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【伝えよう】1学期終業式での発表(4)

1学期の振り返って2学期頑張ること

生徒会代表 3年 河内 瑠璃

 

 3年生になって約4ヶ月が経ち、もう1学期が終わろうとしています。

 3年生になってすぐは、不安でいっぱいでした。

 それは、昨年の3年生にあこがれをもっていたからです。

 私は、新3年生として、昨年の3年生を越さないといけない、新1・2年生にあこがれをもってもらえるような、すばらしい3年生にならないといけないと思っていました。

 しかし、3年生になり、いろいろなことを協力して行っていくうちに、「昨年の3年生のまねをしても同じようにはできない。私たちには私たちのやり方で鹿北中をもっと盛り上げていけばいい。」と思うようになりました。

 そう思うことができるようになってからは、不安よりも自分たちが中心となってやっていくという楽しみの方が大きくなっていきました。

 そんな私が、3年生なって特に頑張りたいと思っていたのは、「部活動」です。

 3年生は今年で部活動が終わるので、悔いの残らないように全力で取り組むことと、2年生にバトンを渡すために、私たち3年生にできることは何かを考えていました。

 しかし、3年目にして部活動の先生が変わってしまい不安が大きくなっていきました。

 教え方も変わり、慣れないこともありました。

 そんな時、練習を見に来てくださった前の顧問の先生が、「ただ教えてもらうんじゃなくて、自分たちで課題を見つけて、自分たちで解決しろ。」と言われました。

 私はそう言われて、はっとしました。

 プレーするのは私たちです。

 先生の言う通りに動いているだけでは、いつまでも自分たちのプレーはできないし、負けた時、先生のせいにしてしまうじゃないかと思いました。

 それからは、先生から指導していただいたことを徹底すると共に、少しずつ自分たちで考え、自分たちで練習を進める場面が多くなりました。

 そして、部活動をしていく上で頼りになったのは、同級生の存在でした。

 部活動がきつくて、やめたいと思ったこともありました。

 でも、同級生の友だちも同じ状況にあると思うと、部活動を簡単にやめることはできませんでした。

 また、部活動に行く前に、他の部活動の人が、「今日も頑張ってね!」と言ってくれたので、きつくてもあきらめず頑張ることができました。

 自分がどれだけ周りの人に支えられていたのか、あらためて考えることができました。

 夏休み、私たち3年生は部活動を引退します。2学期には生徒会の役員選挙もあります。

 いよいよ2年生が学校を引っ張っていく時期になります。

 私が実際に経験したことですが、引き継いだ後に頑張ろうと思っても、なかなかうまくいきません。

 だから、3年生がいるうちに、3年生の動きを見たり、分からないところを聞いたりして、自分の中に取り入れておくことが必要です。

 始めはうまくいかないことばかりですが、あきらめずたくさん「Try」していけば必ず成功します。

 2年生には、2学期に3年生の姿を見てほしいです。

 そして、私たち3年生は、そんな2年生に刺激を与え、私が昨年の3年生に抱いたようなあこがれをもってもらえるような「Try」を、あきらめずに全力で続けていきます。