2020年3月の記事一覧
【秘密の部屋】020331
子どもの頃の土曜日は「まんが日本昔ばなし」、「8時だよ全員集合」、「Gメン75」、「桃太郎侍」とチャンネルはそのままでした。昨日は志村けんさん死去のニュースに衝撃を受けました。ご冥福をお祈りいたします。
田浦中勤務も残り数時間、教頭先生との打ち合わせを終え、校長室の片付けを済ませました。田中校長先生の横に写真(爽やかに微笑んでいるはずです。)も掛けました。後はこの原稿をアップしたら業務完了です。
人吉二中から人吉三中へ転勤した年の4月末、妻が水俣に転勤することになりました。そこで湯の児に移り住み、なんやかんやで人吉三中まで片道70分の通勤をすることにしました。突然の転園に5歳の長男は「俺の友達は水俣にはいない。人吉にいる。」と悲しんでいました。すぐに慣れましたけど。
人吉では人吉一中のすぐそばに住んでいました。幽霊の掛け軸で有名な永国寺付近です。長男が保育園児の頃、帰宅後に必ずしていたのは、全てのポケットをひっくり返し、ダンゴムシが入っていないかチェックすることでした。人吉一中の正門の並木からセミを大量に捕まえてきて、家の中で放したこともありました。
妻は土・日は仕事でしたので、子どもと3人で近くの温泉に行くこともよくありました。帰りにローソンでアイスを買って帰るのが子どもたちの楽しみでした。
4月から長男が人吉一中に赴任することが決まりました。私がお世話になった社会科のI先生も人吉二中から赴任されるという話を聞きました。縁です。またポケットにダンゴムシを入れたまま洗濯機を回したり、セミを大量に捕まえたりしたりしないか…。楽しみです。
長男は3月に入籍したのですが、奥さんは長男が今月末まで勤務するS中に転勤が決まりました。まさかの縁です。
3連休に2人で家を探し回りましたがなかなか見つかりませんでした。3日目にやっと見つけた家の家主さんは以前からお世話になっている方でした。これまた縁です。
世の中はどうつながっているかわかりません。私の母の口癖は「人にはようせんば。」その時その時の縁を大切にしたいですね。私もさっそく、高校の先輩であるM湯浦郵便局長に電話を掛けました。湯浦中ではどんな縁が待っているか楽しみです。
ではそろそろ「秘密の部屋」を閉じます。ご愛読ありがとうございました。(H)
※パーセルタングで「開け!」と言うと、「秘密の部屋」の扉は開きます…。たぶん。
【振り返って】020330
管理職は1年目に異動しても不思議ではないので、教頭になってからは毎年2月頃から次年度準備や引き継ぎ資料の作成を行うようにしています。平成29年度は田浦中勤務3年目でしたので、まず間違いないだろうと3月中頃までには準備を終えていました。
どこの学校に異動するのだろうと考えていたら、田中校長先生から「おめでとうございます。田浦中学校25代校長です。」という内示を受けました。驚きました。
当時1年生だったMさんが、間違えたらいけないからと「校長先生」と呼ぶ練習を春休みにしていたことを思い出します。4月1日になり、「校長先生」という声かけが随分ありました。練習したので呼びたかったようです。反応が遅れることしばしば。先生方からは時々「教頭先生」の呼びかけ。逆に、先生方が森教頭先生への「教頭先生」には私がすばやく反応していました。
学校経営目標は田中校長先生の思いを引き継ぎ、平成30年度は「潤いと輝きのある学校」、平成31年度(令和元年度)は表現を少し、内容は大きく前進させた「潤いと輝きにあふれる学校」としました。
教頭の時、松本校長先生からご指導を受けた「田浦小・中の9年間で生徒を育てる。」という方針も学校経営の柱にしました。
「職員と生徒が両輪となって学校を創る」という意識が生徒会執行部に浸透したこと、学校教育目標をほぼすべての生徒が言えるようになったことが良かった点です。(H)
【トミカ】020329
生徒には知れ渡っているのですが、トミカを集めています。数年前のこと、友達に「こいつ、中学生なのにトミカを集めているんですよ。」と言う発言をした生徒がいました。そこでとっさに「俺も集めているよ。大人になっても続けられる良い趣味だよ」と返しました。実はその時チョロQは結構持っていたのですが、トミカは数台でした。集めていると言い切った手前、集めることにしました。今は私の趣味の上位に入ります。先生方の愛車と同じ物を見つけたときはプレゼントして趣味への理解を図っています。
いまさら言うまでもないことですが、トミカ(Tomica)はタカラトミーが製造しているミニカーで累計販売台数は6億7,000万台を超え、2秒に1台売れています。子どもの頃遊んでいた、今でも集めている、放置していた物を親が踏みつけて怒られた、といった経験をされた方も多いのではないでしょうか。トミカで育った子どもは車好きになり、プラレールで育った子どもは鉄ちゃんになっていくということもよく言われます。
今年はトミカ誕生50周年のイベントが多く計画されていますが、一番気になっているのは3社のデザイナーによる「トミカ50周年自動車メーカーコラボプロジェクト」で、特別仕様のホンダシビックTypeR、トヨタGRスープラ、日産GT-Rが販売されます。
トミカはドアミラーがついていない、とがった部分は先端を丸めてあるなど随所に小さな子どもが安全に遊べる配慮がしてある。パッケージの横幅がすべて同じ。サスペンションやドアの開閉など触って楽しい。毎月第3土曜日の「トミカの日」に新車が2台発売され定番140種類のラインナップが入れ替わる等の特徴があります。また、「共遊玩具(一般市場向けに造られ販売されている、目または耳の不自由な子どもたちにも楽しく遊べるおもちゃ)」にも認定されているそうです。(H)
【新聞発表】020328
今朝の朝刊に教職員の人事異動が掲載されました。4名が田浦中を離れます。退任式は23日に済ませているため、それ以降は段ボール箱に荷物をまとめる姿があちこちで見られます。毎年の風景ですが寂しくなります。
新学期に向けての片付けや掃除、備品整理などに取り組んでいる先生もたくさんいます。生徒玄関の風景が少し変わりました。みんな気づくかな。倉庫や資料室も片付きました。毎年の風景ですがわくわくします。
古くて点かなくなっていた校長室の照明機器もLEDへの取り替え工事が終わりました。とても明るい校長室になりました。「来年はバリバリ仕事が進むぞ~!」って、テンションが上がりましたが、私はもうおらんとでした。
昨日、赴任される先生との事務引継ぎの会を開きました。校長先生は八代から異動されます。人吉に勤務していた頃、一緒に社会科の仕事をしたことがある先生でした。美術の先生は同じ町内からの異動、社会科と保健体育は田浦中を数年前に転出して戻ってくる先生方。田浦中生の新たな可能性を引き出していただけることと思います。(H)
【田浦中】020327
A・B「こんにちは~。あまなつボーイです。」
A「あ~、ありがとうございます。今、保護者の方からデコポンの皮ばもらいました。こぎゃんたどぎゃしこあったって良かけんですね。」
B「たいぎゃなありがたかですね。3年担任の卒業式のネクタイごたるオレンジ色ですね。」
B「あんたい、うちの母ちゃんが、好きな学校があっとやばってんが、学校の名前ば忘れてしもたて言うとたいね。」
A「そらどぎゃんこつね?」
B「いろいろ聞くばってん分からんとたいね。」
A「特徴ば言うてみらんね、一緒に思い出してやっけん。」
B「そっが、校長が在のもんらしかったいね。」
A「田浦中たい。そん特徴は完全に田浦中じゃろ。今年は小学校長は町のもん、中学校長は在のもん。小中学校とも田浦のもんが校長ばしとるけんね。こぎゃん地域はあんまりなかばい。」
B「ばってん、校長は標準語ばしゃべらすらしかったい。」
A「なら、田浦中じゃなかね。小田浦出身ならやばってんか、在のもんは田浦弁まっだしやっで。どぎゃんよそで暮らしてきたって、ところどころに田浦弁の出てくるはず。田浦中じゃなかねぇ。もちっと詳しゅう教えてくれんね。」
B「ここ3年ぐらい、駅伝も強なったごたっとたいね。」
A「やっぱ田浦中たい。今年は学校ができて初めて男女揃って県大会に出たけんね。」
B「そるが、たまがっごて足の速か、県トップレベルのいっぴゃおるごたっとたいね。」
A「なら田浦中じゃなかねぇ。一人一人は特別でなくても、チームの絆で毎日地道に練習ば積み重ねて勝負しとる学校やっでな。継続は力なりがキーワードたい。高校生になったっちゃ中学校に走りに来おっとのおるけんね。もちっと何か言わっさんやったね?」
B「文化祭で、1年生が田浦の昔話ば劇にしたらしかったいね。」
A「そら田浦中やがね。1年の学年主任も田浦のもんやっでね。江上トミさんの百年カレーば再現したてばい。総合的な学習の時間を口実にしてカレーば作って食う。あれは主任が食をごたっとやもんね。俺の目はごまかせんよ。」
B「それが、劇に出てきた言葉が流行語大賞にノミネートされたごたっとたいね。」
A「なら、田浦中じゃなかね。『ずいきのこうき』は鬼塚先生が新聞にも載せたばってんか、じいちゃんばあちゃんも「どぎゃん意味かい?」て聞きなるくらい流行っとらんでね、校長がHPや学校だよりに載せて流行らせようとしとる最中ばい。」
B「うちん父ちゃんに聞いたらな、そらメダカの学校やろて言うとたいね。」
A「そら絶対違うど。もうよかばい。」
A・B「ありがとうございました~。」