新米校長の独り言
福祉ってなんだろう?
1・2年生が昨日から村内各所で職場体験学習に励んでいる中、3年生はというと、昨日から今日の1校時まで共通テストに向けたプレテストに挑んでいました。
手応えはあったのでしょうか。それとも・・・。
そんな3年生ですが、1組は2・3校時、2組は3・4校時に福祉体験学習に取り組みました。
今回は、南阿蘇村社会福祉協議会の皆様と地域ボランティアの皆様にお越しいただき、前半は講義、後半は高齢者疑似体験と車椅子体験を行いました。
講義では、「福祉って何だろう?」「どんな仕事があるのだろう?」「南阿蘇村の現状は?」といったことについて学びました。グループで話し合う場面もあり、生徒たちも自分事として考えながら話を聞いていたようです。
後半の高齢者疑似体験では、サポーターや重りを身につけ、イヤーマフやゴーグルを装着して、高齢者の方の身体の状態を体験しました。実際にやってみると、普段は何気なく行っている動作も思うようにはいきません。「こんなに見えにくいんだ・・・」 「思った以上に動きにくい!」そんな驚きの声も聞こえてきました。
また、車椅子体験では、段差を乗り越える際の介助の方法について学びました。押す側は「どうすれば安心してもらえるか」を考えながらサポートし、乗る側は「ちょっとした段差でも結構怖い」ということを実感したようです。
やはり、実際に体験してみないと分からないことはたくさんありますね。
さて、今回の学習で一番印象に残ったのは、講師の方がお話しされた「福祉とは、『ふ』だんの『く』らしに『し』あわせを実現すること」という言葉です。
福祉というと、どこか特別なもののように感じてしまいます。しかし、本当は私たちの毎日の暮らしの中にあるものです。困っている人がいたら声をかける。 相手の立場になって考える。 誰もが安心して生活できるように気遣う。そんな小さな行動の一つ一つも、福祉につながっているのかもしれません。
今日の体験を通して、生徒たちが「相手の立場に立つこと」の大切さを少しでも感じてくれていたらうれしく思います。
南阿蘇村社会福祉協議会の皆様、そして地域ボランティアの皆様、本日は貴重な学びの機会をありがとうございました。
地域に学ぶ3日間がスタートしました!
今日(9月16日)から18日までの3日間、1・2年生の生徒たちは、南阿蘇村や高森町の事業所等で職場体験学習に取り組んでいます。
昨年度までは、1年生は農業体験、2年生は職場体験をそれぞれ実施していました。しかし、本年度は起業体験学習プログラムの一環として、1・2年生合同の縦割り班(会社)ごとに、各会社の事業内容に関係する事業所等で体験学習を行っています。
同じ「スイーツ開発」を目指す会社でも、原材料となる果実を育てる農園で学ぶ班があれば、実際にスイーツづくりを体験する班もあります。また、ラッピングや広告を担当する会社の生徒たちは、高森高校マンガ学科を訪問し、人の心に残るデザインや表現の工夫について学んでいました。
それぞれの会社が、「何を学びたいのか」「どのような力を身に付けたいのか」を考えながら体験先を選んでいるところに、本年度の取組の大きな特徴があります。生徒たちは、学校の中だけでは得られない学びや気付きをたくさん得てくれているようです。
こうした学習が実現できるのも、生徒たちを温かく受け入れてくださる地域の皆様のおかげです。お忙しい中、貴重な学びの場をご提供いただいている事業所や農家の皆様をはじめ、関係する全ての皆様に心より感謝申し上げます。
職場体験学習は明日、明後日と続きます。地域の方々との出会いや仕事の体験を通して、生徒たちが南阿蘇村の魅力や良さを改めて感じ、ふるさとへの愛着を深めてくれることを願っています。そして、将来、南阿蘇村を支える一員として成長していくための大切な一歩となることを期待しています。
時代が変われば・・・
校内を歩いていると、いろいろな発見があります。
今日は、3年生の技術の授業をのぞいていて、「時代は変わったなあ」と感じたことを書いてみます。
その授業ではプログラミングを学習していました。生徒たちは迷路ゲームづくりに取り組んでいたのですが、これがなかなかすごいものです。一見すると普通の迷路なのですが、あちこちにしかけが用意されていて、簡単にはゴールできません。思わず私も挑戦してみたくなるような出来栄えでした。
そんな生徒たちの作品を見ながら、自分が中学生だった頃のことを思い出していました。
当時は、技術の授業でパソコンを使うことはありませんでしたし、もちろんプログラミングの授業もありませんでした。それでもパソコンに興味があった私は、お年玉をためてポケコン(ポケットコンピュータ)を買い、BASICという言語を頑張って覚え、簡単なゲームを作っていました。
とはいっても、今のようにキャラクターが動くといったことはありません。文字だけで進める簡単なアドベンチャーゲームです。それでも、自分で作ったプログラムが思いどおりに動いたときは、本当にうれしかったことを覚えています。
そんな昔のことを懐かしく思い出しながら、生徒たちの学習の様子を見ていると、時代とともに学校で学ぶ内容もずいぶん変わったものだなあと感じます。
ちなみに、今の生徒たちはScratch(スクラッチ)という、ブロックを組み合わせてプログラムを作るツールを使っています。しかし、数年後には「プログラミング」ではなく、「生成AIに作ってもらう」というのが当たり前になっているかもしれません。
そう考えると、今、教室で学んでいることも、将来どのように発展していくのか楽しみです。そして、生徒たちには知識や技能の習得に留まらず、「自分で考え、工夫しながら創り上げる力」を身につけてほしいと願っています。
おいしくいただきました。
本ホームページの「給食日記」にも掲載していますが、昨日は「ふるさとあかうしデー」として、給食に「あか牛ビビンバ」が登場しました。毎日おいしい給食を提供していただいていること自体ありがたいことですが、毎月1回、地元食材であるおいしいあか牛を使ったメニューを味わうことができるのは、とても幸せなことだと感じています。
さて、あか牛つながりになりますが、実は私は今年の夏季休業期間中に、菊池市七城町にある「熊本県食肉衛生検査所」で研修を受ける機会がありました。今回は、そのときのことを少し振り返ってみたいと思います。
この「食肉衛生検査所」は、「と畜場」や「食鳥処理場」において、牛や豚、鶏などを食肉として加工する際に、生産される食肉が衛生的で安全なものであるかを検査する機関です。
これまでの教職人生の中で、「と畜場」について話を聞く機会はありましたが、実際に稼働中の施設を見学するのは初めてでした。そのため、大変貴重な経験となりました。
施設内では、職員の方々がまさに職人技ともいえる素早く慣れた手つきで牛や豚を解体されていました。また、その傍らでは、検査所の職員の方々が一頭一頭の健康状態を丁寧に確認し、病気などがないかを検査されていました。ちなみに、検査に当たられている職員の皆さんは獣医師免許をお持ちだそうです。
私たちが普段スーパーなどで目にする牛肉や豚肉、鶏肉は、このような厳重な衛生管理と検査を経て届けられていることを、今回初めて知ることができました。
研修の際には、「解体を担当する方々は、農家(生産者)の方々から命を預かっているという思いを持ち、一つ一つの肉を大切に扱っています」というお話を聞きました。その言葉がとても印象に残っています。
私たち消費者も、「命をいただく」ということの意味を改めて考え、感謝の気持ちを忘れずに日々の食事をいただかなければならないと強く感じました。給食の「あか牛ビビンバ」を味わいながら、食材を育ててくださる生産者の方々や、安全な食肉を届けるために尽力されている多くの方々への感謝の気持ちを改めて持つことができました。
交流授業研究会がありました
本日(9月9日)の5校時に、南阿蘇村教育研究会による交流授業研究会が行われました。
今年度は南阿蘇西小学校と本校が当番校となっており、本校からは古庄教諭が1年2組で社会科の授業を公開しました。
今回は、阿蘇郡市教育研究会社会科部会の授業研究会も兼ねて開催されたため、村内だけでなく阿蘇郡市内の多くの先生方が来校され、1年2組の生徒たちの学習の様子を参観されました。
教室は文字どおり多くの先生方に囲まれた状態でしたが、生徒たちは物怖じする様子もなく(もちろん多少の緊張はあったと思いますが・・・)、古庄先生から提示された課題に真剣に向き合い、班での話し合いを通してお互いに考えを伝え合いながら、自分の考えを深めていました。
参観された先生方からは、「難しい課題ではあったが、生徒たちが主体的に活動している姿がよく見られた」「生徒たちが楽しそうに授業に取り組んでいる様子が印象的だった」など、うれしい感想をいただきました。
ちなみに、この日の課題は「自分がイギリス国民だったら、EU残留と離脱のどちらに投票するか」というものでした。これまでの学習内容や新たな資料をもとに一人ひとりが考え、その後、班で意見を交流しながら議論を深めていく授業でした。
多くの人の前でも臆することなく、自分の考えをもち、仲間と協働しながら学ぶ生徒たちの姿がとても頼もしく感じられました。
日頃、お子さまがどのような授業を受け、どのように学びを深めているのか、このブログがご家庭での会話のきっかけになれば幸いです。
本物に触れてみませんか?
先週の金曜日(4日)、学校安心・安全メールで「南阿蘇ルナ天文台」からのお知らせを配信しました。
実はこの案内、8月21日に3年生を対象として一度お届けしていました。しかし、募集人数が予定数に達しなかったことから、今回、対象を1・2年生にも広げて再募集が行われることになりました。
募集内容は、「天文台浴」実証実験への参加者募集です。
「実証実験」と聞くと、何だか難しそうな印象を受けるかもしれません。しかし、実際にはルナ天文台の天体望遠鏡で星空を観察し、その前後に簡単なアンケートに答えるという内容だそうです。
私が理科の授業を担当していた頃、生徒たちにぜひ体験させたいと思いながらも、なかなか実現できなかったことがありました。それが、本格的な天体望遠鏡で星を観察することです。
太陽以外の星を見るためには、夜間に生徒を集める必要がありますが、簡単なことではありません。また、一般的な天体望遠鏡で月以外の天体を観察するのは、思っている以上に難しいものです。
ドラマやアニメなどでは、天体望遠鏡で木星や土星を観察している場面がよく見られますが、実際には少し事情が異なります。星は地球の自転によって少しずつ動いているため、やっとの思いで望遠鏡の視野に捉えても、すぐに見えなくなってしまいます。そのため、本格的な天体観測には専門的な機材が必要になります。
今回、地元・南阿蘇にあるルナ天文台の九州最大級の天体望遠鏡で、しかも無料で星空を観察できる機会は、大変貴重なものだと思います。
応募多数の場合は抽選となるそうですが、興味のある方はぜひ応募されてみてはいかがでしょうか。
普段見上げている夜空も、大型望遠鏡を通して見ると、まったく違った世界が広がります。生徒たちにとってきっと忘れられない体験になることでしょう。秋の夜長、この機会に本物の星空に触れてみられてはいかがでしょうか。
なお、天候や観測条件に恵まれれば、本物の土星の環を見ることができるかもしれません。
地震避難訓練を実施しました
先日の独り言で、9月1日の「防災の日」について少し触れさせていただきました。
実は今朝、いつもなら何となく聞き流してしまう通勤途中のラジオCMを聞いていて、8月30日から9月5日までが「防災週間」になっていることを改めて知りました。調べてみると、防災の日である9月1日を含むこの1週間を「防災週間」とすることが、昭和58年に国(内閣府)によって定められたそうです。
そんな防災週間の中、本校では本日、地震避難訓練を実施しました。
本来であればグラウンドへ避難する予定でしたが、雨天のため避難場所を第1体育館に変更して行いました。まずは各教室で避難経路や地震発生時の初期行動について確認し、その後、校内放送を合図に身を守る行動を取りました。続いて防災頭巾を着用し、体育館への避難、人員確認など、一連の避難行動を実施しました。生徒たちは落ち着いて行動することができていたように思います。
訓練の最後には、私から少しお話をする時間をいただきました。その中で、「なぜ避難訓練が大切なのか」ということについて、私自身の体験を交えながらお話ししました。どんな話だったのか気になる方は、ぜひお子さんに聞いてみてください。なお、諸事情により、その内容をここで詳しく紹介するのは控えさせていただきます・・・
今回は地震を想定した訓練でしたが、自然災害は地震だけではありません。いざという時にどのように行動するのか、どこへ避難するのかをあらかじめイメージしておくことも、大切な防災への備えの一つだと思います。
「その時」が来ないことが一番ですが、もしもの時に落ち着いて行動できるよう、ご家庭でもぜひ防災について話題にしてみてください。
テスト回顧録(其の三)
長かった夏休み気分に区切りをつける前期期末テストが、本日無事に終了しました。
3日間にわたり実施された8教科のテスト。問題用紙と真剣に向き合っていた生徒たちも、今日の2校時終了後の休み時間にはようやく解放感を味わえたのでしょう。一様に安堵の表情を浮かべ、いつも以上に明るい表情を見せていました。この後は、いよいよテスト返しです。結果が楽しみなような、少し不安なような…。そんな気持ちでいる生徒も多いのではないでしょうか。
さて、前回の「テスト回顧録」では、「テストの目標の立て方について次回まとめます」とお伝えしていましたが、完全に掲載するタイミングを逃してしまいました。そこで、この内容については11月9日・10日に実施される後期中間テスト前までに、必ず掲載することをお約束し、今回は予定を変更して、私自身の中学生時代の定期テストにまつわる思い出を一つご紹介します。
それは英語のテスト中の出来事でした。テスト監督の先生が、教室全体に向かって「ケアレスミスに注意しなさい!」と声をかけられました。ところが当時、中学1年生だった私は、「ケアレスミス」という言葉を知りませんでした。そして勝手に、それを外国人の名前だと思い込み、「キャレー・スミス」という人物のことだと解釈していたのです。テスト終了後の休み時間、私は友人に得意げにこう尋ねました。「テストの中に『スミス』さんとか出てこんかったよね。なんで先生は注意しなさいって言ったんかね?」すると友人は、しばらくきょとんとした表情を浮かべた後、その意味を理解した途端に大笑い。私はそこで初めて、「ケアレスミス」が人の名前ではなく、「うっかりミス」のことだと知ったのでした。
このような勘違い話は、実はまだまだあります。ただ、この出来事を通して当時の私は、「言葉(知識)を持っていないと、物事を正しく理解できず、思わぬところで困ることがある」ということを実感しました。中学生ながらに、言葉を知ることの大切さを感じた出来事の一つです。
さて、テストは終わりましたが、学びはまだまだ続きます。今回のテストの振り返りをしっかり行い、次の後期中間テストにつなげていきましょうね。
9月1日に思うこと・・・
今日からいよいよ9月が始まります。
9月1日といえば、全国的には今日から2学期が始まる日というイメージが強いように感じます。阿蘇の地で教員として30年近く過ごしてきた私にとっては、夏休みは8月25日から28日頃までというのが当たり前になっていますが、それでも9月1日には、今なお何かしらの節目を感じます。
ところで、9月1日は皆様もご承知のとおり、「防災の日」でもあります。
今年の夏は、7月28日の「令和8年熊本地震」をはじめ、8月中旬の千葉県豪雨、さらには8月下旬の北陸地方(石川県、富山県、福井県)における記録的豪雨による災害など、日本各地で自然災害が相次ぎました。改めまして、これらの自然災害で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
さて、「令和8年熊本地震」において、本校は幸いにも大きな被害を受けることなく、先日(8月27日)には2学期の始業式を行うことができました。そして本日も、生徒たちはいつもどおりの環境の中で、前期期末テスト(2日目)に取り組んでいます。
今日の「防災の日」を機に、このような当たり前の日常を過ごせていることに感謝するとともに、一日一日を大切に歩んでいきたいものです。
暑い中、ありがとうございました
本日の午後5時から、PTA美化作業が行われました。
もともとは7月6日に実施予定でしたが、当日が雨天であったため本日に延期していたのですが・・・分かってはいたものの、この季節の植物たちの成長速度には驚愕させられました。
さて、今回は久木野小校区を中心に保護者の皆様にお集まりいただきましたが、開始予定時間前にもかかわらず、多くの方が作業に入られていました。前回の時もそうでしたが、夕方のお忙しい時間帯に、本校生徒のためにご協力いただき、誠にありがとうございました。本校は、保護者や地域の皆様に、いつも温かく見守っていただき、支えていただいているうえに成り立っていることを改めて実感いたしました。
とはいえ、いつも保護者や地域の皆様に甘えてばかりではいけませんので、この夏休み中は、少しずつでも本校職員と生徒とで校内美化に努めていきたいと思います。
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