学校生活

ひとつのいじめは、みんなの…。

 今週から、来週にかけて「特定非営利活動法人 くまもと子どもの人権テーブル」の皆様をお招きして、「ストップ、いじめモード」という授業が展開されています。













 授業の冒頭では、いじめに関して様々な質問がされ、生徒達の考えを探られました。

 さまざまな場面設定や立場の状況から、それはいじめにあたるのか、その人、それを周りで見ている人たちは、どんな気持ちなのかなど質問され、丁寧に確認されていました。

 そして、学級でひとつのいじめがおきることは、当人達の問題だけではなく、みんなの問題であるということを確認されました。
 
 
 











 そのあとクラス全員で輪になりました。

 「何だろう」と思って展開を見ていると片手でOKサインをつくり、その輪の中を毛糸をぐるりと通されました。

 OKサインを通った毛糸は、一人一人が自由に動かすことができます。それでも、みんなが毛糸でつながっている。

 これが、居心地のいい学級であり、一人一人が縛られずに自由でいられる。いじめのない学級ではないだろうか。

 一方、誰かが少しでも不安などを感じて、手に力が入ってしまうと、毛糸は思うように動かすことはできない。

 これが「いじめモード」の学級ではないだろうか。

 ではいじめに遭遇したらどうすればいいのか。

 今日の授業では、先ず近くにいる人に「相談する」













 だれでもいいので話をして、一人で抱え込まないようにすることが重要であると確認されました。

 次に、「イヤだという」こと。はっきり自分の意思を表示して欲しいと。

 それでも、状況が改善しない時は、その状況から「離れる」こと。

 そのグループや場所、場合によっては教室や学校。とにかく命を優先すること。

 そして、さまざまな電話相談窓口に相談して欲しいということ、が話されました。

 ※本校では、ゴールデンウィーク前に「相談窓口紹介カード」を全生徒に配布して  
  います。














 最後に、一人一人がで今きることを付箋紙に記入し、担任の先生からの思いを聞いて、授業は終わりました。

 来週も「くまもと子どもの人権テーブル」から来ていただき、同様の授業をしていただきます。
 
 次は、31日(木)の3、4校時に1年3組、1年4組の順で行われます。