研究主題

令和2・3年度熊本県教育委員会「熊本の学び」キャリア教育研究指定

(令和3年度研究テーマ)

自ら未来を切り拓く力を身につけた生徒の育成

 ~すべての教育活動におけるキャリア教育の推進を通して~

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キャリア教育

お知らせ 多くのご視聴ありがとうございました

 昨日、オンライン研究発表の公開を無事終了することができました。

 本当に多くの方に、かつ幅広い学校種、他県からもご視聴を賜り、心から感謝申し上げます。研究1年目ですが、熊本県のキャリア教育の普及、発展の一助となれば幸いです。

 次年度11月中旬予定の研究発表に向けて、大津中学校は動き出しています。どうぞご期待ください。

・特設サイト内の動画・画像などの権利は、大津中学校に帰属します。本校に無断で、複製、放送(有線・無線)、上映、公開、レンタルすることは、法律で禁止されています。

・特設サイトの表示および動画の視聴は、大量のデータ通信を行うため、通信料が発生することがあります。ご利用になる際は、利用可能なWi-fiネットワーク環境等があるかご確認ください。

理科・実験 3-3国語、2年保体の研究授業を行いました

 本日の校内研修は、24日の指導を受けて、学習構想案(その単元や、1時間の授業を構想したもの)を見直して、前田先生と3-3、志水先生と2年生が研究授業を行いました。

 

 本日の事後研究会では、次のような内容を話し合いました。

 ・各教科の目標を達成するため、「つながる力」を手立てとして、共通で実践できることはないか。

 ・学びを実感できる、振り返りの持ち方

 ・今までの学習指導案に書いていた「指導観」にあたる、「授業者の思い」の部分を、大津中版構想案のどこに位置付けるか。

 11月27日の授業公開に向けて、一丸となって頑張っています!

お知らせ キャリア教育で、「熊本の学び」の授業をどう構想するか

 本日5時間目に、1-4国語の研究授業が行われました。

 今回は文学的文章「さんちき」の学習で、登場人物の心情を読み取り、自分の考えを持つことをねらった授業でした。

 この国語のねらいに迫る手立てとして、キャリア教育の視点として「つながる力」と「計画する力」が位置づけられていました。

 登場人物になりきってインタビューをしたり、みんなの意見を聞いて自分で考えをまとめたりすることで「つながる力(人間関係形成・社会形成能力)」が、登場人物の「仕事」への思いと自分の考えを比較する中で「計画する力(キャリアプランニング能力)」が、働くように工夫されていました。

 今回は、熊本県教育委員会の研究指定校指導訪問、菊池教育事務所のスクールサポート事業、大津町教育委員会の校内研修訪問として行われました。授業後の研究会では、熊本の学びの学習構想案や、研究仮説の実現に向けて、どんな生徒を育成するのか、参加者全員で熱心な議論が行われていました。 

 

キャリア教育とは

キャリア教育とは

一人一人の社会的・職業的自立に向け,必要な基盤とな る能力や態度を育てることを通して,キャリア発達を促すことを目指す教育

 

そもそも「キャリア」って?

 人は、他者や社会とのかかわりの中で、職業人、家庭人、地域社会の一員等、様々な役割を担いながら生きている。これらの役割は、生涯という時間的な流れの中で変化しつつ積み重なり、つながっていくものである。また、このような役割の中には、所属する集団や組織から与えられたものや日常生活の中で特に意識せず習慣的に行っているものもあるが、人はこれらを含めた様々な役割の関係や価値を自ら判断し、取捨選択や創造を重ねながら取り組んでいる。
 人は、このような自分の役割を果たして活動すること、つまり「働くこと」を通して、人や社会にかかわることになり、そのかかわり方の違いが「自分らしい生き方」となっていくものである。
 このように、人が、生涯の中で様々な役割を果たす過程で、自らの役割の価値や自分と役割との関係を見いだしていく連なりや積み重ねが、「キャリア」の意味するところである。

(いずれも中央教育審議会平成23年1月答申より)

 大津中学校では、生徒の実態、地域の状況を踏まえた上で、社会的・職業的自立に向けて、必要となる基礎・基盤となる態度や能力として、「基礎的・汎用的能力」を設定し、すべての教育活動において能力の育成を目指していきます。

主題設定

 大津中学校では、昨年度からキャリア教育に基づき、カリキュラム・マネジメントを行い、諸教育活動を見直してきました。また、これまで「梅の造花」「郷土料理」「箏の演奏」などといった地域の文化に学ぶ活動を、地域の方々のご指導のもとに行ったり、地域のボランティア活動に積極的に参加したり、地域の方々との会合の場を定期的に設けたりしながら、地域の思いをくみ取り、地域に根ざした教育を行ってきました。さらに、職場体験学習だけでなく、NIE事業(新聞を活用した授業など)、校内ハローワークなどを通して、地域のことをより深く学ばせたり、働く大人との接点を持たせたりして、さらにふるさとの魅力や課題に触れられるような教育課程を一層工夫して実践してきました。

 その結果として、生徒の学校生活は落ち着き、昨年度の県学力調査において、どの教科も県平均値を有意に上回ることができています。
 一方で、前年度に実施した校内のアンケート結果では、「自分は学力がついてきている」という質問に肯定的な回答をした生徒は約7割であり、「将来の夢や目標を持っている」という質問では、肯定的な回答をした生徒は7割を下回っています。
 令和2年度は、これらの反省を踏まえ、各教科・領域等の学びと将来を効果的に関連付けること、また学力がついていることを実感させるための場の設定等を、キャリア教育の視点に基づいた教育活動を強く推進することで、研究主題の実現を目指したいと考えています。

仮設

仮説

全ての教育活動において、キャリア教育の視点に基づく基礎的・汎用的能力の育成を行えば、自ら未来を切り拓く力を身につけた生徒が育つであろう。

研究の視点1

キャリア教育の視点に基づく、「探求的な学び」のある総合的な学習の時間への見直し

研究の視点2

キャリア教育の視点に基づく、特別活動・「特別の教科 道徳」の見直し

研究の視点3

キャリア教育の視点に基づく、各教科の授業改善