2022年5月の記事一覧
オリビアを聴きながら(3年英語)
本日(12日)の5校時、3階に上ると、懐かしい音楽(洋楽)が聞こえてきます。オリビア・ニュートンジョンの「その風の誘惑」という曲で、たしか私(校長)は、中学生の頃に聴いたような遠い遠い記憶があります。
生徒たちが、私にも「歌って」と言うので、 ♫ Have you never been mellow? ♪ のところだけ口ずさみました。直訳すれば、「あなたは決してまろやかにならないのですか?」でしょうが、実際は「肩の力をぬいたらどう?」みたいな意味になるのでしょう。
私がなぜ、急に振られてもそこだけは自然に歌えたのか? そうです。現在完了形、しかも「Never」を使うお決まりの疑問文なので、おそらく中学生の頃、何度も何度も英語の授業で言わされたから、耳に残っているのでしょう。
実はこの時間、生徒たちは英語ワークの問題を解いていて、そのBGMとして、YouTubeの動画が流されていたものでした。中学3年生で習う現在完了形は、中学校の英語の範囲の中でもつまずきやすい単元の1つと言われています。オリビアを聴きなから生徒に問題を解かせている 深水 先生には、ちゃんとした意図があるのですね。
そんな表情する!?(小1音楽)
合志楓の森小学校・中学校では、「兼務申請」という手続きを経て、相互に教職員の乗り入れを行っています。
本日(11日)の5校時、小学校1年5組の授業をのぞくと、矢野 先生が音楽の授業をしていました。この授業では、カスタネットを使った音楽活動を行っていましたが、正直「中学生相手にはそんな表情する!?」と思うぐらい、可愛い表情や動作で授業をしていました。
ずっとずっと昔、先輩の先生から「教師は役者たれ」と言われたこと思い出します。実は、矢野 先生は、大学は音楽専攻ですが、高校は保育科出身なのだそうです。中3の生徒から小1の児童までそれぞれの発達段階に合わせた役作りをできる 矢野 先生に「なかなかやるじゃん!!」と思った校長なのでした。それと同時に、毎日小学校低学年の子供たちの相手をしている小学校の先生方の専門性にも、改めて敬服した次第です。
体育大会練習期間下の道徳の授業
現在は、体育大会の練習期間ですが、全体練習、学年練習、体育の授業以外の時間は、普通に教科の授業があっていますし、道徳の授業もちゃんと時間割に入れてあります。
本日の4校時、一部の時間割調整がある学級を除き、ほとんどの学級で道徳の授業が行われていました(左:1年、中央:2年、右:3年)。私(校長)は、こういう時期にこそ、道徳の授業が活きてくると思っています。つまり、大きな行事等があれば、生徒の心には、喜び、達成感、葛藤、軋轢、‥‥等、様々な変化が生まれます。その心の機微をとらえ、その琴線に触れるような授業ができれば、生徒たちは精神的に大きく成長できると思うからです。例えば本日、3年生では、「真の友情とは」をテーマに授業が行われていましたが、まさしくそれを考えるにふさわしい時期ですね。
道徳教育は、本来、教育活動全体を通して行うべきもの(体験する道徳)と言われています。それらを補充・深化・統合する場として、道徳の授業が活かされること(考え、議論する道徳)を期待しています。
体育大会の全体練習
本日(11日)の5校時は、体育大会の全体練習で、開閉開式の練習をしました。雨は上がっていましたが、運動場がけっこう緩いので、体育館で行いました。しかし、本校の体育館は巨大なので、横向きに使うと、外で整列するのとほぼ同じ広さを確保することができます。凄いですね。
私(校長)は、これまで数多くの体育大会を経験してきましたが、中学校の体育大会である以上、集団行動は欠かせないと思っています。これがなければ、レクレーションと変わらなくなってしまいます。つまり、ピリッとした部分を見せつつ、楽しむところは楽しむ、競い合うところは競い合う、そんなメリハリのある体育大会になってくれると嬉しいです。ただし、それを教師が大声で怒鳴ったり、叱ったりしながらやらせるのではなく、生徒たち自身、特に3年生がしっかり自覚をもち、体育委員長や各団長、生徒会執行部、応援リーダー、ダンスリーダー等のリーダーシップの下で(「主体性」をもって)できるようなったら、さらに素晴らしいなと思っています。
体育大会の学年練習(2年)
連休も終わり、現在学校では、21日(土)の体育大会へ向けての練習が本格化しています。
写真は、3校時の2年生の学年練習の様子です。2年生は見てのとおりの団体競技を予定しています。競技名はまだ分かりませんが、各学級の作戦とチームワークが勝敗を分ける競技のようです。本日(11日)は雨で、その上体育館は小学校の運動会の練習があっており、2年生は武道場で規模を小さくしての練習でしたが、実際やってみるとなかなか楽しそうでした。
本番の各学年の団体競技は、大いに盛り上がるのではないかと、とても楽しみにしています。
本校初(実地)の火災避難訓練
本日(9日)の3校時、小学校・中学校の合同で、火災を想定した避難訓練を行いました。昨年度は、コロナ禍のため、避難経路を確認する訓練はしていましたが、実地での訓練は本校初となります。イメージでトレーニングするのと実際に行ってみるのとでは、本当に災害が起きたときの対応に差があると思いますで、心配していた天気が保ってくれて本当に良かったと思います。
さすがに中学生は、おしゃべりをしたりふざけたりする生徒はおらず、真剣な態度で参加できており、5分30秒で全員が無事避難を終えた、全体として合格点の避難訓練だったと思います。また、児童生徒をどのように避難させるのか、消火栓や消火器の位置の確認、防火シャッターの動作確認など、教職員にとっても大事な訓練になったと思います。当然のことながら、小学校のHPにも記事ありましたので、リンク(ここをクリック)を貼っておきます。
なお、保護者の皆様にご提供いただいた使い古しのバスタオルのおかげで、スリッパのまま避難してついた泥をきれいに落とすことができました。ありがとうございました。
鉛筆で明暗を表そう(1年美術)
本日(9日)の2校時、美術室では1年生が、立体感を表すため、鉛筆で立体に陰影をつける学習をしていました。
道具は鉛筆1本ですが、文字を書くときとは異なり、鉛筆を斜めにして描いていました。光がどちらから当たっているかをしっかり意識することが重要のようで、力加減がポイントですね。
美術担当の 松本 先生は、本年度、新規採用となった大学を出たばかりの初任者ですが、専門は「油絵」というガッツリの芸術家です。ただ、美術力と美術指導力は必ずしも同じではありません。自身の持っている専門性をいかに生徒へ伝えていくか、本人は試行錯誤の毎日かもしれませんが、直向きに生徒と向き合っている姿に、私(校長)は清々しさを感じています。
生徒たちの中には、将来、第二高校や大津高校などの美術科(コース)を進路を定める生徒もいるかもしれません。生徒たちの個性をしっかり伸ばす美術教育に努めてほしいと思っているところです。
生徒会執行部からの申し入れ
本日(6日)の昼休み、生徒会執行部の役員5人が、「校長先生、折り入ってお願いがあります。」と校長室へやって来ました。「何事ぞ」と思い、話を聞いてみると、生徒会室は本来1階にありましたが、その部屋は「生徒支援室」として使用することになりました。そのため、生徒会室は3階の教材室を充てることになりましたが、必要な備品が揃っていないため、生徒会室として必要な備品のお願いでした。具体的には、①電子黒板、②ホワイトボード、③棚、④時計、⑤ちり箱です。
5人が、とてもかしこまって来たので、「なーんだ、そんなことか。」と若干、安心はしましたが、確かに生徒会活動を本気でやろうと思った時、必要な物ばかりです。しかし、予算上、すぐに揃えられる物とそうでない物があります。それを何とかするのが校長の仕事ですね。執行部のみんなの期待に応えられるよう、私も頑張ろうと思ったところです。
その一方で、私から執行部の5人に、「今、何か気になっていることはない?」や「今の楓の森中の課題は何と思う?」などの質問をさせてもらいました。また、「〇〇委員会に、こんなこと働きかけて!」とお願いもしました。どちらがお願いする場面か分からなくなりましたが、とにかくこの5人の「やる気」には、校長としてとても頼もしさを感じているところです。
使用済みバスタオル・タオル等の寄贈のお礼
6月2日に安心安全メールで「使用済みバスタオル・タオル等の寄贈のお願い」をしていたところ、早速たくさんの使用済みタオルは集まってきています。 連休明け(9日)に行う避難訓練では、全員上履きのまま避難することにしていますので、土で汚れた上履きの対応に苦慮していたところでした。本当に助かります。 学校のこのような呼びかけに、お応え頂くご家庭が数多くあることを、とても心強く感じているところです。誠にありがとうございました。 |
短歌を一首完成させよう(2年国語)
本日の1校時、2年3組の国語の授業では、「短歌を一首完成させよう」ということで、短歌の学習を行っていました。
先週、3年生は俳句の学習をしていることを、この「学校生活」に掲載していましたが、2年生の方は短歌で、俳句よりは文字数(五・七・五・七・七)が多いので、少しは詠みやすいかもしれません。修一 先生の話では、本時は短歌を一首完成させ、タブレットでTeamsにアップロードするところまでやり、次時は「短歌会」を開き、お互いの作品を鑑賞し合うそうです。タブレットを使うと、互いの作品を共有し合えるのでとても便利ですね。それを使いこなせている 修一 先生も大したのです。
ところで、俳句は一句二句と数えるのに、なぜ短歌は一首二首と数えるのか気になったので、さっそくググってみました。すると「首を単位とする理由は、中国の漢詩の数え方に由来すると言われています。」と書いてありました。そういえば、昨年度、2年生の授業で漢詩の学習(ここをクリック)していたことを思い出しました。
国語の授業は、日本の文化や伝統を学ぶ良い機会です。このような授業を通して、日本の伝統文化に興味・関心を持ち、日本の文化や日本人であることに誇りを持てる生徒になってくれたらいいなと思います。
休日の予定を伝えたり、だずねたりしよう!!(2年英語)
本日(6日)の1校時、2年2組の英語では、「休日の予定を伝えたり、だずねたりすることができる」というねらいで授業があっていました。担当は、東野 先生に小学校からの兼務の 岡田 先生に加え、ALTのラルフ 先生もいて、3人のT・Tで行われていました(2年生の英語は、今後コース分けをし、少人数指導を行う予定です)。
文法的には「be going to ~(~をする予定です)」の使い方の学習ですが、実際、東野 先生とラルフ 先生が、デモンストレーションを行ったのち、生徒たちはペアになって、あらかじめ考えてきた休日の予定を英語で伝えたり、たずねたりしていました。
それにしても、今の英語の授業って日本語を使わないですよね。いろいろな指示も、ほとんどがクラスルームイングリッシュで進みます。それで何をするのか分かっているのかと、英語に不慣れな私(校長)は心配してしまいますが、生徒たちはちゃんと分かっているようで、指示通り動いています。本来、コミュニケーションとは、一言一句、意味が完全に理解できなくても(何となく)通じれば成立するものですよね。その「何となく」こそ、慣れによって培われるものかもしれません。
実は、東野 先生は、本年度、県教育庁の義務教育課が実施する「中学校英語授業づくりプロジェクト」の授業づくり推進教員に推薦している前途有望な英語教師です。また、同じく英語担当の 別府 先生は、「菊池の風」推進事業の授業公開者ともなっている菊池教育事務所お墨付きの先生です。その上、ベテランで昨年度の英語(県学調)の好結果の立役者である 深見 先生、小学校からの兼務で授業をしていただく 岡田 先生、ALTのラルフ先生もいますし、今年度は初任者研修拠点校指導教員ですが、昨年度の6年生(現1年生)の英語を担当した 坂本 先生のサポートもあります。とても充実した英語スタッフなので、すでに県平均を超えている生徒たちの英語力が、さらもパワーアップするのではないかと、校長は大きな期待をしているところです。
不戦の誓い(3年社会)
先週に引き続き3年生の社会科の様子をのぞいてみると(校長は社会科の教員だったもので‥‥)、「不戦の誓い」というタイトルの学習をしていました。具体的に言うと、第一次世界大戦後のベルサイユ体制についての学習です。
喜納 先生は、対面授業においてもTeamsを用い、電子黒板に提示するものと同じ資料をタブレットPCに共有して授業を進められます。手元で資料や指示を確認しながら学習できるので、生徒たちは、今自分がすべきことが明確となりますので、「これはいいな!」と思います。また、その資料は各自のタブレットにダウンロードして復習や家庭学習にも使えるそうで、生徒たちに実力をつける工夫をされているなとも感じています。
ところで右の写真は、第1次世界大戦後に「民族自決の原則」に基づき、数多くの独立国が生まれたことを読み取るためのヨーロッパの地図資料です。生徒たちは読み取った結果を意見交換し合った後、発表しました。発表した生徒からは、「東ヨーロッパや旧ロシア領に独立国が多い。」と、高校入試の記述式問題であれば、完璧の回答が出ました。今年の3年生なら、「なぜ、そうなったのか?」や「それは、以後どのよう影響を与えたのか?」まで考えさせても、それなりの議論ができそうだと思います。他民族が混住する地域で、1つの民族が自決を唱え独立したらどうなるのか? 現在のロシア・ウクライナ戦争の背景とも重なります。「不戦の誓い」は全く無視されているのが、現代の国際社会と言ってもよいでしょう。
「日本人でよかった。」、「日本に生まれてよかった。」今日のような歴史の内容を深く学べば、そんな発想になっても不自然ではありません。ただし、その上で国際社会にはおいて日本は何をなすべきか、日本人はどう生きるべきか、なども考えられるようになったらと思います。
俳句を作ろう(3年国語)
現在、3年生は俳句の学習をしています。本日(5/2)の3校時、3年3組は単元の3時間目で、自分で実際に俳句の作品を作ってみる学習活動のところでした。
ご承知のとおり、俳句は五・七・五の十七音の中に季語を入れ、自然の風景や人の心情を表すものです。最近は「プレバト」で、夏井先生が芸能人が詠んだ句をバッサリ切るのがお馴染みになっていますね。
まずは材料集めからということで、生徒たちは付箋紙に思いつく語句を書いていました。渕上 修一 先生の話では、それらを並べ替えたり、語句を削ったりして、俳句に仕上げていくそうです。今なら「中体連」「体育大会」など、中学生ならではの素材に溢れていますが、俳句の中に「中体連」や「体育大会」と書かずに、「中体連」や「体育大会」をモチーフにした句とするのが難しいところです。その分、できれば深みや趣きのある句となるのでしょう。どんな作品ができるか楽しみです。
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