OJT
【OJT】美術、検証授業
6月25日(木)の2時間目、美術の検証授業が行われました。自画像を描く授業。しかし、自画像といっても、自分の心の中を描いていくことが目的です。
最初に、タブレットを活用し自画像の下書きを大型テレビの画面に映し、どんな工夫をしたのかなどを確認していきます。
そして、いよいよ下絵描き。今の自分の心の中にある抽象的なものを具象化していきます。部活動、受験、ゲーム、友だち・・・。いろいろな思いが見えてきます。
集中して黙々と取り組む姿に、このような形での表現もあるんだなぁとあらためて気づかされました。
【OJT】検証授業ウイーク始まる
6月24日(水)、今週は授業力改善プロジェクトに取り組んできた各教科の検証授業ウイークです。
私たちの共通課題である「新しい生活様式の中での表現力育成」に向けて、各教科ごとに具体的実践を考え、実践を通して期待される効果や生徒の変容をイメージしながら授業実践を重ねてきました。
その成果と課題を見つめていくための検証授業ウイークが今週です。
今日は英語と理科の授業がありました。
英語の授業では、単元のゴールを意識した授業が行われていて、テンポよく授業が進んでいきました。
英語で自分自身の夢を表現するために、様々な表現方法を学び、ゴールに着実に近づいていく授業。生徒は生き生きと学習に取り組んでいました。
理科の授業では、なぜカイロは熱くなるのかの秘密に迫る授業。
先生との会話のキャッチボールを通して秘密を解明していきます。行き詰まった時には、適切なヒントを出して思考を刺激します。
理科室には「あっ!そうか」などの声が聞こえてきます。一生懸命考え自分の考えを発表する姿が印象的でした。
新しい生活様式の中でも、しっかり表現する生徒の姿に接し、とてもうれしくなりました。
【OJT】清流委員会について
6月19日(金)4時間目、会議室では清流委員会が行われていました。清流委員会は、教務主任が主査となり、中堅職員がメンバーの今年度発足したプロジェクトチームです。
このプロジェクトチームの目的は、前年度踏襲から脱却し、柔軟な発想で本校の教育活動を創造していくことにあります。
今日は、新型コロナウイルス感染拡大で、様々な教育活動が中止や縮小される中、生徒が達成感や充実感、本当の感動をつかむことができるためには、どのような活動があるのかを探っていました。
今後、生徒と共にコンセプトを共有し、具体的な活動を創り上げていくこととなると思います。
ピンチをチャンスに転換してくれることを楽しみにしています。
【ОJT】英語参観授業
6月5日(金)今日は、山鹿市教育委員会より英語指導担当の先生が来校され、1年生と3年生の授業を参観していただきました。
毎月、このような形で山鹿市内の小学校外国語活動や中学校の英語の授業を参観していただき、アドバイスをしてくださいます。
見られているという緊張感もありますが、授業力向上にとっては、とても貴重な機会であるととらえています。
【OJT】数学科検証授業
2月27日(木)、2年生教室で数学の検証授業が行われました。くじを最初に引いた時と次に引いた時の確率はどちらが高いか、あるいは同じかについて考えていきました。
先生の説明を聞いたあと、近くの人と意見交換をしたり、質問をする時間があり、その後、各自でどちらが高いか、同じなのかを樹形図を使って確認しました。
積極的に発表する姿、話し合いやわからないところを友だちに聞く姿など、自主的に学習に参加する雰囲気があり、この雰囲気の中にいると「学ぼう」との意欲が沸いてくると感じました。
生徒の活動を保証され、学ぼうとする意欲を引き出しながら授業が進んでいくことで学びが深まると思いました。
【OJT】社会科検証授業
2月26日(水)5時間目。社会科の検証授業が2年生教室で行われました。
明治維新の改革は国民のための改革なのか、それとも国民のためになっていない改革なのか。この課題に対して、自分の考えを見つめ、みんなに伝え、その意見に対してさらに意見交流しながら考えを深めていく、活気のある授業が展開されました。
学級の中に、まず自分で考えるのが当たり前、手を挙げて発表するのが当たり前といった空気が満ちあふれていることがすばらしいと思いました。
こんな空気の中での授業は、あっという間に時間が過ぎていきます。そして、授業が終わったあとには充実感を感じます。
「主体的・対話的で深い学び」が体現された5時間目の授業となりました。
【視察研修】品川区立日野学園視察研修
2月19日(水)午前9時過ぎ、品川区立日野学園を訪問させていただきました。日野学園は、9年間の連続した学びを行っている義務教育学校です。品川区は全体として小中一環教育を行っている区として知られています。
最初に、校長室に案内され校長先生より、学校の概要や特色についてお話していただきました。お話をうかがいながら、実践が豊富で小中一環教育を積み重ねてこられたことが伝わってきました。
特に学力の育成と生活力の育成を図る「日野カリキュラム」は、長年の実践に改良を重ねながら完成度が高い取組へと創り上げられていました。教育を創るとはこういうことなんだと感心させられました。
また、品川区全体で、道徳、特別活動、総合的な学習の時間を組み合わせた「市民科」を開設されていて、日野学園では「交流活動」「地域企業から学ぶ」「SDGs」の3つの柱で取り組まれていることも興味深く聞かせていただきました。
「地域企業に学ぶ」では、地域の特色として起業される方々が多いということもあり、起業家の方々をお呼びして20以上のブースを用意し、企業説明会形式でキャリア教育を進めているなど、地域の特色を生かした連携のあり方についても学ばせていただきました。
概要及び実践についてお話をうかがったあと、副校長先生に校内を案内していただきました。まず、エレベーターで6階まで上がり、8年生、9年生のフロアに出ました。廊下が広く、太陽の光を上手に採り入れ、開放感があります。廊下で集会ができるほどです。6階は中学生の雰囲気を感じるフロアでした。
階段で5階まで降りると、5年生~7年生のフロアです。この階は、小学校と中学校が同居している感じで、9年間の連続した学びの特色を色濃く感じるフロアです。鹿北小・中学校で言うとⅡ期の児童・生徒が集まるフロアで、3つの学年による縦割り活動を毎月1回行っており、授業も50分授業で統一しているとのことです。この階のリーダーは7年生(中学1年生)です。リーダーシップを発揮しやすい学校の構造になっていると思いました。
階段をさらに降りていき、4階は小学校3・4年生、3階は小学校1・2年生のフロアです。ここは小学校らしさを感じるフロアです。
6階から3階まで降りてくることで、9年間の子どもたちの成長過程を目の当たりにして、発達段階に応じた学びが、それぞれのフロアで行われていることがわかりました。
さらに、エレベーターで地下2階に案内していただきました。エレベーターから出ると、そこには広々とした武道場があり、さらにその奥には、バスケットコートが3面とれる巨大な体育館がありました。体育館の天井の上は、グラウンドです。つまりグラウンドの下に巨大な体育館があります。
副校長先生のお話によると、品川区は教育に予算をかけている区とのことです。
職員室にも案内していただき、1年から4年までの先生方、5年から7年までの先生方、8年・9年の先生方と3つのグループごとに机が配置されていて、副校長先生も、小学1年から4年を担当する副校長、5年から7年までを担当する副校長、8年・9年を担当する副校長と3名の副校長先生がおられます。
学校の構造、学校組織、地域性を上手に融合させながら、9年間の連続した学びを創り、実践されておられ大きな刺激を受けました。
帰り際、タワーマンションや近代的なビルに囲まれたグラウンドで元気よく遊んでいる小学生の姿を見ることができました。東京でも、熊本でも子どもたちの笑顔に接すると元気をもらえるとあらためて感じました。
たくさんの資料をいただいたので、熊本へ帰る新幹線の中でゆっくり読ませていただこうと思います。
本日は、ご多用の中、校長先生には丁寧な説明をしていただき、また、副校長先生には校内をわかりやすく案内していただき,心より感謝申し上げます。
今日学んだことを熊本に持ち帰り、本校の教育に生かしてまいります。
【視察研修】千代田区立麹町中学校視察研修
2月18日(水)、千代田区立麹町中学校を視察訪問し、これからの教育のあり方について学ばせていただきました。今日の視察には、全国の学校の先生方、議員の方々、教育委員会の方々、報道関係の方々など様々な人が多数参加されていました。
午後1時より、授業を自由に参観することができ、全学年、様々な授業を参観しました。1年生の数学の授業は、4階のカフェテリアで行われていて、生徒は全員「Qubena」を使って自分で学習に取り組んでいました。
Qubenaとは、人工知能が生徒一人一人の得意・不得意を分析し、解くべき問題へと誘導してくれるAI型タブレット教材です。
授業を参観していると、男子生徒が近づいてきて、Qubenaを使っての学習や単元テスト、家庭学習について丁寧に説明してくれました。そのプレゼン力があまりに見事で驚かされました。
生徒は、けっして行儀がよいというわけではありませんが、思い思いに自分のペースで学習に取り組んでいます。
午後2時より、講堂のようなところで、校長先生が約1時間45分、「学校教育の本質から問い直すーそもそも目的って何?―」とのタイトルで麹町中学校の教育実践について説明してくださいました。
様々な実践を通して、「世の中は素敵、大人も素敵」と思える子が育つ教育に取り組んでいること、さらに、手段が目的となっている教育の矛盾に切り込み、次々と改革を進めている麹町中学校の姿が浮かび上がってきました。
例えば、「日本では、宿題を出すことが目的化されている。」と校長先生は問題提起されています。麹町中では、「わからないところだけをやっておいで。わからないところがいっぱいあったら一つでもいいんだよ。だけど、その一つをやるのが大変なんだ。だって自分ではわからないから。だったらどうしたらいい?」などの問いかけから、自ら調べたり積極的に質問することができる生徒を育てています。宿題とは何のためにあるのかを生徒も、先生も徹底して追求していく、そんな取組が日々行われています。
また、生徒と先生が「自律や尊重を妨げているものは何か?」について話し合う時間を作っています。その話し合いを通して、生徒が自律を妨げているものとして取り上げたものがありました。それは何かというと「避難訓練」です。地震は予告なしにやってきます。しかし、避難訓練は予告されてから実施されます。だから本当の意味での訓練になっていないという生徒の意見。そして、ぜひ、予告なしの避難訓練をしてくださいとの提案があったそうです。
また、もう一つ出てきた意見として「授業」があります。「ずっと受け身の授業では苦痛です。自分たちでできることは自分たちでやらせてください。」との提案もあったとのことです。
確かに、カフェテリアで行われた1年数学の授業では、いろいろなところで「生徒自身による学び」が見られました。
他にも、担任制を廃止したり、定期テストをやめて単元テストや実力テストを実施するなどの改革に取り組んでいます。目的化している手段を次々と転換しながら、子どもたちを学校創りの「当事者」に育てていき、生徒一人一人が「自分の学校」と言える学校を自ら創っていく。そんなエネルギーが感じられました。
質疑応答の中では、なるほどと思う言葉が次々と出てきました。
何も起こさせないのではなく、子どもは何かを起こしたり、対立するというのが大前提。子どもたちが起こしたことや対立することを学びに変えていくのが学校であり教育。そのために、子どもが学びたくなるような「しかけ」を考えています。
発達障害の子を排除するのではなく、その子がなぜそういう行動をとるのかを理解し、支援できる子を育てていく。そして、みんなが教室で学べる環境を整えていく。なぜなら、未来の社会の姿が学校だからです。
トライアンドエラーが認められる学校でなければ、チャレンジする生徒も先生も出てきません。
あるとき生徒会のリーダーが、「先生、何度言っても協力してくれないです。」と言ってきました。そんなとき、先生たちは、フォロワーである協力してくれない生徒に、「どうして協力しないんだ」と指導します。フォロワーへ指導する場面はよく見かけます。しかし、リーダーへの指導はあまり行われていません。人は簡単には動かないし、なかなか言葉が通じない、このことは元々当たり前のことです。この動かない生徒たちの心を動かすにはどうしたらよいのか、人を動かす言葉をどれだけ持っているのか、このことをリーダーに考えさえる機会が大切なのです。そこにリーダー育成のチャンスがあるはずです。
そして、何度も言われたのが、「誰もが納得する最上位の目標を徹底した話し合いの中から決めていく。」、この目標を達成することからすべての教育活動を考えていけば、実践の優先順位は見えてきます。見えてきた最上位の実践は、決して靴下は白といった校則を守らせることにエネルギーを使うことではないはず。
「みんな仲良くしよう」、大人もなかなかできないことを子どもに求めていませんか。子どものことを本気で考えた時、本当の言葉が出てくるものです。その言葉は、子どもだけでなく教師自身も変えていきます。だから、教育はすばらしいのです。
質疑の時間は延々と続き、午後6時30分を過ぎても続いています。校長先生が、「もうそろそろ終わりましょうか。」と言われなければ、まだ続いていたことと思います。それほど、教育のあり方で試行錯誤されている方々が全国におられて、課題解決のヒントを持ち帰ろうとしているのだと、会場の雰囲気から感じました。
今日の視察研修では、たくさんの刺激とこれからの教育について考えるきっかけをいただきました。
麹町中学校の生徒のみなさん、校長先生をはじめ諸先生方、有意義な時間を創っていただき、ありがとうございました。
【OJT】第9回鹿北小中学校合同校内研修会
1月15日(水)今日は9回目の鹿北小中学校合同校内研修会を中学校のランチルームで行いました。
現在、鹿北小中学校で取り組んでいることは、授業改善プロジェクトの実践と話し合い活動の充実です。児童生徒が民主的な集団をつくりための、発達段階に応じた話し合いスキルを身に着ける取組を小中学校一緒に行っています。
また、人権教育、キャリア教育、総合的な学習の時間については、小学校6年間、中学校3年間、合わせて9年間の全体計画を小中学校の先生が協力しながら作成をしています。
鹿北小中学校は、9年間の連続した学びの中で、児童生徒の成長を支えていきます。
【OJT】小中合同キャリア教育研修
12月25日(水)午前中の大掃除でくたくたになりましたが、昼食後すぐに鹿北小中学校合同校内研修会を中学校ランチルームで行いました。県立教育センターより講師の先生をお招きして、キャリア教育及びキャリアパスポートについての講話をしていただきました。
キャリアパスポートとは、小学校から高校までのキャリア教育に関わる活動(学級活動、行事、各教科等)の状況や自己の成長や変容などについて振り返ることができる記録です。小学校1年から中学、高校と記録は持ち上がっていきます。
来年4月から、全国の小中高等学校で実施が始まるので、鹿北小中学校でもキャリアパスポート作成準備のための研修を行いました。
児童生徒の成長や変容を記録していくことで、子どもたちとよりきめ細かい関わりができるようにしていきたいと考えています。
【OJT】英語参観授業
12月11日(水)3時間目、英語の参観授業を1年教室で行いました。山鹿市教育委員会から2名の先生、さらには、学校支援アドバイザーの先生方も途中参観されました。
帯学習から、今日のめあての確認、めあてに到達するための課題設定と進み、各自自分のペースで問題に取り組んでいきます。ALTの先生、サポートティーチャーの先生が個別にサポートしていきます。
生徒は一生懸命問題と向き合っています。先生も丁寧に一人一人と向き合っています。50分がとてもはやく過ぎていきました。
4時間目は、授業研究会。様々なアドバイスをいただき、今後の授業に生かしていきます。
若い先生の頑張りに、「進みつつある教師のみ教える権利あり」、30年近く前にいただいた言葉を思い出しました。
【OJT】特別活動研究授業&授業研究会
12月4日(水)の午後、鹿北小学校6年教室で特別活動の研究授業が行われ、鹿北小・中学校の職員とともに、県立教育センターの講師の先生にも参観していただきました。
議題は「ありがとうの会の計画を立てよう」です。子どもたちからたくさんの意見が理由とともに活発に出され、意見集約や合意形成へと進んでいきました。班での話し合いを経て、最終的には1つにしぼられていきました。
子どもが下校した後、小中学校合同授業研究会を開催し、話し合いの進め方や支援の在り方について協議しました。
合意形成の方法、時間配分、司会団との事前の打ち合わせの重要性、意見を持っているが発言までいかない子どもへのサポートなど多岐に渡る意見が出されました。
県立教育センターの先生から、キーワードの活用や設定方法、意見がそれた時の修正方法、言葉の概念の捉え方の違いへの対応、人間関係形成を目的とした実践、そして、今日の話し合いの中での子どもの様子などを記録し、次の学年(中学校)につなげていくことで、こういう話し合い経て今ここにこの子たちがいるという視点を持ってほしい。そのためにもキャリアパスポートは大切とのアドバイスをいただきました。
先生には、冬季休業中の合同研修会の時にもキャリアパスポートについてお話をしていただきます。ご多用の中、よろしくお願いいたします。
子どもたちの活動から、たくさんの話し合いのテーマをもらったことで、今日の授業研究会がとても充実しました。
また、馬場先生には、いそがしい中、授業をしていただきありがとうござました。今日の学びを全職員で生かしていきます。
【OJT】英語研究授業
11月26日(火)14時20分より、鹿本中学校1年生英語の研究授業に、英語の先生と参加しました。山鹿市内外からたくさんの先生方が参観されました。
最初の15分は帯学習。動詞の時制の変化などをテンポよく全員で取り組んでいきます。まず、そのレベルの高さと生徒の集中力に驚かされました。
その後、今日の学習である「Canを使ってヒーローを紹介しよう」に取り組みました。相変わらず、テンポよく、そして生徒が生き生きと授業に参加しています。自分が考えた紹介文を友だちと紹介し合うなど、授業が活気に満ちていました。もう50分経ったのかと思うくらい時間が過ぎるのが速く感じました。
授業研究会では、班別協議などを行い、まとめでは「とにかく英語の授業では、英語に触れること、英語のシャワーを浴びること。だからボーッとしている時間はない。生徒が次に何をするのかがわかっていることが大切。中学校の先生は、小学校外国語の授業内容を把握し小中連携の視点を持ってほしい。」とのお話が心に残りました。
大いに刺激を受けた英語の授業と授業研究会。鹿北中で生かせる点は、積極的に生かしていいきたいと思います。
【OJT】道徳研究授業
11月20日(水)4時間目、1年1組教室で道徳の研究授業を実施しました。授業者は志方先生。公正と公平との価値項目の読み物資料を使って授業を行いました。「席替えをしたあと、仲の良い人同士で座るため、勝手に席を替わってしまう人が多い」という課題に対して、どう思うか、また、自分ならどうするのかを考えていきました。
様々な生徒の立場になって考え、その考えに対し自分はどう思うか、どう行動するのか意見交換をしていきます。活発な意見交換が行われ、最終発問では、今日考えたことや共有したことを、これからの生活の中でどのように具体化していくのか、自分の考えをまとめ発表しました。
話し合い活動がとても活発で、1年生は、道徳的心情や道徳的判断力が身についていることがよく伝わってくる授業であったと思います。
放課後の授業研究会では、発問の工夫や意見交流の場面を意図的に作ったことなどが話し合われ、授業での気づきや学びを共有することができました。テスト期間中の研究授業で準備等大変だったと思います。学びの多い提案授業、ありがとうございました。
【OJT】技術・数学の検証授業
10月31日(木)今週は「検証授業ウィーク」です。今日も1時間目の技術、2時間目の数学の授業は、「学び合い」の取組の成果を確認するための授業です。
2年生の技術の授業は、災害時に使用するライト作りを通して、工夫した点やさらなる改善点について各自考え、友だちと意見交換しながら、よりクオリティーの高いライト作りにつなげていきました。
1年生の数学の授業は、比例のグラフの簡単な書き方について、問題を解きながら考えを深めていきました。先生の発問に対して、一生懸命思考し発表したり意見交換する姿がとても意欲てきです。
1年生も2年生も、学びの基礎基本がしっかりしていて、学級の雰囲気もよく、学び合いが自然にできる空気感が感じられることがすばらしく、先生が、生徒一人一人の学びへのモチベーションを上げていく工夫をしている点がさらにすばらしいと思いました。
こんな授業が毎日行われている鹿北中は、当たり前のレベルがとても高い学校だとあらためて感じました。
【OJT】検証授業ウィーク
10月30日(水)今日は、保健体育、あやすぎ学級、英語の検証授業が行われましたました。
それぞれ、「学び合い」の場面を設定して今まで工夫してきたことの検証授業です。
保健体育は、バレーの基礎練習の活動です。今日のリーダーを数名決めて、そのリーダーが一人一人のアタックをチェックしながら気づきを伝えます。その気づきを聞いて練習の中で修正していきました。
あやすぎ学級での授業は、昨日のパン作りの振り返りを行いました。特に、みんなで協力できたことがよかったことと確認しました。後半はパン作りを教えてくださった先生方へのメッセージカード作りを行いました。
英語は、「which」を使い友だちに質問する内容を考えました。そして、お互いに質問し合いながら、言葉の使い方を身につけていきました。英語での交流の場面がたくさんある授業でした。
どの授業も、「学び合い」の場面を効果的に取り入れ、生徒が意欲的に活動する場面が見られ、活動を通して学びを深めることができました。
今週は、検証授業ウイーク。明日はどんな授業が行われるのか楽しみです。
【研修会】高森町「新たな学び」研究発表会
10月25日(金)、熊本県高森町「新たな学び」研究発表会に参加しました。午前中は公開授業と授業研究会です。
公開授業1は、1年社会「世界に大きな影響を持つ北アメリカ」の授業。タブレット端末を持ち帰り、家庭学習と授業を効果的に結びつけた検証授業です。一人に1台のタブレット。そして、タイピングの速さに驚かされました。また、先生が授業を進めるのではなく、生徒が学習リーダーとなって授業を進めていく姿にも大きな刺激を受けました。
公開授業2の前半は1年英語で、特に高森東中との遠隔授業が大きな学びとなりました。お互いの学校の各班ごとに、パソコン画面を通して英語で交流する姿は、これからの授業の概念を大きく変える可能性があると感じました。
公開授業2の後半は、2年国語を参観しました。筆者が示す「それ」という指示語が何を指しているのかを考える授業。最初に一人一人考え、次に班で考え、意見交換を通して、考えを絞っていく過程が素晴らしく、特にコラボノートを活用し、すぐに各自の意見や班の意見を共有し授業が展開していく様子は大いに参考となりました。
タブレットを使った授業は、考えが共有できたり、根拠となる資料を視覚的に全員が共有できる点で、学びや理解が深まると感じました。
また、遠隔授業は、教室という空間が無限の広がっていく可能性を感じました。
授業研究会では、コラボノートの活用方法やタブレットを持ち帰ることでの学習効果などについて意見交換しました。
昼食をはさんで午後は、文部科学省初等中等教育局 情報教育・外国語教育課長より「教育の情報化の動向」との演題でお話がありました。講話の最後に、「平成の時代は、パソコンやタブレットは学校にあったらいいなという教材でしたけれども、いよいよ令和の時代はですね、なくてはならない教材として、しっかりICT環境の実現を図ってまいりたいと思います。」との文部科学大臣の言葉が紹介され、とても印象に残りました。
その後、東京工業大学名誉教授、宮崎大学副学長、東北大学大学院教授、鹿児島大学准教授の皆さんによるパネルディスカッションなどが行われ、「Society5.0」に対応した資質・能力の育成について考えを深めることができました。
今日の研修で学んだことを、どう鹿北の教育に生かしていくのか、そのことをしっかり考え実践化していきたいと強く思いました。
ICT授業を支える基礎基本のすばらしさ
高森中の授業を参観して、生徒が調べたことを根拠をもって発表する姿、質問事項を共有し答えを導きだそうと意見交換する姿、考えよう、調べようとする意欲、考えを深めていく過程での学び合い、安心して意見が言える学級の雰囲気など、学びの基礎基本がしっかりしているからこそ、ICT活用が効果的に行えるということがわかりました。
【OJT】国語科検証授業
10月23日(水)、1時間目、授業改善プロジェクトの一環として、国語の検証授業が行われました。「スピーチを行い、お互いに評価する力をつける」ことをめあてに、3つの班に分かれて、スピーチを行います。事前に作成した原稿をメモ代わりに見る生徒、まったく原稿を見ない生徒。相手に自分の伝えたいことをどうすれば効果的に伝えられるか声の大きさやスピード、抑揚など工夫をしています。
そして、誰のスピーチを班代表とするのか根拠をもとに発表していきます。この取組を通して、学びを深め評価の力を高めていきます。
生徒は、とても積極的に発表や話し合いに取り組むことができました。
検証授業での課題がいくつか見えてきたので、さらに研究を深めていきたいと思います。
【OJT】1年理科研究授業
10月9日(水)6時間目は、鹿北小中学校の先生が参観しての理科の研究授業が行われました。たくさんの先生がいる中でも、いつも通り、集中して頑張ろうとの意欲が感じられます。
授業は「エタノールの状態変化をモデルで説明できる」ようになることを「めあて」として進められました。エタノールが温められ、液体から気体に変化した時、ビニール袋がパンパンにふくらみ、「わーっ」という声があがりました。
そして、一人一人が描いた気体になった時の袋の中の粒子のモデルの様子を全部黒板に貼り、みんなで意見を出し合いながら一番正しく表されているものを探っていきました。
この話し合いの過程が今日の授業の一番の見所です。考えを発表しながら、一番近いモデルに近づいていく「学び合い」の様子がとても素晴らしかったです。
放課後、小中学校合同授業研究会を行い、先生方で意見交換を行いました。講師として来ていただいた山鹿市学校教育指導員の佐藤先生からは、最初に生徒のあいさつや態度の良さをほめていただきました。授業の中で生徒を育てることが大切とのこと。授業終了後の生徒の満足した姿から、今日の授業が充実したものであったことがわかる。粒子という見えないものを可視化することの難しさや、三角ロジックの発表方法を身につけるとさらに良くなるなどのアドバイスをいただきました。
生徒が学習に意欲的であり、学級内に支持的風土があり、学びの空間に流れる空気感が生徒の成長を支えていることが伝わってきました。これは、とても素晴らしいことだと思いました。
【研修会】全九州中学校校長研究大会佐賀大会
8月22日(木)、23日(金)の2日間、佐賀県で行われた全九州中学校校長研究大会に参加させていただきました。1日目は、文部科学省からの説明や分科会が行われました。第6分科会では、「多様化した教育課題に対応できる教員の育成」との研究テーマに沿って、大分と宮崎の先生の実践発表があり、その後、班別協議を行いました。福岡、大分、鹿児島、沖縄の校長先生方と時間を忘れるくらい活発に意見交換をしました。
2日目は、大会宣言文の発表と記念講演が行われました。記念講演は、坪田塾塾長の坪田信貴先生が「子どもやあなたの底力を圧倒的に引き出す5つのポイント」との演題でお話をしてくださいました。坪田先生は「学年ビリのギャルが1年で偏差値40上げて慶應大学に現役合格した話」の著者で、有村架純主演の映画「ビリギャル」で知られています。
どうやって偏差値40も上げられたか、そのノウハウを5つの視点でくわしくお話してくださり、あっいう間に90分が過ぎていました。
今までにない視点や発想、そして感性。驚きの連続でした。しっかりと持ち帰り実践に結びつけていきたいと思います。
2日間研修に参加させていただいた分、学んだことを生徒や先生に返していきます。