校長室から(ブログ)

令和7年度 校長室から

星に願いを 

 6月27日 生徒会役員が七夕神社に奉納する笹に、子供たちが願い事を書いた短冊を下げ始めました。
 今年の笹も地域の方に運んできていただきました。雨の降る中、笹の切り出しと運搬をしていただきましたことに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
 子供たちが、地域の皆さんの力をお借りしながら、七夕神社に笹を奉納することを続いているのを嬉しく思いますとともに、次は子供たちが地域の担い手として活躍できますようにと、私も星に願いをかけましょう。

授業のようす

 6月23日 昨日までの中体連大会で、勝利をめざし努力してきた子供たちも、今日は気持ちの切り替えを上手にしており、早速授業にも集中して取り組むことができています。
 先生方も、子供たちのセルフコントロールにしっかり寄り添って、次の目標に向かって努力できるよう支援をしっかりしていました。

少年の青輝かす梅雨間かな

山鹿市中体連夏季大会

 6月21日・22日 山鹿市中体連夏季大会が山鹿市カルチャースポーツセンターで開催されました。本校からは、ソフトテニス部・バスケットボール部・バレーボール部が本大会に出場しました。
 山鹿市中体連大会の見所の一つは、県中体連と同じように総合開会式が開催されることです。この大会に出場するすべての選手が総合体育館に集まりますので、選手たちは、他校の選手や他の競技の選手と出会うことができ、いい緊張感をもって開会式や試合に臨むことができたようです。
 試合では、それぞれの競技で接戦を繰り広げ、試合をする楽しさと緊張感、勝負の厳しさと悔しさを味わうことができました。中学生にとって、中体連大会に選手として出ることは、3年間の憧れですし、そこでの学びが人生にとっても大変価値ある体験になりますので、子供たちには勝負の先にあったもの、発見したものを心に秘め、捲土重来を期してほしいと願います。
 二日間の大会をとおして、出場したすべての選手、監督、コーチ、保護者、応援の皆さんの一所懸命な姿に感動するとともに大会をつくり、応援をしてくださった皆様に心から感謝しています。多謝。

炎天に走るこの先ボールうつ

 

授業します 研修します 生徒のモデルになります

 6月19日 研究授業と授業研究会を行いました。今年度、最初の研究授業は2年生国語の授業をでした。
 授業では「三角ロジック」を使って、事実とその理由付けを考え、図表があると文章がわかりやすくなることの説明に挑戦しました。また、個人思考からグループになり、発散的・収束的思考の場を確保することで、対話的な学びを生み出そうとする試みが分かる授業が構築されました。
 授業研究会では、授業者が学級の実態に応じて対話を生み出す営みを仕組むことで、その成果が出てきているとの評価があり、子供たちの成長と変容を感じることができました。
 この研究授業を実践するにあたり、先生方もまた対話をしながら、よりよい授業を創ろうと協働して学ぼうとしていたことに深く感謝します。

 

生活安全委員会と総務委員会の憂い

 6月18日 生徒集会を開きました。今日の集会では、生活安全委員会と総務委員会が米野岳中学校の課題である「なかまづくり」や「お互いを大切にするコミュニケーション」をよりよくするためのスキルを身に着ける提案と実践についての発表でした。
 生活安全委員会は、自分たちの課題として自認している自己表現力を改善することを目的にした「アサーショントレーニング」の実践をしました。アサーショントレーニングはアサーション(assertion=主張・表明・断言)とトレーニング(training=訓練、教練、練習、鍛錬)からできた言葉で、主張訓練、意見表明の練習ということになります。実際のアサーショントレーニングは、自分のことも、相手のことも尊重して主張をすることの教練を意味しています。
 つまり、相手を攻撃的しないで、自分の考えを主張する力を身に着けるための練習です。怒りにまかせて攻撃的な主張をしても、相手には受け入れてもらえません。反対に、遠慮しすぎても、思いを十分に伝えられません。
 発表内容を聞いた子供たちが、「自分も相手も笑顔になる」対話の能力、コミュニケーションを自分たちで身に着けていこうとしている姿がとても素敵でした。
 総務員会は、子供たちの日常会話やSNSのやりとりで起きそうな問題を寸劇にしたり、提示ソフトを使って考えてもらう提案をしました。ちょっとした言葉の選び方や相手を思いやる言動で、自分も、相手も、みんなが笑顔になる判断を考えさせるチャンスを作っているのが立派でした。
 今日、2つの委員会がともに同じテーマで発表したことに、子供たちの憂いがあり、その解決策を提案したことの意義深さに感心しました。そして、計画・準備・練習・発表に力を注いだ委員の皆さんに、ありがとうを送ります。
 これから、米野岳中生がよりよい生き方、よりよい関係づくりができるように、アサーティブネスを自分のものにし、相手に共感したり、寄り添ったりする対話の力を身に着けて立派な大人になることを願っています。

 

 

 

準備をした委員の皆さん、先生方ありがとうございました。