社会福祉法人、三気の里「わっふる」の櫨本さんをお招きして、特別支援教育についての研修を行いました。
発達障がいの特性の理解に関する研修です。発達障がいに対する理解不足によって、さまざまな困り感を抱えるお子さんもいます。
まず、発達障がいとは、
『生まれつきの脳の発達の偏り』(アンバランス)です。
原因は、『脳の働きの違い』ということが解明されてきており、決して精神的な病気・親のしつけ(育て方)によって発達障がいになるわけではありません。
そして、脳の中の障がいなので見た目で分かりにくく、その言動、行動が誤解されてしまいがちです。
したがって、様々な対応は、この認識の上で行う必要があります。
大切なのは発達障がいが疑われる状況に対して、何か本人が困っていることがあるのかもしれない、情報処理の仕方、感じ方に違いがあるのかもしれないと背景を探っていくことだという話がありました。
その後、心理的疑似体験として、見え方の違いや、感覚の違いを体験するワークショップが行われました。
「感覚の違い」の体験では、軍手を三枚重ねてつけたうえで、頭の後ろで紐をリボン結びをしたり、折り鶴を折ったりという活動を行いました。
先生方30名程度で研修に参加したのですが、この2つの課題がクリアできた方はほんの2~3名。どれだけ大変なことかを身をもって経験することができました。
今回、こうして学びの機会をいただいたことに職員一同感謝しております。本当にありがとうございました。