2021年12月の記事一覧
メッセージカードの作成(1年英語)
本日(21日)の3校時、1年2組の教室をのぞくと、生徒たちは英文でのメッセージカードの作成をしていました。Dear my ・・・, Merry Christmas ‥‥. から始まるカードです。
これは、「家族に心を込めてカードを書こう」という内容で、基本的な英語の手紙の書き方を身に付けるとともにこれまで学習した英語を使って自分の思いを英語の文章にする学習で、クリスマスや年末・年始前でもあり、これまでの学習の節目ということもあって実施したそうです。
生徒たちは自分の思いを英語で伝えるため、工夫しながら取り組んでいましたが、メッセージカードのなので、英文より文字の色やデザインの方に一生懸命な生徒もいました。みんな楽しそうにやっていたのでは、それはそれでいいかとも思いました。
UDの研究授業
本日(20日)の5校時、2年2組の技術科で井上教諭が研究授業を行いました。
今回の研究授業は、通常と趣旨を変え、UD(ユニバーサルデザイン)の視点に基づく授業をどのように工夫改善していくかといことを研究のねらいとしました。ご承知のとおり、「ユニバーサルデザイン」とは、あらかじめ障害の有無、年齢、性別、人種等にかかわらず多様な人々が利用しやすいよう都市や生活環境をデザインする考え方(文部科学省HPから)のことを言います。
題材は「回転運動を伝える仕組み」で、生徒たちは歯車を組み合わせるキットを使って学習しました。授業の中で工夫や配慮をされていたUDの視点としては、
○ スライド(動きがある図式等)を見せることで理解を促進する。
○ シラバス(授業の流れ)を提示し、学習の見通しを持たせる。
○ ワークシートとスライドの文言を統一して、どの部分を学習しているか分かりやすくする。
○ スライドをタブレットにも配信し、生徒が見やすいよう視覚的な支援を行う。
○ タイマーを使った考える時間の確保
など、物理的・システム的なアプローチに加え、
○ 生徒同士の教え合いやそれを支える雰囲気作り
など、学級経営や仲間作りにも通じる視点からのアプローチもありました。
私(校長)は学校警連等連絡協議会の会長を務めており、その会議への出席のため、授業研究会には参加できませんでしたが、授業だけを見た個人の感想としては、支援や配慮はもちろん必要ですが、生徒たちが自分で「工夫する力」や「乗り越える力」まで奪ってしまうことはないよう、UDの一方で生徒一人一人への対応する見極めも重要であると感じました。
生徒会選挙の討論会及び投票
本日(17日)の5・6校時、体育館で生徒会選挙の討論会及び投票が行われました。
討論会では、3つのテーマ、グループ①「安心安全な学校をどう作るか」、グループ②「現在の学校の課題は何か、また、それにどう取り組むか」、グループ③「誇・楓・守のスローガンに近づくためにどんな取組を行うか」での討論を行いました。
選挙戦が盛り上がっていたので、校長としてはバキバキの討論になり過ぎることを心配していましたが、互いをリスペクトし合うような意見や質問がほとんどでした。そのような中でも、立候補者は、自分の意見や主張を伝えようと一生懸命でした。
討論会の終了後、生徒会担当の森教諭から、今回の選挙を支えた選挙管理委員会の取組の紹介もありました。民主主義の根本を支える公正な選挙は、このような見えない所での支えがあることも実感できたと思います。
なお、投票箱や記載台は合志市の選挙管理委員会からお借りした本物です。
また、討論会(5時間目)では、小学6年生も参観しました。今回は今更なので諦めましたが、来年度は6年生にも選挙権を与えることができないか、今後検討していきます。
親の学びプログラム(次世代編)
本日(17日)の4校時、2年生は「親の学び」プログラム(次世代編)を行いました。講師は、菊池教育事務所の水上 社会教育主事で、県教育庁社会教育課の松永 課長補佐、米良 社会教育主事もご参観されました。
「親の学び」プログラム(次世代編)とは、県教育庁社会教育課が推奨する「間もなく大人になる高校生や中学生が、大人になったときや親になったときに必要な『自立』と『コミ ュニケーション』をメインテーマにしたプログラム」です。
最初は生徒たちにも若干堅さが見られましたが、水上社会教育主事の乗せ方が上手いので、いくつかのアイスブレーキングの後、だんだん雰囲気が盛り上がってきました。本日の主テーマである「社会で求められる人になるために必要な力をさぐる」活動になった頃には、各グループで活発な意見交換が行われていました。
なお、企業の社長さん方が「新卒採用の選考にあたって特に重視した点」は、3位:チャレンジ精神、2位:主体性、1位:コミュニケーション能力だそうです。途中、生徒たちからたくさんの「へー!」が聞かれたことからも、このプログラムから多くの学びがあったことが見てとれました。
以前の記事で、「本校の2年生は考え方が大人の生徒が多い」と書いていましたが、この活動でさらにしっかりとした考えができる生徒が増えるのではと期待を持ちました。また、水上 社会教育主事の多様な意見を認めるというスタンスでのプログラムの流れは、本校教職員にとっても大変参考になるものであったと思います。
なかよしフェスタ(特別支援教育小中合同レクレーション)
本日(17日)の2・3校時、体育館で特別支援学級小中合同レクレーション「なかよしフェスタ」を開催しました。このような行事は、どの中学校区でもやっていますが、校舎一体型の本小・中学校の場合は、移動などの労力もなくありがたいです。
フェスタでは、開会行事の後、まずは体を温めることも兼ねてみんなで「パプリカ」を踊り、次に各グループ毎の自己紹介で、自分の好きなこと・得意なことを紹介し合いました。その後、クリスマスツリーの絵の飾り作りや飾り付けを行い、最後におたのしみタイムとしてくじ引きも行いました。
もみじ学級(中学校)の生徒たちは、各グループのリーダーとしてわかば学級(小学校)のお友達のお世話を頑張っていました。このようなお世話を通して、コミュケーションの力を高めたり、自身の存在感や有用感を味わったりできるのは、もみじ学級の生徒にとって、とても大事な学習の機会であると思っています。
なお来年度、わかば学級から進学してくる予定のお子さんについては、すでに小学校・中学校の間で情報共有を始めています。個別に行うべき支援や合理的配慮について、早い段階から準備や計画が進めやすいことも、合志楓の森小学校・中学校の大きなメリットだと思います。
また、この行事の様子は、小学校のHPにも掲載されています(こちらをクリック)。
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