校長室から(ブログ)

令和7年度 校長室から

七夕神社に七夕竹を奉納しました

 7月1日 子供たちが七夕の願い事を書いた短冊を結わえて準備した笹竹三本を七夕神社に奉納しました。
 子供たちを代表して生徒会三役が、七夕神社に行き、参道に七夕竹を奉納しました。竹の運搬には、保護者の方にご協力をお願いし、大切に運んでいただきました。日中のご多用な時間にご協力いただき誠にありがとうございました。心から感謝申し上げます。
 また、今回の奉納は、めのだけ小学校の子供たちと一緒にすることができました。小中学校が七夕神社で出逢い合同で奉納できたのは、まるで織姫と彦星が天の川で出逢うのと同じようで、とっても素敵な出来事でした。両校の教頭先生に感謝します。
 奉納を終えたあと、子供たちが記した願い事を叶えてくださいとお祈りをしました。

笹の葉や願い叶ゆと頭たる

 

租税教育講演会

 7月1日 3年生が租税教育講話を聴きました。社会科の学習でも租税については、国民として納税の義務があることや税金の集めか方、使い方について詳しく学びますが、今回は租税のスペシャリストからお話を聴くことができました。

 中学校3年生になると、3年後には18歳になり、成人とみなされ、個人としての義務や権利を負うことになりますので、よき社会人になる基礎的な学びとして税金や選挙、人権感覚等々について正しく学んでほしいと思います。

7月は、“社会を明るくする運動” 月間です

 7月1日 鹿央町保護司会・更生保護女性会の皆さんが学校を訪問されました。7月は、法務省が主唱している“社会を明るくする運動”強化月間・再犯防止啓発月間です。それで、子供たちや教職員の啓発のためにわざわざお集まりになって、メンバ-の皆さんでお越しいただきました。
 その際、学校でも“社会を明るくする運動”に参加し、積極的な取り組みができるようにと、たかぼうき(竹箒)の他に箒と塵取りセットもいただきました。大切に有効活用をして参ります。
 子供たちには、“社会を明るくする運動”の作文コンテストに応募するようにと依頼もありました。

3年生の実力テスト

 6月27日 3年生が実力テストを受けました。3年生は、これから冬にかけ、進路選択を真剣に、そして、深く考えていくことになりますが、その選択をするまでの途中途中に羅針盤となる実力テストが数回あります。
 テストは、自分の理解の深まりを試すことが目的ですから、テスト受けてみて今の自分を知ることがとても大切になります。そして、その結果に向き合い、どこができていて、どこが分かっていないかをふり返り、自分の課題を見つけ、その解決をしていくことが大事になります。
 昔から、自分のことを知り、課題を発見し、その課題解決をすることが、自分をよりよくする方法とされていますが、春秋時代の孫子は、勝ちを知る道として五つの方策あげながら、「彼を知り己を知れば、百戦あやうからず(謀功扁)」と、言い残しています。
 これは、戦いに(入試やテストに)臨む前に、相手がどんな力をもっていのるか(どんなことが問われるのか)を知ることと、自分の今の力はどんな状態なのかをよく分析して知ることを同時に行っていれば、百回戦って、百回勝つことができるということを示したものです。が、これを実践することは、安全で安心できる戦い方・進路選択になり得るので、3年生でも活かすことができると思います。
 3年生にとって「彼を知る」とは、志望する学校・職場は、どんなところで、どんな人物を求めているのか。どのような生活ができるのか。どうやって通勤・通学するのか。

 めざす学科で何が学べるのか。望む職場でどんな仕事ができるのか。どんな力をつけておく必要があるのか。将来の夢や希望を叶えることができるのか等々も知ることが大切になります。
 また、「己を知る」とは、私は将来、何をして、どんな生き方をしたいのか。私の強みやよさはどこにあるのか。私の弱さや改善点は何なのか。今、どんな準備ができているか。進んだ先でやっていくことが私にはできるのか。高等学校ならば、3年間学び続けることが私にできるのか、その覚悟はあるのか等々を知ることが大事になります。
 これから、3年生が、「彼を知り己を知れば、百戦あやうからず」の体験者になることを期待しています。また、2年生・1年生もこれからのテストに備え、「彼を知り己を知れば、勝ちすなわちあやうからず」となることを願っています。

「千里の道も一歩から」始まります。初めの一歩を強く大きく激しく踏み出しましょう。応援してます。

2年生の職場体験学習

 6月26日・27日の2日間、2年生が職場体験学習に出かけました。体験場所はさまざまですが、お世話になった職場で話していただいた内容は、子供たちがこれからの社会を生き抜くときに役立つ珠玉の言葉になっていると思います。
 お仕事をなさっている方々の現場での姿勢、働くことの喜びや楽しみ、工夫や苦労を観たり、聴いたりできましたことは子供たちの職業観や勤労観に大きなプラスになったと思います。
 地域の皆様方、各事業所の皆様には、この二日間の職場体験学習に、子供たちを受け入れていただき誠にありがとうございました。また、子供たちに貴重な時間を割いていただいたうえに、社会人としての基礎をご指導をいただきましたことに改めて深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

※肖像権保護のため画像には加工したものがあります。

人と会い働く人の汗を知る

星に願いを 

 6月27日 生徒会役員が七夕神社に奉納する笹に、子供たちが願い事を書いた短冊を下げ始めました。
 今年の笹も地域の方に運んできていただきました。雨の降る中、笹の切り出しと運搬をしていただきましたことに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
 子供たちが、地域の皆さんの力をお借りしながら、七夕神社に笹を奉納することを続いているのを嬉しく思いますとともに、次は子供たちが地域の担い手として活躍できますようにと、私も星に願いをかけましょう。

授業のようす

 6月23日 昨日までの中体連大会で、勝利をめざし努力してきた子供たちも、今日は気持ちの切り替えを上手にしており、早速授業にも集中して取り組むことができています。
 先生方も、子供たちのセルフコントロールにしっかり寄り添って、次の目標に向かって努力できるよう支援をしっかりしていました。

少年の青輝かす梅雨間かな

山鹿市中体連夏季大会

 6月21日・22日 山鹿市中体連夏季大会が山鹿市カルチャースポーツセンターで開催されました。本校からは、ソフトテニス部・バスケットボール部・バレーボール部が本大会に出場しました。
 山鹿市中体連大会の見所の一つは、県中体連と同じように総合開会式が開催されることです。この大会に出場するすべての選手が総合体育館に集まりますので、選手たちは、他校の選手や他の競技の選手と出会うことができ、いい緊張感をもって開会式や試合に臨むことができたようです。
 試合では、それぞれの競技で接戦を繰り広げ、試合をする楽しさと緊張感、勝負の厳しさと悔しさを味わうことができました。中学生にとって、中体連大会に選手として出ることは、3年間の憧れですし、そこでの学びが人生にとっても大変価値ある体験になりますので、子供たちには勝負の先にあったもの、発見したものを心に秘め、捲土重来を期してほしいと願います。
 二日間の大会をとおして、出場したすべての選手、監督、コーチ、保護者、応援の皆さんの一所懸命な姿に感動するとともに大会をつくり、応援をしてくださった皆様に心から感謝しています。多謝。

炎天に走るこの先ボールうつ

 

授業します 研修します 生徒のモデルになります

 6月19日 研究授業と授業研究会を行いました。今年度、最初の研究授業は2年生国語の授業をでした。
 授業では「三角ロジック」を使って、事実とその理由付けを考え、図表があると文章がわかりやすくなることの説明に挑戦しました。また、個人思考からグループになり、発散的・収束的思考の場を確保することで、対話的な学びを生み出そうとする試みが分かる授業が構築されました。
 授業研究会では、授業者が学級の実態に応じて対話を生み出す営みを仕組むことで、その成果が出てきているとの評価があり、子供たちの成長と変容を感じることができました。
 この研究授業を実践するにあたり、先生方もまた対話をしながら、よりよい授業を創ろうと協働して学ぼうとしていたことに深く感謝します。

 

生活安全委員会と総務委員会の憂い

 6月18日 生徒集会を開きました。今日の集会では、生活安全委員会と総務委員会が米野岳中学校の課題である「なかまづくり」や「お互いを大切にするコミュニケーション」をよりよくするためのスキルを身に着ける提案と実践についての発表でした。
 生活安全委員会は、自分たちの課題として自認している自己表現力を改善することを目的にした「アサーショントレーニング」の実践をしました。アサーショントレーニングはアサーション(assertion=主張・表明・断言)とトレーニング(training=訓練、教練、練習、鍛錬)からできた言葉で、主張訓練、意見表明の練習ということになります。実際のアサーショントレーニングは、自分のことも、相手のことも尊重して主張をすることの教練を意味しています。
 つまり、相手を攻撃的しないで、自分の考えを主張する力を身に着けるための練習です。怒りにまかせて攻撃的な主張をしても、相手には受け入れてもらえません。反対に、遠慮しすぎても、思いを十分に伝えられません。
 発表内容を聞いた子供たちが、「自分も相手も笑顔になる」対話の能力、コミュニケーションを自分たちで身に着けていこうとしている姿がとても素敵でした。
 総務員会は、子供たちの日常会話やSNSのやりとりで起きそうな問題を寸劇にしたり、提示ソフトを使って考えてもらう提案をしました。ちょっとした言葉の選び方や相手を思いやる言動で、自分も、相手も、みんなが笑顔になる判断を考えさせるチャンスを作っているのが立派でした。
 今日、2つの委員会がともに同じテーマで発表したことに、子供たちの憂いがあり、その解決策を提案したことの意義深さに感心しました。そして、計画・準備・練習・発表に力を注いだ委員の皆さんに、ありがとうを送ります。
 これから、米野岳中生がよりよい生き方、よりよい関係づくりができるように、アサーティブネスを自分のものにし、相手に共感したり、寄り添ったりする対話の力を身に着けて立派な大人になることを願っています。

準備をした委員の皆さん、先生方ありがとうございました。