2025年5月の記事一覧
地域の食材をたくさん使った五目煮
今日の給食:麦ごはん 牛乳 大豆の五目煮 山吹和え
山吹は、北海道から九州の低い山などに生える落葉の低い木です。美しい山吹色の花が咲くので、「万葉集」にも詠まれるなど、古くから鑑賞されてきたそうです。4月から5月頃に黄金色に近い黄色の花が咲きます。庭などに植えてあるところもあるので、探してみてくださいね。その山吹を卵で見立てて、山吹和えにしています。
大豆の五目煮は、鹿本町でとれた大豆、菊鹿町でとれたたけのこ、鹿北町でとれたしいたけ(干し椎茸)を使いました。大豆は納豆、豆腐、味噌、醤油といった伝統的な大豆食品は日本の食卓には欠かせないにもかかわらず、2024年の自給率はわずか7%と言われています。山鹿には、大豆がたくさん育てられていることを知っておいてください。
また今日の五目煮のにんじんは、朝食サポートをされている地域の方よりいただいたものを使いました。感謝していただきました。ありがとうございました。
焼きそば
今日の給食:コッペパン 牛乳 焼きそば フルーツヨーグルト
給食では、麺料理は時間との勝負になります。どの料理も出来上がりから時間を計算し作り始めますが、特に麺料理は野菜を炒める時間や、麺を茹で始める時間を計算し作っています。
また、今日は朝食サポートをされている地域の方よりいただいた「玉ねぎ」を使って焼きそばを作りました。感謝していただきました。
魚をたくさん使った給食
今日の給食:麦ごはん 牛乳 魚と高菜の炒め物 かつおと昆布の和え物 豆腐のみそ汁
魚と高菜の炒め物は、白身魚の角切りに澱粉、小麦粉を混ぜたものをつけて、油で揚げます。その後高菜を炒め、調味料を入れて素揚げしたじゃがいもと一度茹でたにんじんと一緒にからめて作っています。少し手の込んだ料理ですが、魚が苦手な人も美味しく食べられると思います。
今日は、主食・主菜・副菜・汁物がそろった献立です。食器の位置を確認しながら食べてもらいました。
貧血予防に「レバー」
今日の給食:食パン 牛乳 元気がでるレバー ワンタンスープ マーシャルビーンズ
今日は貧血予防に元気が出るレバーにしました。レバーには鉄分が多く含まれています。鉄分は赤血球を作る成分のひとつで、全身に酸素を運ぶ働きがあります。そのため、鉄分が不足すると鉄欠乏性貧血になり、身体が重い・疲れやすい・息切れするなどの症状が出るそうです。また、酸素が十分に脳に行きわたらないことで、集中力や思考力の低下にも繋がります。
鉄分は食べ物では赤身の肉、あさり、かき、ほうれん草、ひじき、豆腐などに多く含まれていますが、意識して摂らないとなかなか食べない食品でもあります。
今日は苦手な人も食べやすいように調理しています。どうだったでしょうか?
ふるさとくまさんデー「菊池市」
今日の給食:菊池丼 牛乳 にんじんサラダ すまし汁
毎月19日は食育の日です。熊本県では「ふるさとくまさんデー」として、地域の食材や郷土料理について紹介しています。
今日は少し早いですが、「ふるさとくまさんデー」として「菊池市」の味を紹介します。
菊池市は水田ごぼうが有名です。水田で栽培されるごぼうは、一般的なごぼうと比べて白く、柔らかく、曲がりが少なく、あくが少ないのが特徴です。今日は菊池市の水田ごぼうを使って菊池丼にしました。
また、菊陽町では、「にんじん」がたくさん育てられています。熊本県のみならず、西日本でもトップクラスの生産量があるそうです。菊陽町でにんじんがたくさん育てられているのには理由があり、菊陽町は阿蘇火山の近くに位置しており、「黒ボク土」という火山灰が積もってできた黒くぼこぼこした土が多く、これがにんじんの栽培に適しているそうです。今日は菊陽町の「にんじん」を使ったにんじんサラダです。菊池市の味は楽しめましたか?