学校生活

心を込めて歌を…。

 今日・明日と高校入試があり、金曜日には卒業式の準備と予行練習です。1・2年

生は、心を込めて3年生を送るために練習に集中して取り組んでいます。

 姿勢や歌声など、生徒たちの思いが伝わってきます。













 国歌・この星に生まれて・校歌を心を込めて歌っています。

 おそらく3年生も喜んでくれると思います。

 私は、毎年、個人的に卒業式に際して、とても喜ばしい気持ちがわき上がる反面、

苦しい気持ちにも襲われます。

 7年前の3月11日、卒業生の担任として卒業式を迎えていました。担任として卒

業式を迎えられるのは感無量なことですし、教師冥利に尽きます。その日は、茶話

会、祝賀会と続き、大震災を知ることもなく1日を終えました。

 次の日テレビで東日本大震災を知りました。













 あのときのショックは今でも忘れません。3年後に、南三陸町に行きました。ほと

んど復興は進んでいませんでした。ホテルや学校は、津波のあとが生々しく残ってい

ました。電車の線路も落ちてなくなっていました。

 
 当たり前のように卒業式を迎え、酒を飲んでいた自分が情けなかった。その後の熊

本地震。生かされていることを痛感しました。

 もっと生きたかった…。南三陸町で見た光景は、そんな人々の無念さとして胸に刻

まれました。

 卒業式で送り、送られる幸せを感じながら、1日1日を大切に生きたいと思いま

す。