学校からのお知らせ

勉強はなぜするのか②

「なぜ勉強するのか」

 

この疑問に答える形で書かれている本があります。

 

「手紙屋~蛍雪編~」喜多川泰さんの本です。

 

この本には、「勉強は、自分をピカピカに磨くための道具」と書かれています。

スポーツやピアノなどでも同じように「自分を磨く」ことができるのですが、「勉強」が最も優れているそうです。

詳しい中身はぜひ読んでいただきたいと思います。

 

喜多川さんの作品は、自己啓発になる内容が物語として書かれています。どの作品もとても面白く、ためになります。

「手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~」という作品では、「何のために働くのか」について書かれています。 

この二冊は本校の図書室にも置いてあります。

ぜひ生徒の皆さんにも読んでもらいたいです。

勉強はなぜするのか

「勉強はなぜするのか」

誰もが一度は考えたことがあると思います。皆さんはどう思いますか?

 

3年生の学級通信で、このことについて考えたことが書かれていましたので紹介します。

 

 

「先生,何で勉強せなんとですか」とある生徒から質問されました。

「とりあえず今は,志望校合格に向けてだよね」と私は返しました。

「でも高校に入っても今よりもっと難しい勉強せなんね」今度は私が聞きました。

「ですよね~,数学って将来使いますか?もう勉強疲れました」生徒が嘆きます。

「数学はね,―――――」

さあ,私は何と返したでしょうか。(笑)

 

自分で勉強していたおかげで…

 生徒の皆さん,受験勉強頑張っていますか? ちなみにどのくらい頑張っていますか?夜遅くまで机に向かい、休日も遊びやしたいことを我慢して勉強。そんな生活の中で「こんなに勉強して、将来何の役に立つのだろう」と疑問を感じるのは、自然なことだと思います。私も中学生のころ、同じ疑問を抱いていました。

 正直に言うと,学生時代に学んだ数学の公式などは,社会人になってからの生活で直接使うことはほとんどありません。(少しは使います)「使わないなら今勉強したって意味ないじゃないか」と思うでしょう。実は全くその通りです。ただし,それは勉強による成果(メリット)を「学習内容を将来使えること」に限ればです。

 

 勉強することのメリットってほかにもたくさんあるんです。「勉強を頑張ると、〇〇が身につく」とすると、どんなものが考えられますか。私も考えてみました。

 

・計画を立てる力     ・時間を管理する力

・コツコツと努力する習慣 ・自分の得意、苦手を分析する力

・すぐに諦めることなく、粘り強く考え抜く力

 

ざっとこんなものが思い浮かびました。ここで大事なことは、今私が上にあげたものはすべて、社会に出てから必要とされる能力だということです。どんな仕事に就いても求められるものなのです。受験勉強はこれらの力を総合的に鍛えるトレーニングとも言えると思います。

今,勉強をしていて「計画を立てる力をつけるために勉強を頑張るんだ」なんて思っている人はいないでしょう。当然です。勉強しているときは,文章を読んだり,計算をしたりすることに集中していて,そんなこと考える間もありません。でも,それでいいんです。今は点数を取ること,成績を伸ばすこと,ここに本気で向かってください。成績が伸び悩んでいる人も,挫けずに本気で考え続けてください。点数の裏で,身につく力があります。これに私は大人になってから気が付きました。ただし,高校受験,大学受験と本気で勉強したから気づいたんだと思います。受験勉強を通して,知識だけでなくあらゆる力を身につけて一回りも二回りも成長して欲しいと願っています。

3年生三者面談

12月に入り、校庭の銀杏もすっかり色づき、風に舞っています。

冬本番か近づいてきました。

さて、今週は3年生の三者面談でした。

この三者面談で、卒業後の進路、受験する学校を最終決定しました。

面談後、願書をもらいに来る生徒の表情は、すっきりしていて笑顔の見える生徒やまだ自分の決定に自信の持てない迷いの見える生徒と様々でした。

選択肢がいろいろあり、人生の岐路に立っているわけですので、迷うのも当然です。

しっかり悩んで、そして自己決定する。その後はその決定に自信を持ち、日々充実できるように頑張る。それが大切だと思います。

これから寒い日々が続くと思いますが、体調管理に気をつけて、しっかり学習もして、受験本番を迎えて欲しいと思います。がんばれ3年生!

 

後期中間テスト

11月12,13日に後期中間テストを行ないました。

3年生にとっては、受験の評定に関わる大切なテストでした。

13日の朝は、残念ながら小雨がぱらつく中での登校でした。

生徒達に「今日のテスト、どうですか?」尋ねると、

「うーん」と笑顔でごまかす生徒と「バッチリです!」と自信満々なのか、ただのから元気なのか明るい反応が返ってくる生徒と様々でした。

何はともあれ、元気で明るくて前向きなことはいいことです。

生徒達の努力が報われることを祈っています。

避難所設置訓練

11月4日、防災訓練の第3弾として、避難所設置訓練を行ないました。

10月9日に行なったHGU(避難所運営ゲーム)の経験を生かして、体育館で、実際に役割演技をしながら訓練をしました。

1年生が避難者、2,3年生が避難所運営という役割分担です。

1年生は、高齢者や妊婦など様々な条件の避難者になりました。

2,3年生は運営本部のメンバー10名程度をリーダーとして、テントや段ボールベットの組み立て、避難者の誘導、避難場所の選択など様々なことを考えながら避難者を受け入れました。

300人以上の生徒が一斉に動き出し、体育館は声や設置する物音などで騒然としていましたが、それぞれが自分の役割を自覚し、苦労しながらも工夫して時間を過ごしていました。

実際の災害が起こった場合、生徒達だけで避難所を運営することはありませんが、運営や避難する立場を経験することで、様々なことを感じることができたようです。