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大津町人権集会(R4.10.15)

写真:8枚 更新:2022/10/18 作成:2022/10/18 学校サイト管理者
 大津町人権集会が10月15日(土)に行われました。大津町人権集会は今回で45回目を迎えました。
 集会の意義(宣言文)を紹介します。

 この集会は44年前に始まりました、そのときは、大人も子どもも差別をしていることに気づかないような社会でした。学習会を開き、部落差別に気づき、向き合い、差別を受けているひとたち全員の差別から解放を願う運動が始まりました。この最初の行動が「ゼッケン登校」でした。ゼッケン登校は、部落差別をおかしいと思っていた人の部落さっべつを一緒になくしていこうとする「決意」の現れだったのです。そこから、いじめや差別をなくすために先輩方が力を尽くしてきました。
 しかし、第一回の児童生徒集会から44年たった今でも、いじめや差別はなくなっていません。この児童生徒集会にゼッケンをつけて参加することで、ゼッケンに書いていることができているか今の自分自身に問いかけ、自分の熱意を宣言するとともに、お互いの決意を確認します。私たちはともに差別をなくしていくなかまとしてつながることができるはずです。児童生徒集会に参加している私たち全員で、本当にいじめや差別をなくすために、考え、行動していきましょう。

 当たり前のことですが、いじめや差別は受ける側の問題ではなく、する側の問題です。ただ見ている人もする側と同じようにいじめや差別をしているのです。大切なのは、自分の知らないうちにしてしまっている差別について学び続け、「自分が変わる」ことです。周りを見てみると、私たちの行動を必要としている人が近くにいるかもしれません。「ほかの人が止めるだろう」などと誰かに期待するのではなく、自分のささいな行動からでも、私が差別に立ち向かいなかまを笑顔にすることができれば、自分も前を向いて未来へ踏み出すことができるのではないでしょうか。自分のその行動でなかまを救うことができます。私たちの周りには、いじめや差別を決して許さないという同じ思いを持ったなかまがたくさんいます。いじめや差別を絶対許さず、立ち上がる勇気をもって自分から行動していきましょう。