主題歌が歌え、変身ポーズをこなせる私が、ついに新しい仮面ライダー(後の仮面ライダーブラック)になる日がやって来た。

 早速、実家の母に言う。「オーディションに行く!」

「ばかなこつば言うな。」母はショッカーよりも強い。

 大学4年の時、出身の水俣高校に教育実習に行かせていただいた。生徒に接し、何としてでも先生になりたいと考え、残り1ヶ月間のスケジュールを細かく作り寝る間を削って勉強した。熊本県警の願書は実習期間中で出しそびれた。後はない。

 合格内定の通知を受け、小学校1年生から高校3年生まで担任していただいた先生方全員に報告の葉書を送った。すると、小2の頃担任をしていただいた金子勲子先生からの返信に…。「作文に学校の先生になりたいと書いていたのを覚えています。夢がかなってよかったね。」そうだったのか。子ども時代の方がしっかりしていた。(H)

 

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【気合いだ!】011115

 急に寒くなってきました。こたつだけでは耐えきれなくなりました。昨日の朝、ついにエアコンのスイッチを入れました。ファンヒーターを出し、灯油を買いに行きました。ふとんの中にはふわり、上にはおはぎ。ネコ暖房も完璧です。ただ、身動きがとれないのが難点です。

 ふとんから出るのに気合いが必要になってきました。ネコはすでに家の中を走り回っています。もう少しと思っていると、テレビから浜口京子さんの「気合いだ!気合いだ!気合いだ!」の声が聞こえてきました。元気が出ました。

 家を出る前にメダカに餌をやろうとしますが、夏場のようにすぐに集まっては来ません。メダカにも「気合いだ!」の注入が必要なようです。

 冬になると「夏は良かった。」、夏になると「冬が来ないかな。」春と秋が好きですが、昔より短くなったような気がします。

 出張を終え学校に帰るといつもになく静かです。文化祭が終わった子どもたちにも「気合いだ!」が必要かなと思っていると、今日から部活動はテスト休みでした。多分、各家庭のアニマル浜口さんから「気合いだ!」の声がかけられていることと思います。(H)

 

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【芦北郡中学校音楽会】011114

 午後から津奈木文化センターで芦北郡中学校音楽会が開かれ、本校からは3年生が参加しました。担任S先生は「金賞を取るぞ!」と意気込んでいたようですが、コンテストではありません。

  全員合唱「夢の世界を」の後、佐敷中、湯浦中の学年合唱、学級合唱が続きました。休憩を挟んでいよいよ田浦中の出番。曲は文化祭で歌った「あすという日が」と「正解」の2曲。文化祭と比べても、指揮者のTくんはより柔らかく、Kくんはよりダイナミックに。2人とも気合いが入っていました。Sさん、Yさんの伴奏もばっちり、合唱の声もよく出ていました。

 その後、津奈木中、全員合唱「翼をください」で会を終えました。どの学校もよく練習し、堂々とした発表ができていました。参観の保護者の皆さんと一緒に素敵な時間を過ごすことができました。

 講評では、学級のいろいろな問題をまとまりにかえていく合唱の力、歌声が響く学校の良さについて触れられていました。良い学級の条件「歌をしっかり歌える」、「給食が残らない」。田浦中3年1組もまさにそんな学級です。(H)

 

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【高く遠い夢】011113

 今日は道徳のローテーション授業の当番日です。プロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎さんが70歳の時にエベレスト登頂(8848m)を成し遂げた「高く遠い夢」という授業を3年生で行いました。

 三浦さんは1970年に、エベレストの8000m地点からのスキーでの滑降に成功、54歳になった1985年に南米最高峰のアコンカグアからの滑降を成功させ、世界7大陸最高峰からの滑降を達成しましたが、それによって目標を失い、不摂生な生活で健康状態も悪くなったそうです。

 65歳の時に、「70歳でエベレスト登頂を成功させる」という目標を立て、手始めにと札幌の家の近くの藻岩山(531m)に25㎏ほどの荷物を背負い登ったところ、ゼーゼー、ハーハー。日頃藻岩山を登られているおじいちゃん、おばあちゃんにもどんどん抜かれていく始末。そこからトレーニングを開始、2003年5月22日に世界最高齢記録となる70歳7ヶ月での登頂を果たしました。

 その後も、80歳でのエベレスト登頂成功。86歳でのアコンカグアからの滑降はドクターストップがかかり、現地で断念することにはなりましたが、夢への挑戦は続きます。

 「より高い目標を目指して生きていくために必要なことは何だろう。」この授業のテーマです。あるインタビューで三浦さんは「なぜ挑戦し続けるのか?」という質問に対し、「老いは怖くない、目標を失うのが、怖い」と答えています。(H)

 

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【生徒朝会】011112

 今朝の生徒朝会では放送委員会の発表、執行部の文化祭の取組についての「いいこと流星群」の記入についての説明、田浦小・田浦中人権スローガンの発表、生徒会役員選挙の告示がありました。総括生徒総会、選挙と残された任期もわずかです。生徒会長を中心とした執行部に自治意識の高まりを感じた1年でした。

 土曜日、プール横の通学路に雑草が茂っていましたので、半日かけて草むしりをしました。通りかかられた近くの方から飲み物をいただきました。気にかけていただき大変ありがたいです。近くを通られる方には文化祭への声かけをしていたのですが、来校していただいた方もいらっしゃいました。地域の発表も大変喜ばれました。学校へ来ていただく機会を工夫し、敷居のない学校にしたいと思っています。

 文化祭のお礼状に学校だよりを添付しました。昨日は1並びの日でしたので、ホームページに先にアップして1年11月11日の発行としました。どうでも良いことにこだわりを持っています。

街はすでにクリスマスの飾り付けで賑やかになっています。随分早いですが、田浦中も生徒によりクリスマスツリーが飾られました。(H)

 

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【ヒット商品2】011111

 今日は「1」並びの日です。スマホの「11月11日11時11分」の画面をスクリーンショットで残しました。

  先日のブログを受け、1・2年生から「私たちが生まれたときのヒット商品は何でしたか。」との質問があったので調べました。爆発的なヒットを経て定番になった商品もあれば、数年のブームで終わった商品もあります。さらに進化した商品もあります。違いはどこにあるかを考えてみると良いですね。

 2年生が誕生した平成18年は、Wii、ビリーズブートキャンプ、キッザニア東京、クロックス、クリスピー・クリーム・ドーナッツ、千の風になって、ipodtouch、nanaco、フランスパン工房、フリクションボール、ワンセグケータイ、メガマック等。

 1年生が誕生した平成19年は、プライベートブランド、WiiFit、アウトレットモール、ブルーレイレコーダー、iphone3G、花畑牧場生キャラメル、クルトガ、崖の上のポニョ、カレー鍋等。

 1年生の1月以降生まれの平成20年は、プリウス・インサイト、キリンフリー、ドラゴンクエストⅨ、ドット入り罫線ノート、い・ろ・は・す、1Q84等がランクインしています。

 しかし、私にとっての「この前」が生徒が生まれた年とは恐ろしい。(H)

 

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