2022年1月の記事一覧
【学びの時間】熊本大学の学生との交流
1月24日(月)14時40分より、熊本大学教育学部の講義を鹿北小・中学校の校長で担当させていただきました。
本来なら大学に行って対面形式で行うはずでしたが、感染拡大の危険性が高いので、県立教育センターからオンライン形式で行うこととなりました。
約90分間、鹿北の小中連携・一貫教育や地域連携の取組について説明したり、大型モニターを通してグループ協議や意見交換・質疑応答などを行いました。
これから教職につく学生の皆さんと有意義な交流を持てたこと、Z世代と言われる25歳以下の若い人たちが、学校や授業等をどうイメージしているかなど、少しではありますが触れることができてとても刺激的な時間となりました。
時代が進む中で変わっていくもの、変わらずにいるもの、さらに、変わらなければならないもの、変わってはいけないもの、そんなことを考える機会をいただいたように思います。
また、鹿北小・中学校の学びの特色を、若い世代の方々に知っていただけたことは、とてもよかったと思います。
このような機会をつくってくださいました熊本大学及び教育センターの諸先生方に心よりお礼申し上げます。
【研修会】第7回山水会研修会
1月12日(水)の18時00分より、山鹿市校長会主催の研修会、「山水会」が開催されました。
新型コロナウイルス感染拡大が懸念される中、Zoomによる開催となりました。
研修会の中で講話をしていただいたのは、木屋本店九代目、井口 裕二様です。
木屋本店は、江戸天保年間(1830年)創業の老舗麹やさん。
伝統の製法を守り、こうじの香り豊かな製品にこだわり続け、蒸し大豆味噌や甘酒、塩麹に醤油麹など職人技で作られた商品などを開発・販売しています。
九代目の井口さんは、歴史と伝統を守りながらも、現代の多忙な生活を送る人々の食生活を豊かに、健康に、そして「美味しい」の感動を届けたいとの思いを大切にされています。
講話では、ワーキングホリデーで1年間オーストラリアのシドニーで生活したことなどを紹介され、行ってみないとわからないことたくさんあることや、外から山鹿を見て、山鹿の良さを再発見したことなどを話してくださいました。
また、自分自身の仕事に対する考え方について、以下の3つの視点で話してくださいました。
1「自分が楽しむ」
食で喜びを提供することの楽しさ
2「中小企業」
大手がやらないことをやる。面倒なことをしたり、スピードや小回りがきくことが武器になる。
3「やめる決断力」
これだと思ったことをとことんやる。あれも、これもは難しい。精査してやめる決断力が大切。「穴はせまくても深く掘る」
さらに、これからのことについても話してくださいました。
1「変化をきらわず新しい商品開発」
こうじを使って新しい商品開発。時代の求めに対応する。たとえば、少子高齢化時代、Webの時代にどのように対応するのか。誰に向かって情報発信するのか。
2「お客様にとって価値ある商品づくり」
小手先だけのものはすぐにばれる。本物を作る。「麹と言えば木屋本店」と言われるようになりたい。
3「伝統を後世に伝える責任」
日本の発酵食品は、日本人の体に合っている。そういうものを伝えていく。小学生の味噌づくり体験なども実施している。
最後に、観光とタイアップした仕事をしていきた。
コロナ禍というピンチ。そしてピンチはチャンスでもある。みんな平等にピンチであり、みんな平等にチャンスがある。
今が大チャンス。
コロナが落ち着いた時のための準備期間。GOTO再開後、こんなことをしたいというものを今どれだけ準備できるか。
ピンチをチャンスに変えるのは学校もいっしょ。
新たな発想でともにピンチを乗り越え、チャンスに変えていきましょう。
学校経営にも通じて、モチベーションが上がるお話をたくさんしていただきま。
ご多用の中、本当にありがとうございました。