学校生活(ブログ)

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セロトニンとメラトニン(健康教育講話)

 昨日(2/13(木))、午後小学校4年生から中学校2年生までを対象に健康教育講話を実施しました。

 講師は、日本体育大学 体育学部 健康学科 野井 真吾 教授でした。

 

 

 

 

 

 

 講話は、「みなさん、元気ですか?」「今回の講話を聴いて、元気な人は、さらに元気に、あまり元気でない人は元気になってほしい。」という語りかけから始まりました。

 

 生活リズについて「早寝・早起き・朝ごはん」とよく言われますが、なかなかできない状況もあると思います。生活習慣の悪循環を改善し、元気になるためのヒントを分かりやすくお話しされました。

 

・人間の元気のもとであるセロトニンと眠気のもとにもとになるメラトニンという物質の分泌がカギを握っているということ 

・セロトニンは、運動や深呼吸、太陽の光を浴びることで分泌量が増えること

・セロトニンは、メラトニンに変化するがその際、「暗さを感じる」ことで変化すること。ただしメラトニンからセロトニンには変化しないこと。

・セロトニンやメラトニンは、体内に蓄積するものではなく、それぞれがその日の使いきりであること。

などを分かりやすく、楽しくお話をしていただきました。

 

 

 

 

 

 

 講話後の質疑の際には、小中学生それぞれがとても鋭い質問をして、野井教授も驚かれていました。

 

 1日の生活の中で、できることから始めていくと生活サイクルが改善されていくきっかけになるので、本時の講話をきっかけにご家庭で話題にしてみることは、ご家族みんなにとっての幸せにつながると感じました。

 

 ちなみに、ここでいう「運動」とは構えてスポーツなどをするというのももちろんいいですが、そうでなくても深呼吸をする、通勤通学で少し早く歩く、エレベーターを階段で歩くなど、ちょっとした意識の変化で行動をしていくことで構わないとのことでした。

 

 ご多用中にもかかわらず、ご講演いただきました野井教授に心より感謝申し上げます。(文責 高田)