学校生活(ブログ)

2021年10月の記事一覧

ほくそ笑む・ニヤリ 5校時の校舎3階

 給食後の1日の中で一番眠くなりそうな5校時の校舎3階の様子を見て回りました。
 左と中央の写真は同じクラスではありません。左は2年1組の社会、中央は2年3組の国語です。タブレットを使う主たる目的も異なり、左は「調べる学習」、中央は「まとめる学習」です。同じことは、生徒一人一人が個別にネットワーク(インターネット)に接続して学習していること。年度当初は多数のタブレットが同時にネットワークに接続すると、クルクル(グルグル?)回る表示が表れることもありましたが、9月議会の補正予算でセッション数を桁違いに増やしていただいたおかげで、現在はサクサクつながっています
 右の写真は1年3組の道徳の授業です。タブレット使っていませんが、電子黒板にゴミ問題に関連する映像を出すなどして、生徒の深い思考を促す工夫がされているようでした。授業者は新採の矢野教諭ですが、「考え、議論する道徳」に近づこうと頑張っている姿に頼もしさを感じました。

笑う 紹介パンフレットの作成(2年生国語)

 2年生の国語授業では、調べたことパンフレットにまとめる授業をタブレット使って行っていました。このような授業を見ていると、「もはやタブレットは、鉛筆やノートと並ぶマストアイテム」になったと実感してしまいます。中には大人顔負けのタッチタイピングをする生徒もいて、それだけでも「すごいな」と思いますが、小学校1年生がもうタブレットを使っているのです。その子たちが中学校に上がってくる頃のことを考えると、私たちの想像をはるかに越える世界が広がっているかもしれません。
 授業をされている光永教諭は、実は以前、「ICTなんて私には無理!!」と思われている方の先生でした。しかし今では、結構イケてる方の「ICTを授業に活用できる先生」になられました。これも分散登校時のオンライン学習に、学校・学年がチームで取り組んできた大きな成果ではないかと思っています。

驚く・ビックリ 光の屈折の学習(1年生理科)

 中学校の理科室が薄暗いので、何をやっているのか見に行くと、光の屈折の実験をやっていました。スリットから出てくる光をガラスの直方体に通すと、入口と出口で光が曲がります。これを「光の屈折」ということは、皆さんもご承知のことと思います。たしかその屈折率が光の色で違うことから虹が見られるのではなかったかと‥‥。オンラインや映像での学習も場面によっては効果的ですが、やっぱり実体験は大事ですよね。物理現象への納得感が違うのか、何名かの生徒が私(校長)に自慢げに演示をしてくれました。

期待・ワクワク 授業の相互乗り入れ再開

 分散登校の期間中は、時間割の組み替えが困難だったため実施を控えていた小中間の授業の相互乗り入れを、10月に入ってからは再開しています。
 上段の3枚の写真は1年生数学の少人数指導の様子ですが、小学校の宮田教諭が一方の少人数クラスに入って(中央・右)、生徒の学習の実態に応じたより丁寧な指導を行っていただいています。
 一方、5年1組の家庭科は、中学校家庭科の小山教諭が授業を行っています。この時間はミシンを使ってナップサックを製作する授業でした(下段3枚)。ミシンの授業は、教師にも一定の専門技術が必要で、苦労をされている小学校の先生も多いと聞きますが、小山教諭は他の2クラスについても空いている時間にサポートに入っています。このことについては、小学校のHPにも記事かありましたので、リンク(ここをクリック)を貼っておきます。

晴れ 小学校運動会

 本日(17日)は小学校の運動会が行われています。私(中学校長)は、午前11時頃、小学校の先生方に「お疲れ様です」と激励にちょっとだけ顔を出しましたが、晴天でしかも気温が22℃と暑くもなく、絶好の運動会日和の中、順調にプログラムが進んでいました。ご承知のとおり、今年度の小学校の運動会は学年別開催ということでしたが、小学校の先生方の様々な工夫や努力、子供たちの頑張り、保護者に皆様の協力によって、無事開催することができています。
 私が見に来たときは、2年生のプログラムが終了し、参観されていた保護者の皆様の入れ替わりの時間でした(右写真)。小学校保護者の皆様には、事前に周知されていた参観の仕方や担当職員の指示に従い、整然と入れ替わっていただいていました。以前の中学校の中間テストと重なった授業参加の際の参観マナーもそうでしたが、本校区の保護者の皆様はとても良識的だなと感じています。それで一番助かるのは学校の教職員ですが、回り回って子供たちにとってもよい環境を作り出すことになっていると感じています。
 

期待・ワクワク 中体連駅伝推戴式

 少し掲載が遅くなりましたが、14日にオンラインで行った菊池郡市中体連駅伝大会の様子をお知らせします。
 本年度の駅伝大会は、10月22日(金)に大津総合運動公園で開催される予定で。本校からは陸上部の長距離陣に加えて、他の部活動等からの希望により有望選手を加えてチームを編成します。他の中体連大会同様、1,2年生のみのチームなので、めざましい成績を期待することは難しいかもしれませんが、自分たちの力を出し切りチームワークを発揮して、来年度の大会につながる有意義な走りをしてきてほしいと思います。
 4月以来、結団式や推戴式等の時、率直に感じていることですが、代表選手(者)の返事や言葉、立ち振る舞いが実に清々しい。今回は男子チームの坂口君が宣誓をしてくれましたが、ただ「頑張ります」だけではなく、大会参加を通して自分やチームをどう高めようとしているのか、そのやる気が伝わってきます。部活動は、競技力を高めることや勝敗を競い合うことももちろん大切ですが、人間としての成長につなげることも大きな意義の一つだと思います。そういった意味で、陸上部に限らず、新設1年目の本校部活動は、よりよいスタートがきれているなと感じています。

学校 後期始業式

 本日の1校時、オンラインでの後期の始業式がありました。始業式に先立ち、2人の転入生(1年生、2年生各1人)の紹介がありました。本日より本校生徒数は211人になります。
 つい先日の終業式で、私(校長)は講話をしたばかりなので、今回の講話は 髙橋 教頭先生にお願いしました。「自律と自立」というテーマの終業式の私の話の流れを踏まえたお話で、生徒たちにはしっかり受け止め、ぜひ実行に移してほしいと思う内容でした。教頭先生は「あまりICTは得意でない」とはおっしゃいますが、立派なブレゼンのスライドを準備しておられ、その上お話が上手。いつ校長先生になっても大丈夫だなと思いました。
 なお、今回もスライドのデータを下に添付しておきますので、ご覧いただければ、概要がお分かりいただけると思います。

後期スタートにあたって.pdf
 

驚く・ビックリ 働き方をみつめなおす理由と方法(小中合同研修)

​ 前期終了日(8日)の児童生徒の下校後(午後)、小中合同で働き方改革に関する研修を行いました。今回の研修は、小学校が手を上げ実施されることになった県教委学校人事課主管の研修事業に、中学校も乗っからせてもらった形になります。今回の講師の 妹尾 昌俊 氏(同氏のプロフィールはこちら)のご活躍は、私(中学校長)も以前から認知しており、ぜひ本校職員にもと思っていただけに、今回のような熊本弁で言うところの「かてて」方式が、合志楓の森小学校・中学校ではやりやすい環境にあることをとても有り難く思っています。
 研修のタイトルは「働き方をみつめなおす理由と方法」で、内容については小学校HP(こちらをクリック)にも載っていますので、そちらもご覧ください。
 私自身の過去を棚に上げて言いますが、「もう時代は熱血教師を必要としていない」ということを、改めて認識する研修になった思います。どれだけ崇高な教育的愛情と使命感に支えられたものであっても、結果としてブラック企業並の時間外労働やクレーム対応等の授業以外の時間的・心理的負担が増加し、その果て慢性的な教員のなり手不足が生じるような状況は好ましいものとは言えません。「働き方改革は教員がラクしたいがため」との批判を聞くこともありますが、それに対し私は「先生方は毎日こんなに頑張っているんだから、少しぐらいラクしたっていいじゃないですか。たまにはラクさせてあげてくださいよ。」と言いたいと思います。
 とは言え、目の前の「①Must」なことは何が何でもやらなければなりません。妹尾 氏が述べられていた「②Better」なことをできるだけ減らすまたは効率化を図る。「③No NeedあるいはNo Good」なことは、この際思い切って止める。このあたりをしっかり見直すことが大事だと感じました。その点、新設校である合志楓の森小学校・中学校の場合、慣例となっている事柄はなく、前例にとらわれる必要も少ないと思います。働き方改革を進めることを、本来的な教育活動の充実、そして児童生徒のより好ましい育成につながるものにしたいと思っています。

笑う 前期最後の学活(通知表渡し等)

 3校時は前期最後の学活でした。学級によってはグループで学期の振り返り(上段左)などもしていましたが、やっぱり気になるのは通知表。中学校初めての通知表をもらった1年生は、若干興奮気味でした(上段中央・右、下段左)。その一方で、2年生は神妙なご様子(下段中央)。一つ学年が違うだけで、進路に対する切実感がそうさせているのかもしれません。とは言え、コロナ禍の逆風の中、みんなよく頑張った前期だったと思います。その頑張りをお互いにしっかり認め合っている様子もうかがわれました(下段右)。

学校 前期終業式

 本日は令和3年度前期の終業日で、1校時にオンラインによる終業式を行いました。
 まず、3人の生徒代表による「前期の振り返りと後期に向けた抱負」の発表がありました。自身の学習や部活動のことに加え、やはり体育大会の中止や分散登校時のオンライン授業についても振り返りがあり、いずれにしても今後に向けた前向きな気持ちが前面に出ていてとても頼もしく思いました。
 その後、校長講話があり、例によってプレゼン画面を共有し、今回は「自分の頭で考えること」というテーマでお話しさせていただきました。プレゼンのデータは下に添付しておきますので、ご覧いただければ概要をご理解いただけると思います。毎回講話の締めに入れている「今でしょ!」(中央写真)ですが、今回は多くの生徒たち、特に2年生がタイミングを合わせて言ってくれたと教室にいる先生方から聞きました。そういうノリの良い生徒が多い学校って楽しいですよね!! ちなみにオンライン画面(左写真)のカッコいい背景は、小学校の角田校長先生が作成されたものです。
 また、今回も校歌は静聴ということになりましたが、井上教務主任が急遽、校歌に合わせた振り返り動画(右写真)を作成してくれたので、生徒たちは懐かしく前期を振り返ることができたのではないでしょうか。こちらも期間限定でアップロードしておきますので、よろしければご覧ください。

● 前期終業式校長講話「自分の頭で考えること」.pdf

● 「前期終業式における校歌静聴用動画」へのリンク