学校生活

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“世界の人々の幸せをお手伝いできる仕事” JICA国際協力出前講座

【2年学級通信から】

“視野を広げる”ことは大事だなと思います。私は吹奏楽をやっていることもあり、10代〜20代にかけて海外へ演奏旅行に行く機会を得ました。それがきっかけとなり、今までにヨーロッパを中心に15カ国を旅することができました。社会人になっても旅行をすることは、“視野を広げる”大事な機会となっています。

海外へ行くとその国を理解しようとします。同時に「日本」をより深く考え、自分を見つめる機会にもなります。テレビやインターネットが普及して身近に感じる海外ですが、実際に自分の目で見て感じることが、どれだけ自分を成長させてくれるかを身をもって経験することができました。コロナ禍で世界中が制限されている状況ですが、いつか自由に国と国を行き来することができれば、みなさんも興味のある国へ行ってみるのも良いと思います!
2年生にも“視野を広げる”機会がないかな・・・と考えていたときでした。JICA(海外協力隊)の方が派遣前に湯前町に派遣され、役場で活動をされているという話を聞いたのです。これは!と思い、講演の依頼をして今回の「JICA国際協力出前講座」を開くことができました。
JICA熊本デスク勤務で国際協力推進員の尾上香織さんが、トンガ王国での活動の様子、自分がJICAに興味をもったことから働くことができるまでのストーリーなどお話していただきました。興味をもって真剣に話を聞く2年生に、世界で働くということをどう感じたのでしょうか。みなさんの感想を紹介します。 

 

(生徒の感想)

◆僕はこの話を聞く前には、「JICAってアフリカでの農業のことについて教えたり、手伝ったりしてるんだろうな。大変なんだろうな」と思っていました。話を聞いたら全然違い、色々なとことに行けることや農業以外の他にも自分の専門のことを教えられることを知りました。行った国での言語や価値観の違いがあって大変なこともあるけど、それ以上に楽しいことがたくさんあることがわかりました。

◆JICAの目指すものは、発展ではなく、一番は国の人々がより幸せになるようにすることだと思いました。大学生や大人でも、得意なことや専門知識などがあれば誰でも応募することができることを知りました。私は、ずっと昔から海外に行ってボランティアのような仕事をしてみたいと思っていたので、今日のことを学んで、自分でももしかしたらいけるのではないかと、少しやってみたい気持ちがあります。

◆僕はトンガ王国について初めて知りました。(映像で見た)トンガ王国の人々はとっても元気で歌が上手で笑顔が多いところだと思いました。みんな男女関係なく楽しんでるので誰でも仲良くなれそうでいいなと思いました。しかし、いろいろな問題があり、日本のあたり前が、世界では当たり前じゃないということがわかりました。水なども日本ではたくさん使っているけど、開発途上国などは雨水などの自然のものを使っていることもわかりました。

◆尾上さんが、とても楽しくて良い時間だったと言われたので、私が最初イメージしていた活動とは違いそうだなと感じました。トンガでの生活や衣装、風習などが知れてとても楽しかったです。尾上さんの子供の時と一緒で、私も開発途上国の映像を観たりすると「かわいそうだな・・・でも、私には何もできないな」とモヤモヤすることがあったので、今回のお話を聞けて、すごく勉強になりました。まだ、夢も完全に決まっていなくて悩み中だけど海外青年協力隊になってみたいなと思いました。(本心です)