南小国町立南小国中学校 | |
校訓『自主 礼節 健康』 |
2023年10月の記事一覧
草原学習
10月5日(木)、午後2年生は草原学習のために、阿蘇グリーンストックの木部 直美 様を講師に迎え、押戸石で現地学習を行いました。
木部様から、阿蘇のカルデラや外輪山の成り立ち、草原の役割、維持する方法等詳しく話していただきました。
この日は、天気が良く阿蘇根子岳、高岳、中岳、杵島岳、九重連山もはっきりと見えました。
草原の中には、様々な植物や生物がみられました。
また、これらの草原や風景は、人間によって維持されてきた
ことを改めて確認することができました。
最後に木部様は、「この草原を今後、維持していくのか、別の風景にしていくのかは、その時に生きている人々が決めていくもの、決して〇〇しなければならないということはない。」
「私は、草原を維持していきたいという思いがあるので、このような活動をしている。」と話されました。
木部様の一言ひとことに、熱い思いがこもっていました。
今後は、今回の学習を受けて、学習したことをまとめたり、新聞にしたりして発信していく予定です。 (教頭 髙田)
環境保護に関する講話
10月6日(木)、2校時に町内小学5・6年生と南中生がさんかして「環境に関する講話」が実施されました。
講師は、有限会社イーズ代表取締役の枝廣淳子先生です。
演題は、「温暖化、どうやって止めればいい」です。
地球温暖化の原因は、主に二酸化炭素の増加が要因で、人間の経済活動によってその多くが排出されているとのことです。
そこで、温暖化を止めるために3つの提案をされました。
1…これから出す二酸化炭素を暮らして、ゼロにする。(ゼロカーボン、脱炭素)
2…植物などの力を借りて二酸化炭素を回収する。
3…回収した二酸化炭素を固定化(炭化)する。
具体的には…
1では、身近な暮らしのなかで、省エネなどで電気や燃料の使用を考えていくことで排出量を減
らす。
2では、森林や海中のアマモなどを再生し、大気中の二酸化炭素を吸収する。
3では、植物を炭化することによって、二酸化炭素が半永久的に大気中に排出されない状態にす
る。
という内容です。
近年の異常気象等の要因と言われている地球温暖化。
これらを止めるために自分たちに何ができるのか、考えるきっかけとなりました。
ご多用中にもかかわらずご講話いただきました枝廣先生、ありがとうございました。 (教頭 髙田)
修学旅行(9月27日(水)~29日(金))
9月27日(水)~29日(金)の2泊3日で修学旅行を実施しました。行先は、沖縄県です。
1日目は、熊本空港からひめゆり資料館、平和の礎、糸数豪の見学 や講話、平和集会を通して、沖縄戦や平和の意味について考える1日となりました。
「日本は戦争に負けるわけがない。」「米兵につかまったら…。」
という話を学校などで教えられ、それらを疑いもしなかった。
しかし、実際は…。日本は戦争に負け、米兵は投降した島民を手厚く保護した。真実を知っていたら、救われた命がたくさんあったはず…。
目の前の出来事や情報をそのまま信じるのではなく、様々な角度から吟味し、自分なりの判断をしていくことの重要性、そしてそれは、自分たちの命を守ることにつながることを強く感じました。
また、戦争は始まると悲劇しか生まないので、絶対に戦争
をしてはいけないことを改めて確認しました。
2日目は、沖縄の文化に触れながらのものづくり体験学習、美ら海水族館見学、平和大使との交流と充実した時間でした。
3日目は、復興中の首里城を見学した後、国際通りの自由行動です。班で行動しながら、お土産を買ったり、昼食を取ったり笑顔の絶えない時間でした。
集合時間もしっかり守ることができました。
今回の修学旅行にあたり、保護者様には様々な面でご理解とご協力をいただき、心より感謝いたします。
また、駐車場の確保、整理等でお世話になった教育委員会の皆様、朝早くから夜遅くまでありがとうございました。
今後は、学習してきた内容を様々な場面で発信していきます。 (教頭 髙田)