湯中ブログ

2021年10月の記事一覧

職場体験学習 「働く」自分を振り返る

【2年学級通信から】

(食品製造・飲食関係チーム)

◆まずラジオ体操をしました。おじちゃんおばちゃん達と元気に踊りました。着替えて工場に入りました。その時、衛生面にかなり注意されていて、服のほこりをとったり、30秒間手を洗ったりしました。仕事は3種類しました。栗のペーストを5㎏計って運ぶ・サツマイモの皮むき・運搬です。おばちゃん達のサツマイモをむくスピードがとても速かったです。一日中立ち仕事で、同じ作業の繰り返しだったので疲れました。従業員さんは、とても優しくておもしろかったです。

◆林酒造では、社会「焼酎の歴史」理科「お酒の造り方」数学「アルコールの計算」がありました。計算は難しくて1時間もかかりました。協力して教えてもらいながら頑張りました。

 

(販売チーム)

◆販売所の掃除をして、ハロウィンの飾り付けをしたりしました。すみずみまで掃除や花壇の整備をずーっとしました。していくうちにどんどん楽しくなってきて、最後終わったときにはとてもすっきりしました。しっかりと時間を守ることができ、自分から仕事を率先して礼儀正しい態度でできました。

◆「湯〜とぴあ」は湯前町、水上村、多良木町、西米良村などの周辺地域のPR、湯〜とぴあと周辺の管理、町の特産物の販売などたくさんの仕事をされていることを初めて知りました。今までのイメージでは「お菓子とか飲み物を売っているお店」だったので、仕事の内容を聞いてびっくりしました。お店の方が「このお店は、スーパーや他のお店に比べて、お客様との距離が近い」とおっしゃっていたのが印象に残りました。買い物に来られた近所の方々がお店の方と楽しそうにお話していて、地域の方々に愛されているお店なんだなと思いました。実際に「お仕事がんばってね!」「お疲れさま」などと声をかけられたときはとてもうれしかったです。

◆開店して掃除が終わったら花だんに花を植えるために石とりをしました。「どうして花だんに花を植えるのかな?これもお仕事?」と思っていたら、局長さんが「これもお客様に喜んでもらうために植える。きれいなお花を楽しんでもらうためにお花を植えるのも仕事だよ。」と教えてくださいました。くま川鉄道の復旧セレモニーのためにもきれいなお花を植えると聞いてとてもうれしかったです。みんなに楽しんでもらえるように花を植えたり、飾り付けをしたりするのもお仕事と聞いて、とても素敵なお仕事だと思いました。

◆職場体験は心配と不安の気持ちがありました。でも、仕事ややり方がわからないときは、わかりやすく説明してくださったのでうれしかったです。そのおかげで、僕も早く仕事の手順を覚えて順調に進めていくことができました。

◆車の構造や種類などはくわしくないので、初めて知ることが多くてとても勉強になり視野が広がりました。自分ができることをやったことが、人に役立つと考えたら、やりがいをとても感じました。工場で使った、おがくずが入った工場用石けんが洗い上がりがとてもすべすべして感動を覚えました。

 

(保育体験チーム)

◆保育園に行く前から、園児たちとふれあえるのがすごく楽しみで、夜もぜんぜん眠れませんでした。園児は、少しケンカ

が多かったり泣いている子がいたりしましたが、他の友達が譲ってあげたり、なぐさめてあげたりしてやさしい一面も見えました。そんなところを見ていると、なぜか勝手に笑顔になってしまいましした。僕がお父さんになったら、この保育士さんたちのようになりたいなぁと思いました。

◆0歳児を担当しました。まだ話すことができないので、自分から話しかけることがとても難しかったです。ご飯をあげたり、寝かしつけたりオムツを替えることをしました。難しかったけど上手にできたと思います。小さい子とのコミュニケーションは大変なので保育士さんはとても参考になりました。

◆園児がかわいいのは前提で、「子どもの成長は早い」という親の言っていることがわかった気がした。3歳児と5歳児はまったくの別人。とてもしっかりしていた。先生を見ていると園児への愛がとても感じられた。今日も尊敬の一日だった。こんなに尊敬したのは初めてだ。働く大変さと働く人への感謝を忘れずにこれからも頑張りたい。

◆お外遊びで楽しく遊んだり、お昼寝の時間には子どもたちの背中をポンポンしてあげたり、たくさんふれあうことができました。子どもたちが寝いている間では、担当の先生がオリエンテーションを行ってくださり、私たちが体験する組の子ども達の年齢ではどういった発達をするのか、それに合わせた接し方を教えていただきました。

 

(製造・工場・機械関係チーム)

◆僕たちがした仕事は、タイヤの空気入れ、オイルと水入れ、洗車、ネジはめで、オートマとマニュアルの違いを見せてもらいました。見せるだけではなくて、実践もさせてもらいとても優しかったです。ボンネットや車の下も見て、複雑な構造になっていて、どこに何があるかを覚えるのが難しかったです。車検の手伝いでは、車をピカピカにしました。車を拭いているとき、社長や職員さんに車の整備士のことについて話してもらい、整備士のつらさや大変さを知りました。インタビューで、整備士の一級を取れたらすごいと聞いたので、これから勉強を頑張って一級をとりたいと思いました。

◆家や建物をつくるときの構図と、木の水分を抜く乾燥前にする木材を並べる作業をしました。思っていたよりも難しかったけど楽しかったです。パソコンを扱うのは苦手だったので、無事構図が完成してうれしかったです。大工さんの現場作業の見学に行ってきました。プレカット工場では、プレカットしてある木材の確認をしました。

◆CAD作業では、依頼された設計図面を基にデータ入力をしました。細かい寸法も書いておいたり、表にまとめておいたりすることで顧客とスムーズに話し合いも進むと教えてもらいました。休憩時間では、担当してくださった方が「(学生時代)もっと勉強したらよかったと思った」など詳しくお話をしてくださいました。作業の中では、どれだけ相手を思えるかという話もありました。ひとつ間違うと、すべて間違えてしまう大変な仕事ということがわかりました。

◆ガソリンスタンドの基本の仕事ではお客様の車の窓拭きをしました。自分がお客さん側の時は意外に楽なのかと思いましたが、窓も拭いて、声を出してお客様に時間を待たせないようにするのがとても難しかったです。

職場体験学習 実際に「働いて」考えてみました

【2年学級通信から】

20日〜21日の職場体験学習での振り返りです。実際に「働く」ことをどう感じたでしょうか。

 

(農業体験チーム)

◆今日は朝からオクラときゅうりの収穫をし、オクラが上向きにはえていえるのを初めて知りました。昼からは、小松菜を入れる袋に会社のシール500〜600枚くらい貼りました。3時間くらいしたのでとてもきつかったです。JAに見学にも行きました。箱につめる作業の仕方や他にもたくさん教えてもらいました。普通に食べている野菜でも、とても大変な作業をされていることがわかりました。

◆農業は作るだけではなくて事務作業もあることがわかりました。晴れの日は外でする作業が多く、雨の日も作業がたくさんあることにびっくりしました。あらためて農業は大変だけど、しっかりとやりきれば、その分頑張りが返ってくる職業だと思いました。

◆お米には検査があって、消費者に届く米は、すべて検査をされている安心・安全に配慮してあるんだと初めて知ることができました。米の選別は、食味コンクールというものに送るために、見た目を均一にきれいになるようにする作業でした。色形など見極めないといけないところが大変でした。こんな大変な作業でも、コンクールに出品して評価されることに意味があるとおっしゃっていました。今は米を買う人が少ないから「うちの米は安全で、プラス、評価を他の人にしてもらうことで(消費者に)手にとってもらえる」のだそうです。売り方や宣伝を考えることも農業をされる方の大切な仕事なんだなと気づきました。

 

(食品製造・飲食関係チーム)

◆下村婦人会さんでしょうがの皮むきをメインに仕事をしました。ほとんどの作業が機械でされているのかと思っていたら、「ほとんどが手作業なんだよ〜。」と教えてもらったときにはとてもびっくりしました。8人くらいでたくさんの商品を作っているのがすごいなと思いました。休憩時間にはみんなで集まってお茶会をしたのが楽しかったです。仕事だけではなく、交流を深めていくことも大切なんだなと思いました。めあての「自分から率先して仕事をし、わからないところは聞く」を積極的に取り組めたので明日もがんばろうと思います。

◆食器洗いは、下洗いをしてから機械で洗い、拭いて片付けるという簡単な作業だけど、洗い終わった食器はやけどするほどとても熱く、でも、冷ます時間なんてなかったし、その作業を一日何回も何回もするので、午前中だけでもとても大変でした。空いた時間はひたすら割り箸の補充で段ボール1箱分がんばりました。トイレ休憩はもちろんひと息つくひまもないくらいの立ちっぱなしは本当にきつかったです。でも、店員のみなさんはそんな顔一つもせず、テキパキされていてとてもすごいなと思いました。忙しいのに丁寧に話してくださったり、気遣いもしてくださってとてもよかったです。お昼ご飯を一緒に作らせてもらいました。店員さんの手際の良さに「さすがプロ・・・」と思いました。

◆仕事をする上でのアドバイスをもらいました。例えば、せまい場所を通るときは、「通ります。」と言って、ぶつからないようにスペースを確保したり、台の上で作業するときは立ちっぱなしなので、血流が悪くならないように足踏みしたりなど工夫してお仕事されているだなと感じました。2日間を振り返ってみて、仕事をすることで、ほんの少しだけでも役に立てたらいいな・・・と思いました。校長先生が言われていた「誰かの役に立つこと」は簡単ではないなと改めて思いました。

◆浴室清掃や窓拭き、料理仕込み、食器洗いなどをしました。インタビューしたとき、「裏方があるからこそ表がある」と聞いて、こういう地道な作業をすることで、お客様が快適に温泉に入れたり、過ごせたりできることを知ってとても大切な仕事なんだということがわかりました。私が将来なりたい客室乗務員やグランドスタッフも裏方が会ってからこその表なので、たくさん経験することが大切だと思いました。また、お父さんお母さん達は毎日仕事をして私たちにおいしい物を食べさせてくれたり、欲しいものを買ってくれたりしているので感謝しようと思いました。

◆職場体験緊張しました。焼酎について楽しく学びました。焼酎を瓶に詰めました。計算をして焼酎を水で割り、25%アルコールに調整して瓶に入れました。計算が思ったより難しく、何度もやり直して確かめました。ラベルに貼るデザインをしました。ラベルは20歳になる6年後に見ても大丈夫なようにできればいいです。そのデザインは自分が酒を飲んでいるときをイメージして「四季」をイメージしたイラストにしました。

きたるべきときに備えて オンライン授業試運転

【3年学級通信から】

今週の水曜日の 6 時間目に,初めてオンライン授業を行いました。不具合もありましたが,実際に家でつながるかテストができたことだけでも,きたるべきときに備えて有意義な時間だったと思います。授業では,接続確認のほかに点呼やネット経由での課題配付・提出などを行いました。

次の日の日記では,「とても楽しく貴重な体験でした!」や「毎日 zoom での授業がいいです」と書いてあり,生徒にとっても新鮮な時間だったようです。

“世界の人々の幸せをお手伝いできる仕事” JICA国際協力出前講座

【2年学級通信から】

“視野を広げる”ことは大事だなと思います。私は吹奏楽をやっていることもあり、10代〜20代にかけて海外へ演奏旅行に行く機会を得ました。それがきっかけとなり、今までにヨーロッパを中心に15カ国を旅することができました。社会人になっても旅行をすることは、“視野を広げる”大事な機会となっています。

海外へ行くとその国を理解しようとします。同時に「日本」をより深く考え、自分を見つめる機会にもなります。テレビやインターネットが普及して身近に感じる海外ですが、実際に自分の目で見て感じることが、どれだけ自分を成長させてくれるかを身をもって経験することができました。コロナ禍で世界中が制限されている状況ですが、いつか自由に国と国を行き来することができれば、みなさんも興味のある国へ行ってみるのも良いと思います!
2年生にも“視野を広げる”機会がないかな・・・と考えていたときでした。JICA(海外協力隊)の方が派遣前に湯前町に派遣され、役場で活動をされているという話を聞いたのです。これは!と思い、講演の依頼をして今回の「JICA国際協力出前講座」を開くことができました。
JICA熊本デスク勤務で国際協力推進員の尾上香織さんが、トンガ王国での活動の様子、自分がJICAに興味をもったことから働くことができるまでのストーリーなどお話していただきました。興味をもって真剣に話を聞く2年生に、世界で働くということをどう感じたのでしょうか。みなさんの感想を紹介します。 

 

(生徒の感想)

◆僕はこの話を聞く前には、「JICAってアフリカでの農業のことについて教えたり、手伝ったりしてるんだろうな。大変なんだろうな」と思っていました。話を聞いたら全然違い、色々なとことに行けることや農業以外の他にも自分の専門のことを教えられることを知りました。行った国での言語や価値観の違いがあって大変なこともあるけど、それ以上に楽しいことがたくさんあることがわかりました。

◆JICAの目指すものは、発展ではなく、一番は国の人々がより幸せになるようにすることだと思いました。大学生や大人でも、得意なことや専門知識などがあれば誰でも応募することができることを知りました。私は、ずっと昔から海外に行ってボランティアのような仕事をしてみたいと思っていたので、今日のことを学んで、自分でももしかしたらいけるのではないかと、少しやってみたい気持ちがあります。

◆僕はトンガ王国について初めて知りました。(映像で見た)トンガ王国の人々はとっても元気で歌が上手で笑顔が多いところだと思いました。みんな男女関係なく楽しんでるので誰でも仲良くなれそうでいいなと思いました。しかし、いろいろな問題があり、日本のあたり前が、世界では当たり前じゃないということがわかりました。水なども日本ではたくさん使っているけど、開発途上国などは雨水などの自然のものを使っていることもわかりました。

◆尾上さんが、とても楽しくて良い時間だったと言われたので、私が最初イメージしていた活動とは違いそうだなと感じました。トンガでの生活や衣装、風習などが知れてとても楽しかったです。尾上さんの子供の時と一緒で、私も開発途上国の映像を観たりすると「かわいそうだな・・・でも、私には何もできないな」とモヤモヤすることがあったので、今回のお話を聞けて、すごく勉強になりました。まだ、夢も完全に決まっていなくて悩み中だけど海外青年協力隊になってみたいなと思いました。(本心です)

やさしい地域づくりに貢献 ~認知症サポーター養成講座~

10/11(月)本校体育館で、2年生を対象に認知症サポーター養成講座が開かれました。

これは、湯前町保健福祉課が主催し、子供たちが認知症についての理解を深め、認知症の方への声のかけ方を実践する内容で、小学5年生と中学2年生を対象に開催されるものです。

2年生は、認知症の方への対応方法についてグループで協議し、認知症のモデルとなった方に積極的に声かけをして実践力を高めていました。

この講座を通して学んだ子供たちが、やさしい地域づくりに貢献できるよう願っています。

再開!読み聞かせ ~読み聞かせボランティア「なずなの会」~

10/11(月)コロナ禍で中止していた「読み聞かせ」を再開しました。

生徒たちは、読み聞かせボランティア「なずなの会」の皆様に、これまでずっとお世話になってきました。

本日は、3年生が、同会の姉川さんに、狂言「鳴子遣子(なるこやるこ)」の読み聞かせをしていただいてきました。

古典を分かりやすく解説しながら、巧みな表現で、狂言のおもしろさ伝えていただきました。

 

いざ参戦!!  ~科学の甲子園ジュニア熊本県大会~

10/3(日)くまもと県民交流館パレアで、「科学の甲子園ジュニア熊本県大会」が開催され、2年生4名、1年生2名の計6名が本校代表として出場しました。

大会では、本校を含め、私立中学校や県立中学校、熊本市の中学校から出場した7校11チームで競い合いました。

競技内容は、理科・数学などの複数分野の高校生レベルに近い筆記問題と、課題に沿って考え制作する実技問題を6名で協力して解くというものです。生徒は問題にしっかり向き合い、一生懸命に解いていました。

結果は惜しくも3位入賞には届きませんでしたが、強力なライバルチームと競い合うことができたという経験は、大きな自信につながると思います。

保護者の方からも「科学の甲子園に向けての練習があった日は楽しかったと帰ってきていました。」「いい経験をさせていただきありがとうございました。」という言葉をいただきました。「子どもたちが楽しく科学に触れることができた」と嬉しく思いました。

来年度は、現1年生を中心としたチームを作り、再び参戦する予定です。これから少しずつ知識や発想力、国語力(読解力)などを伸ばしていき、「私に任せて!」と言ってくれる生徒が出てくることを期待しています。(理科担当)

科学の甲子園ジュニア都道府県代表(国立研究開発法人科学技術振興機構)

伝統を継ぐ ~復活!伝統芸能継承活動~

本校では、これまで地域に伝わる伝統芸能を継承する活動を行ってきましたが、コロナ禍の中、昨年度は活動を見送りました。

本年度、活動再開に向け準備をしてきましたが、まん延防止等重点措置により9月より計画していた活動を控えてきました。

措置が解除された10/2(土)土曜授業を実施し、保存会等の地域の方々に指導を受けながら、本年度の活動をスタートしました。

初日の活動は3時間に及びましたが、熱心なご指導のもと、生徒たちは集中して取り組みました。休み時間にも自主的に練習する姿も見られました。

今後、PTAと連携して夜間の練習も計画し、11月の文化祭での発表を目指して取り組んで行きます。

 

【東方組太鼓踊り:中学校体育館】

【球磨神楽:柔道場】

【浅鹿野棒踊り:小学校体育館】