2022年11月の記事一覧
金陽会絵画展「知らないを観に行こうVol9」の鑑賞
先週から本校の地域交流室で開催している金陽会絵画展「知らないを観に行こうVol9」ですが、中学生も今日(28日)と明日、授業の中で鑑賞する時間を設定しました。本日は、2・3・4校時に、2・3年生が鑑賞しました。
生徒たちは、昨年度も鑑賞しているので、キュレーターの 蔵座 さんからの説明は短く、必要に応じて生徒からの質問に対応しておられました。昨年度は、主に菊池恵楓園内の風景を描いたハンセン病問題に対するメッセージ性が強い作品が多かったですが、本年度のテーマは「山」。生徒たちにインタービューをすると、昨年度とはまた少し違った雰囲気を感じ取っている生徒がほとんどでした。どうしてもマスコミ等の報道では、「隔離」というイメージが強調されてしまいますが、実際には自治会の皆様は、園外のいろんな場所に出かけて活動されていたことがこれらの絵画からも分かります。「らい予防法」の廃止後は、物理的な壁というより、むしろ偏見や差別による心理的な壁の方が強かったのかもしれません。生徒たちのみずみずしい感性に響く絵画作品の鑑賞を通して、人権を大切にする豊かな心がさらに醸成されることを願っています。
なお、1年生の3クラスは、明日鑑賞の時間を設けることにしています。
生徒会役員の認証式
25日(金)の4校時、先日の生徒会役員選挙で選出された新しい生徒会執行部役員の認証式を行いました。新型コロナウイルスが拡大傾向にあるため、今回はZoomによるオンラインで開催しました。
私(校長)から一人一人、手渡しで任命証を渡しましたが、残念ながら2人の生徒がお休みだったので、その生徒の分は代理で受け取ってもらいました。この式の名称は「認証式」です。校長は役員の皆さんを「認証」はしましたが、選出はしていません。「任命」したのは、本校の生徒たち全員です。そういった意味から任命した者の責任として「生徒みんなで新執行部役員に協力し、支えていきましょう。」という旨のお話をさせていただきました。
新会長の 中村 さんは、Zoomで自宅から新会長の挨拶をしました。先輩たちが作った伝統を引き継ぎ、さらに発展させていこうとする意欲が「自分の言葉」で語られていました。そういった姿も、初代会長の 三村 さんから立派に引き継がれているなと感心しました。
金陽会作品展の一般公開
本日(26日)と明日の2日間(10:00〜15:00)、本校で地域交流室で開催している金陽会作品展「知らない観に行こう。vol.9」が一般公開されています。
開場後、早速地域の皆様が観覧にお越しになっています。お時間にご都合がつかれる方は、ぜひこの機会にご観覧されていかがでしょうか。
なお、すでに小学校は授業での観覧をしていますが(小学校HPへのリンク1、リンク2)、中学校は中間テストだったので、来週の月・火に行うことにしています。
また、この作品展は小・中学校の両PTAにご協力いただいています。本日は中学校の担当で、2学年委員の皆さんには受付等の係をしていただき、誠にありがとうございます。この記事の写真も、2学年委員長の竹原さんに撮って、送っていただきました。
「きくちの風」推進事業における公開授業(1年1組英語)
本日(25日)の午後、「きくちの風」推進事業における公開授業が本校で実施され、別府 先生による1年1組の英語の授業を公開しました。単元名は「Stage Activitey 2 My Hero」で、前に学校生活(ブログ)にあげていた「My best friend の魅力をスピーチしよう!(こちらをクリック)」の次のステップにあたる学習内容でした。
授業は、本校にお越しいただいた菊池教育事務所の所長様をはじめとする関係者の皆様や他校からご参加の先生方20数名にご参観いただきました。そういうたくさんの先生方が見ておられる中でも、生徒たちには積極的に英語で内容や表現を工夫し、間違いを恐れず、英語で交流し合っている姿が至るところに見られました。後の意見交換会においても、そのような生徒たちの発語の多さや意欲旺盛な学習姿勢に対し、ご参加の先生方から驚嘆の言葉とともに、どうしたらこのような授業が成立するのか、またどうしたらこのような主体的に学習する生徒たちが育つのか、などたくさんのご質問がありました。
もちろん授業者である 別府 先生の卓越した授業力(英語指導力)によって成せる部分もあったとは思いますが、それとともに、生徒たちにどのような力を付けたいのかを明確にし、中・長期的な視点(小中連携も含む)に立ち、実践を積み重ねてきたことがその背景にあります。
本日、ご参観いただいた先生方が、本日の研修での学びを各学校にお持ち帰りいただだき、今後の菊池管内の英語の向上に活かしていただければ、会場校としても嬉しい限りです。それにしても、月曜日の学校訪問に続き、中間テストもある中でのこの公開授業。別府 先生、本当に本当にお疲れ様でした。
壁新聞コンクールの入賞(熊日新聞の取材)
今年度もビッグなニュースが飛び込んできました。1年生の総合的な学習の時間に壁新聞グループが取り組んだ1年2組の作品「恵の風」が、2022熊日新聞コンクール中学新聞の部で、見事グランプリの「熊日賞」を獲得しました。また、惜しくも第2席にあたる「最優秀賞」は他校に譲りましたが、第3席にあたる「優秀賞」を1年1組の「恵の水」と1年3組の「恵の夢」が受賞しました。(トップページのトピックにも掲載しています)。
それを受けて、昨日(24日)、熊日新聞合志支局の深川記者が、熊日賞を受賞した「恵の風」(1年2組作品)について、作成した7人の生徒への取材に来られていました。
作成メンバーの生徒たちは、新聞作成の際に工夫したことや新聞に込めた思い、こだわったことなどについて、しっかり取材に応じていました。私(校長)も作成メンバーが校長室に取材に来たときのエピソード(こちらをクリック)などにも触れ、生徒たちをしっかり自慢しておきました。併せて、深川記者はご承知でなかったので、壁新聞を指導した光永 先生が熊本県教育功労者(優秀教員)の表彰(こちらをクリック)を受けたことも紹介しておきました。
なお、このことが新聞に載るのは数日後になるとのことです。なお、作品はしばらく本社に展示され、表彰式は12月10日(土)に熊日新聞本社で行われるとのことでした。
【12月1日追記】11月29日の熊本日日新聞(朝刊)からの引用
2022熊日新聞コンクール中学新聞の部 熊日賞に合志楓の森中 「2022熊日新聞コンクール中学新聞の部」の審査が、熊本市中央区の熊本日日新聞本社であり、グランプリの熊日賞に合志市立合志楓[かえで]の森中1年2組の「恵の風」が決まった。同中の受賞は2年連続。次点の最優秀賞は宇城市立小川中3年壁新聞Bの「温故知新」だった。 恵楓園入所者に思いはせ 合志楓の森中は1年生3クラスが応募し、2組の7人が手がけた「恵の風」が頂点を勝ち取った。 入選作品 |
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