研究主題

平成27・28年度 熊本県教育委員会指定 (一財)熊本県PTA教育振興財団・(公財)熊本県学校給食会委嘱
  「主体的に運動に親しみ、体力を高める学校体育のあり方」
     ~運動・食習慣の向上と授業力向上の取組を通して

研究の仮説
<仮説1>
 運動やスポーツ、食の大切さを理解させ、地域と連携した多様で魅力ある体力向上の取組を学校総体で行えば、生徒は運動やスポーツ、食への意識を高め、主体的に学び、よりよい運動・食習慣を積極的に形成していくようになるであろう。
<仮説2>
 自らの運動の課題を解決する見通しを持たせ、豊かな関わり合いのある言語活動を授業に意図的に設定し、授業の振り返りを充実させることで、生徒は自ら運動に親しみ、効果的に体力を高めることのできる資質や能力をはぐくむことができるであろう。

研究の実際
<授業研究部の取組>
 ・大津中学校4つの授業ルールの徹底(①チャイム起立 ②元気な挨拶 ③分かりやすい発表 ④聞く姿勢)
 ・知識、技能を活用し、思考力、判断力、表現力を高める言語活動の充実
 ・見通しを立てたり、振り返ったりする学習活動の重視

<運動・食習慣部会の取組>
 ・10トレ(10分間トレーニング)の実施         ・残滓調査
 ・部活動キャプテン会議                 ・3年生総合的な学習の時間での取組
 ・NIEレッスン                    ・弁当の日(年3回)の実施
 ・新体力テストでの取組                 ・教育講話 
 ・部活動の自主的活動                  ・栄養士による巡回指導
 ・校内掲示、文化祭等での情報発信

<調査・評価部会の取組>
 ・学校生活アンケート                  ・学習アンケート
 ・食生活アンケート                   ・授業アンケート
 ・授業力アップチェックの取組


 
研究の成果と課題
<仮説1について>

 アンケートの結果から、生徒の体力に関する意識や食習慣に向上が見られた。今後は取組の個人差をなくしていく必要がある。

<仮説2について>

 アンケートの結果から生徒の意識が高まってきているのが分かる。新体力テストでも多くの種目で県平均を上回り、体力の向上が見られた。今後、平均を下回っている種目の向上を目指し、取り組みを進めていく。