学校生活

初めての…

 今日は、「はじめて」づくしの日…でした。













 本年度初めての定期テスト。1年生は、中学校に入って初めての定期テストでした。

 実力テストとは違い、事前にテスト範囲が示され、テスト前に取り組んでおく内容について課題とされているので、努力が繁栄されやすいテストです。
 













 廊下に鞄類を整理して、テストに臨んでいます。また、休み時間の15分を惜しむように学習している生徒達が数多くいました。

 テストが終わり、4時間目。教育実習生の宇都宮さんが3年3組で「道徳」の研究授業行いました。

 題材は「監督がくれたメダル」でした。テーマは、「集団のなかでの役割」。













 高校野球最後の夏。

 ベンチ入りできなかった主人公が、大会が終了するまで、チームメイトにノックを打ち続ける。とくにそのことに気にかける様子もない監督。

 様々な葛藤の中、大会後の3年生を送る会で、主人公に不意に監督から贈られたメダル。
 主人公の心の変化と監督のメダルの意味。

 人としてどう生きるのか…そのことを問われ続けた時間でした。

 授業の最後に「花巻東高校最後のノック」のビデオが流されました。

 内容はまさに読み物の内容と同じ。

 見ていた私は涙がこぼれました。ビデオの中身もそうですが、自分の担当していた部活動にも同じような生徒がいたからです。

 けがでほとんど活動できなかったその子は、誰から言われたわけでもなく、練習の準備や片付けを2年間あまり続けました。黙々と。
 
 卒業の時、送られた色紙には部員からの感謝の文字が並んでいました。それを読んだその子が手紙をくれました。

「私は、特別なことをしたわけではないが、みんながどう思っているのか、わからなかった。けがで活動できないのは悔しかったが、できることをしようと続けてきた。みんながそのことをわかっていてくれて、本当にうれしかった。」と綴られていました。みんなの言葉で、その子がどれだけ勇気づけられたか。

 人は自分の置かれた環境や状況で、どう生きるか。その人の生き方が問われている。

 宇都宮先生、そして指導の福田先生、素晴らしい時間をありがとうございました。