日誌

2024年2月の記事一覧

卒業式の歌の練習、歌詞と思い出のリンク

2月29日、昼休みに歌の練習を行っていました。3年生が体育館にて自分たちだけで練習していました。そして、1.2年生の男子が音楽室で、音楽の先生と一緒に練習していました。ちなみに1.2年生の女子は昨日の昼休みに練習していました。3月10日(日)の卒業証書授与式まで、あと1週間と少しです。当日、歌詞と思い出をリンクさせて歌ってほしいものです。楽しみにしています。

保健体育の授業、心肺蘇生法の実習

2月22日、保健体育の授業で2年生が心肺蘇生法について学びました。下球磨消防署中分署から消防士の皆様に来校いただき、講話を聞いた後、3グループに分かれて、全員が心肺蘇生法の実習(心臓マッサージとAED)を行いました。生徒の感想の一部を紹介します。

 心臓マッサージをする時はちゃんと順番があることや、AEDをした後すぐに心臓マッサージをすることが大切だということを知りました。
1分ごとに命を落とす確率が10%ずつ無くなっていくので、今後そういう場面に出くわしたら、迷いなく行動していきたいと思います。
心肺蘇生をしてみて、2分間ほど1人でするのは本当にきつかったです。なので、大きな声で助けを求めることが大切だと思いました。
人を助けるためには、ろっ骨を折ってでも心臓を動かそうという強い信念や勇気などが大事だと感じました。

「虹」が、相良中の校舎から出始めました。

2月26日、登校してくる生徒たちに、「虹出ているの知っている?」と尋ねました。初めて知る生徒、すでに知っていた生徒、様々でしたが、なぜかしら「虹」は心をワクワクさせます。8時には消えてなくなりましたが、約20分ぐらい、相良中学校の校舎から出始めて、大きな大きな半円を作りました。今日は素敵な一日になりそうです。

 

朝の読書に関する作文②「20 分間で広がる輪」

全国配付の「YA2024朝の読書ガイドブック」等に掲載された、朝の読書に関する作文の2人目を紹介します。

「20 分間で広がる輪」 相良中学校1年生

小学校1年生の頃、私は本をよく借りていた。だが、目的は「本を読むこと」ではなく、「多読賞をもらうこと」だった。その当時は、読書は、何の知識も得られず、ただの暇つぶしで、意味のないこととさえ思っていた。しかし、2年生になった頃、『ざんねんないきもの事典』という本が学校中で流行った。小学生でも分かる内容、ユーモア、リアルなイラスト。何よりも、メジャーな動物からマイナーな動物までの意外なところがかかれてあり、1冊読むだけでも、動物博士になった気分になる。それをきっかけに、本に興味を持ち始めた。中学校に入ってから、前のように休み時間に本を読むことができなくなり、本を読む時間を確保できずにいた。そこで私の読書の時間をつくってくれたのは、『朝の読書』だった。この20分間で私は、学び、発見し、考えを改めることができた。中学校には、小学校にはないような小説が多くある。中でも私が衝撃を受けたのは、『告白』だった。1つの事件を犯人やクラスメイトの多くの視点からどんどん掘り下げていくのは新体験だった。そして、読んでいる間、背筋がゾワゾワする感覚も好きだった。この本達は、私の20分間を彩ってくれた。でも、それは私だけではない。クラスのみんなもだ。この時間ではみんなが読書に熱中している。よくふざけるあの子も、おしゃべりが好きなあの子だって。また、『朝の読書』が終わった後でも夢中に本を読み進める子もいた。それは、一人の本好きとして喜ばしいことだ。こうやって、読書の輪が広がっていって欲しい。

心の健康づくり講演会「ストレスについて知ろう」

2月20日、1年生を対象に「心の健康づくり講演会」を行いました。講師は、本校に月1回程度来校していただくスクールカウンセラーの先生で、演題は「ストレスについて知ろう」です。4名の感想の一部を紹介します。

外部から刺激を受けた時に生じる緊張状態のことが、「ストレス」だと改めてわかりました。
適度なストレスは、心身の成長にもつながるのでいいことだということを知りました。
ストレスを発散するのは、効果のない「テレビゲーム」や「ネットサーフィン」ではなく、しっかり効果のある「運動」や「音楽」にしようと思いました。
ストレスをマイナスだけでとらえるのではなく、プラスで考える「リフレーミング」を大切にしようと思いました。

朝の読書に関する作文①「読書は一つの成長の素」

全国配付の「YA2024朝の読書ガイドブック」等に掲載された、朝の読書に関する作文の1人目を紹介します。

「読書は一つの成長の素」 相良中学校2年生

私は、どちらかといえば、一人より大勢でいる方が好きだ。そのため、休み時間は、友達と遊んで過ごす事が多かった。しかし、中学生になると『朝の読書』が始まった。その時間は私に、一人の時間の大切さを教えてくれた。中学生になってからのこの2年をふり返ってみると、本と向き合った時間が私の成長の時間になっている気がする。本を読むと新たな知識、考えの他に自分の新たな一面を知ることができるような気がする。その度に私は、本の大切さを実感する。もっと早く出会っていれば、もっと多くの発見があったのではないかと、何度も思った。この考えを作り出してくれたのも全て、『朝の読書』のおかげだ。私は今、『異世界食堂』という本で新たな出会いを待っている。この本は私が中学生になって一番最初に心を奪われた本だ。あれから2年経った今でもこの本からは、たくさんのことを学んでいる。人に対する考え方や、今生きている「世界」との向き合い方など、本を読むことでしか得られないことばかりだ。楽しい学校生活の中にある『朝の読書』は私にとって一つの学習であり、経験である。この時間一つ一つを、私の一部としてこれからも大切に過ごしていきたい。

避難訓練、火災1日100件

2月19日、火災の避難訓練を行いました。下球磨消防署中分署から3名来校していただき、避難訓練を観察後に、「すばらしい。落ち着いて、しゃべらずにできていました。」と評価していただきました。その後、火災の現状や消火器の正しい使い方についても指導して頂きました。火災は1日100件おきているそうです。学校でも、大切な命を守る避難訓練を継続していきます。

全国配付の「YA2024朝の読書ガイドブック」等に、作文掲載

2月13日、大きな封筒が届きました。開けると「YA2024朝の読書ブックガイド」「YA2024図書総目録」が5冊ずつ入っていました。毎年、全国の中学校と高校へ配付される冊子です。しかし、今年は、なんと本校の生徒(2名)の作文が掲載されているのです。出版社から10月中旬に朝の読書に関する原稿依頼がありました。そこで、図書司書の先生と相談し、2名の生徒に原稿を依頼しました。そして、完成し送られてきたのが下の冊子です。小冊子には152冊、大冊子には約1600冊の本の紹介があります。そして、生徒の「朝の読書」の感想として、中学生が2名、高校生が2名が掲載されています。その2名の中学生名が、相良中学校の生徒です。「朝の読書」への思いがしっかり綴られており、11月に原稿を読んだ時、関心し、冊子が送られてくるのを楽しみにしていました。2月14日に2名の生徒を校長室に読んで、冊子と図書カードを渡しました。後日、2名の作文を紹介します。お楽しみに!

後期期末テスト、復習の場としてポジティブに!

2月14日、1・2年生の後期期末テストが始まりました。今日から3日間です。2週間前にテスト範囲を配付しました。学校の中でも復習の場(帯タイム、PUタイム)はありますが、多くの時間は家庭学習となります。復習とは、「できないを探して埋める作業」です。勉強と向き合うことは、学校でも家庭でも大変なこともありますが、復習の「時期」と「時間」と「方法」を工夫しながら、復習をポジティブにとらえてほしいと思っています。自分の中に新しい知識が入ること、その知識を活用することは、実に楽しいものです。

驚きの数字? 対応は本人→親、だめらな医療!

先日、本校の研修の中で、全職員で驚いた数字がありました。

「1時間29分」と「2時間24分」です。

何だと思われますか?これは、熊本県学力・学習状況調査の結果の中の数字で、相良中の1・2年生の家庭での平均学習時間と平均SNS時間(ゲーム、電話、動画含む)です。SNSは、これからの時代に必要不可欠であることは承知していますが、このSNS時間の実態には本当に驚きました。村の教育機関で協議したSNS時間の基準は、「メディアコントロール1H(ワンエイチ)」です。つまり1時間です。「スマホ依存症」がここ数年、大問題になっていますが、相良中にも「スマホ依存症」の生徒が複数人いると思われます。保護者からも「スマホをずっと使っている」「スマホに関して親の言うことを聞かない。」「いつ寝たのかわからない。」等の相談もあります。このような子は確実に、スマホに支配されていますし、スマホに使われています。「メディアをコントロールできない→昼夜逆転→心の元気力損失→不登校」というレールが待っているのは確実です。子供がコントロールできない場合は、親がコントロールをしてやる必要があります。それでもだめならば、医療です。限られた時間(1H)の中で、上手にSNSを活用したいものです。

ディベート、「発表力」と「学ぶ意欲」

この写真は、何をしている写真でしょうか?

この写真は、2月9日の1年生国語の物語教材「少年の日の思い出」の授業の様子です。教材をどのように活用して授業を行うかを構想するのが、教師の大きな仕事の1つです。国語の先生は、「ディベート」という方法を用いて、教科書の言葉を根拠にしながら、考えを伝え合う学習を構想しました。ディベートとは、2つの立場に分かれて、司会の進行をもとに、考えを伝え合う学習です。生徒たちのディベートをする表情が素敵でした。そして、それを見守る先生の表情が素敵でした。主体的な学習は、「発表力」を育てるとともに、「学ぶ意欲」を高めます。