2022年4月の記事一覧
今年度もやります。不祥事防止研修
本日(28日)の夕会時に、今年度第1回目の不祥事防止研修を行いました。今年度も各月のテーマと担当者を決め、プレゼンテーションを通した不祥事の研修を行います。
今回は、昨年度のプレゼン研修から、グランプリ(髙橋 教頭先生による個人審査で)を受賞した 森 先生に、本年度本校に転入した先生方へのデモンストレーションも兼ねて、プレゼンを行ってもらいました。
合志市の学校では「プレゼン教育」に力を入れていくことになっていますが、まずはその指導を行う教師がプレゼンスキルを身に付ける必要があります。つまり、プレゼンを使ったこの研修を行うことによって、不祥事防止とプレゼン教育の「一石二鳥」を狙っています。
本日の 森 先生のプレゼンは、昨年度10月に行った「【体罰等防止】生徒や保護者がどう受け止めるかを考え、言葉を吟味した声かけに努めよう。」をテーマにしたもので、①電話一本、切り取り防止、②分かりやすく、行為について指導しよう の2点を提案する内容でした。TEDのプレゼンによれば、「起・結・承・承・結」が最適とのことで、森 先生のプレゼンもそれに即したものとなっており、とても分かりやすく説得力がありました。
参考までに、下に同プレゼンのスライドを添付しておきます。他校でもやられてみてはいかがでしょうか。
どう間違えるのか?(3年数学)
本日(27日)の4校時、3年2組の教室をのぞくと、数学の授業があっていました。電子黒板やタブレットは使わず、「問題を黒板に書き、指名された生徒がそれを解いて、教師が解説する」というトラディッショナルな授業だったので、スルーしようと思ったところ、授業者の 後藤 先生の解説から、妙に耳に残る言葉が複数回聞かれたので、しばらく足を止めてしまいました。それは「どう間違えるのか?」という言葉です。
黒板に書かれていた5問は、すべて正解だったのですが、後藤 先生は、あえて「どう間違えるのか?」と問いかけ、生徒がよくやりがちな間違いを例示し、解説していました。そして、そういうミスをしないためのテクニック、例えば「隙間が空いてもあえて真下に計算の結果を書く(中央写真)」や「X(エックス)と×(かける)は混同しやすいので、Xはあえて大きく書く(右写真)」などを教えていました。テストの点数に直結するので、そんな時、生徒はちゃんと話を聞いているものです。しかし、決して「現金な奴ら」ではありません。
この授業で学習していた「多項式の計算」は、高校入試等の数学のテストで、大問 1⃣ に必ずといってよいほど出る問題です。これを確実に正解にするのか、あるいはミスして取りこぼすのかは、1点差で合否が決まる入試結果を大きく左右することもあります。「やっぱりテクニックも大事だよな!」と、思わずうなずいてしまいました。
「吹奏楽部」始動!!
本校の音楽部は、令和3年度は楽器がないために「音楽部」として活動してきましたが、後援会がおこなった募金活動に対する寄付や企業版ふるさと納税のおかげで、必要数の管楽器・打楽器等を揃えることができ、晴れて令和4年度からは、「吹奏楽部」として活動を開始することになりました。
部の顧問としては、昨年度からの 矢野 先生と 川内 先生に、新たに今年度転入してきた 東野 先生が加わりました。実は、東野 先生は以前、大津中学校が吹奏楽コンクールで全国大会に出場した時の顧問で、矢野 先生はその吹奏楽部の部員でした。つまり、かつての師弟が、現在は同じ部の指導者としてタッグを組んでいることになります。凄い巡り合わせですね。また、いずれ全国大会への出場も夢でのないかも‥‥。
現時点で1年生も7人入部しており、担当することになった管楽器もちゃんと音が出ています。曲を合わせるにはもうしばらくかかるかもしれませんが、今後が楽しみです。
それにしても、放課後に管楽器の音を聞こえてくると、何かしら心が癒やされる校長なのでした。
過去を現在に重ねて(3年社会)
前回(今回の1回前)の学習指導要領の改訂から、3年生の社会科は歴史的分野の内容を一部を残すことになっています。これは、公民的分野との関連性が高い近現代史を重視することから、そのような措置になりました。
本日(27日)の1校時、3年3組の授業をのぞくと、ロシア革命の頃、日本で言うなら「大正デモクラシー」の時代について学習していました。資本主義、社会主義、民主主義、帝国主義‥‥。様々な概念が登場してきます。もしかしたら、この辺りから歴史の学習を難しく感じ、社会科嫌いが多くなるのかもしれません。しかし、これらはまさしく現在の国際情勢に直結する内容です。これらの意味がある程度、理解できないと、おそらく現在、ロシアとウクライナの間で起きている出来事も、その背景は理解できないでしょう。もちろん「戦争反対!!」と声を上げることは大事です。ただし、平和を守り、平和を維持するためには、政治家任せにするのではなく、私たち国民も不断の努力が必要です。そして、基本的な知識(公民的資質)があってこそ、自分は何をどう努力すべきかという考えにも及ぶことでしょう。
今年度は、喜納 先生の授業を受けることになった3年生には、「過去を現在に重ねる」という視点を持ちながら、社会科の学習を続けてほしいと、授業を見ていて思いました。
即応のリモート授業
昨日(26日)に安心安全メールでお知らせしていますとおり、新型コロナウイルスの陽性者が出たため、1年3組は学級閉鎖とし、オンライン授業を配信しています。
それとは別に、昨日1年3組で授業をした先生方が、1年3組以外の生徒との接触を避けるため、別室からのリモート授業を行うことにしました。写真は、上段が別室で授業を配信している様子、下段は教室で配信されている映像を見て生徒が学習している様子(各上下で対応しています)です。このような事態に即応できる本校の教職員集団は、身内ながら「凄い!!」と感じます。ただし、オンライン配信にトラブルは付きもの。本校ICTの“カスタマーセンター” 、井上 教務主任は大忙しのようです。
この方式は、原則、各教室には別の教員が入り授業をサポートするようにしていますので、変則のティームテーチングとも言えるでしょう。ただし、本日は何とかなりそうですが、今後、教職員が人数的に確保できない場合や配信元の教室等が確保できな場合なども考えられます。そのような時、私(校長)は自習で構わないと考えています。たとえ自習となっても、自分で何をどうすべきか考え、1時間の授業を無駄に過ごさない「楓の誇り」を持った生徒たちになってほしい。「合志楓の森中生徒を見くびらないで」と言いたいです。
中学校の社会科の授業はいかが?(1年社会)
本日(25日)の3校時、1年3組の教室では社会科の授業があっていました。1年生は、町田 先生が担当していますが、例によって 町田 先生の話術で、生徒たちが授業に引き込まれている様子が見て取れました。
社会科の場合、その内容のほとんどが小学校で学んだ社会科の学び直し、つまり同様の事柄を「詳しく深く学ぶ」、小学校の学習の基礎の上にたって学習することになります。今日の地理的分野の授業では、都道府県について再確認していましたが、ちゃんと小学校の学習をやってきた人は、47都道府県、全部覚えているはずです。ところがどっこい、覚えていない生徒も結構多いんですよね。そんな時、町田 先生からは冗談っぽく「はい、6年生教室へお帰りください」という言葉が出ていましたが、6年生教室がすぐそこにあるだけに、他の中学校の生徒よりも耳が痛いかもしれません(笑)。
とにかく、町田 先生の社会科の授業は「楽しい!!」と、昨年度も生徒たちに好評だったので、今年の1年生にも社会科好きの生徒が増えるではないかと期待しています。
今日は歯科検診
健康診断関係の行事が続いていますが、本日(25日)の午前中、大会議室で歯科検診がありました。昨年度は2つの学年だったので1日で終了しましたが、今年度は生徒数が増えたので2日間に分け、本日は2年生2クラスと3年生です。
昨年のデータですが、本校のう歯罹患率は県平均と比較してもかなり良い数値でした。これが歯磨きの効果なのかフッ化物洗口の効果なのか検証されている訳ではありませんが、歯の健康は生涯にわたる健康に影響すると言われていますので、これはいいことですね。日本歯科医師会が提唱する「8020(ハチマルニイマル)運動」もご承知と思いますが、高齢になってからも自分の歯で食事ができるか否かは、学齢期からの歯を大切にする習慣も大きく影響しています。今回の検診結果は後日お知らせしますので、虫歯などが見つかった人は早めに治療をお願いします。
なお、右の写真は自分の番を待っている間も寸暇を惜しんで問題を解いている3年生の様子です。本校には勉強が好きな生徒がなんと多いことでしょう!!
サッサと終わった身体測定
本日(22日)の1・2校時、身体測定がありました。まず,各学級で身体測定の意義や方法について、スライドで説明を行いました。その後、体重・身長・視力・聴力の各測定会場をクラス毎に回って測定していきました。
実は、私(校長)は1校時に別の要件があって、2校時に身体測定の様子を撮影に行きました。ところが、もう測定用具は片付けに入っています。生徒たちが静かにかつテキパキと動いてくれたので、想定以上にサッサと終わったそうです(写真は、養護教諭の 橋爪 先生が撮ってくれていました)。待っている間、本校の生徒たちは、本を読んだり、タブレットを触ったりしていて、静かにしていたそうです。これは「お利口さん」というより「大人なんだ」と、私(校長)は思っています。
体育大会の結団式
本日(21日)の3校時、5月21日(土)に開催予定の体育大会の結団式を行いました。全校生徒が集まるのは今年度初めてですが、319人の生徒が広く間隔をとっても入りきる大きな体育館なので、とても助かります。
校長の話では、「今年度は何が何でも体育大会を開催する。保護者の観覧については、新型コロナの状況で判断するので保留にしてほしい。」と話をしました。
その後、体育委員長の西野君からの説明、続いて各団長(青・各1組:佐藤君)(黄・各2組:河﨑さん)(赤・各3組:木村君)からの決意表明がありました。委員長及び団長三人の言葉には、合志楓の森中の第1回体育大会へ向けた並々ならぬ意気込みが感じられ、頼もしく感じました。
なお余談ですが、体育館では各学級1列に並んでいましたが、2年生と3年生の列は、横に置いたスリッパまで板の目に沿って真っ直ぐに並んでいます。1年生が真っ直ぐ並んでいないのは、まだそういう指導をしていないので当たり前ですが、そのことに気付いた 山本 先生が紹介してくれました。2、3年生、後輩にいいところ見せられましたね!!
また、この様子は小学校のホームページにも記事がありましたのでリンク(ここをクリック)を貼っておきます。
またまだお若い!!(2年国語)
2年生の国語は、渕上 修一 先生が担当されています。私(校長)と同姓なので、修一 先生と書かせていただきます。修一 先生は、再任用5年目になり私より6歳も大先輩ですが、本当にびっくりするほどお若いです。お若いのはバレーボールをバリバリ指導される体力だけではありあません。授業でもさっそくICT(電子黒板)を活用した授業をされており、頭の柔らかさも若い教師に負けておられないと拝察しました。
修一 先生のこのようなお元気な姿を見て、私は、サミュエル・ウルマンの「青春に関する詩」の一節を思い出しました。「年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき初めて老いる。」この一節の「理想」は、本校教育目標にある「夢」という言葉に置き換えることもできると思います。私も 修一 先生に負けないよう元気に、そして頭も柔らかくして頑張ろうと思いました。
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